転生タイガのオーブ改革録 〜崩れゆく世界で未来を選び直す〜 作:台風200号
※前書きです。
本話は独自設定・原作改変を含みます。
原作とは異なる表現、矛盾、人物、設定が登場しますが
本作独自の創作ですのでご容赦ください。
転生者アスハ家の三男、タイガ・ウラ・アスハの日常は?
まあ、5歳児ですからw
第2話 オーブの神童
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アスハ家の三男、タイガ・ウラ・アスハは神童である。
わずか五歳で日常会話、計算、文字を習得し、
積極的に知識を求めて専門書を読み漁り、
さらにインターネットまで駆使するようになるのに時間はかからなかった。
周囲は「オーブの神童」「将来が実に楽しみだ」と称賛を惜しまなかったが、
本人にとっては前世知識を使っているだけであり、
当たり前のことが当たり前にできるだけだったので、特に何も感じていなかった。
――
「う~~~む~~~?」
タイガは苦悩していた。
世界情勢だろうか?
ナチュラルとコーディネーターの人種問題だろうか?
「今日の夕飯はみーとそーすかなあ~、ぐらたんかなあ~」
どちらでもなかった。
いくら前世の知識があっても、五歳児の頭の中身などそんなものである。
――
タイガは年の離れた兄、ウズミに話をせがんだ。
ウズミは父の秘書として日々経験を積んでおり、
家庭内でも知識や教養を惜しみなく伝える人物であった。
「タイガ、これは必要ないと思うけど……」
子供にこんな話をしてもわからないだろうと思いつつも、
弟可愛さのあまり、ウズミは必要ない様々なことまでタイガに教えまくっていた。
そんなウズミの考えをよそに、
タイガは必要・不要を問わず、あらゆることを次々と教わって吸収していくのだった。
「兄上~、これは何?」
「あ~、これはだねえ?」
「兄上~、これは?これは?」
「あ~、これはだねえ?・・・まだタイガには早いかなあ?」
「え~、教えて、教えて」(ニヤリ)
「保健体育の教科書なんてどこから持ち出してきたのでしょうか?」
「ウズミ様も真面目にお相手される事もないのに」
「まあ、いくら神童とはいえ5歳児ですからなあ?」
「まあ、年の離れた弟が可愛いというのは理解できますがね」
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「ねえ~、ねえ~、兄上~」
「あ~、これはだねえ?」
「ねえ~、ねえ~、兄上~」
「あ~、これはだねえ?」
「ねえ~、ねえ~、兄上~」
「あ~、これはだねえ?」
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「どうしたんです兄上?」
「ああホムラか?タイガの事なんだが・・・」
「タイガがどうかしましたかな?」
「そろそろ小学生高学年の教科書の勉強に進むみたいなんだ」
「はあ?タイガはまだ5歳ですよ?」
「そうなんだ。よく話を聞いてみるとしっかりと内容も理解しているみたいだし・・・」
「神童と言うのは本当ですね」
「全く将来が楽しみだよ」
その後もタイガはウズミに尋ねまくった。
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「ねえ~、ねえ~、兄上~」
「ん?なんだい?」
「今日はみーとそーすかなあ?ぐらたんかなあ?いや、はんばーぐにちがいないよね?」
将来よりも5歳児の頭の中の今日の悩みは 夕飯のメニュー。
所詮そんなものである。
――
しかしそんなタイガの胸の中にも前世から残っているものがあった。
「宇宙ってどんなとこだろう?人はどこまでこの宇宙の先に行けるんだろう」
「宇宙へのあこがれ」
それはこの世界に転生しても尚タイガが持ち続けた「想い」であった。
そして人が既に宇宙に進出しているこの世界では、宇宙は前世よりももっと身近なものになっていた。
「よし!いつか絶対俺は宇宙へ、宇宙の果てへ行くぞ!」
「俺が行けなくてもきっといつか、きっと誰かが行ってくれるぞ!その為にも俺はこの世界で精一杯がんばるぞ!」
5歳児の健気な誓いである。
「そしていつか、いつかきっと俺のクリアデータを再びこの手に!」
・・・君、まだあきらめてなかったのね?
無駄なんじゃない?
「うるせー、宇宙の果てまで行けばきっと何か方法があるはずだ!
あるに違いない!
あるに決まっている!
あったらいいなあ?
・・・いやいや俺は絶対あきらめねーぞ!」
5歳児の無駄な、健気でもない誓いであった。
台風200号と申します。
私の拙い作品に目を通していただきありがとうございます。
皆様のお手元に少しでも笑顔をと願っていますw
次からは怒涛の展開で種で大人気(?)のあの人の登場ですw