転生タイガのオーブ改革録 〜崩れゆく世界で未来を選び直す〜   作:台風200号

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※前書きです。

本話は独自設定・原作改変を含みます。
原作とは異なる表現、矛盾、人物、設定が登場しますが
本作独自の創作ですのでご容赦ください。





第58話 血のバレンタイン

 

 

 

CE70年 1月1日。

この日は、プラントが理事国に要求した

「完全自治権」と「対等貿易」

に対する返答期限だった。

しかし――

理事会に向かうプラント評議員が、ブルーコスモスのテロで死亡。

理事会は開催されなかった。

ブルーコスモスは関与を否定したが、

後に 理事国による犯行 と判明する。

プラントは理事国への物資輸出を停止。

宇宙では一気に戦争の機運が高まった。

 

 

国連事務総長の呼びかけにより、

両者の交渉の場として「月面会議」が設定される。

しかし――

予定地「コペルニクス」で爆弾テロが発生。

• 地球側理事国代表

• 国連総長

• 国連首脳陣

が死亡。

シャトル故障で到着が遅れたため、

プラント側代表のクライン議長だけが無事だった。

後に語られる 『コペルニクスの悲劇』 である。

 

この時点では、これが後の「プラントの破滅の始まり」である事を知る者は誰もいなかった。

 

大西洋連邦は、このテロを プラントの犯行 と断定。

「ナチュラル全体への宣戦布告」と発言し、

機能不全に陥った国連に代わる国際組織――

「地球連合」設立(アラスカ宣言)

を宣言した。

 

開戦が決定的となったその時、

オーブ連合首長国元首ウズミ・ナラ・アスハは

「いかなる事態が起ころうとも、オーブは独立・中立を貫く」

と宣言。

 

前年からのプラントとの関係悪化により、

理事国側につくと予想されていた中での“中立宣言”だった。

 

 

2月11日。

地球連合はプラントに宣戦布告。

月面プトレマイオス基地から侵攻を開始。

後に、この侵攻部隊に

ブルーコスモスの一部が混在していた

事が判明する。

 

 

2月14日。

侵攻する地球連合に対し、プラントはMSで迎撃。

ほぼ全ての部隊を殲滅する。

しかし――

ブルーコスモスが持ち込んだ小型ドローンを装備したメビウス部隊が防衛線を突破。

ユニウス・セブンに侵入し、攻撃を行った。

最終的にメビウス部隊は殲滅されたが、

約100名の犠牲者 が出た。

プラント市民にとって、

“安住の地”であるはずのプラントが攻撃された事実は、

大きな恐怖と衝撃を与えた。

これにより市民のZAFT志願と協力は急増。

以前、プラント代表がタイガに言い放った

「独立のためなら全市民が協力する!」

という言葉が、皮肉にも現実となった。

プラントはこの出来事を 「血のバレンタイン」 と名付け、

市民の危機感を煽り、総力戦体制を強化していく。

 

その中でも、プラント国防委員会のザラ議員は

強硬に地球連合への報復を主張した。

 

100名に満たない犠牲者の中に、

ザラ議員の妻・レノア・ザラ の名があった事を

知る者は当時ほとんどいなかった。

 

 






※あとがきです。

お読みいただきありがとうございます。

本話には本作独自の設定が多数ありますが、創作上の出来事としてご容赦ください。

『コペルニクスの悲劇』

本作ではこれが「プラントの破滅」の全ての始まりになります。

次回お楽しみください。

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