ジャーム化した恩師の居場所を掴み、駆け付けた笹原は、部下である“スコープレス”に邪魔をされた。
“スコープレス”を撃退するも、バロールの空間移動で逃げられてしまう。
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Scene3・狡兎三窟
笹原:ロイスをガンガン取っていかないと余る未来が見えてるので“スコープレス”に取ります。
GM:はい(笑)このシーンはマスターシーンです。場所はB市某所の『強欲』セル基地。さっきのシーンの直後かな。
笹原:はーい。
基地の一室、薄暗く小さな空間が突如紫色に割けた。そこから現れたのは、痛々しい傷を抱えた“スコープレス”だ。
「まだ計画が進んでいないんだけどな。随分と早かった」
上司である“
従順な部下から視線を外し、三人のFHエージェントへ“
「本来なら笹原慧の不意を突きたかったけど、こうなれば仕方がない。君達には計画の重要な部分を任せるとしよう」
「重要、ですか」と、三人のうち誰からともなく、戸惑いの声が聞こえる。
GM:「ああ、そうだ」と、“
笹原:ふんふん
GM:このシナリオ間、対象の感情を増幅させるエフェクトですね。突如激昂する者もいれば、失意を見せる者もいる。彼らの感情を刺激し、力への渇望を抱かせたところで“
“
三人は異形と化した。
膨れ上がる体躯がか細い光を覆い隠し、荒い息遣いや唸り声が部屋に満ちる。
自分の手でジャームとなった三人へ、彼は普段と変わらない様子で言った。
「それじゃあ、計画を始めよう」
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Scene4・歳寒松柏
残されたFHエージェントを難なく撃破、捕縛するB市の戦闘員達。
笹原は現場の後処理や調査を部下に任せ、厳しい寒さが未だ残る廃ビルの周辺を警戒、捜索していた。
予感は現実となり、果て無き欲望は結実しようとしている。
笹原:侵蝕率を上げます。
GM:1だ、えらーい! さて。では周辺を捜索している貴方は、突如強風に見舞われる。顔を上げてみれば、遠くに、青色と灰色が混ざった竜巻きが空の雲を掻き混ぜているのを発見する。
笹原:ふむ。
GM:その時だった。地面に青い礫が落ちる。かと思えば、そこから青い氷像の化け物が生まれ、貴方に襲い掛かった。ここでは任意のリアクションを振ってもらいます。ドッジなら目標値20。命中時は3d10のダメージ。
笹原:【影月】……《切り払い》を使います。(3d10+26を振る)35、うーん、自動成功(笑)
「っと、危ない」
現れた氷像に素早く反応し、笹原は手に持った『
感じ取った攻撃の重さとは裏腹に、それは呆気なく崩れ落ちる。
笹原:「ふむ」と、拾い上げて幾つか検分した後、近くのエージェントに持って帰って貰おうかな。
GM:「はい! 分かりました!」と張り切った様子で彼は持っていきます。
笹原:「気を付けてね」
GM:ここで、見計らったかのように通信が入る。どうやら支部からのようですね。
笹原:はい。
GM:応答すれば、声高らかな少女が返してきた。「おっ、もしもーし。やっと繋がった?」と、ノイズ混じりに
“
B市所属のエージェントであり、普段は技術班として活動している。
コードネームの通り遺産と契約しており、性格に難アリ。
笹原:辺りに警戒は払いつつ「ああ、聞こえるけど」
GM:「じゃー、いつまで持つか分からないし。さっさと報告しちゃうね」
笹原:「(無言で先を促す)」
GM:「今さっき、市内の大湖沼で竜巻が発生。伴って湖が凍り付いてるみたい。竜巻に……いてはこっ……で解析中ー。そ……と――」と、ノイズが荒くなっていき、プツりと彼女からの通信が途切れる。
笹原:「ふむ……」
GM:では、近付いて来ていたエージェントがですね。「どうかしましたか?」と。
笹原:「いや。支部との通信が随分と荒くなっているみたいだね」
GM:「嫌な予感がしますね……。一応、これを」と。彼は廃ビルで見つかった資料を手渡してくる。
笹原:じゃ受け取って読もうかな。
GM:じゃあここで情報収集項目を開示するよ。
情報収集項目
・“スコープレス”について 〈情報:裏社会〉6
・大湖沼周辺 〈情報:UGN、噂話〉9
・街の状況 〈知識:レネゲイド〉〈情報:UGN〉7
GM:そして、Eロイスの宣言があります。
笹原:はーい。
GM:“スコープレス”が〈E:予告された終焉〉と〈E:傲慢な理想〉三つを使用します。
分厚い雲の下、資料を見ていた笹原だったが、その嫌な気配に再度顔を上げた。
空が薄紫色に染まる。それが日差しの変調などではないことくらい、オーヴァードには容易く把握出来た。
B市全域を囲うように大きな魔眼が覆っている。
それを理解すると同時に、笹原の直感は、細宮夏樹を殺さない限り――B市が魔眼に破壊されると断定した。
GM:以上。“スコープレス”の宣言だけど、起爆ボタンを細宮……“
笹原:なるほどね。ひとまず情報収集しようかな。情報収集しようかな、というあれと。
GM:うん。
笹原:“
GM:あはははは(笑)
『従える者』
解説:与えられた名を使い、灰原新は正しき手段で貴方に尽くす。
タイミング:オート
貴方は即座に情報収集判定を行なう。この判定のダイスは+5される。戦闘中には使用出来ない。
シナリオ一回まで使用できる。
笹原慧が拾った無名のFHチルドレンのNPCカードである。
笹原:いや、あのー、ここ多分三回情報判定するんだけど。
GM:うん。
笹原:途中で情報出てきたら出てきたらで、まだあるかもしれないな、って温存して……(笑)
GM:うん(笑)
笹原:温存した結果情報出てこなかったら、もう彼の効果は使わないから(笑)
ラストエリクサー症候群、というのもあながち間違ってはいないだろう。
情報収集をする為の侵蝕率上昇は、〈I:ダイドウェポン〉の効果を使用した時の上昇数と同じだ。
情報収集を一度だけ担ってくれる“従える者”は、オーヴァードにとってのラストエリクサー足り得る…………かもしれない。
笹原:うーーん。新しい情報出てきたらそのタイミングで振るかぁ……。
GM:はい。
笹原:“スコープレス”について調べまーす。(4d10を振る)よーし。あん……?
GM:1,1,1,9!
笹原:うーん天候も出目も大荒れだなぁ。わっはっは。
GM:3d10でも出せるもんだなぁファンブルって。9出せてるんで成功。
以下を要約すれば「裏社会の野良オーヴァードだった“スコープレス”を、マスターマモンが拾い補佐とした。賢者の石錬成の重要なピースでもある」という内容。
・“スコープレス”について
細宮夏樹が率いる『強欲』セルのFHエージェント。元々は裏社会で生きる野良オーヴァードだったが、“
バロールとノイマンのクロスブリードであり、高度な圧縮能力で戦闘や武装の加工を担っているようだ。
現在の居所は不明。
GM:このマスターマモンは貴方達が倒した先代マスターマモンじゃなくて、今の細宮夏樹だね。
笹原:はい。このまま情報収集を続けます。
続いても危なげなく判定を成功。林道から報告された大湖沼についてである。
こちらを要約すれば「竜巻きの発生源であり、細宮夏樹の強い反応も感じる。三匹の怪物が護衛についている」という内容。
・大湖沼周辺
市民にも親しまれている大きな湖。周辺は道が整備されており、よく散歩道として使われてる。
現在は竜巻の発生源として、雪や氷をまき散らしながら吹き荒れ続けている。
竜巻の中心地からは細宮夏樹の強いレネゲイド反応が確認出来る。
また、強風も厭わず三匹の怪物が、まるで竜巻を守るかのように配置されている。
笹原:……これさー。
GM:うん。
笹原:“
GM:大丈夫(笑)
笹原:大丈夫?
GM:大丈夫!(笑)
笹原:大丈夫。分かったそれを信じるわ(笑)じゃシーン登場します。
調べたものは街の状況。
振るダイスの量に反して下振れるも、指定難易度には無事到達。
情報開示に加え、トリガーシーンの条件を満たした。