俺のチートアカデミア(ただし、主人公はヒーロー科に入学できないものとする)   作:かりん2022

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お題感想いつもくれる方、いつもありがとうございます。
感想エラーで書き込めないの残念でしたが、いつも通りお題でいただければ十分です。
ありがとうございます。


七手目 増殖

「順調に行けば、無個性から個性二つになるのか。すげぇじゃん!」

「うん、勝ち取ったチャンスだ。絶対無駄にしないよ。人の何倍も努力する。それが僕の義務だ」

「緑谷ちゃんは頑張ってるわ」

「デクくん、どんどん成長してるよ!」

「あうううう」

 

 女子に褒められ、緑谷はキャパシティオーバー。

 

「俺が頑張ってねーってか!」

「かっちゃんが頑張ったら被害がとんでもなくなるから……」

「わーってるわ! オールマイトがいる時しか暴れねーし!」

「私がいて許可がある時にしてね」

 

バスの中ではオールマイトがにこやかに話している。

その隣では、デヴィッドがオールマイトの武勇伝を垂れ流していて、メリッサはクッキーをたっぷり入れたバスケットを持って楽しそうに峰田と話している。

こやつ授業後にティータイムをするつもりである。

オールマイトはトゥルーフォームではあるが、それはやせ細っておらず、健康的なマッチョメンだ。

 

そう! オールマイトは全快したので、生徒と一緒に行動できるのだ!!!

 

憧れのヒーローに皆キャッキャである。

そしてUSJ施設。

 

13号の説明とお小言を受け、張り切って訓練を開始しようというところで、ヴィランが来た。

 

「ヴィランだ!」

「よー、オールマイト。殺しに来たぜ」

 

「13号はみんなを避難させてくれ! ここは俺とオールマイトで!」

「ああ、デイヴとメリッサを頼む、13号!」

「了解です!」

 

 即座にマッスルフォームに変わったオールマイトに、生徒達は非常事態と理解。

 13号の誘導に従う。

 

「先生! 連絡通じない!」

「飯田くん! 足が早くて学級委員長のあなたには助けを求めてもらいます!」

「で、でもみんなを置いていくわけには」

「その個性でみんなを助けてください。それに、オールマイトがいます。大丈夫」

「は、はい!」

「先生! 切島くんと爆豪くんがヴィランに!」

 

 上鳴の素早い報告を聞き、足の速い飯田に助けを呼ぶように言いふくめ、バッと13号が見ると、二人が強そうな黒霧のヴィランに攻撃に向かっていた。

 この場で一番厄介な敵を攻撃するその判断力、さすがである。

 

「うわああああああ! 二人とも逃げて!」

 

 13号が戦おうにも、二人が邪魔で攻撃できない。

 なし崩しに戦いが始まって、生徒達に黒霧が襲いかかった。

 

 一方その頃、オールマイトは接敵。脳無と戦闘を開始した。

 イレイザー・ヘッドもたくさんの敵を相手に戦う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 水のゾーン。

 飛ばされたのはメリッサとデヴィッド、そして二人を咄嗟に庇った緑谷と峰田。

 

「水のゾーン! まずいぞ……!」

「蛙吹梅雨くんがいてくれたら良かったんだが……!」

 

 デヴィッドはA組の個性に目を通していた。

 このメンバーだと水のゾーンは決め手に欠ける。

 

「お願いです、緑谷さん。私に個性をください!」

「それは……っ」

「貴方なら、同じ無個性の貴方なら、私の気持ちがわかるはずです!」

 

 その言葉に何も言えなくなる緑谷。

 持っているものの言葉なんて何にもならないのだ。

 そして時間は有限だ。

 

「っ 責任は私が持つ。私とメリッサに個性を!」

 

 緑谷は決断した。

 緑の羽が舞い、錫杖が掲げられる。

 

 メリッサとデヴィッド、後、峰田が光に覆われる。やっちまったな緑谷ぁ!

 

「くっ、ここでは無力か!」

 

 のちに判明するが、デヴィッドの異能は機械への説得というチート能力である、

 

「飛べますわ! これで全員逃げられると思います!」

 

 羽が舞う。その羽に当たると、羽が生えた。

 

「逃げよう!」

「ていっ」

 

 峰田がモコモコになり、髪をもいで水に投げ込む。

 水がかっと輝いた。

 

「キャンキャンキャンキャン!」

 

 可愛らしいポメラニアンの群れが、水の中でパチャパチャする。

 

「す、すごいよ峰田くん!!」

「可愛い!!」

「で、でもこれ、不味くないか……?」

 

 力尽きたポメラニアンが水に沈もうという時、メリッサが羽を落とした。

 

 遠隔操作でポメラニアンに羽を生やして移動させ、緑谷の布で拘束する。

 

 拘束に時間が掛かったが、一同はなんとか水のゾーンを下して移動した。

 

 

 

 

 

 

 

 一方、イレイザー・ヘッドとオールマイト、13号はピンチだった。

 

「くっ 中々やるじゃあないか……!」

 

 怪我が治ったからといって、マッスルフォームを無駄に使いすぎた。

 時間制限や衰えはあるのだから、気をつければ良かったと後悔しても遅い。

 

「生徒には触れさせん」

 

 腕に崩壊をくらい、ボロボロにされたイレイザー・ヘッド。

 

 倒れ伏した13号。

 

「隙が……隙さえあれば……!」

 

 なお、飯田は生徒の協力もあり脱出済みである。

 相澤は……イレイザー・ヘッドは諦めた。

 

 生徒に戦わせず守り切る事を。そして、情報が漏洩する事を。

 

「誰でもいい! 救急箱の二段目に緑色の飲み薬が入ってる! それを怪我人に飲ませろ! 敵に奪われるなよ!」

「は、はい!」

 

 砂藤たち生徒が協力して、救急箱から薬を13号に。13号は立ち上がった。

 

「ありがとう。もう大丈夫、残りの薬はオールマイトとイレイザー・ヘッドに渡してください」

「はぁ? なんだそれ」

 

 

 

「悪いね、助かったよ芦戸少女! これでまた戦える!」

 

 マッスルモードの時間が回復するオールマイト。

 

 

 

 

「助かった。ありがとう」

 

 相澤が3本ほど飲み干し、瓶を捨てる。

 それで腕も頭の傷も綺麗に治った。

 

「はあああああああああ!? チートだろそれは!」

 

ヴィランが叫ぶ。

 

「なんとでも言え、仕切り直すぞ」

 

 そこに、上鳴参上!

 

「うおおおお! きらめけ俺と爆豪の友情パワー!」

 

 煌めく石を上鳴が掲げると、石から落雷が脳無に向かって迸った。

 それは脳無を弾き飛ばす。

 

「おう、俺も混ぜろや……。舐めた真似しやがって、爆破してやる!」

「ほどほどにしておけよ、爆豪」

 

 爆豪、切島到着。

 

 そうこうしているうちに援軍もつき、USJ襲撃事件は幕を閉じたのだった。

 




マシュマロ
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