あっ、それでは本編どうぞ
ネル先輩、アスナ先輩、アカネ、カリンそして私……今ミレニアムにてこの未曾有の事態に直接立ち向かう私達は途中までヘリに移動して向かう事になっていた。
「おい、急げ!もう出るぞー!!」
「すみません、でも準備OKです」
「…リラ、なんか呼ばれてたみたいだけど大丈夫なの?」
C&Cの皆んながヘリにもう乗っている中、私だけが遅れてヘリに乗り込んでシートベルトをする。
リカーブボウと矢筒とスマホを取り出しお互いにケーブルを繋ぎ新たなコマンドを設定していく
「ちょっとね、でも大丈夫……それに秘密兵器も貰ったし」
「もしかして呼ばれてたのその秘密兵器を渡す為だったの?」
「そう、これはね…………」
プロペラが出す騒音の中、心を鎮め集中を高めていく中窓を見る
「見えた」
「え?何処何処?」
私の頭の上に重いモノを乗せながら窓を覗き込むアスナ先輩に悔しい様な、羨ましい様な様々な感情を抱きながらも見た景色を教える。
「沢山の警備ロボットが居るけど……見た事ないものばかり、保安部との戦闘の時はデータにある警備ロボットをそのまま使ってた筈なのに」
「うーん?黒い点々しか分からないんだけど……」
「アスナ先輩、リラはものすごく目が良いので見えてるだけです……コレ使って下さい」
「ありがとう、わぁ…なんか魚人みたいなロボットが沢山だ〜」
そう、見えたのは所々見に覚えのある魚ロボットを何匹も組み合わせて出来た人型、いや魚人型ロボットというべき機体が何体も円を描くようにぐるぐると回っていた。
『聞こえる?今ヘリを経由してヴェリタスで色々調べてみたんだけど……やっぱりハッキングが出来ない様に完全に独立してる』
「やっぱ、直接ぶっ壊すしかねぇーって事だよな?」
『もし、アイツがデータとして他の場所に移動出来ない様にヴェリタス側で常にハッキングを試みるよ…その間に壊してね』
私はリカーブボウと矢筒とスマホを繋いでいたコードを外しリカーブボウにある複数のボタンを新しく決めたコマンド通りに押してみれば矢筒が回転し矢じりが矢にセットされた。
動作確認はバッチリみたいだ、あとは着くまで待つだけとなったが警告音が鳴り響いた。
「ごめんなさい!これ以上近付くと狙撃されるみたいです!!」
よく見ればぐるぐると円を描く様に動いていたロボット達は動くのを止めこちら側を見ている様だった。
「って事だ、おめぇら準備しな…掃除の時間だ」
「ふふ、腕が鳴りますね」
「OK〜♪」
「了解」
「私も一時的にC&Cって事で」
ネル先輩がヘリのドアを開けば風が吹きヘリが少し揺れるがそんな事なんなそのと銃を手に持ち前に立つ。
その背中は見た目以上に大きく感じるのは気の所為だろうか?
「それじゃ先行ってるぜ」
その声と共にヘリからダイビングして先に降りていく、勿論私達も続いて……とは行かないのでケーブルを下ろしてもらいそこから降りて行く。
地面に降り立ち皆それぞれ得物を構える
迎え撃ってくるのは色々な部品を繋げて出来た魚人の様なロボット、手に持っている槍?からはスタンガンなのかバチバチと音を立てていた。
「目標はこの先のネプとロボットを作り出している…えっと……なんだっけ?」
「海洋生物模倣ロボット作製機ですネル先輩」
「なげぇな、んじゃまソレの破壊だ!ミッションスタート!!」
とりあえず挨拶として私はリカーブボウのボタンを操作し炸裂矢をセットし放つ
当たったロボットは矢が刺さるだけでは止まらなくソレを抜こうとしたがその前に爆破しあっけなく部品を撒き散らしてた。
それでも次々とゾンビの様に迫ってくるロボット達を私は的確に胸を狙い撃破していく。
「保安部からセミナーに行ったから鈍ってると思ったらそんな事無いね」
「コレでもセミナーの武力担当なんて言われてるからね!!」
カリンと私に後ろから近づこうとするロボットを手に持った矢で直接頭部に突き刺し電撃を喰らわせ沈黙させる。
今回の戦闘においてネル先輩は突撃し目標を目指していく中、アカネは爆弾で更に多くのロボットを撃破する
そこにアスナ先輩が2人のフォローをしながら体力面で劣るアカネの補助をする。
そしてカリンは後方から付いていきながら厄介そうなロボットを前持ってその大口径の弾丸で撃ち抜いていく
私もカリンと一緒に行動しながら同じく厄介そうなロボットを撃破しながらカリンに近づいて来るロボットの撃破も同時に行う。
ミレニアム最強の部隊でもあるC&Cの強みそれは高い連携力である。
勿論ネル先輩の単騎の実力もさることながらああ見えて連携もかなり上手い
本来ならその高い連携に付いていける生徒など保安部にすら居ないのだが……例外として私が居る。
他の部活に視察しに行くのが私の仕事………つまりC&Cとの戦闘は初めてでは無いのだ
勿論カリンとの戦闘なんて一年生の頃からよく組んで一緒にスケバンやヘルメット団などを撲滅したものだ。
「カリン頭下げて」
「了解」
頭を下げ体制を低くしながらも狙撃しのせマンタになっているロボットごと撃ち抜き撃破する中、私はリカーブボウでカリンに近づいたロボットにフルスイングしぶっ飛ばした。
そして私はボタンを操作しとある矢をセットし放つ
当たったロボットはバッテリーを撃ち抜かれたのか痙攣しながら倒れる中矢から弾丸が散らばる様に飛ばされて周りに居たロボット達も頭部や腕足などに当たりその場に倒れていた。
「それ凄いね、最近作ったの?」
「そ、でもスケバンとかだと炸裂以上に周りに当たって怯んでくれるから集団戦の時は重宝してるよ」
またボタンを操作し飛んでくるのりマンタに放つと、矢が刺さった箇所が融解する程の熱を持ち始め飛行できなくなり乗っているロボットと一緒に墜落し爆破した。
「部長もどんどん進んでる…私達も前に行こう」
私達はロボット達が多くなっていく中、先に進むネル先輩達を追いかけながらロボット達を順調に撃破していく…………この時まではまだいつもの様にエンジニア部が暴走させたロボットの時と変わら無かった。
「なんだよアレ」
「ぶ、部長…コレは」
「おっきーねー」
「ねぇ、リラ……貴方達なんの海の生き物のデータ入れたの?」
「多分……認めたく無いけど………お遊びで入れた……」
ただ今回は暴走したロボットでは無い、偶然産まれたAIが引き起こした事件だという事を私達は思い知らされた。
「鯨だと思う……」
「いや!アレ全然鯨要素ねぇーじゃねぇか!!ヒレと牙が付いた蛇じゃねーか!てかなんで飛んでるんだよ!!!」
「グオオオオオォー!!!」
「へぇ〜鯨ってぐおおー!って鳴くんだ〜」
「アスナ先輩、多分違うと思う」