ワイ「やろうと思えば何でもできる不思議パワーが使える種族に転生したから色んなモノ模倣してみるわ」 作:rikka
「ハァ……ハァ……っ……」
魔王軍襲来。
その事実に気が付いた時には、すでにエルフの里は包囲されていた。
長命のために優れた魔力の持ち主が多く、それゆえに優秀な魔法使いが多いのがエルフという種族だ。
それを魔王軍が知らぬはずがない。
だからこその奇襲。
だからこその大軍。
「いたぞ、エルフだ」
「囲め、逃がすな」
「エルフは一人残らず狩れ」
表情のない、不気味な美男美女や明らかな異形たちが、エルフの一団を囲んでいる。
彼女達とて強者だ。ただでさえ魔王軍によるエルフ狩りが活発化している中でここまでたどり着いた者だ。
だからこそ、魔王軍の精鋭が送られてきた。
「……もう……魔力が……」
比較的幼いエルフ達を連れて離脱を試みていたエルフは、連戦に次ぐ連戦ですでに魔力がほぼ尽きていた。
少なくない魔族を倒してきたが、度重なる攻撃魔法の射出に複数を守るための広範囲防御魔法の常時展開が、想定以上の厚さを持つ包囲網を破るに至らなかった。
女エルフが膝を突いた瞬間、十を超える数の魔族が彼女達を取り囲む。
かざされる手の先に、各々の魔法が――数多のエルフを血に染めて来たそれが向けられる。
――鳴け、
その無防備な背中を、
「なに!?」
「外から!?」
「
長い切っ先の、細い片刃が振るわれる。
エルフや魔族たちには、少し刃を見せてすぐさま鞘に戻したようにしか見えなかった。
だが、その一瞬でエルフを取り囲んでいた半数は塵へと帰っていた。
痛みを感じる間もなく。
断末魔の叫びも苦悶の声もなく。
その場に出現した不可視の何かによって上半身を斬り刻まれていた。
「迎え撃て!!」
魔族の一人――爬虫類が二本足になったような異形がそう叫ぶ。
獣はソレを見据える。
己に向かってくる攻撃はどうとでもなる。
だが、問題なのはエルフ達だった。
魔族の数名がまずは邪魔者を消そうとしている。
獣は迷わず、作ったばかりの礼装を起動させる。
獣の証である角を隠す、フード付きの紅い外套。
その下から、薔薇の花弁が大量に現れ舞い上がる。
まるで突如として、花畑が舞い散ったかのような光景。
エルフ達は一瞬目を奪われ、魔族たちは警戒し一瞬身を固める。
その刹那に花弁はそれぞれ纏まり、多数の薔薇の花が宙に咲き誇る。
「いけ、ローゼス・ビット*2」
そして薔薇は、敵に対して棘を突き立てる。
ふわふわと浮いていた花は、獣の声と共に機敏な動きに切り替わり、魔族らへと襲い掛かった。
「たかが花ごとき――!」
ただの花。ただの目くらまし。
そう考えた魔族は、次の瞬間には花の中心から発射された魔力弾によって頭を撃ち抜かれた。
残る魔族がその脅威に気付いた時には、エルフをまず片付けようとしていた者達が塵となりつつあった。
頭部を貫かれ、心臓部を貫かれ、あるものは多数の魔力弾により腕と腕を焼き斬られ地面に崩れ落ちていた。
文字通りの花の嵐が、将軍級の魔族達を埃のように蹴散らしている。
「……馬鹿な」
指揮を取る異形は、呆然としていた。
こんなアッサリと片付けられる者達ではないのだ。
赤いフードの下に見える耳は人間のそれだった。
エルフでは断じてない。
碌な魔力を持たない
「貴様、何者だ!」
赤い女に向けて、異形は手にした斧を振るう。
エルフを何人も、その一振りだけで防御魔法ごと叩き斬ってきた一撃。
それが紅い外套、そのフードに振り下ろされ――そのまま通り抜けた。
「!?」
そこで異形が気付くのと同時に、離れた所で重い音が響く。
手にした斧が、異様に軽い。
本来ならば細い身体など両断してしかるべき分厚い刃が、逆に切り裂かれていた。
切り飛ばされた刃は、そのまま地面に突き刺さるただの鉄塊と化している。
それと同時に、異形は自分の視界が傾いている事に気が付いた。
「幼子まで追い回す愚行の代価。確かに払ってもらったぞ」
「そうか……貴様……赤の――!!」
それが、とっくに斬り飛ばされていた自分の首が傾いているのだという事実に気付くことはなく――そのまま塵へと帰っていった。
その周囲の魔族も、とうに赤い薔薇の嵐によって蹴散らされた。
残っているのは、力を使い果たしたエルフとその庇護にある者だけだ。
「……あ、あの……」
女は闖入者に、恐る恐る声をかける。
これが誰なのかは薄々察していた。
赤い外套を纏い、顔を隠して魔族を屠る者。
あの赤の勇者に違いないと。
獣もまたそれを自覚していた。
同居人から頬をパン生地の如く捏ねられながら延々噂にされている事への愚痴を聞かされたからだ。
鞘に納めた長刀で、方向を指し示す。
「まっすぐ行け。私の主人の小屋を起点にした結界がある。道中目についた魔族は全て斬ったので、ある程度は安全なハズだ」
正確には、魔力探知を念入りに行い隠れている奴らを全員斬り飛ばしながら急いでここまで来た、というのが正しい。
道中の安全はほぼ安心だろうが、逸れ戦力が来るかもしれない。そういう状況だった。
「っ、ありがとうございます! 赤の勇者様!」
状況は一刻を争う。
魔力が尽きた以上誰も守れない。
ゆえに、急いで安全な場所まで逃げるしかエルフにはなかった。
「……少し待て。護衛を出す」
獣は腰に付けていた紅白のボール*3を取り出し、それを放り出す。
「
ポンッ、と緊迫した状況に似付かわしくない軽い音と共にボールは紅白それぞれの部分に別れ、中から輝きと共に小さな緋色の小鳥が飛び出す。
「その子なら半端な魔族ならば倒せるし、強くても攪乱はできる」
「はい!」
女エルフは、目の前の勇者の頭に実は角が生えているなど微塵も考えない。
思いつきもしないだろう。目の前で魔族を屠ってみせたのだから。
自分の仲魔が飛んで指し示す道を走って遠ざかっていく背中を見送り、獣は再び走り出した。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「こ……っのぉ……っ」
フリーレンは全力で魔力を振り絞り、襲ってきた魔族の一人を吹き飛ばす。
「どうした。温い。温いぞ、エルフ」
いや、吹き飛ばしたつもりだった。
渾身の魔力を込めた一撃が、魔族の魔力を貫けなかった。
「……この程度ならば、やはりバザルトだけで済んだではないか。なぜシュラハト様は――」
――
それだけの実力を持つ魔族を、
フリーレンを殺そうと――恐らく魔力量からフリーレンが一番強いと判断し、他はどうでもいいと思っていたからこそ隙だらけだった首を、銀の刃で斬り落とす。
「っミリアルデ! …………ごめん、助かった」
「問題ないわ。私に出来る事があったからそうしただけよ」
実際、自分があの日里を出ず、彼女に出会わないままここで虚無の生活を続けていたらとっくに死んでいただろう。
彼女の装備は保温だけでなく断熱性もあるため、魔族が付けた劫火を物ともしなかった。
燃え盛る家屋に近づき、月霊髄液で中を調べて逃げ遅れた同胞をそれ以上傷つけないように救出して、同居人の奇跡の代名詞でもある例の粉塵をその場に叩き付ける。
たったそれだけで、本来救えなかっただろう多くの命を救う事が出来た。
あぁ、やはりデタラメだ。
彼女の作る品は、奇跡に等しい所業を容易く起こしてしまう。
「それより、フリーレン」
「なに?」
「この里はもう駄目よ」
フリーレンがその顔に強い表情を浮かべてこちらを振り向く。
感情が表れている事は分かるが、その内容が読み込めない。
諦めるな、だろうか。
それとも、そんなことはないという否定か。
「……この里が
「? どういう事?」
「個人的な話よ。彼女風に言えば、プライバシーかしら」
どちらにせよ、現実的な話もう無理だ。
「里の人間は可能な限り助けて、一番大きな倉庫に結界を張って避難させている」
彼女から魔族の気配がするという念話を受けて、戦えない子を全員事前に避難させることが出来た。
彼女はそのまま迎撃に出ると言っていたので、運悪く外に出ていた子達はそちらに任せた。
「だけど、この数を殲滅させる事は……事は……出来るわね」
「……え、出来るの!?」
「ええ、出来るわ。私ではないけど」
私が彼女を
ただ、そうした所で――
「でも、ここで撃退しても次が来る。魔王がエルフを目の敵にしているのは知っているでしょう」
必ず、更なる数が投入されるだろう。
これが守る範疇が少数。
それこそ、自分と彼女だけならなんとかなるだろう。だが。
「結界を敷いたといっても、結局ここはただの里よ。要塞でなければ城でもない。限界はすぐに来るわ」
……念話。里帰りの何日か前に彼女と交わした『契約』の恩恵が頭の中で響く。
どうやら、野草を取りにいっていたノーメ達を救ってくれたらしい。
さすがだ。
少し心配だったが、やはり彼女は――
「でも、ここは私達の――」
「分かっている。生まれ育った所を捨てるのは辛い。エルフなら猶更……?」
この里に拘っている。
そう結論づけてフリーレンに説得のための言葉を投げかけようと振り返ると、彼女の姿がなかった。
いや、ドサリッと音を立てて、その場に跪いていた。
「……フリーレン?」
魔力探知を走らせるが、何も引っかからない。
魔族はまだ暴れているが、ここら一帯のはさっきので片付けたハズ。
すぐに動かなければならない。
…………?
……いや。
そうだ。
そうだ、すぐに動くべきだった。
なのにどうして、わたしはわざわざ足を止めてフリーレンと話していたんだろう?
「……このレベルの精神魔法が存在していたのね。驚いたわ」
――驚いたのはこちらの方です。エルフよ。
目を凝らさなくても、そこに魔族の一隊がいた。
人型から異形型、使役された魔物。そして、それらを率いるように――
「まさか、僧侶でもないのに
「悪いわね。女神様の加護とは少し違う
数が多い。
魔族もそうだが、奴らが魔法で使役した魔物に取り囲まれている。
ここまで私が気付けなかったとなると、相当な魔法だ。
「なるほど。彼女が警戒していた、強力な精神魔法を使う魔族とは君の事ね?」
「……そうか、貴女がそうなのか。あの名無しを知っている方ですね?」
「名前がなかったというのも本当だったのね。おそらくそうよ。彼女には世話になっている」
本来ならばそもそも自己防衛は勝手にやってくれるのだが、今隣には無防備に膝を突いているフリーレンがいる。
彼女の作品ならば大丈夫だと思うが、より広範囲を対象に作動させた時に自信がない。
(……礼装の守備範囲を広くするなら、一面の防御に使う量が薄くなることだってあるかもしれない)
敵は多数。自分の防御魔法で補助した所でこの敵数は捌ききれない。
ひたすらに面倒だが、さすがにここでフリーレンを見捨てるわけにはいかない。
厄介な事に、私は彼女に出会ってまた色々と背負う事を
これで自分があの頃のままならば達観したまま死を受け入れたり、あるいは平然と里を抜けて逃げていたかもしれない。
だが、今の自分には彼女が残してくれた手段がある。
「彼女と繋がりがあるのならば、こちらとしても都合がいい」
「どうするつもり?」
「生け捕りにさせてもらいます。貴女達でいう
「……なるほど」
目の前の魔族の言葉に、私は深く納得した。
「つまり、彼女は魔王軍にすら手に余る存在だと認めるのね?」
指揮官らしき精神魔法の使い手が、ピクリと小さく
「多くの同胞が彼女に討ち取られていますので」
「そもそも、君達が彼女に関わり続けなければこうならなかったのでしょう? 彼女が言っていたわ。断ったら殺し合いになり、追われ続けて戦い続ける事になったと」
「……魔王様の御言葉は全てに優先されるのです。当然でしょう」
まぁ、そうだろう。
だが、そこに彼女はいない。
その対極に立つ事を彼女は選び、追われ続ける事を覚悟して己の牙を磨き続けた。
人の目からして――そしておそらくは魔族からしても、狂気としかいえないだろう施術を己に施し、それでいて尚満足していない。
「もし彼女が君達側に立っていたら、それでも戦い以外の道を模索し魔王とやらに意見し続けて、いずれ殺し合っていたと思うけど……どう?」
仮に魔王がそう命じても。
私の従者はそうしただろう。
「魔王様が人間と戦えと命じたのならば、魔族である以上そうするべきでしょう」
「あら。君達の中に魔王の言う事を素直に聞いている連中が、果たしてどれだけいるのかしら?」
「…………」
彼女が魔王軍を蹴散らしたことは知っている。
多くの魔物を狩り続けている事も良く知っている。
ゆえに、本来あってはならない『魔族を信頼する』という行為が正しかったことが証明された。
――……確かに、手綱を持つ人間が必要だとは思うわ。けど……。
――正直な話、君しか思いつかないんだミリアルデ。君にならば預けられる。
(そもそも、自分の生殺与奪を他人に握らせる時点でどうかしているわ)
そっと左手を出す。
まだ発動させていない、ゆえに未だ誰の手にもない『手綱』の持ち手。
――私の魔力を元に生成・成型した、私の魔力とその反応に直接介入出来るトリガーだ。
――これを私に?
「私を人質にして彼女を使う。……つまり、ああ」
――実験で自分の腹を切れと自分に命じたら掻っ捌いていた。大丈夫。完全だ。
――大丈夫じゃないわ。君の頭が完全に大問題よ。
「
いいわ。
「……命は取りません。その防御を解除してください。彼女のアーティファクトだろうとも、これだけの物量に耐えきれるものではないでしょう」
魔族たちがいつでも放てるように攻撃魔法を展開させる。
実際、ものすごい量だ。
加えて使役された魔物もいる。
自分一人だけならばともかく、フリーレンを守り切る事は出来ないだろう。
「断るわ」
「……正気ですか?」
「ええ、私としても不本意なのだけど……」
フリーレンは未だ寝ている。
好都合だ。
左手に刻まれたソレに、自分の魔力を込める。
彼女が作り上げた、彼女自身の力を解放する
「彼女は、私を主人として選んだのよ」
彼女の血液から抽出した魔力を元に作った、絶対の枷。
文字通り彼女の生殺与奪を握る、
「
チクリとした痛みと共に、赤い魔力の紋様が左手から発せられ、腕全体へと広がる。
彼女の魔力に自分の魔力が溶け込み、まるで網のように絡み合うのを感じる。
遠く離れた、彼女の存在を感じられるほどに。
この雛型を刻み込んで、念話という目に見えない奇跡を一つ増やされた時と同じだ。
「あり得ない。無意味です。我々をほぼ崩壊に追いやったとはいえ
目の前の指揮官は、私を動かすための人質として隣で寝ているフリーレンに目を付けたようだ。
直接私ではなく、彼女を狙い他の魔族を動かすが――
「彼女がここに到達することはあり得ない。断じて――」
「愚かが過ぎるわ。七崩賢」
「言ったでしょう。私を君の魔法から守っているのは、彼女との
――この魔術構成に君が魔力を意識して流し込めば、契約完了だ。
――その場合、私が君に自害しろと命じたらそうなる。本当に君が終わるわ。
――いいとも。
――君が、君も私の存在をあってはならぬものだと判断したのならば。
――私はその刃を受け入れよう。
「令呪一画をもって願う」
――……わかった。ではこれから、君の事を何と呼べばいいの?
――今まで通りでは?
――駄目に決まっているでしょう。自分の従者を種族名で呼ぶものですか。
――……とはいってもな。
この印を刻印した夜を思い出す。
少し痛くて、彼女と手を握りあったまま、一緒に毛布を被って話し合った夜を。
――なら、私が付けるわ。
――考えてくれるのか?
――ただ思いついただけよ。君の戦いを初めてみた時から。
初めて彼女が戦った時を思い出す。
赤の勇者の代名詞、赤い外套を纏い、赤い大剣を手にした背中。
――ええ、しっくりくる。
――今日から君は――
「私の
彼女の血液を媒体とした紋様が、彼女と完全に繋がった。
離れた場所にいる彼女に、この
「……馬鹿な」
魔族の男が、目を剥いている。
「あり得ない。本当にあり得ない事だ……」
私の目の前で輝く空間に、目を細めて唖然としている。
「空間転移など……、女神の魔法に匹敵する所業だというのに……!」
やはり愚かだ。
彼女と戦っているのならば、散々見たはずだ。
彼女と刃を交えたのならば、散々身をもって知ってるハズだ。
――まったく……呼ぶのが遅い、マスター。
彼女はいつだって、人がそう望めば奇跡を起こしてみせるのだと。
輝きが強くなり、衣擦れの音が響く。
いつもと変わらない、赤い外套。
角を隠し、顔を隠し、それでもなお堂々とした変わらぬ背中。
「そして……また君か、グラオザーム。ここまで来ると腐れ縁だ」
私が得た、私だけの
「名無し……っ」
「その呼び名も嫌いではないが、もう私は名無しではない」
そうだ、もう彼女は名前のない獣ではない。
半ば無理やり手綱を押し付けられたとはいえ。
「我が主人より、
まごうことなき、私の剣だ。
「マスター、命令は?」
「この状況よ。決まっているわ」
「全員片づけて」
「了解した」
「初陣なればこそだ、マスター」
「貴女に、勝利を」
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
――そうだ、それでいい。
――お前はこれで、正真正銘『エルフの従者』となった。
――これで最悪の未来はなくなった。
――お前と言う存在が創世の女神、その分霊となる事はない。
――人間の従者では可能性が半々。違うエルフに見つかっていれば、あるいはより最悪に。
――お前という存在が生まれた未来の中では。
――これが最善だ。
・ローゼスビット(機動武闘伝Gガンダム/ガンダムローズ)
某精神魔法使いに襲われた際の補助の一つとして構想していた自動追尾兵器。
使用者が攻撃しろと命じた『空間』に、込められた魔力を形成した魔弾を撃ち込む。
が、花弁に込める魔力は限界があるので貫通力に特化しており、単発ならばピンポイントで急所に撃ち込まないとほぼ意味がない。
しかも魔力も長持ちせず、数発撃ったら散って花びらとなって回収され、補給を受ける必要がある。
よってメインの武装というよりは、再び視界を奪われた時に攻撃の補助として使用するつもりだった。
当然ファンネル系統の武装も考えられたのだが、重力下で宙に漂うイメージが上手く構築できなかっためコレになった。
・令呪(fate/シリーズ)
この魔族は身体を構成している魔力を、あるイメージによって他の魔族よりも詳細に把握し、動かせる。
それを利用して本来不可能な精密動作を可能にしていたが、これはそれを利用して作成した、所有者からの命令通りの動作を強制する呪い。
それに付随してマスターの位置に自分を呼び出す、逆にマスターを手元に移動させることは出来るが複雑な命令は今の時点では余り出来ない。
本家本元の令呪のような魔力の譲渡や行使というよりは、スイッチのオンオフの方が近いかもしれない。
よりうまく命令を使いこなすには、マスターと従者により一層の相互理解が必要となる、いわば劣化版である。