添い寝屋やってたら先生が来た   作:秋月 ヒカリ

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 お久しぶりです!大変遅くなりました......!投稿します!


「ベアトリーチェを殴りに行こう!」④

 〜アリウス自治区 カタコンベ入口〜

 

 

 「はい!ということで、連れてきました!聖園ミカちゃんでーすっ!」

 

 「ど、どうも......?」

 

 ”いや。「はい!」じゃないが?「ということで」でもないが?”

 

 「お!声かけた子達、みんないんじゃん!......ん?初めましての子もいるような?」

 

 「うへ。初めましてー。添い寝屋さんだっけ?おじさんは、アビドス高校の小鳥遊ホシノだよー。よろしくね?」

 

 「アタシのことは、ルイでいいよ。にしてもアビドスだって?何で態々、トリニティとゲヘナの問題に駆けつけてくれたんだ?」

 

 「ん。私達はファ......ヒフミに連絡をもらって、やって来た」

 

 「えーっと?君は......」

 

 「砂狼シロコ。......ヒフミには少し前に、アビドス関係で助けてもらった。今度は私達がヒフミを助ける番!」

 

 「十六夜ノノミです☆友達は助け合い、ですからねー☆」

 

 「黒見セリカよ。受けた恩は、ちゃんと返さないとねっ!」

 

 「奥空アヤネといいます。微力ではありますが、加勢させてもらいます!」

 

 「友情か!いいねぇ!これぞ、青春だねぇー!お姉さん、感動しちゃったぞ♪」

 

 ”ははっ......。先生は無視ですか。そうですか......。泣きそう......”

 

 

 アタシは今、サオリとミカを連れて合流地点に指定していた場所へとやって来た。

 

 そこで出会ったアビドス高校のメンバーと挨拶を交わし、会話をしていると先生がイジケだした。......ちょーっと、イジメ過ぎたかな?

 

 

 「ぎゅうー♪......先生、ごめんね?イジケる先生が見たくて、つい意地悪しちゃった♪ほらぁ......アタシのハグで元気出して?出せ♪」

 

 ”ルイさんっ!?不味いですよっ!?”

 

 「うおっほん!......ルイ?イチャつくのは、全てが終わった後にしてくれないかい?」

 

 「セイアじゃん!セイアも来てくれたのか!」

 

 「ああ。ルイに癒してもらったからか、調子が凄く良くてね。今なら何でも出来そうだよ」

 

 「......セイアちゃんっ!!」

 

 「ミカ......」

 

 

 アタシがセイアと話していると、ミカがセイアの名を叫びおずおずと歩み寄る。

 

 アタシは先生を抱き締めたまま、静かに成り行きを見守る。

 

 

 「せ、セイアちゃん......。その、わ、私......!私ね......!」

 

 「ーーーすまなかった、ミカ」

 

 「ふぇ......?え......なんで?なんで、セイアちゃんが謝るの?!謝るのは私の方じゃんっ!!」

 

 「ミカ。まずは私の話を聞いてくれないか?......そもそもの話だが、私達はあまりにも対話を怠りすぎていた。だからお互いの上辺だけを見て、その本質を見ようとせず、聞かず、小さな蟠り(わだかまり)だけが積み重なっていった......」

 

 

 ーーーそう。これは私とミカだけの話ではない。ナギサとの間にも言えることだ。今回のことは、この小さな積み重ねが切っ掛けで起きた悲劇と言ってもいい。

 

 

 「その結果、ミカはその純粋さを悪い大人に利用され、私は君の想いを見誤った。......私達ティーパーティーの間には、確かにあった筈なんだ。お互いを思いやり、皆でこの学園をより善きものにしたいと思う祈りの心が......」

 

 「......そうですね。セイアさんの言う通りです。私も最初は、お二人と共に手を取り合える。そんな未来を夢見ていました......。それがいつの間にか、他者を疑い自分の心さえも騙し、本心を曝け出すことが出来なくなっていた......。すみませんでした。ミカさん、セイアさん......」

 

 「ナギちゃん......」

 

 「ナギサ......」

 

 

 まだ本調子ではないのか、覚束ない足取りで私達の下へ歩いてくるナギサ。......ナギサ。思えば君にも途方もない心労を与えてしまっていたね......。

 

 

 「ミカさん。セイアさん。......もう一度、始めませんか?私達の青春の物語(ブルーアーカイブ)を、三人で」

 

 「ぐしゅっ......!......うんっ!いっぱい間違えちゃった私だけど......二人とも、改めてお友達になってくれる?」

 

 「勿論だとも。今度こそ、私達三人で”本物”になろう。欺瞞に満ちた関係ではなく。お互いの心を曝け出せる、”本物”に......!」

 

 「ええ。お二人とも、改めてよろしくお願いします。......自分で言っておいてなんですが、ちょっと照れますね?」

 

 「えへへ♪これからまた、よろしくね!ナギちゃん!セイアちゃん!ぎゅうー♪」

 

 

 えへへ♪本当に夢みたい!......もう二度と繋げないと思っていた二人の手を、また繋げるなんて!

 

 感極まった私は、二人を抱き締めたままこの切っ掛けをくれた人物に感謝を告げる。

 

 

 「ルイさんも、ありがとう!あなたが連れ出してくれたから、二人と仲直りできたよ!」

 

 「アタシは、自分のやりたいことをやっただけだよー」

 

 ”三人とも!よがっだねえ”ぇ〜!......ズビーっ!”

 

 

 先生を抱き締めたままのアタシに、ミカちゃんが泣き笑いの表情で心底嬉しそうに感謝を伝えてくる。

 

 その言葉に軽く答えると、胸の中で先生が感動して号泣しながら賛美を贈る。......ん?”腕”じゃなくて”胸”なのは何故かって?......そりゃ、先生をアタシの胸に埋めてるからだよ。言わせんなよ恥ずかしい......って、んっ!せ、先生!ハンカチ取り出すために、モゾモゾしないで!色々擦れて、声が出ちゃうっ!......んんっ!!

 

 

 「うへ......。これが胸囲の格差社会......」

 

 「ん。あれは女の私でも堪能したくなる。後で私もイッてくる!」

 

 「あら〜♡私も参加してきましょうか〜♡」

 

 「えっちなのは駄目っ!!しけぇっ!!」

 

 「ヒフミ。ルイの胸は凄いな。私達も、あれくらい大きくなるだろうか?」

 

 「あ、あはは......。ど、どうでしょうねー?」

 

 「???......ミサキ。なぜ皆、急にルイと先生を見て色めき立っているんだ?」

 

 「なんで私に振るのさ......」

 

 「ふふふ。サっちゃん?それはね......」

 

 「言わせないよっ!?」

 

 「おおー。ミサキさんのツッコミが、キレッキレです......!」

 

 

 ふぅ!ふぅ!ふぅー......。あ、危ねぇー!先生への想いを自覚したからか?前までは何とも無かったのに、先生に触れられるだけで色々と敏感になっていやがる......。へ?なら自分からくっついていくなって?ソレとコレとは話が別だよ。

 

 ......?なんか周りが騒がしいが、そろそろだな!

 

 

 「......さて!役者は揃ったし、そろそろ行きますか!!皆っ!準備はいいな?」

 

 「ああ。アリウススクワッド、出撃可能だ」

 

 「正義実現委員会、いつでもいけます」

 

 「ゲヘナ風紀委員会及び万魔殿近衛隊。いつでもいいわ」

 

 「救急医学部、準備は出来ています」

 

 「救護騎士団一同。誇りと信念を胸に刻み......いざ、参ります!!」

 

 「シスターフッド一同。ここに」

 

 「補修授業部、頑張ります!」

 

 「アビドス対策委員会、いつでもいいよー」

 

 「ティーパーティー一同、そして近衛隊の皆さんも準備出来ています」

 

 「添い寝屋、癒夜志ルイ!気合十分だ!先生、号令を頼む!」

 

 ”うん。それじゃぁ皆......出撃だーーーっ!!”

 

 

 ......待ってろよ、ベアトリーチェ!子供たちの未来を、返してもらうぞっ!!

 

 

 

 

 

 *********************

 〜アリウス自治区 バシリカ〜

 

 

 「......愚か者たちが侵入してきましたか。まったく......。嫌というほど私に逆らう恐怖を、その身に刻んでやったはずですが......もう一度躾が必要ですね」

 

 「......」

 

 

 ーーーアリウススクワッド......。なぜです?アリウスの精鋭として、マダムに忠誠を誓っていた貴女達がなぜ?

 

 ーーー何があったのかは知りませんが、今更マダムに逆らってどうするつもりなんですか?......まあ、いいです。敵になるというのなら、容赦はしません。私は私の護りたいもののために、貴女達を討つだけです。




 さあ、殴り込みじゃあ!!
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