或守インストールと凛袮ユートピア欲しいけど金ないからPS3買えない(´・ω・`)
あ、それと。
私はロリコンじゃないです。
よしコンです(帰れ
四糸乃と出会ってから一週間がたった。
「あー…よく寝た…」
春休みなのでいつもより起きる時間は遅い。この日は一時間ほど遅い起床だ。
…寝息がもう一つ聞こえるのは気のせいだろう。
「さて…と。朝ごはん作るか」
士道が布団から出ようとすると、明らかに人の気配がする。
…いい加減現実逃避するの止めるか。
士道が布団をめくると、そこには案の定四糸乃がいた。
「またか…」
四糸乃は違う部屋で寝ている筈なのだが、4日ほど前から朝になると士道の布団にいる。
本人曰くまったく身に覚えがないらしい。
…とすると考えられるのは琴里の仕業か。
士道が唸っていると四糸乃が眠そうに目を開けた。
「おはよう…ございます…」
「あ、ああ。おはよう」
…なんかもう慣れた。
初日はお互い慌てまくって会話にすらならなかったのだが、4日目ともなるとお互い諦めていた。
「あら士道。”また”四糸乃と寝てたの?もしかしてそんな趣味があったのかしら」
扉の方から琴里の声が聞こえる。
誰のせいだよ、などと反論したかったが後々怖いので止めた。
「…断じてそんな趣味はない」
士道が訴えかけると琴里がクスクスと笑った。
「わかってるわよ。甲斐性なしの士道にそんなこと出来るわけないじゃない。悪かったわ」
案外あっさり負けを認めた。
士道はやれやれと溜め息を吐いて、朝ごはんを作るために一階に降りた。
後からわかったがあれは〈フラクシナス〉のクルーが四糸乃を士道の部屋に移動していたらしい。
なんでもこれから現れる精霊の為の訓練だとか。
…なんとも迷惑な訓練だ。
時刻は午後2時過ぎ。
リビングにはTVを見ている四糸乃と、ソファに座っている士道がいた。琴里は仕事があるらしく、〈フラクシナス〉へと向かった。
「四糸乃。どっか行くか?」
意を決して四糸乃を誘ってみる。
前にデートすると約束したのだから、早めにしないと四糸乃が不満を持っても困る。
『お?士道君、それはもしかしてデートのお誘い?』
四糸乃の左手に着けられたコミカルなパペットが喋る。
士道は苦笑いしながら応えた。
「ま、まあ…そうなるかな?」
士道が言った瞬間四糸乃の顔が真っ赤になる。
「そ、その…いいんですか?」
『なに言ってるのさ四糸乃ー。こんなチャンス滅多にないよ?』
四糸乃とよしのんが相談をしている。なんとも微笑ましい光景だった。
「ああ。行こうぜ」
「…!はい!」
四糸乃が力強く頷き、二人は玄関を後にした。
やはり3月ともなると暖かい。
士道は背伸びしながら歩いていた。
四糸乃がその様子を不思議そうに見つめている。
四糸乃がこの世界に現界したときはいつも雨が降っていた。
だからこんなに天気のいい日に外に出るなんてことは今までなかったのだろう。
「四糸乃はどこか行きたいところはあるか?」
「私は…士道さんと一緒なら…どこでも楽しいです…」
「…!」
不意を突かれて顔が赤くなるのが自分でもわかった。
確かに嬉しいことではあるのだが、少し気恥ずかしかった。
それ以降会話は減ってしまったのだが、四糸乃がレストランで立ち止まった。
見ていたものはパフェだった。
「…食べたいのか?」
「…いいんですか?」
「もちろん」
そういえば四糸乃は甘いものが好きだった。TVでパフェを見たときにずっと食べたいと言っていたのを思い出した。
やがて注文したパフェがやってくる。四糸乃が目を輝かせながらパフェを見ていた。その様子が可愛くて思わず頬が緩んでしまう。
『士道くーん、四糸乃が可愛いからってずっと見てちゃ駄目だよ?』
士道の意図を悟ったかのようによしのんが言う。
「…!悪い!」
四糸乃はパフェを嬉しそうに食べている。士道はその様子をコーヒーを飲みながら眺めていた。
士道もパフェが食べたくないと言えば嘘になるが、嬉しそうな四糸乃を見ているだけで幸せだった。
「ご馳走様…でした」
元々大きなサイズではなかったので、そこまで時間はかからなかった。少し口元に生クリームが残っていたのだが。
「四糸乃、口元にクリームが付いてるぞ」
そう言って四糸乃の口元を拭ってやる。他の人から見れば仲のいい兄弟に見えるだろう。
「ありがとう…ございます」
少し顔を赤らめて四糸乃がお礼を言う。
…少し顔が近かったかな。ごめん四糸乃。
ファミレスを後にした二人は高台の公園を目指していた。
天宮市が一望できるいい場所だが、訪れる人は多くないので隠れた名所になっている。
…デートスポットとしても有名なのだが。
「あー…やっぱり眺めいいなぁ」
士道は高台から見える天宮市を見てそう言った。夕日がいい感じに反射してとても幻想的だった。
『まるでデートスポットみたいだねー。士道君だいたーん』
よしのんが冷やかす様に言ってくる。正論なので言い返すことができない。
そんなとき。四糸乃が不意に士道の手に自分の手を重ねてきた。
「…!」
「今日は…ありがとうございました。パフェ…とても美味しかったです…」
「そんなお礼を言う程の事じゃないよ」
やっぱり四糸乃は優しい。
デートと言ってもファミレスでゆっくりして、高台から天宮市を見に来ただけであるのに。
「だから…その…パフェのお礼…です」
「…お礼?」
「その…屈んで…目を閉じてもらえますか?」
「あ、ああ。でもなんで…」
『士道くーん、今は四糸乃の言うことを聞いてあげてよー』
「…わかった」
言われた通りに屈んで目を閉じる。
だんだん四糸乃の息遣いが感じられるようになり、顔が近づけられていることに気がついた。
そして次の瞬間。
士道の額に柔らかいものが押し付けられた。
「んっ…」
目を開いて確認する。
どうやら四糸乃が士道の額にキスしているみたいだった。
「…四糸乃」
…なんかパフェのお礼にしては凄いものを貰った気がする。
「その…お礼です…」
四糸乃が顔を真っ赤にして消え入りそうな声でそう呟く。
「ありがとな…」
士道が四糸乃の頭に手を置き、優しく撫でてやる。
四糸乃は幸せそうに目を細め、しばらくその状況が続いた。
そして士道の口から考えてもなかった言葉が出てくる。
「また…デートしような」
「…はい!」
四糸乃とデートすること。
それはとても楽しくて、とても幸せで…とても優しい時間で…
そんなデートが士道は好きだった。
「…じゃ、帰って夕ご飯にするか」
「わかり…ました…」
士道と四糸乃は手を繋ぎながら五河家への帰路に着いた。
…実は四糸乃とのデートを来禅の生徒に見られていたらしく、学校で大変なことになるのは、また次のお話。
四糸乃Route END
終わりです。
最後の額にキスするシチュエーションは或守インストールやってる人なら分かるかも。
あ、私は動画で見ました(蹴
次回は八舞編です。
3話ほどで完結を予定してますが、一話一話が長いです。