転生タイガのオーブ改革録 〜崩れゆく世界で未来を選び直す〜 作:台風200号
※前書きです。
本話は独自設定・原作改変を含みます。
原作とは異なる表現、矛盾、人物が登場しますが
本作独自の創作ですのでご容赦ください。
いよいよ『彼』の正体が明らかになります(笑)
まあ、『彼』以外にあり得ないので、間違える筈はありませんが(汗)
男は善人ではなかった。
分類で言えば間違いなく悪人であろう。
娼館を経営し、女だけでなく幼い子供でさえ働かせ、私腹を肥やす。
まともな人間であれば眉をひそめるような真似もしてきたし、これからもしていただろう。
そんな男の未来が変わったきっかけは、エイプリルフール・クライシスだった。
ブルーコスモスの支援があるとはいえ、犠牲者が出るのは避けられない。
その時犠牲になるのは誰か?
弱者である女子供である。
男はブルーコスモスの取りこぼした女子供を救って回った。
「これは唯の商品の仕入れだ! お前たちは俺に感謝なんかする必要はねえんだよ!」
その言葉は正しかった。
男は救った女子供を自分の娼館で働かせた。
だが、男に救われた者たちにはそんな事はどうでも良かった。
ブルーコスモスでさえ助けられず、放っておけばそのまま死ぬだけだった自分たちを、
男は救ってくれたのだ。
ならば、自分たちがその恩を返すために働くのは当然ではないか?
誰にも顧みられず、見捨てられ、唯死を待つしかなかった。
そんな自分たちを救ってくれた時に、男が与えてくれた薄いスープの味を思い出し、女たちは自分の想いを確かめていた。
男はヨーロッパ各地に拠点を次々と移していた。
「混乱している所であれば娼館の需要は間違いなくある!」
男の予想は正しく、娼館は連日繁盛した。
時には軍のお偉いさんが客になる事もあり、その客から寝物語で重要な情報を得られる事も珍しくなかった。
いや、むしろそれが男の本命だった。
各地で娼館を開き、情報を集め、弱みを握り、さらに情報を引き出し、ユーラシア各地に男はちょっとした情報網を個人で作り上げていた。
そんな時、西ユーラシアで独立の機運が高まっていた。
男は考え込んでいた。
西ユーラシアを独立させる?
無理だ。
あのユーラシア連邦の物量に勝てるはずがない。
しかしファウンデーション王国は勝った。
ならば自分たちにも可能ではないか?
いや、ファウンデーション王国は女王の元に統一されていたからだ。
自分たちには女王のような旗頭も、親衛隊のような強者もいない。
――しかし、あの男ならどうか?
用心棒として雇った、不思議に人を惹きつける男。
誰でもあの男の言葉を聞いてしまう、不思議な魅力
――いわゆるカリスマを持つ男だ。
途中で拾った娼婦の一人に入れ込んでいるようだから、こちらの言う事を聞かせるのは簡単だろう。
しかも、何よりも強い。
移動中の護衛用に手に入れたMSを、まるで自分の手足のように自由に扱っている。
プラントとの戦争に参加していたという元パイロットは、「まるで『オーブの白い流星』のようだ」と言うほどだった。
あの男さえいれば、西ユーラシアは独立できるのでは?
独立すれば、NJやユーラシア連邦によって理不尽に殺されるような事は無くなるのでは?
あの男なら、自分たちの旗頭になれるのでは?
そんな夢を抱いて、男は赤く塗られたMSの前に佇む男に声をかけた。
「シャア! 話がある! こっちへ来てくれ!」
※あとがきです。
お読みいただきありがとうございます。
本話には本作独自の設定が多数ありますが、創作上の出来事としてご容赦ください。
裏設定
カルア・デラ・ホクハ
「もうあきらめたらどうです?」
ホクハ家長女
本作最大の超弩級インパクトヒロイン(物理、中期)
タイガへのツッコミ役(物理、初期・中期・後期)(これは例え来世があっても変わらないでしょう(笑))
その右ストレートは既に宇宙の法則と化している(笑)
完全記憶能力の持ち主。幼少時は可愛かった・・・(ただし父にとっては・・・)
8人分の食事を平らげるほどの超高燃費
能力を失った結果・・・(汗
タイガの『せめて留学先に戻る前に顔を見ておこう』という“小さな親切”“余計なお世話”の結果、タイガが留学先に戻る前に“力ずくで”自分を女として認めさせる事になる
名前の由来はカクテルの『カルーア・ミルク』から
実は当初はただのモブキャラの予定だったが、その場の勢いでメインヒロインに昇格(笑)
「タイガは巨乳好きという設定があったな?○乳じゃ無理か?いや、太ってダイエットしたという設定なら?
よし、これで行こう!」
このような作者の《ちみつなせってい》により、カルアはダイエットとリバウンドを繰り返す事になりました(笑)
たいへんだなあ~(他人事w)
キャラクターイメージは初期はガールズパンツァーの西住まほ、中期はミリタリールックのジャングルの王者たーちゃんのジェーン、後期は戦場のヴァルキュリアのセルベリアの黒髪バージョンで、時々中期に戻ります(笑)
アリサ・ジル・サカト
「10年ほど手遅れでしたね~」
本作の最強ヒロイン(笑)(最強とは言っていない)
カルアのダイエットを渋るタイガを「ハイッ!」の一言で屈服させ、カルアに“苦行”に等しいダイエットを課した、タイガの『郎党』の(隠れていない)影の筆頭(笑)
そしてタイガの屋敷の肉食獣筆頭(笑)
タイガの「原作キャラの傍にいれば死ぬ事はないだろう!それならワクチンは他に配ろう!」という“小さな親切”の結果、タイガの『郎党』はタイガに命を救ってもらった(本人たちの自覚)事を理由に集まる事になる。
カルアはそれと関係なくタイガが自分から傍に置く事を望み、さらにオーブでも有力氏族の出身の為、アリサたちはカルアをタイガの伴侶として認めていた
しかしオーブの『立憲君主国への政体変更(血も炎も必要としない新たな国家の誕生)』とタイガの『独身宣言』により、彼女ら『タイガの郎党』はタイガの子供の母として、事実上の『オーブの親王家』や『内親王家』として遇される事になる
数世代後、アスハ家断絶の危機が訪れた時、タイガの子供らによってアスハ家は断絶を免れる事になる
キャラクターイメージは通常は軌跡シリーズのアリサ・ラインフォルト、タイガの屋敷でのメイド姿のイメージはアズールレーンのベルファスト
追伸
あくまでもこのキャラクターイメージは「作者が勝手にこう思っている」というだけで、皆様のイメージを否定するものではありません。
「いや、カルアはこのキャラのイメージだろ!」
「いや!アリサのイメージは絶対このキャラだ!」
という意見も当然あると思います。
むしろ作者の乏しいキャラに対するイメージよりも、皆様の『キャラクターイメージ』をお教えいただいて、ぜひ今後の参考にさせていただけたらと思います。
次回お楽しみください。
2026/8/9 カルアとアリサのあとがきに台詞を挿入しました