彼女は、RPGゲームで言えば「始まりの村から近い物語に少しだけ関わっただけの場所に住む裏ボス」のような存在である。
特に主人公と何の関わりもなく、特に魔王に何かされたわけでもなく、特に物語に影響したわけでもなく、あってもなくても、いてもいなくても変わらない、そんな存在。
しかし、そんな彼女の強さは主人公より強く、魔王より理不尽で、既に終わった物語の続きをその身一つで続けられるような、圧倒的な力を持っている。
彼女が住むアビドス砂漠に、アビドス高等学校という、かつて栄光を誇っていた学校があった。
とある大企業に嵌められて、とある怪しい組織に目を付けられて、しかし
全校生徒五人。
生徒会委員五人。
シャーレ当番参加人数
キヴォトス史上最も規模の小さい、圧倒的弱小校。
しかし、キヴォトスを治める連邦生徒会が、借金塗れ且つ何の利益も出さず、月に一回程度に学校状況の書類を送ってくるだけの学校に何の干渉もしないのは、ある一つの理由があった。
統治する者の実力を上回る程の化け物がそこにはいたからだ。
「うへ〜…」
言い慣れた口癖が勝手に口から漏れる。
幼い頃からロールプレイに徹したとは言えど、溢したつもりのない鳴き声が勝手に口から出てくるのは最早何か脳の病気を患っているんじゃないか。
既に脳は焼かれてるんだけど…と脳内で呟く。
後頭部を包むひんやりとした柔らかい枕の心地に身を委ね…うーん、やっぱりノノミちゃんの膝枕の方が好きだな。
セリカちゃんの膝枕も良いけど、あの子のは偶にしか出来無いから良いんだよ。三日に一回恥を捨ててあの手この手で頼み込んだ末の、セリカちゃんの細くてしなやかな膝枕は…あれはノノミちゃんのとは違ったヘヴンへと誘ってくれるんだよね。
まぁ調子に乗って太ももに頬擦りしたり
頼んだら躊躇いがちに膝を貸してくれるアヤネちゃんのも、素直に応じてくれるけど寝てる間に高確率で悪戯するシロコちゃんのも、それぞれ負けず劣らず最高の心地なのである。
膝枕とは、かくも素晴らしき文化だ。私はそれをずっと堪能したい。
だからこそ私には夢がある。
この小鳥遊ホシノには夢があるッ!
いつか、キヴォトス中の可愛い子達の膝枕を、全員分堪能するという夢がッ!
「うへぇ…すやぁ…」
…ま、眠気には抗えないんだけどね〜。
おじボディin
:変態である。
:幼い頃から憑依している。
:既に4人攻略済。