添い寝屋やってたら先生が来た   作:秋月 ヒカリ

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 タイトルが全てな前半。後半は流石に少しは真面目......ですよ?


即落ち二コマって言いましたよ?by作者

 〜地下回廊 バシリカ至聖所付近〜

 

 

 「我らが聖女様。まもなくマダムのいる至聖所に着きます」

 

 「案内ありがと、スバルちゃん。......でもさ、その”聖女様”はやめない?」

 

 「何を言われるのですか。我らアリウス分校の生徒たちに根付いていた闇を、その奇跡の術をもって祓われた姿はまさしく......聖女様とお呼びするに相応しいものではないですか」

 

 「でもアタシは聖女なんてガラじゃないし......。できれば普通に名前を呼んでほしいかなって」

 

 「では、ルイ御姉様と」

 

 「せめて”さん”位にしてくれないかな!?」

 

 ”なんというか、スバル......キャラが変わってない?”

 

 「先生。スバルさんは錯乱状態にあるのかもしれません。少し行って、救護してきますね?」

 

 ”ミネ、ステイ!?”

 

 「ミネさん!?ミカっ!今すぐミネさんを止めなさいっ!」

 

 「うぇっ!?ナギちゃん!?無茶振り過ぎるでしょっ!」

 

 「うるさいですね!その可愛いお口に、ロールケーキをぶち込みますよ!いいから黙って行きなさいっ!ミカっ!」

 

 「ああー!もうっ!......ミっカっチュー!!」

 

 「うーん、これは......カオスだね。ふふふ、ミカもナギサも楽しそうで何よりだよ」

 

 

 あちらこちらで聞こえる騒ぎを耳にしながら、アタシはどうしてこんな事になってしまったのかを考える。考えるんだが......アタシは襲撃をかけてきたスバルちゃんたちを癒しただけなんだがなぁ......?

 

 

 

 

 

 ースバル襲撃時ー

 

 

 「やめろ、スバルッ!!こんな事をしても、何も守れはしないッ!!」

 

 「黙れッ!!お前たちはマダムから一目を置かれていたにもかかわらず、アリウスを捨て、敵に寝返った裏切り者のクセにッ!!」

 

 「違うッ!確かに私達はマダムにより、他とは違う立場に居たかもしれない......。だがッ!私達は先生やルイ達に出会って、気づいたんだッ!!マダムのやり方では、私達は偽りの憎しみを抱かされ、搾取されるだけの操り人形として使い潰されるだけだとッ!!」

 

 「それの何がいけないッ!?例えそうだとしても、マダムの言うことに従い忠実な駒でいさえすれば最低限の生活はおくれるッ!!そして自身の利用価値を高めマダムに気に入られれば、仲間を守ることだって出来るッ!!守れるんですよッ!!そうでしょう、錠前サオリッ!!」

 

 「ッ!!......この、馬鹿野郎ッ!!」

 

 

 私とスバルは乱戦の中、互いの言葉を......想いをぶつけ合う。

 

 互いに口論をしつつも超至近距離で撃ち合い、相手の銃口を右に左にと逸らしながら回避し、終いには取っ組み合いの形になる。

 

 そこで私はスバルのあまりの物言いに、頭に血が上り腹を蹴り飛ばしてスバルを吹き飛ばす。そして追撃しようとしたところ......。

 

 

 「もう止めてくださいッ!!」

 

 「マイア......」

 

 「そこをどけ。マイア」

 

 「嫌ですッ!そもそも、なんで私達が戦わないといけないんですかッ!?同じアリウスの仲間でしょうッ!?」

 

 「それは......」

 

 「マイア......どいてください。サオリ達は敵になったのです。もう仲間ではない」

 

 「仲間ですよッ!?サオリさんも、スバル先輩もッ!皆、変わらない家族ですッ!何で分かってくれないんですかッ!?元の優しい先輩に戻ってくださいよッ!スバル先輩ッ......!!」

 

 「......二度は言いません。私の前に立ち塞がるなら、マイア。アナタも私の敵だ......!!」

 

 

 そういってマイアに銃口を向けるスバル。......正気かッ!?

 

 尊敬するスバルから冷たい殺意と共に向けられた銃口に、大きく目を見開いた後にギュッと目を瞑るマイア。私はマイアを庇うべく走り出すも、それよりも速くスバルの指はトリガーを引いていた。

 

 

 「マイアーーーッ!?」

 

 「......家族は守るもんだろ。守るべきものを、自分の手で壊してんじゃねぇぞッ!!」

 

 「ルイ......!!」

 

 

 放たれた弾丸がマイアに届く前に、ルイがマイアの前に割り込みソレを弾く。......あの、ルイ?マイアを庇ってくれるのはいいんだが、マイアがルイの胸に溺れているぞ?羨まs......んんっ!!マイアを早く救出せねばっ!

 

 

 「サオリ。この子を安全な所で休ませてやってくれ。アタシは先生の分を含めて、この子にちょっとばかしお灸を据えるからさ?」

 

 「分かった。......マイア?大丈夫か?」

 

 「お、お山が......巨大で、柔らかな双子山が......わたしを包んで......。えへへへへ......」

 

 「大丈夫どころか幸せそうだな......。ま、まあ無事ならいい。ルイ!スバルを頼む!」

 

 「おうっ!」

 

 

 私はだらしない顔で気絶しているマイアを抱えて、その場を後にした。......後で私もやってもらおう。

 

 

 「さて、スバルちゃんだったか?少しは冷静になれよ。自分が何をしたのか、本当に理解できてるか?」

 

 「ええ。私は私の”敵”を撃っただけです。アナタに邪魔はされましたがね?」

 

 「......はあ。重症だな。......悪いが時間をあんまりかけたくないんでな。禁断の施術で君を癒させてもらう」

 

 「禁断?そんな言葉で私が怯むとでも?」

 

 「これは先生にもやったことのない、正真正銘の”禁断の施術”だ。......先生を撃った事も含めて、激しめにいくからな?」

 

 「ふん......。御託はいいので、さっさと始めましょう。......イクぞッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「はぁー......!はぁー......!んっ!んんんっ!!あひっ!もっ、らめぇ......。ゆるひれぇ......」

 

 「ん、ちゅぴ......。ふう。どうやらスバルちゃんの中の闇は、全部デトックス出来たみたいだな。よいしょっと......そんじゃあ、安全な場所に運んでっと。よし!他の子も癒しに行くかっ!!」

 

 

 アタシは両耳をアタシの唾液でテカテカにして、息も絶え絶えなスバルちゃんをサオリの運んでいたマイアちゃんの隣に並べる。

 

 ......うん。未成年には刺激が強すぎたか。両耳を拭いてっと......よし!キレイになったな!なんかずっとビクビク痙攣してるけど、大丈夫だろ!よーし、他の子を癒しに行くか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「てな感じで、癒しただけなんだけどなぁ......。オカシイな?」

 

 ”ルイっ!流石に耳舐めASMRは刺激が強いって!!”

 

 「だから”禁断”なんだろうが。ま、お仕置きも兼ねてたからな。気になるならぁ♪......後で先生にもしてア・ゲ・ル♡」

 

 ”い、今はまだ遠慮しておきますっ!!”

 

 

 先生ったら、顔を真赤にして可愛い♪......にしても”今はまだ”ねぇ?ふふっ♪

 

 アタシは先生の表情にゾクゾクとしたものを感じながら、スバルちゃんの先導に従い駆けていく。

 

 

 「......皆さん。そろそろ至聖所に到着します。気を引き締めてください」

 

 ”いよいよか......!”

 

 

 スバルちゃんの言葉で全員に緊張が疾走る。

 

 そしてアタシ達は、ようやく目的の場所に辿り着いた。

 

 

 「ここが、至聖所......」

 

 「ベアトリーチェは何処にーーー」

 

 「おや。随分と礼儀を弁えない無礼者共が大勢、私の領域に土足で上がり込んできたようですね?」

 

 ”っ!お前が......!”

 

 「ベアトリーチェか......!!」

 

 

 目の前に現れた異形の存在に、一部の生徒たちは圧倒されるも何とか持ちこたえる。......前世の記憶として識ってはいても、やっぱり実際に目にするとキショいなコイツ......。

 

 

 「お初にお目に掛かります。シャーレの先生。......それに癒夜志ルイでしたか?よくも私の道具を根こそぎ奪ってくれましたね。......楽に死ねると思わないでくださいね?」

 

 「はっ!言ってろ、クソ年増!テメエこそ子供たちを長年、傷付けてきたツケを払わせてやるからな?覚悟しろよ」

 

 

 アタシの挑発にベアトリーチェは、額に血管を浮かせながらも表面上は努めて余裕を持ってこちらを睥睨する。

 

 

 「口の聞き方が些か、なってはいませんがいいでしょう......。シャーレの先生、少しお話をしましょうか?」

 

 

 ベアトリーチェは口元を扇子で隠しながら、愉快そうにそう宣った。




 この作品は考えてはダメです!ありのままを受け止めてください!
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