転生タイガのオーブ改革録 〜崩れゆく世界で未来を選び直す〜   作:台風200号

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※前書きです。

本話は独自設定・原作改変を含みます。
原作とは異なる表現、矛盾、人物が登場しますが
本作独自の創作ですのでご容赦ください。





第37話 メンデル

 

 

「さて、ジブリール。先日の行動予定ですが認められません」

 

「なぜですか盟主!」

 

「費用に対して効果が小さすぎます。

これなら何もしない方がましです。

ただし、全額は認められませんが、このぐらいならいいでしょう。

その代わりと言っては何ですが、この人員を回しましょう。

あなたの所でしっかり管理してください」

 

「おお、それはありがたい! 盟主ありがとうございます! では!」

 

「フウッ……」

 

ジブリールが退出した後、アズラエルはため息をついた。

過激な人員をジブリールの所へ送る事で、アズラエルはブルーコスモスの鎮静化を図っていた。

ジブリールの所有する人員は増えていたが、それは同時に管理コストの増大を招いていた。

例えば千人の人員を移動させるだけで、

千人分の移動手段、三千食の食料、千人分の宿泊施設が必要なのだ。

しかも期間が数日かかるのであれば、その数日分のコストがかかる。

ジブリールは単純に人員が増えたと喜んでいるが、

それはコストの増大を招いており、同時にアズラエルの援助が無ければ維持不可能な事を証明していた。

そして規模が大きくなれば、それだけアズラエルの意向を無視する事は出来なくなり、

結果としてジブリールはアズラエルに従わなければまともに行動出来なくなっていた。

 

(そろそろガス抜きに適当な口実が必要ですかねえ?)

 

ジブリールは以前よりは余裕が出来ているが、

余裕ができた人間ほど余計な事をやるのは間違いない。

 

(さてどうしましょうかねえ?)

 

そんなアズラエルの下に「コロニー・メンデル」の情報が持ち込まれた。

資料に目を通したアズラエルは「不愉快ですね」と呟くと、

ジブリールを呼び出す為の連絡を入れた。

 

その後、「メンデル」においてバイオハザードが発生し多数の死者を出し、コロニーは放棄。

さらにガンマ線の大量放射により消毒される。

なぜそこまでやらなければならなかったのか?

理由を知る者は誰もいない。

また、この時ブルーコスモスが関与していたとされるが定かではない。

 

その頃宇宙では「マンデルブロー号事件」が発生。

理事国側が南アメリカから食料輸入を行おうとしたプラント籍の貨物船団を撃沈する事態となった。

これによってプラント独立を目指す、単なる政治結社だった「ZAFT」は、

プラント内の警察的保安組織と合併しモビルスーツを装備した軍事的組織となった。

さらにプラント評議会によって、

自治獲得・貿易自主権獲得を最優先とする決議が行われた。

このプラントの表明に対し、理事国は当然反発。

両者は互いに示威行動を行った事によってにらみ合いとなり、衝突寸前になった。

開戦は目前に迫っていた。

 

 

 

 






※あとがきです。

お読みいただきありがとうございます。

本話には本作独自の設定が多数ありますが、創作上の出来事としてご容赦ください。

次回お楽しみください。
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