隠秘実存フルコース:二十二世紀オカルトパンク・アポカリプスの生存記録 作:sakigake2004
1&2皿目
『日本のマザーAIアマテラスが突然ババアプラスに変化してから━━━
今日も今日とて時代遅れなテレビからは意味の無いニュースが垂れ流される
『業界大手のオラクル&インサニティカンパニーの値上げに━━━
訂正、これは意味があるニュースだった。シンプルに死活問題だ
そうやって布団から出ようとして
…転んだ、とても派手に、具体的には5分ほど気絶するぐらい派手に。
『続いてのニュースです』
死活問題だったニュースは当然聞き逃した、まあ後からネット記事にでも詳細が出るだろうし、なんなら会社から直接メールが来るだろう。そう言い訳して再び布団に入ろうとした時だった。
『先日発見されたアレクサンドリア図書館目録が盗まれていた事が公表されました。現地メディアによると発掘現場に現れた
死活問題の次は稼ぎ時の到来だった。
パジャマを脱ぎ捨て、会社支給の全領域対応スーツを着ながら音声認識でメッセージを書く
「ソフィーさんとセンパイに連絡、『しばらくエジプトに行ってきます、次会った時には私が営業成績一位です。』送信。」
着替えが終われば飛行機のチケットを取る、出発は今から、名義は休暇だが…実態は"狩り"
『オラクル&インサニティ・カンパニー営業二課…
人生で絶対にしてはいけない失敗は色々ある。例えば『窃盗』
「あのガキ共どこ行きやがった!探せ!」 それもチンピラからの盗みだ、見つかれば命は無い。
そして二つ目は『猫に小判』俺達は自分の手元にある函の中身を正確には知らない、
「『オルフェ』!しっかりして!貴方にしかこれは使えないのよ!」 「わかってるよ『ユリディス』!今やってるんだよだから━ 『『オルフェウスとエウリュディケ』、観測失敗、無効なコマンドです。』 またかよ!」
三つ目は『キラキラネーム』だ!こんなアホなコードネームにするんじゃなかった、音声認識が勝手に拾ってやり直しは三回目だ!
「これまでのミスってきたやつから考えて解除コードは…『『カリオペ』』だ!え?」
最悪の、タイミングで、ハモった。
「ようやく見つけたぞ…クソガキ共、ただで帰れると思うなよ。」
ふざけんなよ、こんなところで死ぬなんて…こんなところで…『望むのは?』は?『望むのは?』それは…生き残る事、このクソみたいな状態から生き残る事だ!
『フォークロア観測函、起動』『『神統記、ムーサ、カリオペー』観測開始』
『カリオペーの権能を使ってオルフェとユリディスは一旦は窮地を脱する、その過程をこれ以上書いてもオカルトにそぐわないので詳細は省くが━━━敢えて言うならそれはテレポートであった。』