どけ!!俺は出久のお兄ちゃんだぞ!! 作:俺もお兄ちゃんだぞ!!
12:50
最下層。
ベストジーニストとエッジショットが辿り着いたのは駅のホームと同じくらい広い空間だった。
「オリジンとネジレちゃん、イレイザーが居ない?」
「違う道だということか……とにかく先に進みましょう」
先に辿り着いているはずの三人が何処にも居ない。
その事に疑問を感じるが、彼等なら大丈夫だろうと己の使命を果たす。
先に先へと進み、ひとつの部屋があった。
互いに頷いた彼らは、扉を壊すように開けて部屋に入り込む。
そこには一人の老人が居た。
おおよそ160cmくらいの皺だらけの老人。
白衣に似合わない豪華な服装や装飾。さながら貴族のような佇まい。
「お前がエドワード・アンブレラだな?」
「ベストジーニストにエッジショット……トップ5の二人が辿り着いたか。如何にも。私が現
「一人か? 他の研究員や子供たちは何処にいる!」
薄暗く、何か青い光があるだけの部屋。
少なくとも人の気配はないように感じられた。
「そう焦るでない。ここにいるのは私だけだ」
「なに……?」
「冥土の土産に教えておいてやろう。あの御方はお前たちがここに来ることを予見していた。だからこそ私は研究を保つべく、ここに居た信頼出来る研究員たちを全員逃がした。いずれ世界を牛耳るべく各地に作った拠点へと、な。Tyrant計画はまだ続く。例え私が死んでも。だが私が逃げなかったのは、私には勝算があるからだ。私にしか起動出来ないからだ! お前たちを殺す、最強の兵器を!」
ボタンらしきものをエドワードが押すと、スポットライトのようなものが照らされる。
突然の強い光に二人が腕で光を遮り、目が慣れてくると視線が光に吸い寄せられる。
液体の中に入れられたカプセルに入っているのは3〜4mほどの巨体生物。
筋骨隆々の人型をしており、猫背ぎみのような状態で後頭部が蛇の尻尾のように伸びている。
頭の近くには天使や悪魔がつけるような輪が存在し、それは法陣のようにも思える。
目が翼を縦にしたような形になっており、四枚の翼がある。個性社会においても異形で異質としか言い表せない外見。
怪人とも言えるだろう。
「これは……!」
「慄いたか? これがこの世界に落ち、私の手によって進化した“神”である。私の手によって完全復活を果たし、私の指示ひとつで現世と完全に蘇る。これがあればお前たちヒーローは皆殺しに出来るのだ!」
「ならばそうなる前に止めさせてもらおう!!」
エッジショットが変形しながら加速し、ベストジーニストが繊維を伸ばす。
しかし、二人の攻撃は届かなかった。
「焦るでないと言っただろうに。最近の若造はまともに言葉すら聞けんのか。私を捕まえたいならば、まずは神に挑戦する資格から得るんだな」
何処から現れたのか、歪な形をした生き物が続々と現れる。
二人の攻撃が届かなかったのはこの生き物が妨害したからだ。
それどころか何かが動くような音が響き、地面が動いて補充されるように生き物が増えていく。
それは人のようで人でない、歪かつ醜悪な姿だった。
「お前たちが相手をするのは私が生み出した
『あ……ぁぁ……』
『……して。殺……して……』
『ぐる……しい……』
『死に……た……い』
『かえ……り……たい』
呻き声や言葉を発する者もいる。
個体差はあるようだが、それがエドワードの言葉を証明してるかのようで。
「バカな、全て人間だと……!?」
「悪趣味な……!!」
「何、心配せずともこやつらは死んでおる。お前たちヒーローが手をかけたところで人殺しにはならん。私は
「巫山戯るな! お前のようなやつは残忍かつ邪悪! 優しさなど何処にある!? エドワード・アンブレラ。お前はここで私たちが捕縛する!」
「出来るならやってみるといい! 私の目的はオールマイトだ。オールマイトを殺すべく生み出したこやつらに、お前たち如きがオールマイトの代わりを務められるか!? やれるとでも思っているのか!?」
「やるやらないではなく、やるしかないだろう。それがヒーローなのだから……!!」
エドワードが居る地面がせり上がり、“神”と称する怪物のカプセルの横でエドワードは見下ろしていた。
それが合図となったのか、改造人間たちが次々と動き始める。
あの言葉を信じるなら改造人間は1000体以上。
オールマイトでも時間がかかるであろう相手に、たった二人でベストジーニストとエッジショットは挑む――!
同時刻。
地下3階。
一人で3体を相手にする。
その選択を取ったファットガムだが、既にボロボロになりつつあった。
脂肪吸着は強力な個性ではあるものの、これほどの巨体や質量の大きい敵に対しては相性が悪い。
それでも逃げることなく立ち向かい、時間を稼いでいるがそれは環を信じてのことだ。
――早く、早く。もっと急げ!!
その件の環は必死に組み上げていた。
自身の大技には時間を有する。
地下であるため空気は濃いが吸いすぎると酸素不足に陥る。
その他の調整も含めてせねばならない。
翼を羽ばたかせて空気を動かしながら急ぐ。
試験の時は一人だったが、今は違う。たったの1秒でも戦況を変えるには十分すぎる時間だ。
このままでは先にファットガムの限界が来る。
そんな最中、気づいた青鬼が環の元に全力で駆けていく。
「くっ……しもうた! この、邪魔を――!!」
各々すべき行動を理解する知能はあるのだろう。
追いかけようとしたファットガムの前に大百足が現れ、大蜘蛛が糸で足止めしている。
――迎撃を。ダメだ、今チャージしないと。ファットガムの援護。先に目の前の対処。一撃で。まだ足りない。他のもので。動けない。どうする考えろ、考えろ! 今取るべき選択は、俺が成すべきことは。この一撃を壊されないことだろ……!
託された。
託されたならば、それを成し遂げなければ。
迫ってくる青鬼に対し、環は技の完成を選ぶ。
棍棒は壊されていたが、大きめの石を持つ青鬼が環に振りかぶる。
それを見ながらも、環は技の完成に注ぐ。
そして、青鬼の一撃は環の頭部へ――。
「う――ぉおおおおお!!」
直撃するより早く、影が差す。
咄嗟に環が見上げた先、そこにはコスチュームのマントを靡かせながら落ちてくるミリオの姿があった。
驚いて目を見開く間に落ちてきたミリオは青鬼の首に取り付いて締め付ける。
攻撃が中断され、邪魔なミリオを振りほどこうとすると流石に鬼の膂力には敵わずに振りほどかれる。
「ミリオ!?」
「お待たせ、環! 間に合ってよかった!」
「なんで……」
「俺だけじゃないよ!」
「え……」
どういうことか。
それを聞こうとした環だったが。
「しゃがめファットガム!」
「ぬわぁ!?」
「耳塞いでろよォ!」
ファットガムがしゃがむと、判子が大百足の爪を弾く。そこへプレゼント・マイクの音波にたまらず大百足が範囲から逃れる。
センチピーダーが大蜘蛛を吹き飛ばし、バブルガールと共に糸を解いていた。
そして環たちの近くにいる青鬼が、巨大な爪によって吹き飛ばされていた。
そんなこと出来るのは1人しかおらず、ドラゴンになっているリューキュウ。
「無事でよかった。ねじれやイレイザーは先に行ったのね」
上の階層に居た者たちが全員駆けつけてくれた。
そのことに、何よりミリオの存在に環は安心感を覚える。
「まだだ。サンイーター、君はその力を作り出せ。そろそろ向こうも動く」
「は、はい……」
「あれは……」
ファットガムを救助後1度退き、各ヒーローたちが集まる。
集まったからといって確実に勝てるわけではなく、ナイトアイは確実に勝つために指示をした。
その隙を見てか、それとも驚異と思われたのか。
青鬼たちが光っていた。
光になった彼らの体が集まり、部屋の天井をぶち抜くくらい巨大な存在へと変わり果てる。
――それは融合。同意を得た相手とその名の通りひとつになる。
力、スピード、防御力、再生能力。全てにおいて能力を大きく高め、融合した相手の個性すら使える。欠点として1度融合すれば戻ることは二度と出来ないという、文字通りの切り札。
ヒーローを殺すための、エドワードが用意していたものだ。
「う、うわぁ。気持ち悪っ……」
「う、うぉおおおおお!? 適当に組み合わせた感ハンパねェーッ!! キメェッ!!!」
大百足の体に、取り込まれたように上半身を出している青鬼。足は百足ではなく蜘蛛になり、糸を吐き出す器官が剥き出しになっている。
そのあまりに醜悪な姿に女性であるバブルガールと虫苦手なプレゼント・マイクが顔を青ざめながら反応していた。
「サンイーター、あとどれくらいかかる?」
「……30秒。30秒あればアレを倒せます」
「OK! 環が完成させるまで俺たちで時間を稼ぐ。それでいいですよね、サー!」
「それが今取れる最適な行動だろう。私たちで引きつけろ!」
『■■■■■■■■■■■■■■――!!』
キメラが動く。
融合したのもあってか、耳を押さえる必要があるくらいの雄叫び。
咄嗟にプレゼント・マイクが相殺したが、それが無ければそれだけでも吹き飛んでいただろう。
唯一宙に浮けるリューキュウが飛行しながら横を通り抜ける直前で爪で青鬼の体に傷を入れる。
一瞬で再生し5kgもある判子でさえ全く怯む様子がない。
地上から駆けていたミリオに糸が吐かれ、それを透過することで避けていたが巨大な足が薙ぐという動作に入るだけで全員が避ける行動を必要とさせられる。
土埃が消えるまでの時間、互いに動くことはしていなかった。
それは相手もこちらも警戒してのこと。
あと20秒。
青鬼が息を吸う。
下半身の方で百足が暴れるように回転し、リューキュウが両手で押さえるものの彼女ですら力で押し負けつつある。
判子やバブルと出来る限りの援護をしているが、ビクともしない。まるで怪獣の如き硬さ。
15秒。
透過を利用したミリオが露出している弱点にしか見えない青鬼をぶん殴る。
「いっったぁ!?」
しかし鉄でも殴ったような感覚に攻撃したミリオが殴った手を押さえ、邪魔だと言わんばかりに叩き落とされる、直前で透過で逃れる。
フォローするように次々と攻撃が飛んでいくが、効き目はないように見えた。
「おいおい効いてねェーぞ!?」
「まずい、何かしてくる! 総員警戒しろ!」
「みんな、下がってくれ! 俺が何とかする……!」
残り12秒。
胸が膨らんで首を後ろに仰け反らせている青鬼に対し、環が照準を定めた。
巻き込まれないために下がった瞬間、 組み立てられた砲台から膨大な空気の塊が吐き出される。
青鬼より早く放たれたそれは向かっていくが、糸をバリアのように生み出され、糸を容赦なく貫く。
しかしその1秒の時間稼ぎによって、対抗するように青鬼の口から強力な青い炎が吹かれた。
「ぐっ、ぅううう……! ぐ、あぅうう……!!」
互いの技がぶつかりあい、吹き飛ばないように地面にアンカーを突き刺してはいるが空気と熱が衝突している影響で近づくのが難しい。
「環が押されてる! チャージしきれてないんだ!」
「だがこの状態で近づいたとて、妨害出来るほどの高火力を出さねば……!」
「任せときぃ!! ここがファットさんの見せ場や!!」
「ファット!?」
そんな中で、迷うことなくファットが飛び込んだ。
温度はもう十分上がっている。
だがファットガムはファットガムで、既に溜まりきっていた。
攻撃で与えられた衝撃を脂肪吸着して沈めて抑え込み、その貯めた分を一気に放出することで成せる、強力なカウンター技。
「生徒が頑張って俺が頑張らんわけにはいかんやろうが!」
それは青鬼の顎を撃ち抜き、ブレスを中断させるほどの威力を誇った。
デメリットとしてファットガムが溜め込んだ全ての脂肪が消費されるということ。
「やれェ! サンイーターァ!!」
空気の塊が消滅する。
落下していたファットガムをミリオが救助し、振り向いた先には俯いている環が顔を挙げたところだった。
それを見てミリオは確信する。
環なら大丈夫だ、と。
「ありがとう……ファットガム。みんな。そしてわざわざエネルギーをくれて助かったよ……お陰で完成した! これで終わらせる!!」
蒼い炎が環の空気砲に集う。
先程のはブラフ。
咄嗟の思いつきで技を組み立てた、空気を使うからこその技。
本命の一撃は、こっちだ。
「混成大夥――」
それは環が目指すべき相手を見据え、その期待に応えるために考えた天喰環の全て。
置いていかれないために。
超えるために。
それがただの空気を放つだけの砲台で終わる訳もなく、この力の本質は、この力なのだから。
「
鬼火とは比べ物にならない、太陽のような球体の蒼い光線が真っ直ぐに向かっていく。
瞬時に貯めた青鬼が再び火を放ち、吸収されるかのように掻き消える。
必死に百足と蜘蛛が砂埃の壁やら糸やらで防御しようとするが、それすら無に還す環の一撃は下半身を呑み込んだ。
そこから燃え移るように青鬼の体を火が包み込み、そして。
「■■■■■■■■■■■――ッ!?」
悲鳴のような声を挙げた青鬼たちは環の砲撃が終わる頃には燃えるようにして空気に溶けていった。
「倒したか……」
「凄い火力……」
壁や地面をぶち抜くほどの高威力。
いや、溶かしてるというべきか。
ところどころにまだ火は残っているが、学生が放てる高火力ではない。
流石に体力の消費が激しく、片膝を着いたが。組み立てた砲台を戻しながら環は息を整える。
「やっぱり凄いよ環! 2発目を用意してたんだな!」
「炎を取り込むのは上手くいくか分からなかったけど……上手くいってよかった」
「間違いなくお前の活躍やで。誇りぃやサンイーター!」
「あ、ああ。痛い……」
太ったまん丸な体型からすらっとしたイケメンに早変わりしたファットガムが環の背中をポンポン叩いている。
事実、環の火力がなければ倒せなかっただろう。実力だけでいえば、もう立派にプロヒーローとしてやっていける。
「まだ終わったわけではない。私達も早く最下層に向かうぞ」
「ですね。ジーニストやエッジショット、イレイザーやネジレちゃん。オリジンたちが待ってるわ」
そう、まだ終わったわけではない。
環はミリオの肩を借りながら、一行は最下層へと向かう。
13:16。
最下層。
「数が多すぎる! 全く減らない……!」
「このままでは俺たちの体力が尽きるのが先か……!」
それほど強くない。
問題はその数だ。
四方八方。どこに居ても攻撃されるため、集中力を削れるだけでなく体力まで奪われてしまう。
1000体以上と言っていたが、間違いなく以上と言ってるだけあって1000体ではないだろう。
既に息を切らしており、決していい状態とは言えなかった。
そこに。
「ベストジーニスト! エッジショット!」
「どういう状況だ!?」
「この数は一体……!」
「とにかく手助けに行くっきゃねえだろ!」
「ひえぇっ!? な、なんなんですかこれ!?」
「良い状態とは言えないのは間違いないですね……」
先程キメラを倒したメンバーが集った。
4階にいるはずのねじれや転間たちと会わなかったのだろう。
彼らの姿はない。
「来てくれたか……!」
「気をつけろ! 実力はそれほど高くないが数が異常だ! こいつらは既にエドワードの手によって人間が改造された死体のようなもの! 言葉は喋るがまともに会話は出来ない!」
『は、や……ぐ……ころ、して』
『は、やく……は、やく……』
『ころ、す……し、たい……ころ、し、たい……』
『お、まえ……も、みち、ずれ……』
「!!」
手短に状況を伝えると、エッジショットの言う通りまともに言葉を発していない。
それだけで十分理解することが出来た。
そう、二人が苦戦していたのは彼らの精神攻撃もあった。その自覚がなかったとしても、こんな状態にされた者たちの悲痛な叫びを聞いていれば精神的には参ってくる。
コンディションを保つのも難しいというもの。
「なんて惨いことを! とにかく私達も二人の援護を!」
「はい!」
「俺もやる……!」
「バブルとセンチピーダーはファットガムの護衛をしてくれ。他は二人の援護に回る!」
撤退するにせよ戦うにせよ、囲まれた状態では何も出来ない。
既に脂肪がなくなり、戦闘力が低下したファットガムを残して全員で参加する。
その甲斐もあって数は減っていくが、地味に耐久力があるだけあって生半可な攻撃では復活してしまう。
ベストジーニストとエッジショットが苦戦しているのはこれが原因だ。
人数が増えたとて、無限湧きするように数が増えていき、対処に追われてしまう。
「ふむ……」
高台から余興を見るよう見下ろしていたエドワードがふと動き出した。
「数が増えたならこっちもより強い個体を出すべきだな。その数を相手しながら、私が手塩にかけて育てた兵器と戦って無事に済むかな? そやつらとは比べ物にすらならない、数人のプロヒーローとすら戦える個体に!!」
「くっ……まだいるのか!?」
大仰な動作で両手を広げるエドワード。
ただでさえ数の暴力で体力を奪われてる中で強力な個体まで出されれば、対処出来なくなってしまう。
最悪な事態を考えたベストジーニストは決断する。
「総員撤退だ! 1度退いて体勢を整える!」
そう、ここで死ぬより生きて撤退。
死んでしまえばそこでおしまいだが、生きてさえいれば対策も取れる。
相手の戦力がこちらの考えを遥かに超えるものだった以上、オールマイトやエンデヴァーといった最高戦力を連れてくるしかない。
今回集まった中で最高戦力だった転間が居ない以上は正しい選択だった。
「ふん、もう遅い! さあ、来い。Tyrant計画によって生み出した我が愛しのペット達!」
ただしそれは、この数を掻い潜るまでの時間が必要ということを除いて。
施設が動く。
巨大な音が鳴り響き、ここに新たな戦力が現れる。
それは即ち、絶望を知らせるようなもので、落ちてくるように轟音を鳴り響かせた。
コンクリートが壊れるほどの衝撃で、体勢が崩れるほどの衝撃。
砂埃に隠れていて見づらいが、明らかに怪物のような外見をした存在が――
「げほっ、げほっ! このバカが……!! 無茶苦茶しやがって! 地下だぞここは!!」
「まあまあ、抜け出せたんでいいっしょ。それにちゃんとその辺は考えてやりましたよ。いやーやっぱりゴリ押しって楽でいいですね。あんまりぶっぱって出来ないんですよねー。危なくて。というか、邪魔」
現れるのではなく、人の声が聞こえる。
声の主が腕を振るうと、煙が晴れる。
そこには首が幾つもある蛇のようなドラゴン。
近くには亀のような魚のような外見をした怪物。
そして巨大な鷲。
――漏れなく全員風穴が空いており、出てきたであろう場所はそれはもう酷いくらいに削られていた。
そしてドラゴンの上には、一切の汚れがないオリジンこと転間と埃まみれになっているイレイザーヘッドが居た。
「オリジン!?」
「転間!?」
「遅いよ転間! どこから出てきたの!?」
「うん……。イレ先、これどういう状況?」
「俺に聞くな……」
なお、イレイザーヘッドはもう疲れ切ってたが。
――13:20。
緑谷転間が最下層に現着した。
?『いよいよマコの出番がやってきたマコね』
原作
-
入る
-
もっとお兄ちゃん読みたい
-
作者の好きなようにやって欲しい