個性『ウマ娘』でヒロアカ世界の最速を目指す 〜転生したらステータスが見えたので、限界突破してヒーローになります〜   作:雪乃 宿海

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続きました。


No.15

 スタジアムがどよめきに包まれている。

 私の耳には、まだあの実況の声がこびりついていた。

 

『おーっと!? 駿河ぁ、なんだあの光はぁあ! なんか光ってんぞぉ!』

 

 私は顔を覆ったまま、芝生の上で丸まっていた。

 終わった。完全に終わった。

 あんなド派手に光ってしまった以上、もう言い逃れはできない。

 きっとクラスメイトたちが血相を変えて詰め寄ってくるはずだ。「お前の個性、本当は何なんだ」と。「なぜ隠していた」と。

 

(来る……! 尋問が……!)

 

 私は覚悟を決める。

 言い訳の準備はした。「生体エネルギーの過剰放出」とか「摩擦熱の可視化」とか、難しい言葉を並べて煙に巻くしかない。

 

「おっ、起きたか駿河!」

 

 声をかけられ、私はビクッと身構えた。

 切島くんだ。後ろには上鳴くんや芦戸さんもいる。

 来た。ついに。

 

「……な、なに?。私の足がどうかした?」

 

 私は震える声で先制攻撃を仕掛ける。

 さあ、聞いてきなさい! 光の謎を!

 

「あ?足? いや、すげー速かったなって言いに来たんだよ! 3位だろ? 惜しかったなー!」

「そうそう! 最後の伸びヤバかったじゃん! 爆豪抜くとかマジ快挙!」

「天馬ちゃんおめでとー!」

 

 ……え?私はポカンと口を開けた。

 みんな、笑顔で私の健闘を称えている。

 誰一人として、光に対しての疑問を言うものはない。

 

「あ、あのさ……私の足、最後ピカッて……」

「ん? ああ、光ってたな」

 

 上鳴くんが軽く答える。

 

「それだけ?」

「え、他に何かあんの?」

 

 キョトンとされる。

 え、嘘でしょ? あんなに派手に発光してたのに? 私はハッとして、彼らの表情を観察する。

 そこにあるのは、「無関心」に近い納得感。

 

(……なんで?)

 

「心底不思議そうな顔をしているな。駿河くん」

「飯田くん」

「光るとかそういうの以前に君、先の敵襲撃の時『変身』していただろう」

「あ…」

 

 私は思い出す。

 USJでの事件。

 私は彼らの目の前で、光に包まれてフリフリの勝負服へと「変身」してみせたのだ。

 あのインパクトに比べれば、「ちょっと光った」程度、「まあ駿河だしな」という誤差の範囲で処理されてしまっているのだ!

 

(……なんか、それはそれで複雑!)

 

 命拾いしたような、無視されて悲しいような。

 私が一人で胃を痛めていた時間は何だったのか。

 

「第一種目終了!!」

 

 ミッドナイト先生の鞭が鳴り、予選が終了した。

 モニターに順位が表示される。

 

 1位:緑谷出久

 2位:轟焦凍

 3位:駿河天馬

 4位:爆豪勝己

 

 私は3位。予選通過だ。

 そしてミッドナイト先生が高らかに宣言する。

 

「さあ、転んでも泣かない! 予選通過者42名で行う第二種目は……これよ!!」

 

『騎馬戦』

 

「騎馬戦……」

 

 その単語を見た瞬間、私は嫌な予感がした。

 ウマ娘である私が、騎馬戦。

 これ、絶対に乗られる側だよね?

 

 ルール説明が続く。

 2〜4人でチームを組み、騎手、騎馬を構成する。

 予選の順位に応じたポイントが与えられ、ハチマキを奪い合うバトルロワイアル。

 そして、運命のポイント発表。

 

「予選1位に与えられるポイントは……1000万ポイント!!!」

 

「「「「1000万!?」」」」

 

 会場の空気が一変した。

 全員の目が、血走った獣のように緑谷くん一点に集中する。

 上位陣も下位陣も関係ない。奴さえ狩れば、一発逆転でトップ通過確定。

 いわゆる「底辺からの下剋上」システム。

 実質1000万ポイントの争奪戦だ。

 

「うわぁ……」

 

 私は思わず後ずさった。

 緑谷くん、顔面蒼白で震えてる。

 お気の毒に。

 

(……でももし私が1位だったら、あの視線を全部背負っていたのか)

 

 想像して、少しだけ背筋が寒くなる。

 けれど。

 

「……いいなぁ」

 

 私の口から漏れたのは、安堵ではなく羨望だった。

 全員から狙われる、頂点の証。

 あの場所(1位)に立っているのが、私ではないことが悔しい。

 

(でも、このルールなら……)

 

 私は口角を上げる。

 今の私は3位。追われる側じゃなく、追う側。

 トップを走る獲物を、後ろから差し切る。

 それはそれで、私の得意な展開だ。

 

「交渉タイム、スタート!!」

 

 合図と共に、フィールドが慌ただしく動き出す。

 

「天馬ちゃん! 組もう!」

「駿河! さっきの加速、俺の個性と合わせれば……」

 

 早速、数人が私に群がってきた。

 3位という実績と、あのインパクト抜群のラストスパート。当然の勧誘だ。

 緑谷くんの方を見ると、誰も寄り付かずに孤立していた。1000万ポイントが重すぎるのだ。

 ごめんね緑谷くん、君とは組めない。私まで標的にされちゃう。

 

「あー、ごめん! ちょっと先約が!」

「えっ、誰!?」

「えっと、そのへんの人!」

 

 私は適当にかわして人混みを抜ける。

 誰と組むか。

 2位の轟くんとは……目が合った瞬間、また無言で探るような視線を向けられたのでパス。気まずすぎる。

 

 私の「脚」を活かせて、かつ、1位を狙える戦力を持った相手。

 

「オイ」

 

 ドスの利いた低い声。

 背後から首根っこを掴まれた。

 

「うげっ」

 

 振り返ると、そこには鬼の形相をした爆豪勝己が立っていた。

 隣には、困り顔の切島くん。

 

「……な、なにかな爆豪くん。奇遇だね」

「奇遇なわけあるか。探したぞ馬女」

 

 爆豪くんは私を睨みつけると、単刀直入に言い放った。

 

「テメェ、俺と組め」

 

「……拒否権は?」

「ねェ」

 

 即答だった。

 

「テメェのそのふざけた『光』が何なのかは知らねェ。だが、速ェのは事実だ」

「……」

「俺は完膚なきまでに1位を取る。デクも、半分野郎も、全員踏み潰してな。……そのためには、テメェの脚は使える」

 

 その言葉に、私はハッとした。

 彼もまた、私の「光」なんてどうでもいいのだ。

 あるのは、「使えるか、使えないか」。それだけ。

 道具みたいに思われるのは癪だが…

 

(……いいじゃん、そういうの)

 

 私のウマ娘としての本能が疼く。

 気性の荒い暴れ馬には、それ以上に強気な騎手が必要だ。

 

「おい爆豪。使えるって女子を道具みたいに言うなよ。漢らしくねぇぞ。でも駿河俺からも頼む!爆豪も本気で勝ちを狙ってるんだ。力貸してくれ」

「……いいよ。乗ってあげる。あ、私は乗られる側か」

「あァ!?チョケたこと言ってんじゃねぇ!」

「その代わり、乗り心地の保証はしないよ? 振り落とされないようにしっかり捕まってなよ」

 

 私が不敵に笑うと、爆豪くんはさらに凶悪な笑みを浮かべた。

 

「上等だ。俺が手綱握ってんだ、暴れ馬くらい御してやるよ」

 

「よし決まりだ! 俺が前で……」

「いや、切島。お前は左だ」

 

 切島くんが割り込もうとするが、爆豪くんが指示を出す。

 

「前はコイツだ」

 

 爆豪くんが私を指差す。

 

「防御力は切島。機動力と特攻は馬女。……あと一人は」

「あ、それならいい人が!」

 

 私は近くにいた瀬呂くんの襟首を掴んで引き寄せた。

 

「わっ、なんだ駿河!?」

「瀬呂くん、採用! 君のテープでバランス確保と捕縛担当ね!」

「えぇ……俺、選択権なし?」

「ないよ?」

「爆豪もヤベェが駿河も大概同類だよな…」

 

 こうして、メンバーは決まった。

 

 騎手:爆豪勝己

 前馬:駿河天馬

 左翼:切島鋭児郎

 右翼:瀬呂範太

 

「作戦どうする?」

「俺の言うことを聞く」

「爆豪くんそれは作戦って言わないよ。あるんでしょ?」

「チッ、まず馬女の脚を使って開幕ぶっぱでデクのポイントを獲る。そんでそっからは外周を左回りだ。クソ髪てめぇは壁だ」

「おっしゃあ!任せろ!」

「俺は?」

「醤油顔てめぇは馬女のコーナリングの補助と俺のサポートしろ」

「瀬呂な。おっけ~目立たない瀬呂くんはサポートに徹しますよ」

 

     *

 

 そして私たちは騎馬を組む。

 私が先頭。私たちが崩れないように瀬呂くんのテープで爆豪くんが脚を乗せる手を固定する。  騎手の殺気と、私の脚力。

 これは、ただの騎馬じゃない。戦車だ。

 

「行くぞ!!」

「「「オウ!!」」」

 

 開始の合図と共に、私たちの「狩り」が始まった。

 

「まずはデクだ!! 行け馬女!!」

「人使い荒いなぁ! ……でも!」

 

【レアスキル発動:『ロケットスタート』】

 

 私は地面を蹴った。

 スキル全開。

 もう隠す必要はない。だって誰も気にしてないんだから!

 青い光を撒き散らしながら、私たちは1000万ポイントを目指して一直線に加速した。

 

「速っ!? なんだこの加速!?」

「ロデオかよオイ!!」

「醤油顔ォ!!」

「あいよッ!」

 

 切島くんと瀬呂くんが悲鳴を上げる中、瀬呂くんに緑谷チームを囲うようにテープを射出させる。爆豪くんだけはこの状況に笑っていた。

 

「デクぅ!! これなら逃げ場はねェなァ!!」

 

 ……うん。

 やっぱりこのチーム、相性いいかもしれない。

 

「オラアアアア!! デクゥゥゥ!!」

 

 ドゴオオオン!!

 

 私たちの突撃は、緑谷チームの防御によって防がれた。

 常闇くんの『黒影(ダークシャドウ)』だ。

 全方位をカバーする鉄壁の守り。私のスピードとパワーで懐に入っても、あの黒い影が物理的に押し返してくる。

 

「チッ、堅ェな!!」

「爆豪くん、一旦離脱するよ! 囲まれる!」

 

 私の賢さが警鐘を鳴らす。

 1000万ポイントを持つ緑谷チームには、他のチームも群がってくる。このままでは乱戦に巻き込まれて動きが取れなくなる。

 私たちは一度距離を取り、体勢を立て直そうとした。

 

 ――その時だった。

 

 フワッ

 

 風が抜けるような感触。

 いつの間にか、爆豪くんの頭に巻かれていたハチマキが、消えていた。

 

「……あ?」

 

 爆豪くんが固まる。

 私たちの横を、涼しい顔をした金髪の男――B組の物間寧人が通り過ぎていく。その手には、私たちのハチマキが握られていた。

 

「A組はあまり視野が広くないようだね」

 

 物間くんはニヤニヤと笑いながら、ハチマキを首にかけた。

 

「君らが1000万ポイントに夢中になっている隙に、頂いたよ」

 

「テメェ……!」

「返せコラ!」

 

 爆豪くんと切島くんが殺気立って私たちは物間くんへ向かう。

 しかし、彼の手から放たれた爆発によって勢いを殺されてしまう。そして物間くんは私たちをさらに逆上させようと煽ってくる。

 

「敵の襲撃を受けた有名人だからって、自分たちが主役だと思ってないかい? A組。あぁそこの爆豪くんはそれだけじゃなかったね?確かそうヘドロ!君が敵を引き寄せてるんじゃないかい?」

 

 彼は冷ややかな目で私たちを見下した。

 

「それと君。駿河天馬さんだっけ?」

「……なに」

「聞いたよ。USJで魔法少女ごっこをしてヴィランを撃退したんだって? ……君はヒーローになりたいのかい? 僕はアイドルの方が向いてると思うけどなぁ? ま、どっちにしても――」

 

 彼は鼻で笑った。

 

「ただ走り回るだけの『馬』に、これ以上何ができるのか見物だけどね」

 

 ――プツン。

 

 私の中で、何かが切れる音がした。

 頭上からも、同じ音が聞こえた気がした。

 

「……おい」

「……なあに、爆豪くん」

 

 私は低くドスの利いた声で呼びかける。

 爆豪くんもまた、地獄の底から響くような声で応えた。

 

「予定変更だ」

「奇遇だね。私も今、同じことを提案しようと思ってた」

 

 緑谷くんを狩る? 1000万ポイント?

 そんなものは後だ。

 まずは、この舐め腐った口をきく(モブ)を――

 

「「完膚なきまでにブッ殺す(轢き潰す)」」

 

 私と爆豪くんの声が重なった。

 切島くんと瀬呂くんが「ヒェッ……」と引きつるのを無視して、私は地面を抉るように踏み込んだ。

 

「行くよ!! 舌噛まないでね!!」

 

 爆発的な加速。

 B組チームが「速っ!?」と反応する暇すら与えない。

 物間くんが慌てて何かをしようとするが、遅い!

 

「『硬化』だ! 突っ込むぞ!!」

「オラアアアア!!」

 

 切島くんが防御を固め、爆豪くんが爆破を放つ。

 物間くんはそれをコピーした「硬化」で防ごうとするが、私たちの狙いはそこじゃない。

 

「甘いよ! 私の脚は、直線だけじゃない!」

 

 【スキル『コーナー加速◯』のヒントLvが3上がった】

 

 衝突寸前瀬呂くんのテープは物間くんたちの足元に射出され、私は物間くんたちを中心に弧を描くように旋回した。

 遠心力で身体が外に振られるが、瀬呂くんのテープがガッチリと私たちを支えてくれる。

 

「なっ、動きがキモいんだよ!!」

「褒め言葉として受け取っとくね!」

 

 彼らの周りを一周回ったことでテープは彼らを縛り上げる。その隙に死角に飛び出した爆豪くんの手が伸びる。

 物間くんがコピーした「爆破」で迎撃しようとするが、その爆炎を突き破り、爆豪くんはハチマキを鷲掴みにした。

 

「テメェの個性なんざ、借りモンだろがァァァ!!」

 

 バリィッ!!

 

 私たちのポイントだけでなく、彼らが持っていた他のハチマキごと強奪。

 爆豪くんはそのまま掌で爆発を起こし、物間チームを吹き飛ばした。瀬呂くんのテープがまだ宙に浮いている爆豪くんに巻き付き彼を回収する。

 

「ハッ! ざまぁねェな!!」

「お疲れ様。二度と私の前で馬を馬鹿にしないでね」

 

 私たちは冷酷に吐き捨てた。

 これでポイントは確保。

 でも――

 

「まだだ!! まだ終わってねェ!!」

 

 爆豪くんが叫ぶ。

 その視線の先には、トップを走る轟チームと、それを追う緑谷チーム。

 残り時間はあとわずか。

 現在、1000万ポイントは轟くんの手にある。

 

「行くぞ馬女!! 1位だ!! 1位以外は認めねェ!!」

「……はぁ、本当に強欲だね!」

 

 私は呆れつつも、ニヤリと笑った。

 その強欲さ、嫌いじゃない。

 2位で満足するなんて、ウマ娘の名折れだ。

 

「いいよ! 最後の一滴まで絞り出してあげる!!」

 

 【レアスキル発動:『ロケットスタート』】

 【スキル『直線巧者』を獲得した】

 【スキル発動:『直線巧者』】

 【スキル『末脚』を獲得した】

 【スキル発動:『末脚』】

 

「うおおおおおおッ!!」

 

 私の身体から、青い光がバチバチと迸る。

 体力ゲージも時間ももう残り僅か。

 肺が焼けるように熱い。足が鉛のように重い。

 でも、回せ! まだ動く!

 

「うおおおおお!? なんだこのGはァァァ!?」

「首もげるッ!!」

 

 切島くんと瀬呂くんの悲鳴を置き去りに、私たちは青い流星となって突っ込んだ。

 轟チームと緑谷チームが交錯する、その混沌の中心へ。

 

 轟くんがこっちに気づく。

 氷の壁を作ろうとするが、間に合わない。

 

 緑谷くんがこっちを見る。

 迎撃の構えを取るが、遅い。

 

 今の私は、誰よりも速い!!

 

「半分野郎ォォォォ!!!」

 

 爆豪くんが腕を伸ばす。

 轟くんの首にかかった1000万ポイントのハチマキへ。

 指先が触れる。

 あと数センチ。

 

 掴める――!

 

 

 

 

『TIME UUUUUUUUUUP!!!!!』

 

 ビィーーーーーーーーーーッ!!

 

 

 

 

 終了のブザーが、無情に鳴り響いた。

 

「――あ?」

 

 爆豪くんの手が、空を切る。

 勢い余った私たちは、そのまま地面にズザーッとスライディングして停止した。

 土煙が晴れていく。

 

『騎馬戦、終了ォォォォォ!!』

 

 プレゼントマイク先生の声が響く中、限界を迎えた私の体は重力に抗えずカエルのような無様な格好で床にへばりつき荒い息を吐いた。

 

「はぁ……はぁ……つっかれた……」

「…………クソが」

 

 頭上で、爆豪くんの呻くような声が聞こえる。

 結果発表。

 

 1位:轟チーム

 2位:爆豪チーム

 3位:心操チーム

 4位:緑谷チーム

 

 ギリギリで緑谷くんも通過したようだ。

 私たちは2位。

 予選通過としては十分すぎる結果。

 ……なんだけど。

 

「うわあああああああ!!!」

 

 爆豪くんが地面を叩いて絶叫した。

 私も悔しさと()で顔を滲ませる。

 

「ふっざけんなァ!! 1位以外ビリと同じなんだよオオオ!!!」

「まあ落ち着けって爆豪。通過できただろ?まぁでも惜しかったよな」

「爆豪くんの言う通りだよぉ、一番になれないないならそこまでの過程で惜しいとか頑張ったなんて関係ないんだよぉ。びんな勝だせであげられなくてごべ~ん!」

「駿河お前もかよ。てか本戦通過したのに悔しさで泣くとかお前らどうなってんだよ」

「醬油顔!!俺は泣いてねェ!!!」

「これぇッ!汗だからぁッ!」

 

 理不尽な八つ当たりを受けながら、切島くんと瀬呂くんは私のジャージの土を払って立ち上がらせてくれた。

 ふと、物間くんの方を見る。

 彼は悔しそうにこちらを睨んでいたが、私の視線に気づくとバツが悪そうに顔を背けた。

 

「最終種目お昼のあとだってよ」

「うん…グスッ…食べるぅ…」




作者「読者の皆さんは天馬に継承してほしいウマ娘とかいるんすかね?」
天馬「どうなんだろ、聞いてみたら?」
作者「考えておきます」
天馬「これ何もしないやつだ」

続く?
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