隠秘実存フルコース:二十二世紀オカルトパンク・アポカリプスの生存記録 作:sakigake2004
三人と二人は『下』に落ちた
三人と二人は『下』に落ちた
三人と二人は『下』に落ちた
三人と二人は『下』に落ちた
『…こうまで話が掻き乱されると、流石に介入せざるを得ませんね。』
「スポンサー様、それで話のバランス取れるのかい?」
『バランスを取るための手段には、全てを崩すことが含まれているのです。』
「わーお…作家としてはなるべくやりたくないが、仕方ないか。」
「あれ〜?ここどこ?地下鉄?」
「…徳島に地下鉄が存在したことは一度だって無いよ!」
「…」
他の人物が驚愕している中、アイだけが、青ざめていた
「ここは…『駅』です、僕が誘拐される時も、ここに来ました…!」
三人と二人は『異界駅』に入り込んだ。
「新人君、今のわかった?」
「見た限りでは、地下の排水管に落ちたはずのアワブンラク事務所とカタシロ呪術事務所は、
オライン日本支社営業三課と四課は、ビルの外壁に化けて二つの事務所と『軽蔑』達の戦闘を観察していた。
本来、見ただけでは把握できない実在証明脱落の行き先をタロウが把握できているのは、彼の使用する隠秘によるもの。
「そこまで分かるなら上出来、じゃあ介入するよ。」
「今からか?」
「『異界駅』の回収は万年人手不足の日本支社で、最新にして最も重要な後回しなんだ。軽蔑気取りどもを叩いてアレの回収が達成できるならそれに越したことはない。」
「二兎を追うものは一兎も得ず、ということわざもあるが。」
「一石二鳥かもしれないでしょ?」
「…わかった、手伝おう。」
「そこにいるのはわかっているぞ女狐!」
ヘルメットの怪人が背後の壁に向かって声を荒げる。
「…自分から出てこようとしてるところにわざわざ言って空気支配してる感出すの、ダサいよ?」
壁の偽装が溶け落ち、ツルギ達三人が現れる。
「昨日はうちの手駒を卑怯な手段でさらっておいて何を言う、さっさと返してもらおうか。」
「断るというか、今ちょうど手持ちにないから無理かな。」
売り言葉に買い言葉、舌戦はすぐに終わり。
「『工作』『ゾンビ』やれ!」
「殺せ殺せっ」「取り戻せ!」「奪い倒してやる!」
『グオオオオ!!!!』
単純な暴力に置き換わる。
「そればっかりだねあんたら!いくよ新人君、『墓穴』!」
「はい!」
「ああ。」
「「「フォークロア観測函、軌道」」」
ツルギは服のポケットからオイルライターを、タロウは白い鞄から天狗の面をそれぞれ取り出す。
「『端境結界』観測開始」
宣言と共に、曇り空でもそれなりに明るかった空間は一変し、闇夜になる。
「『
「『天狗』観測開始!」
「『ドッペルゲンガー』観測開始。」
電灯だったはずの街灯になぜか灯る炎だけが頼りの空間に、妖狐、天狗、そしてレンと同じ顔の人物が五人。
『さあ、狩られる側の気分を味わいな!』
「…」
「緊張しなくていい、雰囲気付けは『狐火』に任せておけ。」
「はい!」
『さっさと行くぞ!『簡略・百鬼夜行』!』