俺のチートアカデミア(ただし、主人公はヒーロー科に入学できないものとする)   作:かりん2022

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九手目 準備

ウッヒョー!

USJでの戦い、燃えたー!!!

 

すっごかった!!!

 

「USJサイコー!!!!」

 

「……なんでお前は寝込んでたのに元気なんだよ」

 

 ため息をつく心操。

 

「あっ 心操!? なんでここに!?」

「何って、具合悪くて寝てるっていうから心配して見舞いに来てやったんだろ」

「ありがとう心操!! さすがイケメンは違うわー!」

「……そうかよ」

 

 体育祭かー!

 存分に見たいから、もちろん病欠で!!!

 

「えっ 心操も休むの!? なんか体悪いの!? 宣戦布告も行かなかったし」

「あんなお通夜場面で宣戦布告とか鬼だろ」

「あー。でも、ヒーローになりたいんだろ!? チャンスじゃん!」

「そうだけど……。だからこそ、友達を放っておいちゃダメだろ」

「嫌だ……ちょおイケメン……いや、本当にイケメンすぎてビビるんだが、さすがに具合悪い友達を見てて将来のチャンス逃しましたは友達も望まないと思うんだ……。俺、後味悪いの嫌だし。俺はいつもの事だし、まあ大丈夫だよ」

「いや。これでなんかあったら、俺は後悔すると思う」

「ええー……。俺、しょっちゅう気絶するし、面白くないぜ……?」

「それが心配だって言ってんだよ」

「いやでも、本当に大丈夫だからお願いだから参加してくれ」

「お前も参加するなら参加する」

「ええー。俺は無理だってぇ」

 

 なんという優しさ、なんという男気。こういう場合、二人で大人しく観戦を楽しむ物なんだろうけど……い、嫌だ! 俺は特等席で観戦するんだ!

 

 というわけで、心操の隣でドキドキしながらこっそり個性を使うのだった。

 

 心操はとても沈んだ様子だった。

 そりゃヒーローになるチャンスを逃したんだもんな……。

 

 心操には悪かったが、体育祭は盛り上がった。

 サポート科が原作より大躍進していて、そりゃもう見応えがあった。

 シナリオは大分変わった。

 

 爆豪がブチ切れて異能も個性だと宣言。

 緑谷やメリッサもそれに続き、峰田はメリッサに忖度する感じで後に続いた。

 どんな力だろうと、力なんだ。

 ぶつかり合い、時に暴走させ、愚直に向きあう姿に、轟も吹っ切れた。

 具体的にいうと、爆豪大暴走→怪我人続出→緑谷の羽乱舞→緑谷暴走→何故かメリッサも暴走→順番にぶちのめしたオールマイトがついでで峰田も回収→暴走してない峰田抗議、と大変な感じだった。

 

 原作とは全く違う形だが、己に向き合って行く事となったのだった。

 

 とてもいい体育祭だったと思う。

 

 さあ、次は飯田くんのお兄さんが襲撃されて、ステインへの復讐に飯田くんが動く話だ! これは面白くなってきたぞ!

 作戦も考えている。キーホルダー作戦だ。

 改造キーホルダーを飯田くんにプレゼントして使ってもらうのだ。

 目の前で渡して憑依するとその場で倒れちゃうからな。

 あとは虫に憑依して、キーホルダーに触れて魂を移す。

 これで飯田くんにくっついていけば、間違いなくステイン事件を見学できるというわけだ。

 

 完璧な作戦だ。俺って天才!

 




マシュマロ
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