喫茶がぶがぶの娘とオマケ   作:西山希龍

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ガヴも完結したし新シリーズだ!
あっ主人公くんは純正グラニュートだよ


帰還

俺の名前はトンガどうということはないただの一般グラニュートにして下級医師だ

現在人間界に来ている

ことの始まりは二年前

営業終わりにくつろいでいたら物音がしいたため外の様子を除くと診療所の前に人間が倒れていた

一般公開されていないが俺は知っている、俺たちグラニュートが住む世界とは別の世界があること、そして人間というグラニュートとは異なる知性生命体が住んでいることを

おそらく()()()()()()()()()()のだろうと思い診療所へと入れたグラニュートの姿だと困惑するだろうと()()()()()()()となるミミックキーを使った

「……んう」

 

「起きたか?」

 

「にん……げん?ここ、東京?」

 

「……残念ながらここは人間界じゃない」

 

「だってその姿は…………」

 

俺はミミックキーを外し擬態を解くと人間は悲鳴を上げた

 

その後話を聞いてみるとやはりあそこから逃げてきたらしいそして人間界に帰りたいと

俺には関係のないことだ……だが頭から二年前のことがこびりついて離れなかった

 

『にぃに!一緒に逃げよう!』

 

『…………ごめんできないよ、お母さんだっているんだトンガだけでも逃げていいよ』

 

『にぃに!』

 

『俺のことにぃにってよんでくれてありがとう』

 

 

「………わかったどうにかしてやる」

 

「……ほんと?」

 

「ああ」

 

それから俺たちは旅を始めた

グラニュート界の色んな所を周りオレの大叔父の使った扉を見つけた

そして人間界へと渡った

 

 

「……」

 

「ンガ?……トンガ?」

 

「なんだ茜」

 

「ぼーっとしてるんだもん!私の話聞いてる?」

 

「……ちゃんと聞いてるよお前の住んでた所が近いって話だろ」

 

「そう!これでパパとママに会える!ようやく……ようやく会える」

 

「……よかったな」

 

「パパとママに会って弟を紹介するんだ!」

 

「……念のため聞いておくが弟ってのは誰だ」

 

「?トンガのことだよ?」

 

「……誰が弟だ!いつ!俺とお前が姉弟になった!」

 

「いいじゃん!帰る方法なくなったし!それに私の方が年上だもん!」

 

「三歳差だろうが!」

 

「12歳のトンガくんは黙ってください~!」

 

「てめぇ!!」

 

「可愛くにらんでも怖くないよ~?」

 

茜のやつ、旅を始めた頃とは違って生意気になってきやがった、慣れ始めた頃は馴れ馴れしいと思っていたが勝手に弟にしやがって!

 

「はぁ…………もう寝る」

 

「おやすみ~!」

 

 

「ここか?」

 

「うん……パパの経営する喫茶がぶがぶ」

 

「そうか。営業中みたいだ入るか」

 

次の日町に入り茜の案内で喫茶店の前で足を止めた

ここが茜の両親が経営する店だと言う

 

「いらっしゃいませ~」

 

店の中はまだ開店したばかりなのか人はおらず店主と思われる男性と女性のウェイトレスがいたぐらいだった

内装は賑やかで所々青いバッタや太陽、機関車、スポーツカー等のシール?がちりばめられており種類もばらばらで関連性は分からないが

親しみやすい内装だと思う

奥には垂れ幕があり『今日も一日一ガッチャ!』と俺には理解できないスローガンがあった

 

「二名様ですか?」

 

「はい」

 

カウンターに陣取らせて貰いお冷?をもらった

メニューを渡されたが目的はそれではないため茜に促す

 

「パパ……ママ……」

 

「パパ?ごめんね?俺たち娘はいたけど今はいなくて勘違いじゃないかな?」

 

「ううん私だよ……茜だよ」

 

茜がフードをゆっくり脱ぐと店長さんの目が大きく開くその目は信じられないという目だ

 

「…………ははっお客さん冗談がきついよ、確かに娘は生きていれば君と同じくらいの年齢だけど……」

 

「……」

 

「本当に茜……なのか……?っ!《b》《茜!/b》」

 

「うん!茜だよ!パパ!ママ!」

 

「茜……っ!生きていたのね!ああっ!よかった!!三年前行方不明になっていくら探しても見つからなくてっ!」

 

「ああっ!神様ありがとう!ありがとう!もう目を離さないからな!!」

 

マスターが手に持っていたグラスを床に落として力なく笑ったが茜の沈黙を嘘ではないと感じたのか

茜に抱き着きウエイトレスさんと一緒に泣いた

ウエイトレスさんは茜のお母さんだったのか……両親ともに若くないか?

感動の再開に水を差すのもあれだし店長さんが落した食器類の破片を拾うことにした

 

「そいえば茜一緒にいた人は一体?」

 

「あれ?いない?」

 

「いやたぶん……あっいたトンガ何してんの?」

 

「見て分かるだろ食器の破片を拾っている」

 

「す、すいません!お客さんにそんなことさせて!」

 

「いえお気になさらず感動の再開に水を差すのは野暮でしょう」

 

店長さんやウエイトレスさんが落ち着き店をCLOSEにして自己紹介をすることに

 

「一ノ瀬宝太郎です。ここの店長で茜の父です」

 

「一ノ瀬りんねです。茜の母です、この度は茜を連れてきてくれてありがとうございました。おかげで二度と会えないと思ってた娘と再会出来ました。」

 

「……トンガだ。下級医師をやっている?」

 

「下級...?」

 

「もう!トンガだからこっちには下級とかないんだって!」

 

二人に自己紹介した後クビを傾げる二人に茜が補足をした

茜は攫われた後の出来事、帰ってくる日までのことを話し始めた

 

「…グラニュート、別世界そんなことが」

 

「いくら探しても見つからない訳ね」

 

「信じてくれるの...?」

 

「もちろん」

 

「茜が嘘言うはずないしね親が娘の言うこと信じるのは当たり前でしょ?」

 

「よかった...」

 

「それでトンガくんはグラニュートなんだな?」

 

「ええ今はアイテムで人間に擬態していますが」

 

「なるほど重ね重ねありがとう、茜のこと見ず知らずの娘の願いをかなえてくれて」

 

頭を下げる二人に慌てて俺は頭を上げさせる

こんなことで頭を下げられたらたまったもんじゃない

 

「……俺はてっきりバケモノ、誘拐犯と罵りを受けるつもりだったんですが」

 

「……まさか確かに誘拐犯には礼をしてやりたいがそれは君じゃない見ず知らずの娘を助けてくれた恩人にそんなことはしない」

 

「ねぇ、パパ」

 

「茜?なんだい」

 

「扉壊れちゃってトンガ帰る場所ないのだからトンガを家族に迎え入れたいなーって私も弟欲しかったし」

 

「だから誰が弟だ」

 

「あら!それはいいわね!私も息子欲しかったし!」

 

「こらこらそんなモノみたいにだがその提案には賛成だが無理強いはしないどうだろうトンガくん、オレも俺たち夫婦の大恩人である君をこのまま放りだすのは忍びない見たところ茜と年齢は変わらなさそうだし」

 

「私のみっつ下」だよ!」

 

「まだ子供じゃないか」

 

「はぁ~分かりましたが!あくまで居候とさせてもらいます!」

 

「「え~!」」

 

「茜も一ノ瀬さんもえ~じゃない!」

 

「ははっ兎に角よろしく頼むよトンガくん」

 

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