転生タイガのオーブ改革録 〜崩れゆく世界で未来を選び直す〜 作:台風200号
※前書きです
今回は閑話です。
最強ヒロイン爆誕の回です(笑)
本編の緊張をほぐす軽めの内容となっています。
キャラ崩壊気味の描写があるかもしれませんが、雰囲気としてお楽しみください。
それは些細なきっかけだった。
「アレ、どこに行ったのかしら?」
「どうしたの?」
「あ、カルア様。いえ、ここに置いてあった赤いファイルはどこへ行ったのかと思いまして?」
「それなら隣の部屋の右から3番目の机の上にあるわよ」
「本当ですか?ありがとうございます!」
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「う〜ん?」
「主よ、どうされました?」
「いや、ここの数字が合わなくてな? ここの資料はどこだったかと思ってな」
「ああ、この資料なら左の上から2番目の引き出しの中ですよ。そこの緑の字で書かれた所です」
「お、そうか。助かった」
「いえ、この程度であれば」
「……」
「……」
「タイガ様?」
「何だ?」
「カルア様の絶対記憶の能力、戻って来ていませんか?」
「俺もそう思った」
「それにお体も結構スリムになって来てますし」
「ダイエットの効果だと思ったんだがなあ?」
「絶対記憶の能力が戻ればダイエットなんか必要ありませんからねえ?」
「しかし、一昨日は何も変わらなかったぞ?」
「何か共通するものがあるという事ですね?」
「理由があるはずだな」
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その結果、カルアが能力を発揮するのは
『タイガとベッドを共にした翌日』
という事が判明した。
「タイガ様! これからも一層カルア様にご寵愛を!」
「待て待て待て! 何でそうなる?」
「カルア様のお力がどれだけタイガ様のお役に立てるか!
常にお側にいても決して不自然ではなく、ご一緒にいればいくらでも情報を得られます!」
「しかしなあ……」
「何か問題でも?」
「いや、能力が戻ったらカルアの体も元に戻るんだろう?
以前に戻るぐらいなら今の方が……」
ビシッ
「うん?」
「タイガ様? タイガ様は美しくありたいという女性の願いを否定されるのですか?(怒怒怒)」
「い、いや、そんな事は無いぞ?
だが触っただけで折れそうな以前よりは今の方が……」
「そんな事は問題ではありません!!!
それなら私共で調整差し上げれば良いだけです!!!
よろしいですね!!!」
「ハイッ!」
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こうしてアリサ主導のカルアの新ダイエット計画が発動した。
「ひ〜ん。ちょっとアリサ、もう無理! 勘弁して〜」
「ダメです。もう後2キロです。頑張ってください」
「鬼〜!」
「1キロ追加ですね」
「わーん!」
「大丈夫なのか? アレ?」
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「う、う、う」
「どうしたんだカルア?」
「いえ、以前は憧れだった服が着れるようになった事が感慨深くて」
「そうだなあ? 今じゃアリサと変わらないスタイルだもんなあ?」
「以前は羨んでいたものを手に入れる為の代償があの苦労だったと思うと」
「素直には喜べないか」
「さあ、カルア様! 今日もダイエットの時間です! 張り切って行きましょう!」
「ちょ、ちょっとアリサ! ダイエットは成功したんだし、これ以上続けなくても……」
「ダメです。油断すると直ぐに元に戻ってしまいます。
ご一緒にいるタイガ様にまた
『ビヤ樽が一緒にいる』とか
『ボンレスハムがくっ付いている』とか
噂されて恥をかかせるような事になってもよろしいのですか?
タイガ様に恥をかかさない為にも頑張りましょう!」
「ひ〜ん!」
タイガの女性陣の中で格付けが完了した瞬間だった。
※あとがきです。
読了ありがとうございます。
最強ヒロイン(最強とは言っていない)爆誕の回でした(笑)
今回は完全に息抜き回でした。
本編の合間の小休止として楽しんでいただければ幸いです。