マリーの中の寄生虫   作:ややや

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疑問:Fate/Accel Zero Order

 結論から言えば、ギルガメッシュを討伐出来た時点で特異点攻略は完遂したも同然だった。

 

 ケイネスに接触し、交渉ついでの同盟。ケイネスは間違いなく天才で慧眼である。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。複数のサーヴァント召喚に使役する能力を持つ英霊。

 

 候補はある。死者を使役するネクロマンシーを伝承したホメロス。影の中に潜む精霊を使役するイヌイット神話の英雄キビウク。そして、召喚術の開祖であるソロモン。ケイネスはキャスターをソロモンだと断定し、同盟を提示した。

 

 ものの見事に引っ掛かってくれて、何故か孔明が狼狽していた。実利がある以上道化役くらいロードならすると思うが、何を驚いているのだろう。こちらとしてはディルムッドがフィンを切り付けないか不安に感じたのだが。

 

 後は流れで解決した。

 

 つまり私が指示しなくてもほぼ完了したと称していい。脅威もなくあっさりとした人理修復だ。これが本当の軽微。そして記憶にも影響はない。

 

 流石におかしいので記憶を精査する。

 

 アンナマリーには時空耐性がある。矛盾した時系列を無視した記憶を閲覧することが可能だ。アンナマリー自身は記憶は持てないため都度稼働ログを再生するような形となるらしいが。

 

 という訳で5次の記憶を再現してもらう。ベッドで横になり、アイマスクをつけて目を瞑る。再現する以上、外部刺激は最低限にしたほうがわかりやすいのだ。

 

 先ずは初日から。

 

 (ピロロロロロ…アイガラビリィー)アンナマリーゥ!

 何故君が触媒なしに、ビーストに変身できたのか…

 何故ORTを処分したと思い込むのか(アロワナノー)

 何故ソロモンがロマニしたのかァ!(それ以上言うな!)

 (ワイワイワーイ)その答えはただ一つ…(ヤメロー!)ハァー…♡

 アンナマリーゥ!君が世界で初めて…アレとガイアの間に…生まれた子供だからだァー!ー(ターニノン)ッハハハハハ!!!

 (ソウトウエキサーイエキサーイ)アーハーハーハーハーハーハーハー!!!

 オルガマリーがアンナマリーを気に入ったのも…全て計画のうち…

 燃料が借金で飛ばされ実現可能になってしまったからねえ!時間稼ぎに利用させてもらった!

 17年前から君はァ…透き通るように純粋だった…

 その水晶の輝きがァ…私の才能を刺激してくれたァ…娘は最高のモルモットだァ!

 君の生は全て…私たちの…この手の上で…ッヘゥー転がされているんでゃよ!

 ヴァ↑ーーーーハハハハハァァッ!う゛ァ゛ーはははははははははァッ!

 ふ゛ぅ゛ん゛♡(パパッパッパパッパッ♪) (プリンセスバウザァ…)

 

 再現だって言ってるでしょ(半ギレ)

 

 何?時空耐性を誤魔化す(みやすくする)ためにフィルターをかけてる?こんな表情豊かな父なんか初めて見たわよ。2日目以降は被らないからもうちょっとマシになる?…ならいいけど。

 

『(鮮血神殿)工事完了です…』

『魔力なんか必要ねぇんだよなぁ!』

『おっ、そうだな』

 

 そうそう、こんな感じこんな感じ。口調は絶対違うと思うけど。

 

『おっ、開いてんじゃ~ん!』

『すっげえ魂喰い場所なってる、はっきりわかんだね』

『なんてことを・・・(憤怒)』

 

 カーミラも私もそんな顔してないわよ!もっとシリアスに会話してたでしょうが!!

 

『おいヤメルルォ!(宝具での突撃)』

『カスが効かねぇんだよ(反撃のメイデン)』

『ヌッ!(ライダー脱落)』

 

 えっ。ライダー弱っ。ギャグ抜きにしてその死に様はサーヴァントとしてどうなの?

 

『おいヤメルルォ!(宝具での突撃)』

『カスが効かねぇんだよ(反撃のメイデン)』

『ヌッ!(キャスター脱落)』

 

 あっ…キャスターも死んだ。マスターいない状態での敗北だからこっちはまだわかる。じゃああのライダーのマスターっていないも同然だったのでは…。

 

『やべぇよ…やべぇよ…(アーチャー)』

『この辺にぃ、うまいサーヴァントの仲間、いるらしいんすよ(セイバー)』

『オッスお願いしま~す(同盟締結)』

 

 案の定雑魚を蹴散らしただけなのに同盟を結ばれてる…。

 

『馬鹿野郎お前俺は勝つぞお前(会敵)』

『4人に勝てるわけないだろ!(宝具乱打)』

『すいません許してください!何でもしますから!(アサシンの命乞い)』

『俺も仲間に入れてくれよ~(ランサー襲来)』

 

 よく生き残ったわね、私。カーミラなんてエリザベートみたいな泣き顔してるし。あっ遂に令呪2画切って逃げた。

 

『エーステエステ!エーステエステ!(要望)』

『エーステエステ!エーステエステ!(了承)』

 

 遂に末期を悟ったアサシンが最新のエステで妥協し始めた…!

 

『殿方の喜ばせ方は知っています…』

『セイバー…』

『ですから─私に身を委ねてください』

 

 だから混ぜるな!私とアンナマリーの視点でどうやってその情報が入ってくるのよ!映画じゃないのよ!

 

 濡れ場は!人理解決に!何も関係無い!!

 

『じゃあ俺、ギャラ貰って帰るから』

 

 父と魔術王の濃厚なキスシーンに、私は目の前にいるアンナマリーの胴体をぶち抜いた。

 

 無駄な時間を使ってしまった。

 

 部屋から出れば、普段は気ままに歩いているカーミラがニコニコと笑いながら手にある本を見せつけた。それはかつて私が必要視していなかった代物。三十路が手に届くようになってから、ようやくカーミラが語った過去が貫いてきた中身だった。

 

 カーミラが差し出したのは最新のエステ本と、そのグッズ資料。カルデアの余ったリソースを使えば調達可能な一品。だが、私は国連所属の所長。美容品という私利私欲での調達は…!調達は…!!

 

If you only knew the power of the spa side(エステ面のパワーは素晴らしいぞ)

 

 脳内ゴッフ…私に…力を…!!

 

『加齢による美しさの衰えなど、私の腹に比べれば大したことあるまい。きちんと努力してダメだった結果を醜いと評価するのはおかしい。そんなことを言う連中には、伴侶に嘘をつく浅ましさを笑ってやればいい』

 

 ……。

 

 …アイ、ニード、モア、パワー。

 

「イェー!!」

 

 イェー(半ギレ)!!!




※女性陣から喜ばれました。
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