姫騎士(肉食)共から貞操を守りつつ、僕の騎士道がハードモードすぎる   作:お庭屋さん

49 / 55
第49話:燃え上がる復讐の炎

 ブレスダン領の南部、境界に近い雪原。

 アウグス伯爵家が設営した本陣の天幕内は、張り詰めた緊張感と、それを上回る熱気に支配されていた。

 

 中央に置かれた巨大な作戦机を囲むのは、総大将であるゾーラ・フォン・アウグス伯爵をはじめとする北部の諸侯たち、そして僕。

 机上には詳細な地形図が広げられ、敵味方の駒が配置されている。

 

「……報告します。」

 

 天幕に入ってきた斥候部隊の長が、片膝をついて報告を始めた。

 彼女の装備は軽く、雪中での隠密行動に特化した白の外套を纏っている。ゾーラ伯爵を始めとした保守派、北部諸侯軍――征罰軍――が放った軽騎兵の一人だ。

 

「敵、討伐隊の先鋒は、ブレスダン領境まであと半日の距離に接近。……その数、およそ六千。正規軍、およびグルーゲル子爵の私兵団、さらに金で雇われた傭兵の混成部隊です。」

 

 六千。

 予想していた数よりも多い。王都の守りを薄くしてでも、この「逆賊討伐」に全力を注いできたということか。それだけ奴らは、生き証人である僕たちを消したがっている。

 

「我々の斥候部隊は、敵の斥候を潰すことに成功しました。先行していた敵の偵察騎兵は、バルバラ殿の軽騎兵隊との連携により、一騎残らず捕捉、殲滅いたしました。」

「でかした。」

 

 ゾーラ伯爵が短く賞賛する。

 情報の遮断。これが最初の勝負だった。

 敵は、僕たちがこれほどの規模の軍勢――五千の連合軍を組織していることをまだ知らない。

 彼らの認識では、相手は「手負いの騎士団数名と、百名程度の傭兵、そして農具を持った農民」のままだろう。

 

「して、敵の陣形は?」

 

 伯爵の問いに、斥候長が地図上の赤い駒を動かした。

 細長く、一本の線のように伸びた配置。

 

「……『長蛇の陣』です。本隊を中心に、輜重隊を挟み込み、街道に沿って長く伸びた隊列で進軍しております。」

 

 その報告を聞いた瞬間、天幕内の空気が変わった。

 諸侯たちが顔を見合わせ、失笑とも怒りともつかぬ声を漏らす。

 僕も同じく、あまりに信じ難い報告に思わず息をついてしまう。

 

「……長蛇、だと?」

 

 ゾーラ伯爵の眉がピクリと動いた。

 その黄金色の瞳が、冷ややかな怒りで細められる。

 

「この開けた雪原で、しかも敵地へ侵攻しようという時に……長蛇の陣だと? 正気か?」

 

 長蛇の陣は、山岳地帯や狭い街道を移動する際には適している。だが、横への防御が極端に薄く、側面を突かれれば部隊が分断される脆い陣形だ。

 敵がいるかもしれない平原でこの陣形をとる理由は、一つしかない。

 

「……舐めているのですね。」

 

 僕が呟くと、オークの偉丈婦、アリスト子爵が不愉快そうに鼻を鳴らした。

 

「ああ。ハナから『戦う気』なんてないんだろうよ。ただの行軍、ただの処刑だと思ってやがる。……抵抗なんてされない、踏み潰して終わりだってな。」

 

 完全な油断。いや、慢心。

 奴らにとって、この討伐は戦争ですらない。「ゴミ掃除」程度の認識なのだ。

 

「ククッ……ハハハハッ!!」

 

 突如、ゾーラ伯爵が乾いた高笑いを上げた。

 その笑声には、底知れぬ怒りと、獲物を見つけた捕食者の愉悦が混じっている。

 

「よもや、ここまで愚かとはな! 徹底抗戦派などと勇ましい名を名乗りながら、その実態は戦を知らぬ素人の集まりか!」

 

 バンッ! と机を叩き、彼女は立ち上がった。

 その巨躯から放たれる威圧感に、天幕が震える。

 

「良いだろう。その慢心、骨の髄まで後悔させてやる。……全軍、陣形を変更する!」

 

 伯爵が地図上の青い駒――我ら連合軍の駒を一気に動かした。

 横に広がっていた陣形を、一点に集中させる形へ。

 鋭く尖った、三角形の陣。

 

「『蜂矢の陣』だ。」

 

 蜂矢の陣。

 防御を捨て、突進力と貫通力に全てを賭けた、超攻撃型の陣形。

 一点突破で敵の中枢を食い破る、必殺の構え。

 

「敵の弱点は、間延びした側面だ。……我が軍の主力を切っ先とし、敵本隊の横っ腹に風穴を開ける!」

 

 伯爵の指が、敵の長蛇の陣の中央――本隊の位置を叩く。

 

「先鋒は……マドゥワス卿、貴殿に任せる。」

 

 黄金の瞳が、僕を射抜いた。

 

「貴殿と、マドゥワス騎士団。そして『赤錆の風』。……貴様らが、この巨大な矢の『鏃』となれ。」

「……ッ!」

 

 一番槍。

 名誉であり、最も危険な役割。

 だが、今の僕たちにとって、これほど望ましい配置はない。

 

「我がアウグス家の精鋭騎士団が、その側面を固める。……残りの諸侯連合軍は、敵の先頭と後尾を抑え、奴らが混乱から立ち直る前に包囲、殲滅せよ!」

 

 完璧な作戦だ。

 敵の先頭と後尾を別働隊が食い止め、動きを封じている間に、最強の突破力を持つ中央軍が、手薄な本陣を蹂躙する。

 長蛇の陣の弱点を、最も残酷な形で突く戦法。

 

「……マドゥワス卿。不服か?」

「いいえ。……感謝します、閣下。」

 

 僕は深く頭を下げた。

 ゾーラ伯爵は分かっているのだ。

 僕たちが、どれほどの思いでこの戦場に立っているかを。

 母を奪われ、濡れ衣を着せられ、故郷を焼かれようとしている僕たちの、「復讐」の権利を。

 一番槍を任せるというのは、僕たちに「敵将の首を取る権利」を譲るという、武人としての最大の配慮だった。

 

「部下たちは、飢えています。……敵の血肉を食らいたくて、うずうずしていますよ。」

「ハッ! 良い殺気だ。……ならば存分に暴れろ。背中は我々に任せ、ひた駆けるが良い。」

 

 伯爵は満足げに頷き、そして全軍に向けて号令を発した。

 

「聞いたな! 作戦開始は明朝! 敵が朝霧の中、寝ぼけた頭で進軍してくるところを、側面から叩き潰す!」

「「「応ッ!!!」」」

 

 諸侯たちが力強く応える。

 それぞれの領地の誇りを懸けて。

 そして、腐敗した売国奴共に鉄槌を下すために。

 

「……皆様、感謝申し上げます。このご恩は必ずお返し致します。」

 

 一番槍は騎士の誉。それを快く任せてくれた諸侯の皆々様に感謝を述べて天幕を出た。

 冷たい雪の風を吸い込んだ。

 肺が焼けるように熱い。

 恐怖はない。あるのは、静かに、しかし激しく燃え上がる青い炎だけだ。

 

「軍議は上々だったみたいだな。……ウチの連中も、待ちくたびれてるところだ。派手な花火を打ち上げようじゃないか。」

 

 天幕の外では見知った赤髪の女傑が一人。

 バルバラが斧を担ぎ、獰猛に笑っていた。

 

「あぁ、喜べ。一番槍だぞ?」

「ヒュー!腕がなるねェ!」

 

 賽は投げられた。

 明日、この雪原が赤く染まる。

 それは僕たちの血か、それとも――。

 僕は自軍の野営地へと足を向けた。

 そこには、僕と同じ炎を目に宿した、誇り高き「家族」たちが待っている。

 

 

 ☆

 

 

 

 軍議を終え、僕は重い足取りでゾーラ伯爵の本陣を後にした。

 天幕の外は、日が落ちかけて紫に染まった雪原が広がっている。頬を刺す風は相変わらず冷たかったが、今の僕には、その冷気さえも生ぬるく感じられた。

 それほどまでに、身体の奥底で燻る熱――どす黒い怒りと使命感が、全身の血を沸騰させているのが分かる。

 

「……へっ。いい面構えになったじゃないか、色男。」

 

 隣を歩くバルバラが、口元を歪めて笑った。

 彼女は愛用の戦斧を肩に担ぎ、雪を踏みしめる音を楽しんでいるようだ。

 

「一番槍だ。敵のど真ん中に突っ込んで、肉壁を食い破るだけの簡単な仕事さ。……ビビって漏らすんじゃあないよ?」

「……まさか。望むところだ。」

 

 僕は短く答えた。

 恐怖はない。あるのは、早くあの高慢な敵将たちの喉元に剣を突き立てたいという、飢えにも似た衝動だけ。

 

 しばらく歩くと、連合軍の野営地の一角、マドゥワス騎士団と『赤錆の風』が駐屯するエリアが見えてきた。

 いつもならば、そこは華やかな場所だ。

 屈強な女傭兵たちが賭け事に興じて卑猥な冗談を飛ばし、我が騎士団の従騎士たちが、僕の姿を見つけるなり「キャーッ! エヴ様がお戻りよ!」「今日も尊い!」と声を上げて駆け寄って来てくれる。

 そんな、騒がしくも温かい日常がそこにはあったはずだった。

 

 だが。

 天幕の入り口をくぐった瞬間、僕を出迎えたのは、墓地のような静寂だった。

 

「…………。」

 

 音がないわけではない。

 シャリ……シャリ……という、一定のリズムで金属を研ぐ音。

 ガチャリ、と鎧の留め具を確認する乾いた音。

 そして、パチパチと爆ぜる焚き火の音だけが、不気味なほど鮮明に響いている。

 焚き火を囲んでいるのは、二十八名の騎士。

 彼女たちは誰一人として笑っていなかった。酒を飲む者も、無駄口を叩く者もいない。

 まだあどけなさの残る十代の従騎士の少女たちでさえ、今はその瞳から「少女」の色を消し去っていた。

 

 彼女たちは黙々と、愛用の剣や槍の穂先を砥石で磨き上げている。その瞳に宿っているのは、親を殺された獣のような、昏く、底冷えするほどの殺意だ。

 彼女たちにとって、先代領主ラウラ・マドゥワスは絶対的な英雌であり、師であり、騎士としての指標であり、そして母だった。

 それを、卑劣な罠と暴力によって奪われ、あまつさえその息子である僕にまで汚名を着せようとしている。

 

 許せるはずがない。と言うように、彼女たちの沈黙は、爆発寸前のマグマが地殻の下で脈打っている音そのものだった。

 

「……お戻りですか、団長。」

 

 音もなく、クロエが歩み寄ってきた。

 彼女もまた、いつもの温和な人好きのする笑みを忘れ、腰には、手入れの行き届いたショートソードを佩いている。

 

「皆、準備は整っております。……いつでも、奴らの肉を削ぎ落とせるように。」

「ああ。……頼りにしているよ、クロエ。」

 

 僕は彼女の肩に手を置き、野営地の奥へと視線を向けた。

 そこに、ひと際大きな焚き火があり、その炎の前で一人、胡座をかいて座り込む副団長の姿があった。

 

 彼女の手には、いつもの愛剣――あの巨大な『ツヴァイハンダー』はない。

 王都脱出の際、母上と僕を守るために振るわれ、折れてしまったあの剛剣は、もう彼女の手にはないのだ。

 

 代わりに握られているのは、黒光りする巨大な鉄塊。

 身の丈ほどもある刀身は厚く、装飾の一切を削ぎ落とした無骨な作り。

 聞かなくとも分かる。カステ領で製鉄される独特な黒い鉄。

 その剛健な鉄で鍛え上げられた『クレイモア』だ。

 恐らく、ゾーラ伯爵から贈られた一振りなのだろう。

 

 ギィ……シャリ……。

 ギィ……シャリ……。

 

 ルイーズは、その黒い刃を、大きな砥石でゆっくりと、慈しむように研いでいた。

 炎の光を受けて、黒い刀身が鈍く、禍々しく輝く。

 

「……いい剣だな。」

 

 僕が声をかけると、ルイーズは手を止めずに答えた。視線は、剣の表面に映る自分の顔に注がれたままだ。

 

「……ええ。重く、硬く、そして冷たい。……華やかさの欠片もない、ただ人を殺すためだけの鉄塊です。」

 

 彼女の声は、凍りついた湖面のように凪いでいた。

 

「今の私には、この無骨さが丁度いい。」

「ルイーズ……。」

「……ラウラ様は、私の光でした。」

 

 彼女の手が止まる。

 革手袋が軋むほど、強く柄を握りしめているのが分かった。

 

「いつかあの方のように、強く、気高く、美しい騎士になりたい。そう願って剣を振ってきました。……貴方様をお守りする為、我らが忠を捧ぐマドゥワス家を守る為に。」

 

 ふ、と彼女が自嘲気味に笑う。

 

「ですが、そんな甘い理想が、あの方を死なせてしまった。幼馴染が……ネリーが倒れてしまった……私の剣がもっと速ければ。私がもっと、なりふり構わぬ修羅であれば。」

「違う! それは……!」

「慰めないでください、エヴ様。……事実は、変わりません。」

 

 ルイーズはゆっくりと立ち上がった。

 長身の彼女が、黒鉄の剣を片手で軽々と持ち上げる。

 焚き火の炎が爆ぜ、彼女の金髪を照らし出した。その美しい碧眼には、かつての快活な輝きはなく、狂気すら孕んだ決意の炎が揺らめいている。

 

「私はもう、一介の騎士ではいられません。……この剣は、貴方様の前に立ち塞がる全ての敵を叩き潰し、挽肉に変えるための刃です。」

 

 彼女は切っ先を夜空に向けた。

 それは誓いだった。

 騎士としての誇りを捨て、ただ主を守るための「怪物」になるという、悲壮なまでの決意。

 

「見ていてください、ラウラ様。……貴女が命を賭して守り抜いたこの方を、今度は私が、地獄の底まで守り抜いてみせます。」

「……ルイーズ。」

 

 かける言葉が見つからなかった。

 僕はただ、彼女の決意を受け止めるように頷くことしかできない。

 

「……ああ。頼むよ、副団長。……僕の背中は、君に預ける。」

 

 僕の言葉に、ルイーズは一瞬だけ、いつものような、けれど泣き出しそうな笑顔を見せ、深く頭を下げた。

 

「御心のままに。……マドゥワスの剣となりて、立ち塞がる全てを断ち切りましょう。」

 

 夜風が、血の匂いを孕んで吹き抜けていく。

 決戦の時は、もう目の前まで迫っていた。

 

 

 ☆

 

 

 夜が更け、決戦の時が刻一刻と迫っていた。

 雪原の冷気はさらに鋭さを増し、吐く息すら凍りつきそうなほどだったが、マドゥワス騎士団と『赤錆の風』が布陣する一角だけは、雪をも溶かさんばかりの異様な熱気に包まれていた。

 

 パチパチと爆ぜる松明の明かりが、闇の中に浮かび上がる無数の顔を赤く照らし出している。

 僕の前には、整列した二十八名の騎士たち。そして、バルバラ率いる傭兵団。

 彼女たちの顔に、明日への恐怖や不安の色は微塵もない。

 

 あるのは、獲物を前にした飢えた狼のような獰猛さと、どす黒く濁った昂ぶりだけだ。

 僕は愛馬オニキスに跨り、ゆっくりと彼女たちを見下ろした。

 心臓が早鐘を打っている。けれど、それは怯えではない。

 背中には母上の無念が、隣には覚悟を決めたルイーズが、そして目の前には、僕を信じ、共に地獄へ堕ちようとしてくれる仲間たちがいる。

 その事実が、僕の腹の底に熱い塊を宿していた。

 

「……皆、聞いてくれ。」

 

 声を張り上げる必要はなかった。

 僕が口を開いた瞬間、ざわめきは波が引くように消え、百を超える瞳が僕一点に吸い寄せられたからだ。

 

「敵は六千。対して我々は、ゾーラ伯爵含め、北部諸侯の軍を合わせても数で劣る。……常識で考えれば、勝ち目はないかもしれない。」

 

 僕は腰の剣を抜き放った。

 成人の儀を終えた日、母上から贈られたマドゥワスの紋章が入ったロングソード。

 もはや母上の形見となったその切っ先を、天ではなく、敵が潜む闇の方角へと突きつける。

 

「だが、奴らは知らない。……このブレスダンの大地がどれほど過酷か。そこで生きる我々が、どれほどの泥と雪を乗り越えてきたか!」

 

 騎士たちの肩が震える。

 抑えきれない殺気が、湯気のように立ち昇るのが見えた。

 

「奴らは我々を『ゴミ掃除』だと言った。敗残兵の残党狩りだと。……上等だ。ならば教えてやろう。そのゴミ掃除に、喉笛を食いちぎられる恐怖を!」

 

 オニキスがブルルッ、と鼻を鳴らし、前足を掻く。

 僕の言葉に呼応するように、騎士たちが一歩、前へと踏み出した。

 

「我々は鏃だ!卑劣なる悪鬼共を討ち滅ぼす矢だ!マドゥワスの誇りを懸け、敵の脇腹を食い破る最初の一撃を!舐め腐った反逆者共に鉄槌を!!!」

「「「オオオオオオオオオオッ!!!!」」」

 

 腹の底から絞り出された咆哮が、夜空を震わせた。

 それは綺麗な歓声ではない。

 怒り、憎悪、悲しみ、そして渇望――あらゆる感情がないまぜになった、獣の如き叫び。

 

「行くぞ!! 母上の無念を、陛下の仇を!! ……この雪原を、奴らの血で赤く染め上げろ!!」

 

 僕の号令と共に、隣にいたルイーズが動いた。

 彼女は『黒鉄のクレイモア』を高々と掲げ、普段の玲瓏な声とは違う、裂帛の気合を迸らせる。

 

「マドゥワス騎士団、抜剣ッ!!」

 

 ジャラッ!!

 一斉に抜かれる白刃の輝きが、松明の光を反射して煌めく。

 

「我らが主、エヴァン・クロード・マドゥワスの為に! 邪魔する者は皆殺しにしろ!! 地獄の果てまでお供するのだ!!」

「「「マドゥワスに栄光あれ!! 復讐を!! 」」」

 

 バルバラもまた、狂喜の笑みを浮かべて戦斧を振り回した。

 

「ハハハッ! いいねぇ、最高だ! 赤錆の風始まって以来の大一番!女郎共ォ!遅れを取るんじゃないよ!」

「「「うおぉぉぉぉぉぉッ!!!」」」

 

 アグニまでもが「ガウッ! ヤル! ツブス!」と興奮して飛び跳ねている。

 もう、誰も止められない。

 ためらいも、慈悲も、騎士としての綺麗な誇りさえも捨て去った復讐者たちの群れ。

 

 燃え上がる復讐の炎が、雪原を焼き尽くそうとしていた。

 夜明けと共に始まる殺戮の宴を待ちわびて、僕たちは長く、熱い夜を越える。

メインキャラが増えてきたので....みんなの好きなキャラを教えてくれぇ!!!書くわよ〜!!!!

  • ルイーズ・ロンズデール
  • ネリー
  • サーシャ、クロエ、ミリア他騎士団
  • アンドレア殿下
  • ガーベラ
  • アグニ
  • バルバラ
  • 上記以外のキャラクターは感想等で教えてね
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。