フリュネを起こさないでやってくれ、死ぬほど疲れてる   作:色々残念

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なんとか思い付いたので更新します


おや、おやおや

レオンが定期的に壊れるのがオラリオのチャメシ・インシデントになったりもしたが、俺は特に気にすることはなかった。

 

時折レオンに遭遇した時に「フリュネの性の捌け口!フリュネの性の捌け口じゃないか!」とレオンのことを呼んだ位のことしか俺はしていない。

 

そんな俺の言葉を聞いて、正気を失っていたレオンが居たような気がしたが、俺のログには何もないな。

 

フリュネとは違ってLv1のままである俺は、ステイタスも全く上がることなく0のままだった。

 

やはり容易く倒せる上層のモンスターだけでは、ステイタスの熟練度が上昇することはないのかもしれない。

 

それでも一応定期的に背の恩恵を神バルドルに確認してもらっていたが、新たなスキルが増えていたらしく、紙に書き写された新たなスキル。

 

神バルドルから手渡された紙を見てみると、確かに新たなスキルは発現していたようだ。

 

ントム

Lv1

 力:I0

耐久:I0

器用:I0

敏捷:I0

魔力:I0

 

《魔法》

 

 

 

《スキル》

 

【山吹波紋】

 

【波導勇者】

 

【商品購入】

 

【廃棄貯力】

・廃棄すると決めたものをエネルギーに変換し、そのエネルギーを貯めておくことが可能となる

・貯めたエネルギーは自在に引き出して、使用することが可能

・生きているものを廃棄することはできない

 

新たに増えていた【廃棄貯力】は、不要なものをエネルギーに変えることが可能なスキルとなるが、俺の【商品購入】で購入した商品のゴミもエネルギーに変えられるみたいなんで、残ったゴミの処理にも役立つスキルだろう。

 

廃棄するしかないものをエネルギーに変換して貯めておけるのも、無駄にはならない。

 

とりあえず処理に困っていたゴミの数々を【廃棄貯力】で一気にエネルギーに変換して処理。

 

ある程度貯まったエネルギーで何ができるか試してみたが、かなり強力な身体強化も可能であるようで、波紋と波導を使わなくても凄まじい威力のパンチが放てるようになった俺。

 

これに波紋と波導を組み合わせれば、凄まじく俺が強化されるのは確実だ。

 

ステイタスの熟練度がDにまで到達しているものがあることと、何らかの偉業を達成することがランクアップできるようになる条件だそうだが、めちゃくちゃ余裕でLv3のレオンに勝ててしまうLv1の俺が、上層でランクアップするのは難しい。

 

波紋と波導に加えて、スキル【廃棄貯力】によって貯まったエネルギーで強化された俺は、並みのLv1よりも戦闘能力は高いだろう。

 

そろそろ中層に行ってみてもいいかもしれないが、ヘルハウンドの火炎攻撃に備えて、サラマンダーウールを買っておくのがよさそうだ。

 

という訳で、買い物に行くことにした俺は、サラマンダーウールが売っている場所まで移動していく。

 

購入したサラマンダーウールを鞄に詰めて持ち帰り、イシュタル・ファミリアに用意されたフリュネの部屋へと向かうと、ちょうどフリュネがフルーレを寝かせているところだった。

 

「その鞄、何か買ってきたのかい?」

 

寝ている娘のフルーレを起こさないように小声で聞いてきたフリュネ。

 

「サラマンダーウールを買ってみた。中層に行ってみようかと思ってな」

 

此方も小声で、フリュネにだけ聞こえるように話しておき、フルーレを起こさないように配慮した俺。

 

「ントムなら中層でも通用するのは間違いないねぇ」

 

そう言って頷いていたフリュネは、此方の心配はしていない。

 

「サラマンダーウールはそれなりの値段がしたんで、また此処に置かせてもらうと非常に助かる」

 

バルドル・ファミリアのホームに居着くことなく宿屋を転々としている俺は、貴重品などはフリュネの部屋に置かせてもらっていた。

 

「貴重品をアタイの部屋に置いとくのはいいけど、あんたの部屋も用意する準備は出来てるってイシュタル様が言ってたよ」

 

「部屋まで用意してもらうのは悪いから、それはやめとくよ。フリュネの部屋で貴重品預かってもらえるだけでありがたい」

 

「まあ、あんたがそれでいいならアタイは構わないけどねぇ」

 

そんな会話をフリュネとした後に、寝ていたフルーレが起きてきたんで、スキル【商品購入】で用意した離乳食をフルーレに食べさせておく。

 

食べものに好き嫌いする子は人間関係にも好き嫌いするという言葉があるが、フルーレには好き嫌いはないらしく、何でも食べる子ではあるようだ。

 

赤ん坊に食べさせてはいけない蜂蜜などは食べさせることがないように気を付けておき、フリュネにも最悪は死ぬから蜂蜜は食べさせないようにと伝えておいたんで、まだ赤子なフルーレの口に蜂蜜や、それを含むものが入ることはない。

 

元気に育っているフルーレは、生後6ヶ月位になるが、後半年で1歳となるフルーレに、誕生祝いを用意しておくのも悪くはないだろう。

 

なんてことを考えながらフルーレの世話をしていった俺は、これからダンジョンに行くというフリュネに代わって、フルーレと一緒に過ごす。

 

フリュネの部屋でフルーレの世話を続けていると、ヘラ・ファミリアの面々がやって来て、俺にアルフィアとメーテリアの治療代金となる価値あるものを渡してきた。

 

ヘラ・ファミリアの中には元気になったアルフィアも居て「その赤子は?」と聞いてくる。

 

「血の繋がりはないが、俺の家族です」

 

そう答えた俺に「血の繋がりのない家族か」と呟くアルフィアはフルーレを見ていた。

 

「家族とは血の繋がりのみを言うのでしょうか。俺はそうは考えていません。慈しみ合う心がヒトを家族たらしめるのです。血はその助けに過ぎません。愛です。愛ですよアルフィア。それに家族とは他人同士で築き上げていくものではありませんか」

 

「愛を持って、その子を育てているのは理解できた」

 

そんなアルフィアとの会話も終わり、帰っていったヘラ・ファミリアの面々。

 

フリュネが帰ってくるまで、フルーレの世話を続けた俺は、戻ってきたフリュネにフルーレを任せて、宿へと戻る帰り道には「フリュネ専用棒」と神々に言われているレオンが居て、完全に神々に玩具扱いをされていたレオン。

 

別にフリュネ専用という訳ではなく、フリュネ以外には未使用なだけでは、とボブではないが訝しんでみた。




とりあえず定期的にレオンが壊れるオラリオになりましたが、レオンは完全に神々に玩具扱いをされていますね
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