謎生物を拾ったんだが 作:異形に性癖を破壊されし男
前回のコメントで「原作崩壊するんじゃないの~?」という内容のコメントを頂きましたが、ご安心ください。
だって崩壊させたらデート回書けませんもの。
Ps:16話目でしたわ~。ごめんあそばせ!
あれから数日後、私は補習授業部の教室で勉強していた。先生達にはあの日、体調不良で休んだことは伝えている。補習授業のやり方としては前半が先生による補習授業、後半は自分達での自習時間、現在は先生の授業を終えて自習時間となっている。周りを見れば、それぞれが自分達のやり方で勉強している。例えば、ハナコ先輩とアズサ先輩は協力して勉強しているし、ヒフミ先輩は1人でスラスラと解きつつ、先生に質問していたりしている。その中で1人、全く進んでなさそうなのがいた。
「コハル?先輩達見て何してんの?」
「えっ!?い、いやっ、別に?」
「そう…少し聞きたいんだけど、何で範囲外のとこの問題集見てんの?」
「ウソっ!?」
案の定やっていなかったらしい。そして問題集を勢いよく閉じる。そして私を睨みつけて叫ぶ。
「ち、ちがっ……!し、知ってるし!?今回の範囲は余裕だから、先のところを予習していただけ!」
何故ここまで見栄を張りたいのか私にはわからないが、ちょっとからかってやろう。
「へぇ……じゃあ、この問題解いてみてよ。」
私は試しに今回の範囲内の簡単な問題を出す。
「え、えっと……うぅ…。」
「ほら、やっぱり分かってない。どこが分からないの?教えてあげるから。」
「べ、別にあんたなんかに教えてもらわなくたって……。」
「そんな問題も分からないのに試験で合格できる訳無いでしょ…。私だって帰りが遅くなるのは嫌だし、さっさと合格したい。だから、危なそうなあんたに教えるの。分かった?」
このままコハルを放置しては必ず試験には落ちてしまう。いくらチャンスが複数回あるとは言え、最初の一回で合格できるに越した事はない。それにこのレベルの問題ならば、私でも教える事が出来るはずだ。
「ふ、ふん!どうしてもっ言うなら教えられてやっても良いわよ!」
あのセリフの反対バージョンだ。本当に何故こんなにも見栄を張りたいのか分からないが、やはり自分を大きく見せたいのだろうか。まあ良い、早速始めるとしよう。
補習授業が終わり、家への帰り道。陽気なステップで自分の寮へと帰る。階段を上って玄関の扉を開けた。
「ただいま♡」
扉を開ければ、アゲハが玄関にいた。しかし、その表情は笑っていない。そして、この顔が私の求めていたものだった。
「どーしたの?アゲハ。」
私がわざとらしく問いかけると、アゲハは大きな腰の脚を私の横の壁につける。いわゆる壁ドンと言うものだ。私が見下ろして、アゲハが見上げる構図ではあるのだが。アゲハは私の胸に顔を近付ける。スンスンと私の匂い、正確には
今まで、誰かに拒絶されることはあっても求められることはなかった。アゲハを除いて。アゲハだけが私を求めてくれた。こんな私でも、求められたのだ。私はこの確信を更に確かなものへとするため、アゲハに問いかけた。
「アゲハ、もしかして嫉妬してる?」
アゲハは何も反応しない。
「気に入らないんでしょ、私についた匂いが。」
アゲハはピクリと顔を動かす。やはり、私の予想通りだ。
「だったら、上書きしてよ。私がアゲハのモノだってさ。」
ようやく、アゲハの表情が変わる。先ほどの嫉妬の表情から、ニヤリと口元を歪ませる。
「あは♡それじゃあ、アゲハ。私がアゲハのモノだって、しっかりマーキングしてね♡」
今、私は一体どんな顔をしているのだろうか?少なくとも他人に見せられないものなのは確かだろう。
説明不足な気がするので一応補足。
何で補習授業部行ってるの?→怪しまれるから。
アゲハが笑わないの怖いんじゃないの?→もうその段階は過ぎ去った…。ネクストステージなんだよ。