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男主人公
キャラ崩壊
独自設定
独自解釈
総受け
愛され?
水筒モブちゃん
曇らせはない
「すまないセリカ、なんて言ったか聞き取れなかったからもう一度教えてくれ。」
朝日……いや、もうそろそろお昼時の光が部室に入って来る部室で俺は今、自分の耳を疑っている。目の前の少女、黒見セリカからは一生聞かなそうな単語が聞こえたからだ。
「だーかーらー!愛してるゲームをしようって言ってるのよ!何度も言わせないでよ恥ずかしい」
「うへ〜、なんたっていきなりそんなことを言い出したの〜?」
「セリカ、お前熱でもあるんじゃないのか?」
「熱なんて無いわよ!確かに私がこんなこと言うのは柄じゃ無いかもだけどさ」
いつもツンケンしているセリカからそんな提案をされると思っていなかった俺を含めた皆んなは心配そうにセリカを見つめている。
そんな俺らにセリカは気づき、動揺しているようだ。ちょっと面白い
「ちょ、皆なんでそんな目で私を見るの?恥ずかしいし怖いんだけど!?」
「恥ずかしがってるセリカちゃんもおじさんは可愛いと思うよ〜?」
「あはは……それでセリカちゃん、愛してるゲームをするのはいいとして「良くはないと思うぞ?」誰と誰がするの?」
「ふふん、安心しなさい!そこはしっかりと決めてあるわよ!」
いつもの詐欺に引っかかっていることに気づいていない時のドヤ顔と同じような顔をしながら、一枚の紙をホワイトボードに張り出した
そこには………
アヤト先輩 VS 対策委員会の皆
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……っと、書かれていた。
「いやいやいや!なんでそうなった?なんでそうなった???」
「え?だって大将が『愛してるゲームは男女でするべきだ!』って言ってたからよ」
大将……なんてことをこの純粋娘に吹き込んでるんですか……
「はぁ、結局こうなるのかよ……」
そのまま拒否し続けるも、セリカから背中を押されてアヤネの前に立たされてしまった。こうなってしまっては逃げることも不可能だろう。扉と窓はご丁寧に対策委員会によって封鎖されている。なんで……
「それじゃあ、アヤネからどうぞ」
きっと
答えは単純だ。《カウンター》が通りやすいからだ。
わざわざカウンターで行こうとする理由?簡単だ、少し前の話をするがただでさえ猫耳やらチョーカーやらで楽しんでいたのはホシノの後にアヤネだ。つまり、《負けたら何をされるかわからない》と、言うことだ。簡単だっただろ?
「あ、あぅ……え、えっと……あ、愛しています!アヤト先輩!」
……静かにセリカの方を見て、顔で『これは負けじゃないか?』と伝えた。そしたら『そうだけど言ってあげなさいよ。頑張って言ってくれてるんだから』と返ってきた。まあ、それは確かにごもっともである。仕方がない、ちょっと恥ずかしいが返してやるとしよう
「あぁ、俺も愛してるよ、アヤネ」
そこまで、とセリカが合図を出す。とりあえずは一勝ということでいいだろう。
この調子で行けたら余裕だな。いや、そうじゃないと俺が死ぬんだがな。
「次は私よ!先輩には仕方なく先行を譲ってあげるわ!」
「そうか……なら、遠慮なく、愛しているよ。セリカ」
「私もに決まってるでしょ!愛してるわよ!先輩!」
なるほど、一回では負けないか。なら……うーん……あんまりしたくはなかったが仕方ない。
うん?何をするのかって?大丈夫、これを読み進めていけば分かることだ。
俺はそのままセリカを壁の方に追い詰めていく。追い詰められているセリカは何が何だかわからないと言う表情だ。
追い詰め終えたところで壁ドンをする。大抵の奴らはこれで照れると言われているが……
「あわわ……あっ……えっと……」
「愛しているよ、セリカ」
動揺しているところに間髪入れずに愛していると叩き込む。おかげでセリカは顔を赤くして照れていたので、この勝負は俺の勝ちとなった。
「はい、これで俺の勝ちだな」
「うぅ……してやられた……」
すまんなセリカ。今度何か奢ってやるから許してくれ
「き、気を取り直して!次はノノミ先輩が相手よ!」
ノノミ……ノノミかぁ……うん、嫌って訳じゃないんだけどさ……ちょっとね、怖いんだよな。
「アヤト先輩とするなんて緊張しますね〜!」
「そのまましないという選択を取ってくれたら俺もちょーありがたいんだけどそこんとこどうだ?」
「え〜?嫌に決まってるじゃないですか〜⭐︎」
内心ワンチャンあるのではと思っていたがために、心の中で舌打ちをする。俺も男だ。こんな美少女達に愛していると言われるのは正直気が気ではない。
「それじゃあ先行はどうぞ。個人的には後攻の方が楽だからな」
「それじゃあ遠慮なく〜⭐︎……愛していますよ?アヤト先輩?」
背筋が震える。目の前にいる少女が少し恐ろしい。だが、あくまでも俺は先輩だ。きっと気のせいだろう。だからノノミの表情がクソボケ発言をしてしまった時の表情と同じわけがないんだきっと気のせいだ
「あ、あぁ。俺も愛してるぞ、ノノミ」
「具体的にどこがですか?」
「……っえ?」
間抜けな声とは言わないでくれ。そんなことは俺が1番理解している。
と、言うより嫌な戦法をしてくるものだな、ノノミは。相手にそう言わせて照れさせるって戦法か。
「うーんとだな……ノノミはみんなに優しいし、それでもしっかりと叱るときは叱る。多分、ノノミがいなかったら俺らはここまでしっかりできなかったと思うぞ。」
「あ……えっと……えへへ」
っと、できる限り羞恥を我慢して伝えた言葉でノノミは照れてくれた。
これ以上となれば流石に厳しかっただろう。本当に助かった。
……残り2人かぁ
「ん、次は私だよ、アヤト先輩」
「はいはい、どっちから?」
「セリカ以外みんな先攻だから私も先にする」
シロコか……シロコはなぁ……照れるってことが基本ないから想像がつかないんだよな……
「どうぞ……って、なんで近づいてくるんだ?」
「なんでって、先輩に愛してるって言うためだけど?」
ノノミとは違った捕食者のような目をしながら、許可を出した瞬間に近づいてくる。まるで狩りをする肉食獣と狩られる草食動物のようだ。
……実際シロコには狼の耳が生えているのであってはいるのかもしれない。
いや、こんな冗談を言っている場合なんかじゃない。どうにかして逃げないと……
と思い扉のある方にはノノミとホシノが、窓の方には1年ズが待機してあった。なんと!これでは逃げ出せないではないか!
そうこう
「アヤト先輩……愛してるよ」
耳元から聞こえる、本当にシロコなのかと疑う声が聞こえてくる。正直、負けたと思ったがまだ顔は赤くなっていないようなのでセーフだろう。あまり嬉しくないが、ポーカーフェイスが上手くて良かった。
「あ、あぁ……ありがとう」
「ん……あんまり効果がなさそう……」
そんなことはないですと口が裂けても言えない。
「さて、次は俺だな」
呟くのと同時に、近くにいることを利用して背中に片手を回してホールドし、もう一方の手で顎クイをする。正直している方が恥ずかしいのだが、自慢のポーカーフェイスで出さないようにする。
「愛してるよ、シロコ」
「…!?」
そう囁くと同時にシロコがものすごく赤面し、無理やり離れてからホシノとノノミを押し除けて部屋から出て行ってしまった。
ノノミとホシノは出て行ったシロコを追いかけに行った
「モウヤダ……シニタイ……」
部屋に一年生しかいないことをいいことにそんな独り言を呟き枕に顔を埋める。こうでもしないと正気を保っていられそうにない
「あはは……アヤト先輩すごいですね……」
「ね、先輩ってあんな大胆なこともするのね……」
あれから暫くして落ち着きを取り戻した俺は、3人が帰ってくるのを待ってから最後のゲームをすることとなった
「もう終わりでいいだろ……そろそろ疲れたぞ」
「うへ?でもまだおじさんとやっていないじゃないか〜!相棒はやりたくないの〜?」
「そう言うわけじゃないけどよぉ……」
正直、このままやったら殆ど俺が負けるのでやりたくないだけなのだが、逃げられそうにもない
それに目の前の相手は長く関わってきているホシノだ。確実に自分ですら知らない弱点を攻めてくるだろう。
「ならおじさんともやろうよ〜!」
「わかった、わかったから!そんなに揺らさないでくれ!」
結局やることになってしまった。押されたら何だかんだ了承するのも俺の弱い所だよなぁ……
「はぁ……それで、先攻は?」
「うーん、おじさんが貰っちゃってもいい?」
「どうぞお好きに。できる限り早く終わらせてくれよ」
「それは無理な相談だね〜!」
そろそろポーカーフェイスもできなくなってきているから早く終わらせたかったのだが、どうやら叶わないようだ。
「はぁ……はぁ〜……ならさっさと始めてくれ」
「うん。まずはね、アヤトはどんな時でも私を真っ先に守ってくれるんだ。どれだけ自分が辛くても、どれだけ優勢でも私が『助けて』って呼んだら来てくれるんだ」
「あぁ……うん?」
ちょっと待ってくれ。これってただ愛していると言って相手を照れさせるってゲームで合ってたよな?なんでいきなり褒められまくってるんだ?
「でも、そんなアヤトでもドジは多いし、無防備なこともよくあるし、油断してやらかしちゃうこともよくあるんだよね。」
「ちょ、ホシノさん?それ以上はやm」
「そんなアヤトを、
「う……うぅ……」
恥ずかしくなり顔を覆うように隠してその場に蹲る。唐突な褒めから満面の笑みでの愛しているは、俺にとって破壊力がありすぎたようだ。
「あれあれ〜?もしかして相棒照れちゃってる〜?このこの〜!」
「うっさい、ほっといてくれ……」
顔を上げられないがきっとホシノはものすっごくにやけた笑顔だろう。それが自分を嗤うためだと思うと、恥ずかしくて顔を上げることができない
「っと、言うことで最後はホシノ先輩の勝利です!」
アヤネが終了の合図を出すものの、暫くはその場をその場を動けなかった……
あれから数日、やはりと言うか妥当だと言うべきか、未だにホシノからいじられている。
その度に反抗しているものの、意味を成さないどころか逆に生暖かい目を向けられている気がする
「やっぱり相棒は可愛いね〜!」
「うるっさいなぁ、ってか頭を撫でるなよ!」
「わー!アヤトが怒ったー!」
いつも通り、それでいてちょっぴり恥ずかしい日常はこれからも続いていくのだろう。
更なる後日談兼蛇足
ピンクの水筒をもらった正実モブちゃん視点
“アヤト、愛してるゲームしてみない?”
「先生……ごめんなさい。俺はそっち側じゃないんです。黒服とかを当たってください。」
当番の休憩中、先生とアビドスの生徒、アヤトさんのそんな会話が聞こえてきました。
先生は冗談っぽく、でもアヤトさんはドン引きしていました
“えーなんでさ!やってみようよ男同士で!”
「先生。それをして喜ぶのは腐の方だけです。あと俺が夜中に背中を刺されるのでやりませんと言うかやりたくないです。」
先生はどうやらアヤトさんとの交流が少ないと喚いていたので、恐らくもっと遊びたいのでしょう。
でも肝心のアヤトさんはドン引きしていて嫌そうです。仕方がないので、ここは先生を手伝ってあげるとします!
「アヤトさん、少し私も気になるのでやってみてくれませんか?」
前髪で隠れている目をチラリと見せながら上目遣いでお願いします。
「いや……でも……」
「お願いです、アヤトさん!」
「うぐっ……わかりました、でも一回だけですからね。」
先生の方を見てしてやったり、と言う顔をしました。そんな私に先生はGJと親指を立てて口パクで褒めてくれました。
さて、これでは決着がつくと思えないので途中で止めてあげるとしましょう。
“それじゃあ始めるね!アヤト!愛してる!”
「おれもあいしてますよーせんせい。」
ものすっごくストレートに伝える先生と、それを意にも介さずに返答するアヤトさん。正直見ていて先生が不憫で面白いです!
……っと、この勝負は結局最後まで両者照れずに終わってしまいました。
でも面白かったのは、途中からしっかりアヤトさんが返事をし始めて先生が驚いていたことですかね?