HUNTER of HEROES   作:心ここにあらず

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第十話

◆ 雄英体育祭 当日

 

 

 

朝から街の空気が違った。

 

テレビ、ラジオ、スマホ――

どこを見ても「雄英体育祭」の文字が踊っている。

 

「……ほんとうに祭りみたいだな」

 

校門へ向かう道すら、人だかりができていた。

警備のヒーロー、誘導の警察、空には監視ドローン。

例年の五倍――相澤先生の言葉は誇張じゃない。

 

(襲撃直後でこれかよ……)

 

平和を誇示するための“力の見せつけ”。

そして――

本物だけを選ぶための舞台。

 

 

俺は入場ゲートをくぐりながら、深く息を吐いた。

 

 

 

■ 選手控室

 

「うおおお!マジで人多くね!?」

 

「テレビで見るやつだ……」

 

「親も見てるかな……」

 

クラスメイトたちは緊張と高揚で落ち着きがない。

葉隠は無意味にぴょんぴょん跳ね、

麗下は手を握りしめて深呼吸している。

 

一方――

 

「……」

 

爆豪は腕を組み、苛立ちを隠そうともしていない。

焦凍は静かに目を閉じ、集中している様子だ。

 

(相変わらず極端な連中だな)

 

 

緑谷…は…と、あぁ〜ありゃあ親父になんか言われたな

 

 

そして暫くすると焦凍が立ち上がり俺の前に…

 

 

「おん?どした?」

 

「キルア…俺は今まで組み手や訓練…戦闘では一度もお前に勝てたことは無かった。…何度やっても勝てる気がしなかった」

 

「……」

 

「…でも今日こそは…お前に…"勝つぞ"」

 

 

クラス内…いや雄英高校1年の中の最強候補が名実共に現在No. 1と目される男に喧嘩をうったのだった

 

 

「クラス最強候補が最強に宣戦布告!?」

 

「あ、お前らあんま熱くなり過ぎるなよ!」

 

「お、おい!」

 

 

そして俺はというと――

正直、妙に冷静だった。

 

怖くないわけじゃない。

ただ、ここで逃げる気はもう無かった。

 

(後悔したくねぇ……なら仲間を蹴落とす"覚悟"を決めろ)

 

 

『"受けて立つ!!"』

 

 

 

 

 

 

 

 

《――選手入場!!》

 

スタジアム全体が揺れた。

 

地鳴りのような歓声。

何万人もの視線が、一斉にグラウンドへ注がれる。

 

先導するのは――

1年A組。

 

「……は?」

 

「え、トップバッター!?」

 

どよめきが、さらに大きくなる。

 

(あー……そう来るか)

 

“襲撃を受けたクラス”

“話題性の塊”

そして――

“試される存在”。

 

狙ってるのが丸分かりだ。

 

俺たちは一列になり、足並みを揃えて歩き出す。

 

照明が眩しい。

歓声が耳を刺す。

けど――

 

不思議と、嫌な感じはしなかった。

そして、フィールド中央へ

 

 

 

 

 

 

■ 開会宣言

 

プレゼント・マイクがテンション高く叫び、

簡潔ながらも重みのある開会宣言がなされる。

 

だが――

空気が変わったのは、その直後だった。

 

《続いて――選手宣誓!!》

 

巨大スクリーンに映し出される名前。

 

爆豪勝己(1年A組)

 

「うわ……」

 

「マジか……」

 

ざわつく観客。

教師陣の表情も、どこか硬い。

 

(あいつにやらせるのかよ……)

 

爆豪が一歩前に出る。

 

マイクを握り、

スタジアムを睨めつけるように見渡して――

 

「俺が一番になる」

 

短い。

余計な言葉は一切ない。

 

「邪魔する奴は全員――

叩き潰す」

 

沈黙。

 

そして――

爆発するような歓声と悲鳴。

 

「おいおい……」

 

「ヒーロー候補だぞ!?」

 

「でも、雄英らしい……!」

 

(……あいつはどこまでも上だけを見てる)

 

だが、不思議と嫌悪感はなかった。

 

(あいつは、ああいう覚悟の形なんだな)

 

俺は小さく笑った。

 

 

 

 

 

 

◆ 第一競技:障害物競争

 

 

第一種目は障害物競争らしく一年…計11クラスでの総当たりでコースのスタジアムの外周およそ4キロをゴールとしている

 

 

そしてふと目線を上げたその時…俺の目線の先には

 

コチラを見つめながら手を振るアルカとそれに付き添う親父の姿…

 

親父と目線が合うと静かにそしてゆっくりと頷くのが見えた

 

あぁ…そうだな…それもあるなぁ〜

 

勝たねぇとな…なんたって

 

俺は

 

 

『"No. 1の息子"だからな』

 

 

 

 

そしていよいよゴングの鐘が鳴らさせる

 

 

『スタァァァァァァトォォォ!!』

 

 

全生徒が一斉にスタートする。そしてその中でも突出しているのが…

 

 

「冷たっ!」「なんだぁ!動けねぇ!」「氷ぃ!」

 

 

スタートしてすぐに地面を凍らせた焦凍…そして

 

 

「あめぇわっ!半分野郎!」

 

「「「はぁっ!」」」

 

 

それに続くA組のクラスメートだった。

 

 

 

 

 

 

 

「あれ…あの子?なんで動かないのかしら?」「おいおい…どうしたんだ?」

 

 

周りが心配するほど出遅れたキルアは下を向き立ちすくんでいた。一見諦めた?そう見えるほどの無気力感を漂わせる。そして皆が何かを発しようとしたその瞬間

 

 

『神速(カンムル)』

 

 

『電光石火!!』

 

 

 

瞬間

空気が“弾けた”

 

キルアの全身で、白い稲妻が炸裂する。

バチン、と空を裂くような音と同時に、彼の姿が消えた。

 

 

「――え?」

 

 

観客の誰かが、間の抜けた声を上げる。

だが、それも無理はなかった。

 

ついさっきまで、確かにそこに立ち尽くしていたはずの少年が、

次の瞬間には――コースの遥か前方にいるのだから。

 

 

「な、なんだ今の……!?」

 

「瞬間移動!?いや、違う……速すぎる!!」

 

「電気?雷?」

 

 

そしてそれは観客席にいるものだけの衝撃に留まらない

 

 

神速を発動させたキルアは一瞬のうちにほとんどの生徒を抜き去る

 

 

「へ?」「なんだ…キルアか!?」「八木くん!?」

 

 

一度USJで見たことある連中はキルアだと気付く。

そして

 

 

「クソ静電気野郎がぁぁ!!」

 

 

「!?やっぱ来たかっ!キルア!?」

 

 

トップを走っていた轟と次点の爆豪も例外ではない

 

 

 

実況席が慌ててカメラを切り替える。

だが、追いつかない。

画面に映るのは、残像だけである

 

 

 

 

◆ 巨大ロボステージ

 

 

 

第一関門。

雄英名物、実戦想定型巨大ロボ群。

 

都市災害を模した瓦礫の街並みに、

何十体もの巨大ロボットが配置され、侵入者を“排除”する。

 

通常なら、

・破壊

・回避

・共闘

このいずれかを選ばねばならない。

 

 

 

だが――

 

キルアは、選ばない。

 

「――――」

 

無言のまま

ただ、前を見据えたまま、踏み込む。

 

ドンッ!!

 

地面が陥没するほどの加速し

一体目のロボが振り下ろした鉄腕――

 

その内側に、入り込む。

 

「……っ!?」

 

ロボットのセンサーが反応した、その刹那。

 

キルアはロボの脚部に触れた。

 

ただ、それだけで…

 

 

――バチィッ!!

 

 

青白い電流が、蜘蛛の巣のようにロボの全身へ走る。

制御系統が一斉にショートし、巨大ロボは硬直する。

 

そして

 

次の瞬間、

前のめりに崩れ落ちるのだった

 

 

「は……?」

 

「た、倒した……!?今攻撃したの!?」

 

 

キルアは足を止めない。

倒れゆくロボの肩を踏み台にし、跳ぶ。

 

二体目、三体目――

 

振り下ろされる攻撃。

飛び交う瓦礫たち…

爆音と粉塵が舞う

 

そのすべてを、線で縫うように駆け抜ける。

 

触れては

感電させ

停止する

 

 

そして

 

次々と触れては

感電させ

沈黙するようにエンジンが故障させる

 

巨大ロボたちは、まるでスイッチを切られた玩具のように次々と動きを止めていく。

 

 

『速い……速すぎるぞっ一年A組!八木キルアァァァ!?……!』

 

『まぁ今年の推薦入学者だからな…これくらいはやってもらわないと困る』

 

 

実況の声に観客が大きく湧く

 

 

◆ 地雷原ステージ

 

次に現れたのは、広大な地雷ゾーン。

 

一歩踏み外せば即爆発。

地面には無数のプレートが敷き詰められ、

重量・振動・衝撃に反応する。

 

他の生徒たちは、慎重に進むか、

氷で固める、爆風を利用するなど、各々の方法を取っていた。

 

だが――

 

「ま、待て!あいつそのまま突っ込む気か!?」

 

観客席がざわめく。

 

キルアは、減速しない。

 

むしろ――

さらに、速くなる。

 

「……ッ!」

 

一歩。

地雷が反応する。

 

だが、爆発する“前”に――

もう、次の一歩が地面を蹴っている。

 

踏んでいるのに、起爆はさせない

 

 

いや、正確には――

起爆する前に離れている。

 

 

ドドドドドッ!!

 

 

キルアの通過した“後”で、地雷が連鎖的に爆発する。

火柱が上がり、衝撃波が走る。

 

だがその中心に――

 

彼はいない。

 

 

「はぁぁぁ!?!?」

 

 

「地雷原を……直線で!?!?」

 

 

カメラが追う。

だが、追いつけない。

 

画面に映るのは、

一直線に刻まれた焦げ跡と、

その先に――すでにゴールへ突入しているキルアの背中。

 

 

 

 

 

『なんと!なんとぉぉ!!ここまで圧倒的な結果を誰が予測出来たのかぁぁ!?今1番にスタジアムに還ってきたその男の名はーーーーー』

 

 

『1年A組ィィィィ!!八木キルアだあぁぁぁ!!』

 

 

 

この日、日本中にいや…世界にも八木キルアの名が知れ渡る

 

 

 

 

 

 

観客席。

教師席。

プロヒーロー席。

 

全員が、言葉を失っていた。

 

「……あれが……1年……?」

 

「速度系個性……いや、次元が違う……」

 

「彼がエンデヴァーの息子さん?」

 

「違う違う!それは2位の子だよ!」

 

「あぁーあの子も十分凄いんだけど…ちょっと一位の子がねぇ」

 

「まぁな〜…ておい!」

 

「おん?…っエンデヴァー!?す、すいませんでしたぁぁ!」

 

 

 

後ろの席で燃え盛る炎を滾らせるエンデヴァーの姿が見える

 

 

(あの時の子供かぁぁぁ!!!焦凍ぉぉぉ!!何をやっている!?何のためにお前を…)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの後次点でゴールしたのはまさかの緑谷だった。どうやったのかは知らないけど焦凍と爆豪を抑えてのゴールなんて中々出来るもんじゃない。伊達に親父にしごかれてないって訳か…

 

そして次々とゴールしていくのはAとBのヒーロー科のみんなだった。やはり戦闘に特化している個性を有しているだけあってこの手の競技に強いのか

 

 

 

 

 

 

 

 

◆ 第二競技:騎馬戦

 

そして障害物競争の結果が、巨大スクリーンに映し出される

 

 

 

 

《1位:八木キルア(1-A) 1000万ポイント》

 

《以下略》

 

――ざわっ。

 

 

「……1000万!?」

 

「全員あいつ狙いじゃねぇか!」

 

「あいつ人で優勝できる点数だぞ……!」

 

「お前らさっきの見てなかったのかよ!あんなやつにどう勝つんだよ!」

 

「いやでも!…」

 

 

観客席がどよめく。

教師陣も、そして生徒たちも――誰もが同じ結論に辿り着く。

 

“キルアを引きずり落とせ”

 

それが、次の競技の…必勝の攻略法となる

 

 

 

 

◆ ルール説明

 

 

 

4人1組の騎馬を組み、

相手のハチマキを奪い合う。

 

制限時間15分。

奪ったポイントの合計で順位が決まる。

 

使用できるのは個性。

だが――致命的な攻撃は禁止。

 

プレゼント・マイクが叫ぶ。

 

 

「つまりィ!

八木を落とせば今からでも一発逆転ってワケだァ!!」

 

 

 

煽るような実況に、会場の熱が一気に上がる。

 

 

生徒たちは歓声を上げながらも、

同時に頭を回転させている。

 

(あれを奪えば、勝てる)

 

(逆に、組めば地獄が待っている)

 

 

 

確実に1000万を皆が狙いに来る

だからこそ――

キルアの周囲だけ、不自然な距離が生まれた。

 

誰も近づかない。

誰も声を掛けない。

 

 

(まぁ、普通はそうなるよなぁ〜)

 

 

キルアは焦りもなく、

ただ淡々と周囲を見渡していた。

 

その時

 

 

「…ねぇ一位の人!」

 

 

声がした。

柔らかく、それでいて芯のある女性の声

 

振り向くと――

そこには、オレンジ色の髪をサイドテールにした見たことのない女子生徒が立っていた。

 

 

「まだ誰も居ないんならウチらと組まない?」

 

 

そう話す彼女が見つめる先には銀の髪が逆立っているような髪型をしている男

 

 

「…誰あんたら?」

 

「あぁ〜やっぱ知らないよね?」

 

「俺は一年B組!鉄哲徹鐵だ!鉄哲って呼んでくれていいぜ!」

 

「…先越されちゃったけど私も一年B組の拳藤…拳藤一佳って言うんだ!」

 

 

B…組か…あんま接点無かったけどなんで俺に?

 

 

「せっかく声掛けてもらったところ悪いんだけど今の状況分かってる?」

 

「状況?…あぁ、勿論!アンタが一位でポイント持ってるからみんな狙ってんだろ?」

 

「…」

 

「逆に言えばそれさえ守り抜けばウチらが一位ってことじゃん!私はそっちの方が燃えるね!」

 

「…お前は?」

 

「…俺は正直初めはお前らA組にあんまいいイメージ無かったけど…この順位表見せられると色々考えさせられたぜ」

 

 

そう言う鉄哲の視線の先には今の時点での成績順位…上からキルアに緑谷…轟に爆豪と見事にA組の面々が上位を独占している

 

 

「もうなりふり構ってる暇はねぇ…だから頼む!俺を入れさせてくれ!」

 

 

そう言い頭を下げる鉄哲

 

 

「…おっけー。気持ちは伝わったぜ。そんじゃああと1人…っと」

 

 

そう言いかけた時

 

 

「キルアく〜ん!!まだ空いてるかな!!」

 

 

声のした隣を見るとそこに居たのは

 

 

「お?葉隠じゃん。」

 

「まだ空いてたらアタシも入れて欲しいんだけど!」

 

「…それはまたどうして?」

 

「へ?」

 

 

まさか理由を聞かれるとは思いもしなかった葉隠は返答に戸惑う。…俺としては普通に入れても良かったんだけどそれだと生半可な気持ちで受けたと他のやつに思われかねない。

 

 

「…アタシの個性ね。透明化だけどアタシ自身が戦闘向きってほどの力が無いし第一ステージでも良い結果残せなかったの。…だから中々入れてくれるチームなくて…」

 

「…」

 

「…でも諦めたく無い…ここから這い上がって今からでも一位になりたい!…そのために私なりに一位に1番近いと思うキルアくんに会いに来たの!…なんでもやるからチームに入れてください!お願いします!」

 

「…おーけー合格だ!一緒に頑張ろうぜ?」

 

「え!!いいの!!やったぁぁ!ありがとうキルアくん!!」

 

 

 

まぁあんだけの覚悟見せられたらなぁ。…みんなこの体育祭にかけてんだ。…生半可なプレーは見せらんねぇ

 

 

「てことでこの4人で行くけど異論ないな?」

 

「「「おう!((うん!!))」」」

 

「じゃあ個性の確認しよう。拳藤と鉄哲の個性は?」

 

 

拳藤一佳:個性 【大拳(たいけん)】

 

自分の拳を巨大化させて絶大なパワーを生み出すことができる。この"個性"で、敵の攻撃をガードする防御技としても活用しているようだ

 

 

鉄哲徹鐵:個性 【スティール】

 

肉体の一部や全身を金属化する事ができる。強度・パワーに優れ盾にも矛にもなる。切島の『硬化』とよく似た性質の変形型個性で全身を金属化させ、銃弾をも跳ね返す鋼の肉体へと変化するそうだ

 

 

 

「オッケー…なら役割を決めようぜ。俺が決めるけど異論は?」

 

「ねぇ!」

 

「役立ててね!」

 

「ないよ!」

 

 

 

騎手は勿論俺…これは騎手が他のチームの騎手と争う時点である程度の戦闘力が必要とされ尚且つ人体の上や空中での攻防など優れた運動能力を必要とされるだ

 

前手…正面の馬となるは鉄哲だ。…理由としては俺の能力である電気にある程度耐えられ尚且つコイツの担力と個性による強度を信頼しある程度の振動や攻防にも耐えうる馬になると思ったからだ。

 

左右の側面…こちらに拳藤と葉隠を持ってくる。拳藤は大拳によるフォローや広範囲の防御が期待できるし葉隠は透明化による奇襲を仕掛けることができる。

 

 

「まぁあとは…多少痺れるけど我慢してくれよ」

 

 

そう言い笑顔で周りを見渡す俺を他のメンバーは

 

 

「おう!任せとけ!」

 

「…これが切奈が言ってた一年ツートップのイケメンの破壊力か…」

 

「…他のクラスでも騒がれてたんだ…」

 

 

 

 

 

 

 

俺たちの他には緑谷に爆豪…それに焦凍も自分のチームを作ってるようだった。まぁぱっと見やっぱあの3人が警戒しておいた方がいいメンツっぽいな。…そして警戒しておくメンバーを選定した瞬間

 

 

「……っ」

 

「!?キルアくん!」「おい八木!」「なになに!どうしたの!」

 

 

紫色の逆立った髪型の男から嫌な雰囲気を感じた俺から咄嗟に全身から白い稲妻が迸った

 

懐かしいこの感覚…懐かしいっつっても嫌な懐かしさを覚える。

実の弟を何年も洗脳し自分の思うがままに操作しようとしていた兄貴のことをな。

…にしてもなんであいつからイル兄の面影を感じたんだ?

 

 

 

「ーーーねぇ!…ねぇってば!」

 

「おっと。」

 

「そろそろ始まるよ!…大丈夫?」

 

「…あぁ大丈夫大丈夫…」

 

 

心配した葉隠が下から覗き込むように見つめる

そう言うキルアの額からは汗が吹き出していた

 

 

「…本当に?」

 

「…心配すんなって!勝ってやっから!」

 

「もう!…そう言うことじゃないのに…」

 

 

そう言い残し葉隠の頭を軽く撫でた俺は一旦下を向き集中する。とりあえず…今はこの競技に集中しろ

 

…生半可な気持ちで勝てるほどみんなは甘くない

 

 

 

「…ふぅ…さぁ…行くか」

 

 

 

 

 

そうして雄英体育祭第二種目の騎馬戦がスタートするのだった

 

 

 

 

 

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