Idea 01
まず初めに、主は「光あれ」と言った。
そして塵をいくつか混ぜ合わせてみると、それはかつてないほどに大きな光となり、神々の山に「新たな世界」を作り出した。その光は、やがて空間を帯び、時間を帯び、内包するエネルギーを帯びた。さらには自身のそのサイズが飽きたらなかったのか、さらに大きく大きく膨張を始めた。するとそこにある時間とエネルギー達は原子を生み出し、エントロピーの許す限りの拡大を行った。これが進むと、光の膨張に従ってさらに大きな物質の塊が生まれていった。それは生まれた原子たちよりも遥かに、比べ物にならないほど大きく、原子が集合して生まれた様々な物体をその表面に乗せておくことが出来た。不思議なことに、物体たちは降り立つ「それ」によっては離れることが出来ず、「それ」を形取る物になったり、「それ」そのものになっていったりもした。
物質の塊達は、とりわけ強く光る個体に従うかのように周りをぐるぐる回るようになり、その挙動は個性豊かだった。何兆もあるのなら、その個体の数回り方が出来た。
主は面白くなって、そこに出来た数え切れないほどの巨大な石ころの中のいくつかに小細工をしてみた。
するとどうだ。それらの表面で、変に動く何かが出来た。
一定の元素が混ぜ合わざることでその形を成し、いくつかの、もしくはひとつの核をもち、分裂を繰り返したり、核を組み合わせることで個体を増やしたり、自分たちとは異なる存在を食べたり、やがては朽ち果てて、「死」んだりをする何か。
まさしくそこに生まれたのは「生物」であった。
生物達は、各々が各々に課せられた課題の中で試行錯誤を繰り返し、長い長い時をかけて進化を重ねていった。あるものは繁栄し、あるものは姿を変え、あるものは滅び、あるものは繁栄して、滅びていった。いかなる場所でもそれが変わることはなかった。
それが何億年と続いたある時、僅かな生物たちは、「考える」ようになった。「理性」をもち、「感情」をもち、「知性」をもった。機能的、肉体的ではなく、知能的な進化を選んだのだ。考えることを覚えた生物たちはそれぞれの種族でまた独特の変化を遂げ、やがては「文明」と名付けられるものを作った。そのうち彼らは、自分たちが生きている場所や空間について疑問を持つようになった。神々が最初に作ったものにようやく気づいたのだ。
後に生まれた生命のうちの一つは、光の膨張によって生まれた今の空間を「宇宙」と呼称するようになり、主と神々はその名を気に入って自分たちも使うことにした。そして宇宙に浮かんでいる石ころや原子の巨大な集合体達を「惑星」と名付け、探検していくことを目標づけた。神々はそれを楽しんで眺めていた。それらが時に滅ぼされ、自滅し、死んでいくのを。
しかし、自分たちが作った物の恐ろしさに気づくにはあまりにも遅かった────────
Invincible Brothers
「この組織の発足によって件のテロの撲滅が望めると、そういう訳ですね?議長」
2018年5月13日、イタリア共和国・ヴェネツィアのホテル「アマン・ヴェニス」の一室にて、第44代アメリカ大統領ロバート・クライド・アームストロングは、卓の向こうに座るずんぐりとした男に問うた。
「はい。それでやっと我々は互いの関係改善に努めることが出来るようになる、我々ソビエト連邦政府はそう信じております。」
アームストロングの視線の向こうにいたソビエト連邦最高指導者アレクサンドル・トマシェフスキーの姿は、かつてのソ連最高指導者レオニード・ブレジネフを思い出させた。体は横に大きいが、面長で眉毛が分厚い。
その一方のアームストロングは、彫りの深い緑の目の上に整えられた黒髪が乗っかっており、その下にはアイリッシュアメリカンらしい高い鼻が伸びていた。
「そしてその本拠は、この日本に置きたいと考えます。こう言ってしまってはなんですが…この国は西側についてはいるものの、実質的にはこの「冷戦」の最前線となっているでしょう。かつてのドイツと同じように」
「なるほど。だからあえて緩衝地ともいえるここを拠点に世界に渦巻く脅威を排除するのが双方にとって適切だというわけですな」
「ええ。あの戦争からはや20年です。太平洋戦争の時よりも遥かに早いスピードで復興は進んでも、やはり世界は前と同じように二分された。互いに見えを張り続けて来ましたが、もうそんなことばかり続けていては我々人類はもたないでしょう…」
ナザレのイエスが生まれてより数えて2つ目の千年紀を締めくくる20世紀の100年間は、後の歴史からは戦争の世紀と呼ばれた。民族、イデオロギー、資源…、多くの理由により生まれた国同士の殺し合いは世界中を包み込み、やがては世界をひとつの戦いに巻き込み、一発で数十万もの人々を殺傷できる兵器さえも生み出した。そこに至るまでにはまだ半世紀しか至っておらず、のこるもう半世紀の間にはさらなる悲劇が待っていた。
1989年12月2日。地中海に位置するマルタ島にて、時のアメリカ大統領ジョージ・H・W・ブッシュとソ連最高会議長ミハイル・ゴルバチョフが、第二次世界大戦終戦より続いてきた東西冷戦の「終戦」を宣言していた丁度その時である。
モスクワのクレムリンにて、1人の国粋主義者を主軸としたクーデターが突如として行われた。首謀者であるセルゲイ・プルチニノフは「ロシア民主共和国」の成立を宣言し、その最高指導者に君臨した。
突如としての大国の政体転換に世界は混乱したが、中国は素早く西側へ接近し、その一方中東のアフガニスタンを除く多くの国家がロシアとの緊密な関係を結び、「モスクワ協定」と名付けられた陣営を形成した。その結果として、第一次世界大戦直前のヨーロッパのような緊張状態が世界を包んだ。
それが数年続いて後の1996年、その緊張に火花が散り、地球を包み込む大火へと変わった。
1996年2月15日。イギリス・ハンプシャー郡南部のポーツマス。王立海軍基地の前で行われた首相ジョン・メージャーによる海軍視察後の記者会見にて、外相を努めるアフリカ系イギリス人のダニエル・ハートマンが壇上に上り、モスクワ協定側を牽制する意味もこめた西側との外交関係に関して発言を始めた所に、4発の弾丸が彼を襲った。
プルチニノフに感化された1人の在英ロシア人の青年が、記者の列を割って進み、至近距離からハートマンを撃ったのだ。
英国政府は勿論ロシアに対して彼らの政治体制や外向的態度に関して非常に強い抗議を行った。それに追従してアメリカや、1985年に東西統一を成し遂げたばかりのドイツ、フランスやアフリカ諸国までもがロシアに対して強硬姿勢をとった。それに対するロシアの返答は、その彼らに対する宣戦布告だった。
2月19日の朝8時23分、ロシアからの最後通牒が提出され、宣戦が布告された5分後。フロリダ州ティンダル空軍基地に敷設された
同時に沿岸警備隊は東海岸全体の巡回に当たっていた第1、第5、第7管区所属の多数部隊との通信が断絶。両組織は緊急事態だとして国防総省へ通達したが、それはあまりに遅すぎた。
まず最初に、200機あまりのSu-25から発射されたKh-29L対地ミサイルによる沿岸への爆撃が行われた。しかし、東西冷戦とロシアでの国粋主義の台頭を受けて前もって行われた米本土の防衛計画「ブラザーズインアームズ」で設置された、イスラエルの「アイアン・ドーム」を参考に設置された防空兵器網が作動したことで、被害は可能な限りまで軽減された。ブリティッシュ・コロンビアに当たる北東部諸州やニューヨークでは数名の負傷にまで抑えられたが、フロリダやデラウェアなどの南部沿岸は多くの被害を受けた。さらにはケープカナベラル空軍基地が壊滅し、陸空の防衛が一時麻痺したことにより、四十分後に実行された数万人の陸軍機械化混成師団による上陸作戦の成功を許した。1916年以来の本格的なアメリカ本土への侵攻が行われた瞬間であった。
ミサイル攻撃の同時刻には、前年にNATOに加盟したばかりのポーランドへベラルーシ軍が侵攻。欧州もすぐに戦場と化した。
これだけの出来事が、「第三次世界大戦」が始まってからたった2時間半足らずで起こった出来事だった。
その後、形成が逆転し中国が連合に加わって後、3年間に渡る大戦の末の1999年11月11日にシベリアを失陥し、多くの中東国家が降伏に追い込まれたモスクワ協定側は停戦交渉を行い、そのすぐ後に開かれた講和会議の中でジュネーヴ平和条約が締結された。
3年の激闘における大まかな詳細は省くが、これが第三次世界大戦の終結の合図であった。
「後にも先にも、第二次大戦の倍…1億3000万という死者を出す戦争はもう起きないと私は思います。起きたにせよ、その時にはもうその事を記録する文明は核の炎で消え去っているでしょうから」
トマシェフスキーはかつて起きた戦争の惨状を思い浮かべ、そして次にいずれは起きてしまう可能性のある筆舌に尽くし難い悪夢を脳裏に濃く残して言った。
「
「「
「あの映画のようになることもそう遠い話ではなさそうで」
海風が、2人の座る間、テーブルの上をすっと通り過ぎる。
その風が両者に「風の噂」を知らせたのか、背筋か張り詰めたように二人はかしこまり、アームストロングの方が
「他国にも協力を求めましょう。国連の常任理事国はマストで参加する方針で」
と強張った口調で言った。トマシェフスキーは深く頷き、その議題をさらに進めた。
「場所はヨコスカにしましょう、我らが在日米軍で最大規模の施設があります」
「素晴らしい、あそこからならすぐに太平洋に出られますな」
「人員も新規だけでなく、各国軍や特殊部隊の手練を派遣しましょう。練度の向上は急務になるでしょうし」
「装備のコンペも急がねばなりませんぞ、場合によっては、正式採用で固定ではなく一兵ごとに合った武器を」
「ある意味では実験場の意味合いも持ってきますね、新技術の投入は惜しまないようにしましょう」
「日本で研究されているという「艦船の霊魂を持つ人間」というのは?」
「国連の学会に発表されたのは一昨年っきりでしたが、すでにかなり進んだ段階にいるようです」
「成功していたのですな、ガッド博士による「魂の物質化」」
「人類はまたひとつ神に近づいた…、我々が探し求めている、すでに神を超えた「あの男」の基準に少しづつ追いついてきたということですね」
数日後、関係閣僚や他国の防衛関係者が招集されて行われた会議にて、正式に大きな取り決めが行われた。
国籍や国際法に囚われることなく、テロやクーデターといった世界秩序を揺るがしかねない脅威、また勢力を撃滅し、世界平和と国際協調に尽力する特務機関、英名では「
日本語での通称名は「鎮守府」の、米ソ英日中独仏の結成である。
2年後。 3月17日。
ドイツ、デュッセルドルフ。東西統一が行われてから西側による資本主義的な社会システムが導入された後、第三次世界大戦後ベネルクスと国境を接して金融や貿易が活発になったことでこの街はドイツにおけるビジネスの要の街となった。そして今そのビル街を1台の黒いBMW M3が人と車が行き交う中を静かに走行していた。
助手席と運転席に2人の男。2人とも黒いスーツ、そして冬春の節目に似合わずサングラス。助手席の方は顔つきがラテン系で、運転席にいるのは細身の黒人。少し荒くて杜撰なイメージを持たせる仕草から見るに2人ともアメリカ人である。
「なぁお前何回目だよこれ流すの」
車のBluetoothオーディオから流れるカニエ・ウェストの「Power」のイントロを聴いて助手席のラテン系の男がうんざりした表情で呟いた。
「…」
運転席の男は、リズムに合わせてハンドルを軽く叩きながら運転しているだけで返事をしない。
「おい」
「…」
「なぁもうこの曲やめろって」
「…」
「飽きたよ俺に次選ばせろ、スマホのパスワード教えろや」
赤信号で止まっても運転手が返事することはなかった。助手席の方は痺れを切らして
「もういいって!カニエ飽きたってばよ!!!」
と声を張った。
「トゥエニファースセンチュリィスキッツォイドマァ〜〜ン!!!!!」
「Power」はイギリスのバンド キング・クリムゾンの1曲「21st Century Schizoid Man」をサンプリングした曲である。そして曲中の中で、サンプリング元のフレーズが登場する瞬間、運転手は声を上げた。
「何回やんだよそれッッッ」
「何回やってもいいだろこんなの!」
遂に運転手が言い返した。
「ぼちぼち別のをかけさせろ!ったく…」
助手席の男はうんざりした顔でサイドブレーキのすぐ後ろにあるスマホの画面を押して曲を何度か送った。
ポスト・マローンの「Circle」のイントロが流れ始めると、顔を顰める方とウキウキになる表情の順序が交代した。
「ちッ 懐かしみを知らねぇ野郎だ」
「てめーは流行を知らなすぎなんだよ!」
「それで、僕に白羽の矢が立ったってカンジ?」
約1時間後、オフィス街のなかの1つのビルの9階にある清潔なオフィスで、先程の2人組が窓際のデスクに座る1人のメガネをかけたいかにもホワイトカラーの青年と話していた。青年は気が向かなそうな表情だが、仕事の手は止まっていた。
「そういうこった。ドイツ連邦共和国政府及び国連安保理事会の決定で、お前には今から日本に飛んでもらう」
黒人の方が言った。相方は1階のカフェで買ったコーヒーを啜りながらうなづいている。
「見ての通りただの組織内会計士で、金勘定で生活費を稼ぐことしか頭のない僕を?キミらの上司はオーシャンズ11でも作りたいの?」
「「ただの」会計士ねぇ…猫かぶりすぎだよな?ジーノ?」
「だな」
「ジーノ」と呼ばれたラテン系アメリカ人は、紙のカップから口を離して返事し、もう片手に持っていた鞄からファイルをひとつ取り出し、デスクに投げ置いた。
「…」
そこにはドイツ連邦政府から発行された1人の市民に関する戸籍表が入っていた。プリントされた証明写真には青年の顔と、名前の欄には
「カール・ミュラー」と書かれてあった。1986年ミュンヘン出身で、幼少からサッカーに親しみ高校ではFCバイエルン・ミュンヘンのユース選手にも選出され、大戦後すぐのU-20ワールドカップにも出場するなど、いずれはブンデスリーガのスターになるのであろう経歴が書かれていた。しかしその後の経歴をジーノが要約して口に出した。
「高校を卒業してすぐ陸軍学校に入り、KSKに志願入隊…対テロ作戦や特殊任務に7年間従事し、進んで現場に出続け累計で41人を殺害。除隊後は元々勉強ができたのもあってこの「ギュンター・エグゼクティブ」社の会計ね…、どこが「ただの」だ」
「僕のボスもよく採用してくれたよ、面接の時は顔ひきつりまくってたけどね」
カールは笑って返した。
「ほいでよ、いつになったら荷物まとめてくれる?」
黒人の方が言った。
「もう明後日には出向させるように上から言われてんだよ」
「僕側に拒否権が無さすぎるよ…」
するとカールは伸びをし、デスクに置かれた書類の印鑑欄にスタンプを押し込んで立ち上がった。
「昔はもっと自我が強くて仲間想いになったのに、仕事人間になっちゃったねぇ、キノピオ」
そう言うと、パリっとした着こなしのスーツのネクタイを緩めた。
「社長!今日をもって退社しまーす!!!」
少し遠くにいる、部下と立ち話をしている50歳くらいの男に声高らかに言った。驚くそのギュンター・エグゼクティブCEOを横目に、マグカップや写真立てなどの私物を片付け始めた。
場面は3月16日、フィンランド、イナリ湖畔。
ラップランドの厳しい寒さにより凍りついた湖の傍らにぽつんと建つモダン建築の一軒家から、人影がゆっくりと出てきた。右手にはスピリタスの入った白い酒瓶、左手はスマートフォンを持ってその人影の左耳に当てられている。背の低い針葉樹や、極寒ゆえに人の手がほとんどついていない自然の大地に降り注いだ雪が、それぞれの自然の輪郭が朧気にしてしまうほどの銀世界をその視界に広げている。
「んな条件じゃ話になんねぇよ、犯罪歴帳消しなんて再スタートってだけだろーが…いくらアカが嫌いだからって融通の効かねえ福利厚生はアウトだぜ、アメ公」
適応できていない生命を容赦なく奪うであろう極寒の中で、その人影は上裸だった。176cm程の身長で、ほっそりとした身体に屈強な筋肉がここぞとばかりに迸っている。スオミの男らしいごつごつで白い手に握られた酒瓶のラベルにはスピリタスのロゴがあり、中身も半分以上が飲み干されているが、呂律は回っており、一切のふらつきもない。体温が上がっている様子もなかった。
「俺ァな、政治屋どもがフリーランスの殺し屋に頼む仕事にしちゃ誠意があまりにも足りてないって言ってんだよ────そんなに自分たちの軍事費だけで済ましたいならテメーんとこの人材だけでどうにかしろ、いつも通りの給料で働かせれるだろ」
男の話し声には生気がない。苛立ちを表しながらもだらけていて、常にどこか面倒くさそうだ。
最低限の家具で構成された部屋をのぞいてみると、大量の酒瓶や、タバコの吸い殻で溢れかえった灰皿があるが、それでもなお平気で立っている男に姿はさらに異質さを見せた。
その話し方や風貌からくる鬱屈したオーラが、おそらく彼の家の周りに全くもって人気がなく、イナリ湖の向こうをよく見るとわずかに街のあかりが見えるほどに世間との隔絶が起きている理由だろう。
「…そうか」
通話相手の言葉を聞くと、男の手から苛立ちが消えた。
「20日までに行けばいいんだろ、待ってろ」
そう言い残すと、彼は電話をぷつりと切ってしまい、部屋の方へ戻って行った。その男、ヘンリ・ヴァタネンの自宅を取り巻く吹雪は、タイミングを待っていたかのようにその勢力を緩めた。
イナリ湖から約2000km東、シベリア。
新ソビエト連邦の大部分を占める極寒の平原の中を、20量を超える戦車体が走っている。車種はすべてT-91b型。T-90を元に作られたソ連最新鋭の中戦車だ。それが一列の隊を成して、雪原を踏破していく。隊長車らしき最前にいるT-91bの砲塔キューポラからは、大柄な男が一人上半身を乗り出して周りを眺めている。
その体格は実に雄大で、見える肩幅を考えると戦車という存在はその男の体躯にはあまりに窮屈なように思えた。
「同志アルバチャコフ!」
車内からロシア語での呼び声が聞こえた。呼ばれた巨漢、ニコライ・アルバチャコフは
「どうした?」
と低い声で返した。
「モスクワから連絡が来てます…」
「至急カムチャッカ経由で東京へ移動せよ、外交、安全保障的に母なる祖国にとって重要な任務であり、祖国を愛する英雄である同志アルバチャコフにしか出来ない任務である」…と」