デート・ア・ライブ 士道Remix   作:零丸

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すんませんマジですいません。
部活とかテストとかで忙しいんです許してください。
後最近グリザリアハマりました。
入巣蒔菜可愛い。


#23 精霊と魔術師

「…なぜ、撤退命令を出したの…」

 

折紙は撤退命令を下した日下部燎子に食い下がった。

 

「流石に〈プリンセス〉相手に一人は無理よ。貴女、今にも倒れそうじゃない」

 

「…そんなことは…」

 

折紙は強がるも、やはり足元がおぼつかない。顔色も悪く、息も上がっていた。

 

「まぁいいわ。ちょうど増援が来たみたいだし」

 

「…増援?」

 

日下部燎子の隣に現れたのは、小柄で金髪な小さな少女。歳は14歳くらいだろうか。

とても精霊と戦うための増援とは思えなかった。

瞳は透き通った翠。どうやら日本人ではないようだ。

 

「…What is your mame」

 

初対面に対してはかなり失礼な聞き方だが、相手は歳下、問題ないだろう。

折紙は流暢な英語で少女に名前を問うた。

 

「Alice…日本語でいいよ、トビイチオリガミ」

 

少女は流暢な日本語で話し折紙の方に近づいてきた。

 

「アリスです、よろしくトビイチオリガミ」

 

少女は握手を求めようと右手を出してきた。

折紙はそれに応えようとした…その時。

殺気を感じ、アリスの左手を抑えた。

 

「流石だよ、トビイチオリガミ。私が今武器を抜こうとしたのよくわかったね」

 

「…貴女は一体何者なの」

 

「DEMからASTの増援として派遣されたAlice=Requiemです。母国はイギリス。戦闘経験は10年くらいかな」

 

アリスという少女は恐ろしいことを淡々と述べていく。やがて、折紙のところへ近づいてきてこう言った。

 

「貴女は強い。確かに強い。でも、貴女の強さは力とは言わない。だから貴女は私に敵わない」

 

折紙は一瞬で背後を取られた。喋っていたと思ったアリスが瞬時に移動したからだ。

それを見たアリスが面白そうに笑う。

 

「じゃあ私は行くよ。貴女達はここにいてくださいね」

 

後半をやけに強めに言ってから、アリスという少女はその場から消えてしまった。

おそらく〈プリンセス〉のところへ向かったのだろう。

 

「…説明を求める」

 

「あー…やっぱり…?」

 

折紙の予想通りの質問内容に、日下部燎子は驚きもせずに口を開いた。

 

「彼女はね、DEMから送られてきた増援よ。小さい頃から戦闘に関する知識を詰め込んだお陰で単独で精霊を殺すことも可能らしいわよ」

 

日下部燎子はやれやれといった様子で息を吐いた。

 

「でも、彼女はもう人間じゃない」

 

「…どういうこと」

 

日下部燎子の言う意味がわからず、折紙は燎子に質問するも、燎子は答えない。

そして、一言だけ言った。

 

「…いずれわかるわよ」

 

 

 

空間震によってボロボロになった街。

その空間震の中央に立つ一人の少女と少年。

誰が見てもおかしな光景だった。

 

「にしてシドー、お前は一体何者だ?」

 

凛とした美しい声。見たものの眼を一瞬にして奪い去るような美しい容姿。

長い夜色の髪をなびかせた少女、精霊十香が士道に問うた。

 

「どういう意味だ?」

 

「シドーはさっき私の〈鏖殺公〉を氷の盾で防いだ。見たところ人間なのにどうしてそんなことができるのだ?」

 

「あー…これはまあ…今度説明する」

 

「む…そうか」

 

精霊の霊力を封印すること、召喚器によって天使を自由に使えること。

話せば長くなりそうだったので士道は適当にはぐらかした。

 

「さて、これからどうするか…」

 

士道が独り言を呟いたとき、微かに寒気がした。これはASTの殺気に似ている。

いや、もっと濃い。

横を見ると十香は空を睨み続けていた。

 

「…シドー逃げろ。お前を、戦いに巻き込みたくない」

 

「十香…」

 

どうやら十香には見えるらしい。士道には何も見えない空をずっと睨んでいる。

それも、今までに見たことのないような悲痛な顔で。

そして、それは降りてきた。

どうみても中学生にしか見えない、CR-ユニットを身に纏った金髪の少女が。

 

「…!」

 

十香が〈鏖殺公〉を握る力を強くする。

その顔はとても辛そうだった。

 

「どうも、精霊〈プリンセス〉」

 

その少女は、流暢な日本語でそう言った。

 

「私の名前はAlice。まぁどうでもいいね。貴女には死んでもらうから」

 

「…そう簡単に、いくと思うなよ」

 

 

 

 

フラクシナス内。

騒然とする艦内で、零那だけは眼を見開いて画面を見つめていた。

 

「嘘…Alice…」

 

「知り合い?」

 

横にいた琴里が聞いてくる。

 

「昔ね、孤児院にいた子よ。まさか魔術師になってたとはね…」

 

「…そう」

 

琴里が目を伏せると、零那はその場から立ち上がり、艦橋を去ろうとした。

 

「…やるつもり?」

 

琴里が心配そうな顔で聞いてくる。

 

「…大丈夫、霊力は封印されてるけど、CR-ユニットくらい使いこなせるよ」

 

零那はそう言い残し、フラクシナスの艦橋から去った。

 

 

 

「はぁっ!」

 

十香が気合を込めて〈鏖殺公〉を振るう。

人知を超えた精霊と人間の戦い。

士道がいくら天使を使えるからといって、戦いに参戦出来るはずがなかった。

しかしどう見ても十香が優勢である。

Aliceという少女が弱いわけではない。十香が強すぎるのだ。

それぐらい、人間と精霊には差があった。

 

「どうだ、まだやるか」

 

十香が〈鏖殺公〉をAliceに向けていう。

Aliceは精一杯、十香はまだまだ余裕という様子だった。

 

「…シドーだけは…シドーだけは守ってみせる」

 

なんてことを呟きながら。

 

「流石だよ、〈プリンセス〉。そうじゃないと面白くない」

 

Aliceが愉快そうに笑う。

 

「…なぜだ、なぜこの状況で笑っていられる」

 

「さぁ、なぜだろうね」

 

言いながら、Aliceが空に手を掲げる。

そして。

 

「神威霊装・零一番(セイクリッド・レイ)」

 

Aliceという少女が呟く。

それは、本来人間ならば有り得ない事実。

そう、Aliceは精霊。

霊装を纏い、天使を使い、世界を殺す災厄。

 

「〈冥海神〉【ネプチューン】」

 

形を持った奇跡、天使。

それは槍の形をしていた。

目の前の魔術師が精霊化し、天使を顕現した。

 

「…貴様」

 

十香が憎々しく睨みつける。

そして士道を一瞥し、再びAliceに視線を戻す。

 

「…十香…」

 

「…大丈夫だ」

 

士道が呼びかけるも、十香は大丈夫の一点張りだった。

しかし額には汗が浮かび、心なしか手も震えている。

 

「さぁ、第2ラウンドと行こうよ、〈プリンセス〉」

 

Aliceが愉快そうに笑い、十香に矛を向けた。

 




久々に書いたので文書いろいろおかしいです。
ごめんなさい、間を空けたのにこんなに低クオでごめんなさい許してくださ(ry
次回はもう少しなんとかします、自分の過去話も見直してみます。
次はもう少し早く出します、すいません。
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