私は、知りました!前書きなど書かなくても良かったということを!
今まで書かなければいけないものだと思い込んでました…あはは。
なので、これからは前書きを書かずにあとがきだけを書いておこうかと思います。
と、まぁ、本文へ、どうぞ!
「っ…んだ!何だってんだよ!お前に俺を持ち上げる力があるっていうのかよぉ!」
ラッドは自身を飛ばした少女…シャーリーを見開いた眼で見つめる。
ミシェルはその隙に銃をラッドに向け、2発連続で撃った。
「っが!?……っそが!」
一発目は不意をつけた為、二の腕に当たったのだが、二発目はそうはいかなかった。
ラッドは宙に浮いているというのに身体を捻らせ、その弾丸を躱したのだ。
ラッドはそのまま地に足をつけ、立つ。
「痛えじゃねぇか!何しやがる!」
「何って、見てのとおりだろう。…お前は見たらわかることを俺に説明させる気か?」
「ミシェル、ラッドっていう人が言いたいのはそういう意味じゃないと思うよ?」
「そんなこと、言われなくとも分かっている。ちょっとしたお遊びだ。それよりも…シャーリー、凄いな。」
「にひひ、でしょ!」
ミシェルが褒めているのは、先程のラッドを投げ飛ばしたことだろう。
あれは、武術などでは無く、ただの力技だ。
だからなのだろうか、シャーリーはミシェルに褒められてとても嬉しそうにしている。
「ああ、全くだぁ!男を投げ飛ばす女は初めて見たぜぇ!」
「いやぁー…私も初めて武術を使わずに投げ飛ばしたよ!お蔭で体中が痛くってたまらない!」
「それぐらいなら大丈夫だな。」
「うわ、ひっどーい。全然大丈夫じゃないんだけど!」
「そうやって俺を怒る元気があるなら問題ないだろ…。」
シャーリーとミシェルが談笑…と言っていいのかいささか謎だが―をしていると、ラッドが入ってきた方の扉から、ウエディングドレスに似た服を着た女性と、ラッドの仲間らしき人が入ってきた。
「おい、ラッドぉ!お前、銃声が聞こえたからって走っていくんじゃねぇよ!」
「いやぁワリィワリィ、つい浮かれちまってよぉー。」
「……ラッド…血……。」
ウエディングドレスを着た女性…ルーアがラッドに駆け寄る。
「あ?こんくれぇ問題ねぇって!」
「……お前の仲間か?」
「ん、ああ。……って、そうだったぁ!俺ぁ、今から車掌室に行かなきゃいけねぇんだったぁ!」
「何だ、ラッド。お前、忘れてたのかよ!てか、こいつら誰だ?」
「俺は…ミッチェル・アッシュベリー、ただの探偵もどきだ。」
「けっ!よく言うぜぇ、お前みたいな探偵がいるかってんだ!」
「……もしかして、その傷…この人達に?」
「ああ!ちょっとしくじっちまってよぉ!まさか、持ち上げられるとは思いもしなかったぜぇ!」
「よくわかんねぇが…殺さねぇのか?」
「あー、やめたやめた。こいつら殺される覚悟ってもんを持ってやがる。殺ってもつまんねぇよ。それより、早く車掌室に行こうぜぇ?」
「あ、ああ、分かった。」
そう言うと、ラッドとその仲間たちは、ミシェルとシャーリーを放ってミシェルたちが来た方向…車掌室がある方向へと向かって行ってしまった。
「…何だったんだ、あいつら…。てっきりどちらかが死ぬまでやめないのかと思っていたんだが…。」
「女の人が来たからじゃないかな。」
「…やっぱり、よく分かんないな。人間ってやつは。」
ミシェルが歩き始めると、それにシャーリーも付いて行く。
だが、ミシェルたちはまた、歩みを止められてしまった。扉の目の前で、だ。
「…泣くなミリア、俺にいい考えがある。」
扉の先から、食堂車で聞いた声が聞こえてきたのだ。
「ニューヨークでお土産を買おう。きっとニューヨーク土産でもエニスは喜ぶぞ!」
「そうだね!アイザック頭いい!素敵だね!」
ミリアとアイザック、声だけではなく、名前も聞いたことがある。
シャーリーは急いで扉を開け、その人たちのことを呼ぶ。
「ミリアさん!アイザックさん!無事だったんですね!」
ここまで読んで下さりありがとうございました!
ここ、結構悩みました。
ラッドをどうやって別の場所に行かせるか…だってあの人快楽殺人者ですし…
一時は動けないように足を撃ち、その間にミシェルたちが逃げる、と言っても逃げるという表現は正確ではないですけど…。まぁ、逃げるということにしようと思ったのですが、足撃っても動きそうですもん、ラッド。
だから、結構無理矢理です、すみません。
また後日、続きを投稿しますので、その時も見てくださると嬉しい限りです!では!