二人の少年ハンターが異世界から来るそうですよ? 作:すてぃ~る
「--といった感じの能力だ」
キルアの説明を終わり、二人は(お、おう)と余りの能力とそのデメリットを解明しようとするやり方とその結果に驚いていた。 (え?説明してない?き、気のせいじゃないかなぁ(;'∀')?)
「……な、成程な。 大体はわかったぞ…」
「…私もなんとかついて行けました…」
「ふぅ、流石にもう一度説明するのは勘弁だから助かったよ」
「確かに、説明する方が大変そうだの……それとキルア、おんしにもう一つ聞きたいことがある」
「何だ?」
白夜叉は聞いてる途中からずっと気になっていたことを聞いた
「おんし……本当に何者だ? おんしが裏社会の人間ということはわかっておるが、そんな実験をして、しかもその結果を隠し通し、狙われないためにはかなりの地位に居ないと出来ないだろう…最低でも裏社会のTOPにはならないといけないくらいな」
白夜叉がそう言い終わるとキルアは「あぁ、言ってなかったか、悪い悪い」と白夜叉たちが自分の身分を分かってる上で説明してるつもりだったらしい
「俺の家族って裏社会でも表社会でも誰でも知ってる様な有名な殺し屋なんだよね。 それも家が観光名所にされるくらいの」
「「……はぁ??」」
白夜叉も女性店員すらも(ちょっと何言ってるか分からない)という顔をしていた
「……殺し屋の家が観光名所って…一体どんな家なんですか…?」
「ん? まぁとりあえず今は置いておこう」
「そ、そうだな」
「で、ですね。とりあえず本題に入りましょうか」
三人共終わりが見えなさそうと思ったので雑談はここで切り上げた
「それで、本題に入るけど…俺としてはアルカは無意識に自分の能力を使ったんだと思う」
「というと?」
「おそらくアルカは直感で俺がどっかに飛ばされると感じ取ったんだろうな、それで無意識で初めてナニカに願った。そして内容は多分『お兄ちゃんと離れたくない』だろう」
「……成程のう」
「…は、はぁ(おおまかにしか理解出来ませんでした…)」
白夜叉は納得したのに対し、女性店員はギリギリ理解した程度の自分に少し自信を無くしたが--
「--それにしても一回の説明で理解出来たなんて凄いな二人共。 正直さっきの連中の中では十六夜ってやつ以外は半日あって理解出来る程度だと思うからそいつ以外に話すのはかなり後になるけど…問題ねーよな?」
自信を無くしてた女性店員はその言葉を聞き(え?)と小さく呟くと、隣に座っている白夜叉がキルアの言葉に頷いた
「仕方ないだろう。この近くであの小僧以外に今の説明だけで理解出来る者は私らだけだろうの」
--女性店員はキルアと白夜叉の言葉を聞き(やった!)と心の中でガッツポーズを取るが全く表に出さない。 流石は上級者のツンデr-ポーカーフェイスの持ち主だ
「で、何でヤバいかって言うと…まぁ俺の推測が合ってればの話だけどな。 …恐らくさっき言った『ナニカへの願い事』のデメリットとはまるで違うと内容だと思う」
「そうだろうのぉ」
「は、はぁ…それでキルアさんの推測はどのような内容何ですか?」
「あぁ、実は今のアルカの中にはナニカがいないんだ」
「え? じゃあナニカさんは何処にいるんですか?」
「……多分意識だけの存在としてあっちにいると思う。ナニカまでこっちに来たら無理矢理こっちの世界に介入したアルカの元の世界での存在が不安定になると思うからな。 だからこそそれを安定させるためにナニカは元の世界に残っているんだろう」
「成程」
「-とっ、少し話の内容が逸れたな、…じゃあ改めて俺の推測を聞いてくれ」
キルアは二回程咳払いをし、話を戻した
「--まず、今までのナニカの願い事の返し方から推測すると『あっちの世界の人間をこっちに持ってくる』って感じだと思う。」
「「な…!?」」
二人は驚きを隠せずに叫んでしまうが気にせずキルアは説明を続ける
「…多分強いやつらしか持って来ないと思うけどな。 …最悪の場合は俺らの元の世界と箱庭が繋がってしまうことだ。そうなってしまったら---多分異世界全てに何らかの影響がでて、恐らく箱庭は無事だろうが、十中八九--
--俺らの元の世界は崩壊するだろう」
「「っ…!!」」
「--まぁ俺の話はこれくらいだ、何か質問でもあるか?」
「…私からはない」
「私もです」
キルアの説明が終わり、しばらくの間無言が続いたが、それを破ったのは白夜叉だった
「…キルア、貴重な情報を提供してもらい感謝する。此方でも少し調査しておく。 …それと此方からも頼みがある……どうか、黒ウサギのコミュニティに入って黒ウサギたちを支えてやって欲しい」
白夜叉は頭を下げてキルアに頼んだ。 その様子にキルアは少し驚いたがすぐに白夜叉の頼みに返答した
「--勿論、引き受けた」
白夜叉はその言葉を聞き小さく「…感謝する」と呟いた
「-それじゃあ、もう用件済んだからコミュニティに帰るな。 話聴いてくれてありがとな、んじゃ」
「あ、少し待って下さい」
キルアが立ち上がり襖を開けそういうと女性店員がキルアを呼び止め一枚の紙を渡した
「どうぞ。ノーネームまでの地図です。これを持って下さい」
「お、ありがと。迷うとこだった。 それじゃあ今度こそ行くわ」
「あぁ、いつでも来い。そして今度こそ私とタイマンを「しねーよ?」…ちっ」
「はい、キルアさんならいつでも歓迎します」
「ありがと、それじゃあな」
キルアはそう言い、白夜叉たちに手を振って自身のコミュニティへと足を進めた
「女性店員さんはツンデレ」これ常識
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