フリュネを起こさないでやってくれ、死ぬほど疲れてる   作:色々残念

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思い付いたんで更新します


祝いに赤飯を炊いておこう

ヴァリスを稼いでフリュネの斧を新調しておき、ダンジョン産の金属で作成された新たな斧で、フリュネの攻撃力が増した。

 

上層のモンスターであるなら、1人でも問題なく戦えるようになったフリュネが単独でダンジョンに潜った時に、インファントドラゴンと遭遇して倒した結果、Lv2にランクアップしたフリュネ。

 

Lv1だった時より強くなったフリュネも、将来有望だと思われる冒険者となったみたいだ。

 

ダンジョン探索も行いながら頻繁に俺からプレゼントされるレオンとえっちなことを沢山していたフリュネに、新たな命が宿ったことを波導で感じ取った俺。

 

しかしフリュネ本人はレオンとの子どもができたことには、まだ気付いていない。

 

とりあえずフリュネが妊娠していることを教えておくと、物凄く驚いていたフリュネ。

 

イシュタル・ファミリアに所属している娼婦がよく飲んでいる避妊薬をフリュネも飲んでいたみたいだが、それでも必ず避妊できる訳ではなかったようだ。

 

「できちまったんなら仕方ないね。アタイは産んで、この子を育てるよ」

 

腹を擦りながら言っていたフリュネは、宿した子をちゃんと産むつもりがあるらしい。

 

それでも子どもを育てた経験がないフリュネが、赤ん坊を育てるのは大変だろう。

 

「そうか、なら俺も手伝うよ。家族であるフリュネの子どもなら、新しい俺の家族だからな」

 

「アタイを家族だとは、思ってくれてたんだねぇ。嬉しいじゃないか」

 

「まあ、俺が育った集落の全員を俺は家族だと思ってる訳だが」

 

「そこはアタイだけ特別って言うところじゃないかい。そんなんじゃ女にモテないよントム」

 

今生で子どもを作るつもりはない俺は、女にモテないと言われても寧ろ好都合ではあるな。

 

寒空の下に赤子を捨てるような今生のクズ親の血を、俺は1滴もこの世に残したくはない。

 

波導が使える俺じゃないと、アマゾネスに拾われる前に、寒さに耐えられずに死んでいた筈だ。

 

だからこそ俺は血の繋がった相手以外で家族と言えるような存在にしか優しくするつもりはないが、フリュネは家族だと思ってるんで、優しくしておくとしよう。

 

まあ、モンスターみたいなのが家族になるのは初めてじゃない。

 

「いや、今生の人生は、オールマイトを見習って生涯不犯を貫くから、女にモテなくても問題ないぞ」

 

「いやオールマイトって誰なんだい!?」

 

「超かっこいいヒーローさ」

 

「答えになってないねぇ!?」

 

そんなやり取りをフリュネとした翌日から、子どもを宿したフリュネに必要になりそうなものを用意する為に、ダンジョンに頻繁に潜るようになった俺。

 

腹が膨らんできていたフリュネは妊娠したことを女神イシュタルに報告したようだが、歓楽街の主は子どもができた位では動じることもなく、赤子とフリュネの為に部屋を用意してくれたりはしたようだ。

 

フリュネがLv2になったことで、ある程度は優遇されることもあるらしい。

 

腹に子を持つフリュネをダンジョンに連れていくのは問題があるんで、俺1人だけで向かうダンジョン。

 

ほぼ毎日モンスターを倒して、沢山の魔石を手に入れていた俺は、全ての魔石をギルドで換金することはなく、魔石と引き換えに【商品購入】で購入していく様々な商品。

 

半殺しにしたキラーアントを使って、大量のキラーアントを呼び寄せて倒し続けて、かなり沢山の魔石を手に入れた俺は、3分の1の魔石だけを換金してヴァリスにしたら、神バルドルに換金したヴァリスを渡しておく。

 

残った魔石を用いて、現代日本で買ったことがある品々を【商品購入】で購入した俺は、ベビーベッドと大量のオムツをフリュネにプレゼントしておいた。

 

フリュネに用意された部屋にベビーベッドと大量のオムツを置いておき、赤子にはかせるオムツの使い方もフリュネに教える。

 

それから更に月日が経過して、行われたフリュネの出産。

 

無事に産まれた子は勿論アマゾネスであるが、髪の色だけがフリュネに似ており、顔はレオン似であった。

 

フリュネにフルーレと名付けられたアマゾネスの赤子。

 

この子は間違いなくレオンとフリュネの子だろうな、とは思ったが、そういえばレオンにはフリュネが妊娠して子どもを産んだことは伝えていなかったな。

 

まあ、教えるのは今度でいいかと判断し、フリュネと一緒に赤子であるフルーレの世話をした俺。

 

【商品購入】を用いて購入した粉ミルクと哺乳瓶を使って、フルーレに温度を調整したミルクを飲ませておき、げっぷもさせておく。

 

子守唄を歌いながら、フルーレを寝かし付けたりもして、世話をしていた俺を見ていたフリュネが「そうしてるとあんたが父親みたいだ」と笑っていた。

 

「家族ってのは他人同士が築いていくもんだろ?フリュネの旦那になるつもりはないが、この子の親にはなれるさ」

 

「それならフルーレもきっと寂しくないだろうねぇ」

 

そんな会話をフリュネとした日の翌日。

 

「お前がパパになったんだよ」とレオンにフリュネがレオンの子どもを産んだことを伝えてみると「あばっふっ!?」と声にならない声を漏らしながら卒倒したレオン。

 

精神的なダメージで気絶した相手を見たのは初めてかもしれない。

 

やればできる、いい言葉だ、我々に避妊の大切さを教えてくれる。




とりあえずフリュネの出産祝いにントムは赤飯を炊いたりしたみたいです
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