添い寝屋やってたら先生が来た   作:秋月 ヒカリ

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 遂にベアトリーチェと邂逅した先生達。
 ……はい。考えたら負けの、ハチャメチャ展開がはーじまーるよー!(ヤケクソ)

 ちょっといつもより短めです。


寄り添う者。支配する者。

 〜バシリカ至聖所〜

 

 

 「ーーー少し、お話をしましょうか?」

 

 

 値踏みするような口調。完全に自らが格上だとでもいうような態度で先生を高所より、その数多ある目で睨め()付けるベアトリーチェ。

 

 ......気に入らねぇな。

 

 

 「おい。話がしてぇなら、先ずはそんな所から見下ろしてねぇで降りてものを言えよ」

 

 「......癒夜志ルイといいましたか?私は今、先生と話をしているのです。貴女のような品性の欠片もない大人と話す口は持ち合わせていません。黙っていなさい」

 

 「あ?」

 

 「全く......。先生。付き合う相手という者は、もっと慎重に選ぶべきですよ?でなければ貴方の品性が疑われる」

 

 ”心配しなくても、ルイは素敵な女性だ。それよりも、初対面でいきなり人を非難するような貴女の方こそ私は品性を疑うよ”

 

 「先生......!(先生が素敵って言った!素敵って言ってくれた!!)」

 

 「はあ。今の言葉だけで貴方の程度は知れました。もうこれ以上の言葉の応酬は無駄です」

 

 

 ベアトリーチェはそう言うと、大仰に両手を広げ宣言してくる。

 

 

 「さあ!私の敵対者たる先生よ!貴方が私から奪った”道具”を返してもらいます!......この私が「崇高」へと至るためぐほぉっ!?」

 

 「じゃかぁしいッ!!ぶん殴るぞッ!!」

 

 『えー......?もうぶん殴ってるじゃん......』

 

 

 いきなりの出来事に殴られたベアトリーチェと殴ったルイ以外の全員が、同時にそう突っ込んだ。いやホント、何してるのさルイ......。

 

 

 「崇高だか何だか知らないがな?お前の自己満足のために、子供達を犠牲にすんじゃねぇッ!!人の心とかないんか!?」

 

 「貴女こそ人の心はないのですかっ!?無防備な相手を全力で殴り飛ばしますか!普通っ!?」

 

 「見るからにお前は身も心も化け物だろうがッ!そんな奴に対して、アタシは慈悲の心なんて持たんッ!!」

 

 「くっ!野蛮な猿が......!!ならばその目に刻みなさいッ!これが私......本来の偉大なる大人の姿ですッ!!」

 

 

 アタシが殴りつけた頬を押さえながら問答していたベアトリーチェは、遂にその本性を現した。

 

 原作同様、まるで朽ちかけた巨木のような体躯に花弁のように展開された頭部。うん。全てが気色悪いな。

 

 

 「なっ!?これが......マダムの真の姿なのか?」

 

 「うわ......気色悪っ!ただの化け物じゃん......」

 

 「ミサキさんの言う通り、怪物にしか見えませんね......」

 

 「みんな?気持ち悪いからあのババ......怪物を倒そう?」

 

 「スバル先輩......!あんなオバケみたいなマダムを本当に倒せるんでしょうか......?」

 

 「ふふっ。マイア?心配しなくても大丈夫です。私達には聖女様がついています。何も恐れることはありませんよ?」

 

 ”アリウス組の辛辣さが凄い......。んんっ!......みんな!ここからが本当の正念場だ!力を合わせてベアトリーチェを倒ーーー”

 

 「いや、アタシが行く」

 

 ”ルイ......?”

 

 

 ......悪いな、先生。なんやかんや言って皆に声を掛けて、ここまで連れてきたのはアタシだけどさ......アタシは最初から決めてたんだ。

 

 

 「おい、ベアトリーチェ。......今からアタシとタイマン張りな」

 

 「タイマン......?まさかとは思いますが、貴女一人で私の相手をすると?」

 

 「そう言ってるだろうが」

 

 「......何たる傲慢。その矮小な身一つでこの私に挑む?勝てると本気で思っているのですか?」

 

 「何だ?負けるのが恐いのか?」

 

 「......いいでしょう。その勝負、受けて立ちましょう。己の愚かさを呪って逝きなさい......!!」

 

 ”ルイっ!何を勝手に決めてるのさっ!?そんなの私は認めなーーー”

 

 「先生」

 

 ”っ!......何?”

 

 

 アタシは先生の言葉を遮って、その目を見つめて覚悟を込めて気持ちを伝える。

 

 

 「絶対にアタシが勝つ。だからーーーアタシを信じてこの我儘を通させてくれ」

 

 ”......後でこの場の全員で、お説教だからね”

 

 「あはは!そいつは後が恐いな!......行ってくる」

 

 ”うん。行ってらっしゃい”

 

 

 先生にそう告げると、アタシのことを心配そうに見つめる生徒たちに軽くウインクを飛ばしてからベアトリーチェに向き直る。......ウインク飛ばした瞬間、チラッと何人か鼻血出して倒れたように見えたけど気の所為だよな?

 

 

 「おや、別れの挨拶はもういいのですか?」

 

 「そっちこそ、元気な内に世辞の句でも詠まなくていいのか?」

 

 「減らず口を......!!」

 

 

 一触即発の中、今にも両者がぶつかり合うと思われたその時......。

 

 

 ーーー不思議な事が起こった!

 

 

 先生のポケットにある「大人のカード」が、バシリカを覆い隠さんばかりの眩い光を放ったのだッ!!

 

 

 ”ううっ!?お、収まった?何だったんだ今のは......って、は?

 

 

 私はあまりの眩しさに咄嗟に目を瞑ってしまった。しばらく続いた謎の発光現象が収まり、恐る恐る目を開けるとそこには理解し難い光景があった。

 

 

 「いざ掴め!ナンバー!ワーーーーーンッ!!」

 

 『GO!GO!GOGO!ルイ!GO!GO!GOGO!ルイ!』

 

 ”な、何がどうなってるの!?”

 

 

 私の目の前には、学ランを来た応援団姿の(・・・・・・・・・・・)セイア、ミカ、ナギサがセンターに立ち、その後ろにはチアガール姿のトリニティとゲヘナの生徒たちや他の学園から駆けつけてくれた全ての生徒が、元気に声を張り上げて応援していた。

 

 ......え?本当にナニコレ!?って、ん?あれはリング?それに......ルイ?

 

 

 「悲しみ渦巻くこのキヴォトス......。癒してみせるぜその全て!ーーー癒しの添い寝屋!癒夜志ルイ!!特別サービスだッ!お前も癒してやるぜッ!!」

 

 

 ええ......?ルイがなんか凄い啖呵を切ってる......。あ。今度は逆サイドにベアトリーチェが現れた......。

 

 んん?こ、こっちはミメシスが応援団してる......!?

 

 

 「子供は全て私が私のために有効に使い潰しましょう......。全ては我が崇高のためにッ!!ーーーアリウス分校生徒会長、ベアトリーチェ!!貴女も私の養分にしてあげましょうッ!!」

 

 

 「キヴォトスナンバーワンバトルッ!!レディー......ファイッ!!」

 

 ”ねえっ!?誰でもいいから、この状況を説明してよっ!!??”

 

 

 そんな私の叫びは、生徒たちの声援にかき消されるのであった......。




 ふう......。やりました!!(やりきった感)

 応援団には勿論、モブちゃん達だけでなく各学園のネームド達もチアガールしてます!!
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