隠秘実存フルコース:二十二世紀オカルトパンク・アポカリプスの生存記録 作:sakigake2004
1皿目
『はあ〜!?え〜!?いや、いや、いや…そんなのアリなんですか〜???本社の基準はどうなってるんです???』
仕方なく事務所に戻り、逃げたチンピラの行方を調べていた矢先、カゴちゃんが取り乱していた、驚きすぎて口調が維持できなくなっている
「どうし…
━━━悪寒、脳裏によぎるあまりにも鮮明な
(
「は!?本当に来たのか?というか初手からぶちかました???」
「カゴちゃん、ライトさん、どうしたんですか?」
「なに、二人して急に慌ててるけど、何が起きたんだよ?」
「いやこれは…『啓示』だ』
「けいじ?ずいぶん珍しい言い方するね」
オルフェにこれの些細を伝えるのはすこし迷う、感覚的なものだし、由来もややこしいし、なにより社外秘寄りの情報だからだ、公然の秘密だとしても
『オラインの緊急連絡システムの一つだ、オラインが管理する大規模結界の破損、各支社の営業一課や支社長などの高位戦力が戦闘体制に入った時などに周辺の社員へと通達する』
代わりに説明してくれた、というかカゴちゃんの顔がライオンになっている、さっきもチラ見えした本気モードってやつか
「それで俺たちに見えたのは、まあシンプルに言えば援軍、というか俺以外の世界危機対処先鋒チームだな、そいつが…」
「なんだ、嬉しいニュースじゃん」
「なんでもビーム撃って解決しようとする、いや、解決できる心臓に悪い人でもか?」
「…それライトが言えた義理じゃなくない?」
痛いところ突かれたな、確かに会社の業務に無理言ってオルフェとユリディスを巻き込んでるのは俺だし
「ねーえねえ、誰が心臓に悪い人だって?」
「そりゃもちろん『タイフーン』のエリ…
━━━なんでもうここに居るんだ?今さっき戦いの旗を吹き飛ばしたところじゃないのか?事後処理は?
「あー、こっちの挨拶が先か、そうね」
「初めまして!オラクル&インサニティ・カンパニー、ギリシャ支社営業一課所属、今のコードネームは『タイフーン』のエリザベス・ロッシよ、よろしくね!」
屈託の無い笑顔で自称ギリシャ支社最強の女傑が自己紹介し、刺青の入った手を差し伸べている。
「オラクル&インサニティ・カンパニー、日本支社営業二課所属、コードネームは『八咫鏡』の
手を取りはしたが、はっきり言ってかなり微妙なファーストコンタクトだ、同僚を嬉しくないと言ったようなもんだからな、しかも問題児の自覚があるやつが他の問題児を拒否したんだ…もしかしなくても危険だ、最悪消し炭になる。
「なんか…エリザベスさんってどこかで見たことある気がする」
「ギリシャから輸入した商品によく描いてある人よ!後オラインのチラシ!私てっきりモデルさんかと思ってました!」
「あら、見てくれたのね、嬉しいわ」
ああ、メディア映えするからってテレビとか広告とかによく出てるんだったか、というかこいつらが見たのって日本ではあまり見なかったがアレか、エジプトではまだ出回ってるのかよ
「あの広告は近年でトップ100に入るオラインの黒歴史なんだ、忘れた方がいい」
『各支社の若手を集めたのに〜大多数が認知阻害やら攻撃的圧縮ミームやらでプライバシー保護してNGだして〜撮らせてくれた人達の大半は悪目立ちするほうだったという〜アレですね〜』