地底世界に落ちた転生者&それを見守る掲示板の仲間たち 作:マリ餅
誤字報告感謝です
イビト山。登った者は二度と帰ってこない、伝説の山…らしい。
転生してかれこれ十何年か経っているが、いまだにファンタジーっぽい出来事が起こっていなかったので、冒険だとか非日常の世界を過ごしたかった僕はその山を登ることにした。
山の中をしばらく進んでいると、洞窟のような場所につく。
中は薄暗く、奥には「なにかがありますよ」と言わんばかりに光が差し込む場所が見える。
洞窟に入り早速その場所に向かうと、そこには。
大きな大きな穴が、ぽっかりと開いていた。
入ったらもう戻れない。そう分かっていても、心の奥底にある冒険心は「その穴に飛び込め」と叫んでいた。
僕は、穴に飛び込んだ。
突然掲示板機能なんてものが現れてめちゃくちゃ驚いたが、お陰である程度この世界について理解することが出来た。
この世界は『UNDERTALE』というゲームの世界らしい。誰も死ななくていい優しいRPG、けれど全員を殺してもいいRPGでもある。進みかたによってはGルートなんて酷いルートを歩むことになるそうだ。
もちろん僕は無駄な殺しなんてしたくないため、地底のモンスター全員と友達になる『Pルート』というのを目指して進んでいく。流石にね?
道っぽい道を歩んでいくと、少し広い所に出た。
ちっちゃい顔がついたお花がいる。
「ハロー!ボクはフラウィー!おはなのフラウィーさ!」
かわいい…いやかわいくない…かも?
ということで、フラウィーがこの世界について色々教えてくれるらしい。いわばチュートリアルというヤツ。
「こうやってカプセルに『LOVE』をつめて…」
UNDERTALEは思っていたよりハートフルなお話らしい。こんなやさしいとは…てっきりもう少し殺伐とした物語だと思っていたが、そんなことはなさそうだ。
フラウィーがくれた『なかよしカプセル』に触れいだだだっだだだだだ?!?!?!!!!
…
「バカだね。このせかいはころすかころされるかだ。」
モンスターってこんなヤツばっかなのか??仲良くできるだろうか、心配になってきた。
「死ね。」
なかよしカプセルという名の弾幕に囲われる。あれ、これマズい?
なかよしカプセルが僕に触れた瞬間、身体の痛みは全て引っ込み傷も癒えた。何が起こったのだろうか。
横から炎が現れ、フラウィーを飛ばす。根っこはいったいどこに?
「かわいそうに…つみのないこどもをいじめるなんて。」
ヤギのようなモンスターがやって来た。名を『トリエル』と言い、この遺跡の管理人で僕を案内してくれるらしい。
フラウィーのせいで少し怪しく思えるが、ここはおとなしく着いていくことにしよう。
トリエルさんに案内や説明をしてもらいながら遺跡を歩いていると、一匹のカエルと
視界がモノクロになった。カエルと、四角いモニター?画面?と、四つの黄色いコマンド。
おそらく、これがバトルと言うヤツだ。Pルートに進むには、モンスター全員と友達になる必要がある…僕が選択するべきは『こうどう』だろう、色々選択肢も出てきた。
『ほめる』を選び、思い付く限りの褒め言葉をカエルに放つ。
…よく意味を理解していなさそうだが、よろこんでいるっぽい。もうこれで戦う理由は無くなったし、『みのがす』の中にある『みのがす』を選ぶ。これで…ん?
『みのがす』を選ぶ。『みのがす』を選ぶ。『みのがす』を選ぶ。『みのがす』を選ぶ。
…なにも反応がないぞどういうことだ?
僕は掲示板を開いた。
ということで『Gルート』を歩むことにする。みのがすが使えないんだしまぁしょうがないしょうがない。
『こうげき』を選び、カエルに向けてなぜか持っていたぼうきれを振りかざす。カエルは一撃で倒されたようで、灰になって消えた。
…すこし、強くなった気がした。
本来なら一ターン過ぎればトリエルさんが来るのですが…この世界ではそうなりませんでした。
原作改変ですね許して…