転生タイガのオーブ改革録 〜崩れゆく世界で未来を選び直す〜 作:台風200号
※前書きです。
本話は独自設定・原作改変を含みます。
原作とは異なる表現、矛盾、人物が登場しますが
本作独自の創作ですのでご容赦ください。
二〇〇話を超える物語もいよいよエピローグです。
ひとつの時代が終わり、新しい時代の始まりになります。
混迷のC.E.の歴史は終わり、人類の新たな歴史が始まった少し未来とその後の話です。
どうかお楽しみください。
エピローグ
アズラエルは静かに墓石の前で佇んでいた。
年老いたもののその姿はピンと背を伸ばし、しっかりと足を踏み締めて墓の主と静かに無言で語りあっていた。
側にはカルアがアズラエルと死者との語らいを邪魔をしないように控えていた。
アズラエルの無言の死者との語らいが一段落した事を見てとったカルアが、年齢に見合わないほどしっかりと伸ばしていた背を深々と曲げて礼をした。
「わざわざご足労いただきましてありがとうございます。
主もアズラエル様に来ていただいて喜んでいるかと思います。
我ら臣一同御礼を申し上げます」
「臣ねえ?君たちはタイガにとって家族だろう?
そこまで遠慮する必要はないと思うけどねえ」
「いえ、私どもはタイガ様の臣です。
どんなに家族同然に扱っていただいても、それを忘れてはなりません。
そう決めました。私がそう決めました」
「相変わらず自分の意思を曲げないねえ。
初めて会った頃、そのおかげで一緒に留置所に叩き込まれた事を僕はまだ憶えているからね」
「そ、それはもう忘れて欲しいのですが・・・」
「大事な親友の家族の事を、大事な古い友人の事を、そう簡単に忘れたりしないよ」
「・・・全く。アズラエル様が主の親友だという事がよく分かりますね。
主と同じくらい意地が悪いですね」
「心外だなあ?僕はタイガよりももっと心が広いよ。
今となっては直接較べる事が出来ないのが残念だけど」
アズラエルは寂しげな顔をしてタイガの墓石に目をやった。
しばらくの沈黙の後、アズラエルがぽつりと呟いた。
「いきなりだったねえ」
「ええ、「恒星間宇宙船が帰還するのをこの目で見るのが楽しみだ」とおっしゃっていたのですが、帰還の数日前に倒れるとそのまま・・・」
タイガの墓石に目を向けてアズラエルは死者に語りかける。
「全く。君が実現させた夢にまで見た恒星間宇宙船の帰還なんだよ。
何でもう少し待てなかったのさ」
「?主が夢にまで見たとは?」
「ああ、君にも言っていなかったのかい?
昔、タイガと出会ったばかりの学生の頃にタイガと将来の夢を語り合った事があるんだ。
僕はコーディネーターを超える事、タイガは恒星間宇宙船で宇宙へ飛び出す事だって言っていたよ」
「主にそんな夢が・・・
長年一緒にいた私でも知らない事があって、アズラエル様の方が主の事を知っておられるというのは、どうも妬ましいですね」
寂しげにカルアは呟いた。
「君より僕の方がタイガとの付き合いは長いんだ。
その分君でも知らない事はあるさ」
アズラエルはカルアに優しく微笑んだ。
「当時はそんな事は夢物語でしかなかったからねえ。
国同士で戦争ばっかりやっていたから「世界征服でもしないと無理じゃないか?」と笑っていたものさ。
あの頃の僕らは、本気でそんな馬鹿話をしていたよ」
「もしかして主が地球連合を統一したのは?」
「絶対、恒星間宇宙船で宇宙へ飛び出す為だね。
世界が平和になったのはそのついでだね。
タイガにとっちゃ「地球統一」なんて自分の夢を実現する為の手段でしかなかったのさ」
「・・・実に主らしいですね」
タイガの墓石に向かってアズラエルは愚痴をこぼす。
「全く。せっかくその自分の夢を実現させておいて結果を見ないでどうするんだよ。
君の葬式の時には、昔やらかしたあんな事やこんな事を山ほど暴露して、「良い人だった」とか「立派な人だった」とかいう、
事実を知る僕たちからすれば、気持ち悪いものでしかない世間の評判を、粉々にしてやろうと思っていたんだけどなあ」
「それが出来なくて残念だった」と呟くアズラエルに、カルアは微笑みながら告げた。
「やはりアズラエル様は主の親友ですね。主も同じ事を言っておられましたよ」
「ああ、やっぱり?僕らは考える事は同じかあ」
「しかし、そのような事を考えておいでとは、まるで分かりませんでしたが?」
「まあ、いい年齢の老人が棺に縋り付いて泣き喚いていたら分からないよね」
「アズラエル様が来られるというだけでも大変でしたが、おかげでもっと大変でした」
「まあ、悪いけどタイガの葬式の間の事はほとんど憶えていないんだ。
こうやって落ち着けるようになったのも最近でね。
申し訳ないね」
「それでは、せめてもの仕返しにアズラエル様に主が言っておられた事をお伝えします。
これでもう少し落ち着かなくなって下さい」
「なんだい?えらく物騒だねえ?」
そんな事はありませんよ?という返事の後にカルアはタイガの言葉を伝えた。
「主はいつも言っていました。
「アズラエルのやつは間違いなく俺の親友だ。アイツが親友だった事は俺の誇りだ」と。
そして「これは絶対にアズラエルのやつに言うなよ!」と私たちに何度も何度もしつこく念を押していました」
「主のお言葉には背きますが、私たちを残して逝った主が悪いのですからこの程度は許してもらいましょう」
というカルアの言葉の最後の方はアズラエルの耳には届かなかった。
「・・・カルア。君は本当に酷い友人だな?主の言葉に背いて、友人をこんな気分にさせるなんて」
そういうアズラエルの胸には、今までタイガと共に過ごしてきた思い出が、直接顔を合わせずとも、力を合わせて未来を切り拓いてきた風景が、次々と浮かび上がっては消えていった。
「誇りか・・・君にそう思ってもらえたのなら、僕の人生も捨てたものじゃなかったのかな?」
それは数え切れない人を救い、「現代の聖人」とまで呼ばれる人物の述懐ではなかった。
アズラエルにとっては世界中から呼ばれるそんな空虚な呼び名には何の価値も無かった。
そんなものよりも、タイガも自分を「親友」と思ってくれていた事、
タイガが「誇りに思う」とまで言ってくれていた事の方が何よりも大切だった。
それはアズラエルにとって、そんな世俗の事など比較にならないほどの大きな価値のある、意味のある、
何よりも大切な生涯の宝だった。
しかし溢れ出る涙を堪えようともせず呟くアズラエルの姿は、本人が頑なに認めようとしない、「現代の聖人」と呼ばれるにふさわしいものだった。
「カルア。タイガの隣に僕の墓も作っておいてくれないかな?」
「眠るのは親友の側が良い」そう呟くアズラエルにカルアは尋ねた。
「宜しいのですか?アズラエル様の立場上、大聖堂が建立されるというお話でしたが?」
アズラエルも高齢になり、その死後どうするのか?という話が出た。
その時に「現代最高の聖人の墓所を粗末なものに出来るか!」という、ある意味当然の話の結果、アズラエルの墓所として巨大な大聖堂が建立される事になった。
「あんなもの僕を口実にした唯のテーマパークだよ。
あんな所でゆっくり眠りたいとは思わないね。
せめて本当の僕の墓に訪れるのは家族だけで、静かに眠りたい」
そのアズラエルの言葉にカルアは納得した。
裏手は私どもも一緒ですがそれでも構いませんか?
というカルアの言葉にアズラエルは、むしろその方が良いよ、と言葉を返した。
「しかし、タイガも遺言ぐらい残しておけば良いのにね?」
「まあ、普段からあまりそういう事には気を使われない方でしたし。
身内で全て法に従って処理しましたし、文句を言う者もいませんでしたから」
「せめて最後の言葉ぐらいはマトモなものだったらねえ?」
「ええ、最後まで意味の分からない事しか口にしませんでしたから。
「俺の全てが!」
「俺のクリアデータが!」
としかおっしゃいませんでしたし」
その時の事を思い出して「困ったものでした」とカルアは苦笑した。
「まあ、それほど先の事じゃない。その時は迷惑をかけるけどよろしくお願いするよ」
「主の親友の頼みです。間違いなく承りました」
「タイガの親友というだけじゃない。君という古い友人への頼みでもあるんだよ?」
「いえ、私どもはタイガ様の臣です。私がそう決めました」
「・・・君も変わらないねえ?」
「今さら変えようとは思いませんよ?」
アズラエルとカルアは顔を見合わせて笑い合うと静かに別れを告げた。
この数年後、アズラエルは静かに眠りにつき、「現代の聖人」の死に世界は深い悲しみに包まれた。
その後タイガの墓の隣には、ひっそりと目立たないように小さな墓が建てられ、そこには「誇るべき友と共に」という墓碑銘が刻まれていた。
その数年後カルアやアリサやトモなどのタイガの身内も亡くなり、やがて長い時が過ぎた。
オーブの激動の時代も、タイガという名も、静かに歴史の中へ埋もれていった。
蛇足
これは、誰も知る事のない、誰にも語られる事のない後日談。
少年はオーブに生まれた。
名前は100年ほど昔この国にいた偉い王子様の名前を取って「タイガ」と名付けられた。
まあ、男の子に付けられる名前としてはそれほど多くはないが、それほど珍しいものでもない。
物心着く頃から少年は違和感を感じていた。
いつも側にいたはずの「誰か」がいない。
成長するにつれてその違和感は大きくなった。
しかしそれよりも少年が感じていたのは「解放感」だった。
「誰かの視線をいつも感じる事がない!」
「何をしても意味もなく止められる事がない!」
「どこに行っても付き纏ってくる圧倒的な気配を持つ「誰か」がいない!」
俺は自由だ!
少年は理由の分からない解放感に浸り、「自由」を満喫していた。
そして10年ほどが過ぎた頃、少年の「自由」は終わりを告げた。
世間では超空間航行が実用化され、人類は数万光年の距離を飛翔し、宇宙を飛び回っていた。
日々新たな惑星が発見され、新たな生命が発見され、世界の中心が地球から他の惑星に移りつつある時代であった。
「みんな〜!居たわよ〜!」
そんな時、ある街角に少女の声が響いた。
その言葉により、少年と同じくらいの年頃の10人ほどの少女たちが少年の周りに集まった。
「???」
少年は困惑した。
少年は少女たちに面識はなく、初めて見る顔なのに何故か良く知っていると思ったからだ。
少女たちの中から一人の少女が進み出た。
他の少女たちと較べても小柄でほっそりした少女だった。
「どうですか?間違いありませんよね?」
声をかけたと思われる、他の少女たちより多少大人びた少女が小柄な少女に訊ねる。
「良くやったわ!間違いないわ!」
小柄な少女は少年を見つめた。
「主!お会いしたかった!」
次の瞬間小柄な少女はそう叫ぶとそのまま少年に抱き付いた。
混乱した少年は思わず思っていた事をそのまま口に出した。
「何だお前は!そんな色気の無い身体で抱きつくんじゃねえ!」
ドゴォッ!!!
次の瞬間、周囲を震わす重低音と共に、少年の顔面には小柄な少女の右ストレートが突き刺さっていた。
それは、もはや宇宙の法則に等しい必然だった。
「う〜、う〜、う〜」
少年は顔面の痛みに悶えてその場に蹲った。
「全く。主はいつになっても変わりませんね」
「おい、カルア!いきなり何しやがる!」
少年の口からは知らないはずの少女の名前が飛び出していた。
「!!!主!思い出されたのですか!」
「え?今、俺は何を?何でお前の名前を?」
「まあ、タイガ様とカルア様の間でしたら何が起こっても不思議はありませんけどね〜」
「おい!アリサ!何を言ってやがる!」
またしても知らないはずの大人びた少女の名前が少年の口から飛び出す。
「???え?え???」
少年は思わず口を押さえる。
それから「知らないはずの記憶」が頭に浮かび上がってくる。
「知らないはずの人」がその記憶と重なり合う。
「お前カルアか!」
「主!思い出したのですね!」
「お前アリサか!」
「またよろしくお願いします。タイガ様」
「じゃあ、お前たちも?」
少年は周りの少女たちを眺める。
「「「「「「「「「タイガ様、またお会い出来ました!!!」」」」」」」」」
その中の背の高い少女がタイガに耳打ちする。
「今度こそちゃんとしたデートをお願いしますね。『イチローくん』」
その後で「牛丼屋でもいいですよ?」と続けたが。
「ト、トモ・・・お前まで・・・」
混乱したままタイガが疑問を口にする。
「な、何でお前たちがここに?何で俺だって分かったんだよ!」
「何でと言われましても?」
「私どもにもさっぱり分かりませんし?」
顔を見合わせてカルアとアリサが答える。
「それに一目見ればタイガ様だと分かりましたし?」
トモの答えに周りの少女たちもうんうんと頷く。
それは少女たちの“想い”が“因果”を引き寄せたのかもしれない。
少年は困惑から立ち直ると重要な事に気付いた。
理由は不明だがカルアたちが側に来たという事は、また「以前」と同じ事になるという事だ。
それはつまり自分の自由は終わりを告げたという事だ。
「な、何で、こんな事に!やっと、やっと自由になったと思ったのに!」
「あの時の誓いをもう一度誓わせていただきます。末永くお願いいたします。タイガ様」
にっこりと微笑むアリサ。
そして周囲の少女たちも続いた。
「「「「「「「「「三代生まれ変わってもタイガ様にお仕えします」」」」」」」」」
「そんなのはいらねーんだよ!それより俺にもっと自由を!」
「もうあきらめたらどうです?」
「10年ほど手遅れでしたね〜」
転生タイガのオーブ改革録 〜崩れゆく世界で未来を選び直す〜
~~~EN・・・~~~
今度こそ――自由に。
……逃げられないと思うよ?
そして俺のクリアデータをきっとこの手に!!!
……無駄なんじゃない?
今度こそ
~~~END~~~
※あとがきです。
『転生タイガのオーブ改革録 〜崩れゆく世界で未来を選び直す〜』
完結に寄せて
二〇〇話を超える物語にお付き合い頂き誠にありがとうございます。
何度も途中で投げ出しそうになりましたが、こうして最後まで完結させる事が出来たのは、
応援いただいた皆様のおかげと感謝しております。
ところで皆さん!
AIの使用ってどう思います?
私は役に立つと思います!
この小説を書こうと思ったのは2025年12月。
珍しく仕事でまとまった休みが取れ、「何をしようかな〜?」とぼ〜っとしていた時に閃きました!
「そうだ!小説を書こう!」
原作の放送はチラッとしか見てないが、それでもツッコミ所いっぱいだったガンダム種にしよう!
ちょっと疑問に思った事を書き連ねていって、小説っぽい形にすればそれらしくなるだろう?
このような考えが上手く行くはずもなく、早々に壁にぶち当たる事になります。
「小説ってどうやって書くんだ?物書きなんて会社への書類を提出する時に書いたぐらいでまともな小説どころか、碌な文章も書いた事がないんだが?」
(なぜそれで小説を書こうなんて思った?)
「そもそも小説の最初ってどうやって書き出せばいいんだ?」
(問題はそこから?壁にぶつかる以前に、書く前から終わってるんじゃ?)
「う~む~?この20年考え続けた壮大な『構想』をどうやって形にすればいいんだ!」
(単に「こうだったらいいな~」と思ってただけなのは、『構想』とは言わないのでは?)
「うるせ~!考えていた事は間違いないんだから『構想』でいいんだよ!」
心の声を無視して思い付いたのは最近話題のAIを使う事でした。
「最近は便利になったな~。適当に語句を打ち込めばそれらしい文章が出来上がるなんて。それではスタート!」
初期プロット(思い付いただけのネタ)をAIに入力してスイッチオン!
すると作成された文章は・・・
『アズラエルと敵対したタイガが、何故かジェネシスを入手し、アズラエルの持つレクイエムと撃ち合う事になり、
人類の存亡をかけたチキンレースの結果、キラ達原作主人公にアズラエルと一緒に撃たれて死亡し、世界は変わる事無く大団円を迎える』
「・・・?・・・・??・・・・!?」
な、なんじゃ~!こりゃああああ~~~!!!
こんな話だったら、私が自分で書いた方がよっぽど面白い話が書けるわ~~~!
ここをこうして!そこはこうして!ここはああすれば!
こうして『転生タイガのオーブ改革録 〜崩れゆく世界で未来を選び直す〜』が作成されました!
いや~、AIって本当に役に立ちますね!(目逸らし)
結果、小説どころか、真面な文章もろくに書いた事がないので思い付いたネタを書き連ねていき、それをSEEDの年表に当てはめ、辻褄が合うように整形していくという方法が選択されました(汗)
おかげで「あれ?これってまとめてから投稿した方が良かったんでは?」と気付いてももはや後の祭り(笑)
投稿開始時点で50話ほど完成済。
恐らく100話前後の分量になると予想。(実際には200話を超えた(涙))
話をまとめて作り直すと、話数のナンバリングを全てやり直す事になるので断念しました(汗)
結局、一話当たりの文字数が1千字~2千字程度になってしまい、大変細切れの話になってしましました(涙)
「ま、まあスマホで気楽に読めるという利点もあるし・・・」
と無理矢理「良かった探し」をして自分を誤魔化していました(笑)
しかし週に一回投稿しても100話で2年、200話で4年以上かかる計算になる。
「それなら毎日投稿すれば1年以内で収まるよな?」
そんな考えなしの行動の結果、ほぼ毎日投稿し続ける事になりました。(涙)
何度も「今日は休もう。また明日にしよう」そう思いましたが、感想欄の皆様の声を見ると「よし、頑張って投稿しよう!」という気になり、何とか最後まで続けることが出来ました。
投稿するまで気付きませんでしたが、『皆様から感想をいただく』というのがこれほど嬉しいものだとは思いませんでした!
投稿後、「反応はどうかなあ?上手く書けたと思うんだけどなあ?」と感想欄を眺めながら一喜一憂していました。
逆に自分では「良い出来だ」と思った話には感想が付かず「俺の書いた話なんて面白くないのか・・・」
「誰も見てくれないないならもうやめてしまおうか・・・」と思ったりもしました。
また、低評価を付けられても「ここが悪い。ここが違う。この話は間違っている!」と書かれれば「ああ、そうなのか?ならここはこうした方が良いな?」と改善したり、全く違う視点から「閑話24 幼児の王国」の話を作成する事が出来たりと、この作品は皆様のおかげで作り上げる事が出来たと言っても過言ではありません。
しかし特にきつかったのは何もコメントせずに低評価を付けられる事でした。
どこが気に入らなかったのか、どこを改善すればよかったのか、何もわからずに低評価を付けられ、「ああ、俺の書いた話なんてやっぱりつまらないんだ・・・」と思って丸ごと削除しようとした事もありました。
しかし皆様の暖かい感想によって何とか最後まで続けることが出来ました。
本当にありがとうございます。
改めまして、この作品を読んでいただいた皆様にお礼を申し上げます。
どうもありがとうございます。
さて、話題を変えて作成中の裏話です(笑)
友人「へえ~?ここはこういう設定なのか?よく考えているなあ?」
自分「あ~、そうだろう?そうだろう?ここは設定を考えるのに苦労したからな!
(言えない。適当に作った話を年表を見て「お?ここに当て込めば辻褄が合うな?」と張り付けただけなんて言えない!)」
友人「おお~!ここの話はここに繋がっているのか?これは思いもしなかったなあ!」
自分「そうだろう?そうだろう?ここは自然な感じでつなげるのに苦労したんだ!(言えない。本当は前の話と後ろの話は順番が逆で、無理矢理書き変えたなんて言えない!)」
友人「いや、こんな話が書けるなんて大したもんだな~」
自分「そうだろう?そうだろう?」(汗、汗)
友人「いやほんとに大したもんだよ。わははは~~~」
自分「わははは~~~」(目逸らし)
コホン!
作者の無駄な見栄と非才の件は置いといて、改めて作製中の逸話について触れたいと思います。
(誤魔化したな?)
(無視)本作『転生タイガのオーブ改革録』ですが、投降開始時点で50話前後までの大まかな話は出来ていましたが、最終話のラストはまだ決まっていませんでした。
タイガ誕生・留学編
これはタイガとアズラエルの出会いの話になります。
アズラエルが少年時代にコーディネーターへのコンプレックスを解消できていれば原作ももっと違う展開になったのではないか?
というのがきっかけで作成しました。
それからアズラエルは本作では原作の面影などないギャグキャラとして作者のお気に入りのキャラとなりました(笑)
軽い気持ちでAIを使用した結果を見た時は震えが止まりませんでした。(たったあれを入力しただけであんな答えが出て来るとは・・・(震え))
オーブ帰国編
これはカルアやアリサやトモなどタイガの『郎党』の登場の章として作成しました。
カルアの“再登場”へのインパクトを狙った話でもあります(笑)
しかしカルア登場時点ではまだ彼女は“ヒロイン”に決定していませんでした。
しかし作者の“ちみつなせってい”によって見事ヒロインに決定しました(笑)
皆様の感想からも彼女をヒロインにしてよかったとつくづく思います(目逸らし)
オーブ改革前夜編
元々本作は「現実ではプラントの主張は受け入れられないのでは?」という疑問から始まりました。
しかし、C.E.にはコーディネーターという『優生種』が存在する。
それを覆すような存在がいればプラントの存在理由は無くなるのでは?
それなら宇宙世紀のニュータイプがC.E.に存在すれば?
しかしニュータイプはナチュラルなのだから、C.E.では見向きもされないのでは?
もしそこに転生者がいれば?
そのような理由でアムロやジオンの登場となりました!
この時点でシャアの登場は決定していましたが、ジオンがオーブにいるのにシャアが他国の軍人になるのも考えにくく、
登場は200話以上先になる事になりました。
オーブ改革編
この章はAIの有効性を再確認する話になりました。
どうも納得いく話が書けなかったので『第20話 衝撃(笑)』で試しにAIに文章を作成させてみました(笑)
(また無謀な事を・・・)
「(無視)入力終了!さて、ポチッとな・・・」
どれどれ・・・
『タイガはカルアと再会。しかしカルアは父親の知れない子供を出産しその子の父親をタイガと思い込んでいる。
能力には問題ない為、そのままタイガに仕え、タイガは子供を自分の子供として育てることを決心する・・・』
「・・・・」
「・・・・」
「・・・・」
な、なんじゃ~!こりゃああああ~~~!!!(2回目)
誰がこんな話を書きたいと言った!
私が書きたいのはガンダムであって、昼ドラや家庭板の話じゃねえんだよ~~~!!!
これだったら自分で書いた方がよっぽどまともな話が書けるわ~~~!!!
ここをこうして!あれをこうして!ここはあれにすれば!
・・・こうしてAIを有効活用する事で『超弩級インパクトヒロイン(物理)』の完成度はワンランクアップしました(汗)
本作でのAI使用は大体このような形で『有効に』活用されています(笑)
(逆方向にAIを活用しているのでは?)
創作意欲を刺激しているからいいんだよ!
(逆方向に刺激しているだけでは?)
結果として良い作品が書けたのだから何も問題はないんだよ!
皆さん!AIは役に立ちます!本当ですよ!(AIの作品から目を逸らす)
・・・コホン!
(話題を変えて)ええ~、この章はオーブの国体変更と中立を選択する理由の説明であり、ある意味本作の中心と言って良い話になります。
タイガの目的は“オーブの焦土化阻止”であり、オーブを立憲君主制の国に国体変更する事でウズミの自爆を阻止する事が可能となりました。
タイガの『郎党』が必要だった理由でもあります。
『閑話10 肉食獣』は彼女達へのご褒美でもあります(笑)
タイガ?男なんてどうでもいいでしょう?(無慈悲)
開戦前夜編
NJ、MS、アストレイ、そして何よりも『ガンダム』と『アムロ・レイ』!
本作最大の特異点登場の章でもあります。
ファーストでは悲劇だったテムとアムロに救済をと思って作成した話でもあります。
回天編
本作最大の原作改変章になります。
まともになったアズラエルであればNJの犠牲者はもっと減らせるのでは?
ジオンがいてシャアがいるなら当然セイラもいるよなあ?
ニュータイプの強さを「ゆでたまご理論」でなら説明できるのでは?
そう思って作成した話です(汗)
面白けりゃ理屈なんてどうでもいいんです!(必死に強弁!)
開戦編
アストレイの説明や追い込まれたプラントの様子等もありますが、はっきり言ってメインはアムロ無双の章です。
アムロの活躍がその後のC.E.の歴史を根本的に変えるきっかけとなりました。
それをもたらしたのが全て人類滅亡を願う「クルーゼの命令によるもの」というのが歴史の皮肉です。
地球編
タイガの被害者同盟その一、バルトフェルドさんの登場章です。
タイガと彼の掛け合いは書いていて非常に楽しかったです(笑)
真っ黒な事をやっているのに、誰も文句が言えないタイガの腹黒さがよく分かる話でした。
コーディネーターの出生率の考察で、AIの恐ろしさを再確認した話でした(ガクブル)
プラント独立編
ジオン水泳部登場の章です(笑)
原作を見ていた時「オーブだったら水中用MSが重要なのでは?」と思ったのが登場の理由です。
何でこの三機か?
「作者の趣味です!」(ドヤァ)
劇場版でズゴックが出てきたのは本作とは関係ありません!
いいですね!(目逸らし)
ジェネシスを破壊する方法は色々と考えましたが、フリーダム一機ではいくらアムロが乗っても無理ゲーだろうと。
やはり同じものをぶつけるのが妥当だろうという事であの形になりました。
(AIに訊いたら「陽電子砲はPS装甲では防げない」という答えが返ってきた事は無視ですか?)
(見なかった振り)『第8話 帰国2』で登場していたトモの再登場の章です。
本来なら唯のモブキャラの筈でしたが、レオンの幼馴染という設定から、メインヒロインのひとりにまで昇格したキャラでもあります。
運命《ディスティニー》編
皆様に大人気のシンちゃんの登場章です。
まあ、感想欄でもボコボコにされていましたが、仮にも一国の代表を他国の軍人が襲撃するのはいくらなんでもまずかろうと。
その通りではあるんですが、シンちゃんとカガリが接触できるのが話の都合上ここしかなく、このような形になりました。
今回のメインはやはり『ディスティニープラン』です。
原作知識はあやふやですが、実際に運用されたらタイガの言うような事が実行される事になるでしょう。
それはもはや奴隷制度の復活でしかありません。
原作でディスティニープランに肯定的な人や国家が存在した事が信じられません。
書いていて特に力の入った話でした。
仮初の黄金時代編
スーパーコーディネーターのキラが自重を取っ払ったらどこまでやるのか?
作者なりの答えが導かれた章でした。
しかし書いていて一番楽しかったのは閑話の護衛官の回でした(笑)
実際、私が本当に書きたかったのはこういう話なのですが、友人に話しても全く信じてくれません。
何故なんでしょう?
酷いと思いませんか?(今まで書いた話から目を逸らす)
ファウンデーション王国編
これはラストの『紙切れ』は決まっていて、それに合わせて話を作って行きました。
「ラストはタイガのハッタリで決めて、説得力を持たせるのに核の話があった方が良いよなあ?
それなら前の話で使った割譲された島があったな?あれを舞台にして・・・」
「アムロ無双にして、アコードの意味を無くして、シンちゃんにも再登場してもらうか・・・それならこうして・・・」
こうしてアウラのラストは決定されました(邪笑)
劇場版はほとんど見ていないのでほぼ作者のオリジナル展開になりました。
皆様からの暖かい反応に作者が安心したのは秘密です(笑)
同時に皆様からのご指摘によって『閑話24 幼児の王国』を作成する事が出来た章でもあります。
『皆様の感想が作者の力になる!』それを強く実感した章でもあります。
改めて、感想を頂いた皆様にお礼を申し上げます。
オーブ飛翔・前夜編
これは次章と一緒にするには中途半端な為、少々短いですが新章として独立させました。
本話で一番書きたかったのは「第199話 満足感」での諜報員たちの独白です。
プラントでは「失敗作」と呼ばれる人たちによってプラント自身が追い詰められていく。
プラントの因果応報が上手く表現できていればと思います。
「閑話27 慰霊」は「シンちゃんがわだかまりを解いてオーブに来るには?」という一つの答えでもあります。
コンパス・平和の強制編
200話以上を費やして真打「赤い彗星」の登場の章です。
「旧型のゲイツでνガンダムのアムロと互角?」
書いていて「ちょっとシャアを強くしすぎたかな?」と思いましたが、皆様の感想で「ああ、やっぱりこうして良かった!」と安心している作者をお許しください(汗)
ジオン水泳部の再登場と最終章に向けての設定の話です。
本当にAIって便利ですね~(冷汗)
AIが無ければここまで細かい設定は書けませんでした。
やはり参考にする程度が一番ですね。
SEED最終章
パトリックの扱いが酷いと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
最後にはアスランと面会して救済されるというラストも考えました。
しかし『何の罪もない一億数千万人の人間を死なせておいて、救済など必要ない』
『唯死刑にするだけでは償いにはならない』というのが私の意見です。
しかもパトリックは死んでいません。
それどころか死んでも命を助けられています。
ならばそれ以上は『断罪も救済も必要ない』としか言えません。
「人類の歴史上最大の悲劇」をもたらした責任をパトリックひとりに問う事は間違っているかもしれません。
しかし、彼がエイプリルフール・クライシスを主導した人物であり、プラント敗戦時の評議長であった事も間違いありません。
しかもパトリックは実際に刑罰を受けた訳でも、自由を制限されている訳でもありません。
唯、彼には『真実』という情報が与えられただけです。
それは『断罪』でも『救済』でもありません。
それを『報い』と思うのであれば、それは『今までのパトリックの行動によるもの』でしかありません。
彼にとってコーディネーターの未来を信じて命を落とした原作と、生きている本作とどちらがマシでしょうか?
このような結果にしかならないコーディネーターは本当に優れた存在なのか?
本作はそれに対する私なりの答えの一つになります。
パトリックの因果応報と、プラントとコーディネーターが産まれた理由が明かされる話、そしてタイガのその後の希望にあふれる(ただしタイガの「自由」は存在しない)エピローグと蛇足です(笑)
本来は最終話の恒星間宇宙船の出航シーンでエンディングの予定でしたが、本作の「あらすじ」の紹介文をラストに持ってくる事で、形を変えて物語が繰り返される、とも読める形式にしました。
元々このタイガとカルアとアリサの掛け合いは『閑話7 独身宣言』のものですが、作者のお気に入りのフレーズの為、「あらすじ」に採用し、本作完結後の『蛇足』に採用する事で、『繰り返される、しかし同じではない物語』が予想される形にしました。
さて。
最初に「そうだ! 小説を書こう!」と思ってからここまで来ました。
小説を書くどころか、まともな文章すら碌に書いた事がなかった人間が
「とりあえず思いついたことを書いてみよう」
から始めて、まさか二〇〇話を超える話になるとは書き始めた当時の自分は夢にも思っていませんでした。
途中で何度も、「もう無理だ」「今日は休もう」「これ以上書けない」と思いました。
それでも感想をいただくたびに、「もう一話だけ書こう」「もう少し続けてみよう」と思う事ができました。
そして気が付けば遂にエピローグまで辿り着いていました。
二〇〇話を超える長い物語に、最後までお付き合いいただいた皆様。
本当にありがとうございました。
皆様から頂いた感想、評価、そして様々なご意見。
その一つ一つが、本作を書き続ける力になりました。
AIに無茶苦茶な話を書かせ、年表に無理やり設定を押し込み、思いつきで話を作り、途中で設定を変更し、
「何でこんなことになったんだ?」
と作者自身が頭を抱えながら、それでも何とか最後まで辿り着く事が出来ました。
そんな『転生タイガのオーブ改革録 ~崩れゆく世界で未来を選び直す~』ですが、これにて本編は完結となります。
今後は、後日談や裏話などを、不定期に閑話として公開していくことになるかと思います。
最後になりましたが、二〇〇話を超える私の物語に、ここまでお付き合いいただき、本当に、本当にありがとうございました。
またどこかでお会いできれば幸いです。
それでは皆様。
長い間、お付き合いいただき――
どうもありがとうございました!
~追伸~
新連載始めました。
格闘ファンタジーの傑作
『影技~シャドウスキル~』
の二次創作です。
よろしければ、こちらもお楽しみください。
https://syosetu.org/novel/415796/
影技異伝~連環の幻影~