地底世界に落ちた転生者&それを見守る掲示板の仲間たち 作:マリ餅
今日は普段より随分短いです。
掲示板で教えられた通りに、トリエルさんと話す。
「家にはいつ帰れるの?」
「ここから出たい」
トリエルさんは俯き、地下へと向かう。後を追いかけて階段を降り、ついて行く。
「いせきから出ていった子供たちは、皆等しくあの人に...アズゴアに殺されてしまう」
「もうこれ以上犠牲者を出さないように、これからいせきの出入口を壊します」
「もし、どうしてもここから出たいというのなら...」
「あなたの強さを証明してごらんなさい。」
トリエルさんとのバトルが始まった。
おもちゃのナイフを構えてこうげきする。
タイミングは...ピッタリだ。
22000
決着はすぐに着いた。自分でも少し驚くぐらい強い攻撃をしたようで、トリエルの身体は斜めにザックリと切れていた。
「あ...あなた...私をそんなに憎んでいるの?」
声が弱々しい。僕は俯き、なんの反応もしなかった。出来なかった。
「私は...あなたを守りたくて、
あなたを閉じ込めようとした」
「でも、大きな間違いだったわ...」
「それで守られていたのは、
外にいるみんなの方だった!」
「ハハ...ハ...」
トリエルは、塵となり消えてしまった。
白い逆さまのハートが現れ、バキリと砕け散る。トリエルが死亡した事を表しているのだろう。
とっとと、先に進むことにする。
「ハハハ…君ってさ、ホントはニンゲンじゃないんだろ?」
「君はカラッポだ。ボクと一緒さ。それに…」
「君って…『キャラ』なんだろ?」
えっキャラって誰???
「どれだけ時が流れてもやっぱり離れられない運命なんだね…僕たち。」
いやだからキャラって誰なの…?というか急に運命とか言わないで怖いよ。
「聞いてよ、最強になれる方法を思い付いたんだ。」
「君と…奪われた君のタマシイよりももっと強くなれるよ。」
「このクズみたいな世界を二人で全部ブチ壊そう。」
「イキモノもモノも、このくだらない記憶に残るものは全部…」
「塵に変えてしまおう。」
「うーん、なんてステキなアイディア!!」
あっちょっと待ってキャラって誰なのかだけでも…行ってしまった。
…もういいや、考えることを放棄する。また掲示板に聞きに行けばいいし。
重たいいせきの出口を開く。目の前が真っ白になった。
外は雪の降る森が広がっていた。さ、寒い…
少しだけ不安が残りつつも、歩みを進める。
もう後戻りは出来ないのだ、最後まで終わらせなければ。
薄暗い森をザッザッと足音を鳴らしながら歩く。後ろに気配を感じた気がするが気のせいだ。気のせiバキッ
思わず背後を見る。何もない。あるのは折れた木の枝だけだ。
…僕は走った。それはもう全力で。
ケツイ。