謎生物を拾ったんだが   作:異形に性癖を破壊されし男

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15話目ですわ~!

前回のコメントで「原作崩壊するんじゃないの~?」という内容のコメントを頂きましたが、ご安心ください。

だって崩壊させたらデート回書けませんもの。

Ps:16話目でしたわ~。ごめんあそばせ!


私は求められたいの

 

あれから数日後、私は補習授業部の教室で勉強していた。先生達にはあの日、体調不良で休んだことは伝えている。補習授業のやり方としては前半が先生による補習授業、後半は自分達での自習時間、現在は先生の授業を終えて自習時間となっている。周りを見れば、それぞれが自分達のやり方で勉強している。例えば、ハナコ先輩とアズサ先輩は協力して勉強しているし、ヒフミ先輩は1人でスラスラと解きつつ、先生に質問していたりしている。その中で1人、全く進んでなさそうなのがいた。

 

「コハル?先輩達見て何してんの?」

 

「えっ!?い、いやっ、別に?」

 

「そう…少し聞きたいんだけど、何で範囲外のとこの問題集見てんの?」

 

「ウソっ!?」

 

案の定やっていなかったらしい。そして問題集を勢いよく閉じる。そして私を睨みつけて叫ぶ。

 

「ち、ちがっ……!し、知ってるし!?今回の範囲は余裕だから、先のところを予習していただけ!」

 

何故ここまで見栄を張りたいのか私にはわからないが、ちょっとからかってやろう。

 

「へぇ……じゃあ、この問題解いてみてよ。」

 

私は試しに今回の範囲内の簡単な問題を出す。

 

「え、えっと……うぅ…。」

 

「ほら、やっぱり分かってない。どこが分からないの?教えてあげるから。」

 

「べ、別にあんたなんかに教えてもらわなくたって……。」

 

「そんな問題も分からないのに試験で合格できる訳無いでしょ…。私だって帰りが遅くなるのは嫌だし、さっさと合格したい。だから、危なそうなあんたに教えるの。分かった?」

 

このままコハルを放置しては必ず試験には落ちてしまう。いくらチャンスが複数回あるとは言え、最初の一回で合格できるに越した事はない。それにこのレベルの問題ならば、私でも教える事が出来るはずだ。

 

「ふ、ふん!どうしてもっ言うなら教えられてやっても良いわよ!」

 

あのセリフの反対バージョンだ。本当に何故こんなにも見栄を張りたいのか分からないが、やはり自分を大きく見せたいのだろうか。まあ良い、早速始めるとしよう。

 

 

補習授業が終わり、家への帰り道。陽気なステップで自分の寮へと帰る。階段を上って玄関の扉を開けた。

 

「ただいま♡」

 

扉を開ければ、アゲハが玄関にいた。しかし、その表情は笑っていない。そして、この顔が私の求めていたものだった。

 

「どーしたの?アゲハ。」

 

私がわざとらしく問いかけると、アゲハは大きな腰の脚を私の横の壁につける。いわゆる壁ドンと言うものだ。私が見下ろして、アゲハが見上げる構図ではあるのだが。アゲハは私の胸に顔を近付ける。スンスンと私の匂い、正確には私についた匂い(・・・・・・・)を嗅いでいる。アゲハは顔を上げ、こちらを見た。そこには怒りのような感情が見て取れる。それはそうだ。アゲハは私のことを自身のモノとし、私もそれを受け入れた。しかし、自身のモノから誰かも分からないものがついていたらいい気分はしないだろう。簡単に言えば嫉妬だ。アゲハは私から知らない奴の匂いがするのが気に入らないのだ。私が、アゲハのモノだから。アゲハは私を求めている。私をアゲハだけのモノにしたがっている。その事実が私を悦に浸らせた。

 

今まで、誰かに拒絶されることはあっても求められることはなかった。アゲハを除いて。アゲハだけが私を求めてくれた。こんな私でも、求められたのだ。私はこの確信を更に確かなものへとするため、アゲハに問いかけた。

 

「アゲハ、もしかして嫉妬してる?」

 

アゲハは何も反応しない。

 

「気に入らないんでしょ、私についた匂いが。」

 

アゲハはピクリと顔を動かす。やはり、私の予想通りだ。

 

「だったら、上書きしてよ。私がアゲハのモノだってさ。」

 

ようやく、アゲハの表情が変わる。先ほどの嫉妬の表情から、ニヤリと口元を歪ませる。

 

「あは♡それじゃあ、アゲハ。私がアゲハのモノだって、しっかりマーキングしてね♡」

 

今、私は一体どんな顔をしているのだろうか?少なくとも他人に見せられないものなのは確かだろう。

 




説明不足な気がするので一応補足。

何で補習授業部行ってるの?→怪しまれるから。

アゲハが笑わないの怖いんじゃないの?→もうその段階は過ぎ去った…。ネクストステージなんだよ。
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