二人の少年ハンターが異世界から来るそうですよ?   作:すてぃ~る

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第十一話

「え、いやそんなこと言われてもさ、アルカを含めたうちのコミュニティの子供たちが拐われて殺されるかも知れないって思って急いで来たからこいつらのことは『ガルドの手先で子供拐いに来た』ってことしかわかってなかったし殺したのは悪いと思ってるけど仕方なくね?余裕無かったし」

 

 

俺がジンに″どうどう″とジェスチャーを送りながら言う(なんかガルドの手下たちがザワつき始めているが俺は知らん)がジンはさっきより大きい声でキルアに怒鳴る

 

 

「ですがいくら彼等が子供たちを拐って来たから簡単に殺していい理由にはなりません!!」

 

「でも今まで死んでいった子供たちを拐ってガルドに差し出していたのは紛れもないこいつらなんだろ? それに殺しちゃったことについては悪いとは思ってるって言ったじゃん」

 

 

キルアの言い分にジンは「ぐっ…」と押し黙る。

するとガルドの手下のリーダーらしき者がジンたちに訊ねた

 

 

「…1つ質問してもいいか?」

 

「何でしょうか?」

 

「その……さっき人質が、もう死んでるって………本当なのか?」

 

 

ジンたちに訊ねた人物は言葉を紡ぐごとに俯きながら訊いた

 

 

「それは…本t「あぁとっくガルドに食われたぞ」……なっ、十六夜さん!!」

 

「…やはり…そうでしたか……」

 

 

十六夜がぶっきらぼうに答えたことにジンは十六夜に向かって怒鳴ったが、何か考え込んでいた十六夜の耳には入らなかった

 

 

(……これは使えるか?)

 

 

そして十六夜は悪いイタズラを思い付いたような笑みを浮かべ、一瞬だけキルアに目線を送りすぐにガルドの手下たち(長いので以降″ガル手下″で)の方へ戻しこう言った

 

 

「なぁお前たち、″フォレス・ガロ″とガルドが憎いか?叩き潰されてほしいか?」

 

「あ、当たり前だ! 俺達がアイツのせいでどんな目にあってきたか……!」

 

「そうかそうか。でもお前たちにはそれを出来るだけの力がないと?」

 

(なんだ?十六夜のやつ何考えてんだ?)

 

ガル手下らが唇を噛みしめている中キルアは十六夜の行動に疑問を抱いていた

 

 

「だ、だがアイツはあれでも魔王の配下。ギフトの格も段違いだ。万が一勝てたとしても魔王に目を付けられたら…」

 

「その″魔王″を倒すコミュニティがあるとしたら?」

 

 

『え?』と全員顔を上げる。そしてジンの肩を抱き寄せ続けた

 

 

「このジン坊っちゃんが、魔王を倒すコミュニティを作ると言っているんだ」

 

 

「なっ!?」

 

 

ガル手下らを含め、ジンすら驚愕している中キルアは「……ん?」と何か感づいたように呟いた。

 

だがまだ十六夜の話は終わらない

 

 

「魔王を倒すコミュニティ、その傘下も含め全てのコミュニティを魔王の脅威から守る」

 

「ぼ、僕はそんなk---」

 

 

十六夜の言った言葉を否定しようと声をあげたが途中でジンの口をキルアが塞いだ。ついでにギフトを発動した鋭利な指をジンの首に当てる(勿論ガル手下らには見えない様に)

 

 

「人質のことは残念だった。だが安心してくれ!明日ジン=ラッセル率いるメンバーが必ずお前たちの仇を取ってくれる!」

 

「さぁ、コミュニティに帰るんだ! そして仲間に言いふらせ! 俺達のジン=ラッセルが″魔王″を倒してくれると!」

 

「……あぁ、成程そういう算段か」

 

 

キルアが納得した後に余りの衝撃で少しの間我を忘れていたガル手下らがハッ!と我に帰り早速行動に移した

 

 

「……あ、あぁわかった!明日は頑張ってくれジン坊っちゃん!」

 

「……え…」

 

 

ガル手下らが去った後キルアはジンを解放したが暫く棒立ちのままだった

 

 

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