二人の少年ハンターが異世界から来るそうですよ? 作:すてぃ~る
キルアVS飛鳥・耀の戦闘が終わり、五分ほど経つと耀が気がついた。
「…ぅ、んぅ…」
「あ、気がついたのね春日部さん。 体は大丈夫?」
「う、うん。 なんとかね…」
「…う~ん、耀を気絶させれた時間は五分程度か…やっぱこのままじゃ駄目か…」
「…ちょ、ちょっとキルア君、何でそれ以上ヨーヨーを強化しようとするのよ、もう充分凶器じゃない」
飛鳥がキルアにそう言うと隣にいる耀もコクコクと頭を縦に振っていた。 キルアはそれを見て「はぁ…」と小さくため息をつきながらも理由を話した。
「あのなぁ、普通の人間相手ならこれで十分だ。 だが、此処は″箱庭″だぞ? 常人が相手なら″武器″として認識されるが白夜叉みたいなチート共からしたらこんなヨーヨーは″普通のより少し硬い玩具″としか認識されねーよ。
しかもそんなやつらがまだまだいるんだぜ? そいつら相手にこの″玩具″が役に立つかよ。
それに十六夜みたいな人外どころじゃないやつまでいるんだ、正直白夜叉よりも伸びしろのある十六夜の方が俺的には厄介だな。 マジあいつが味方で良かったぜ」
「…う~ん、それだったら仕方ない………のかなぁ?」
「まぁ、元が玩具だからな、仕方ないっちゃ仕方ないだろ。
まぁそんなことは置いといて、さっきの賭けは俺の勝ちでいいよな??」
「「うぐっ…!!」」
キルアがヨーヨーをしまいながら飛鳥たちに言った。
そしてこれが事情を知らないものが見れば誰もが和むただの無邪気な子供の笑顔にしか見えないのがなんとも…
「…そうよ、私たちの負けよ。好きにめいれいすればいいわ。」
「…うん、私たちの負けだよ。 ただ、エッチな命令は無しで…」
「オーケー、心配すんな。俺は十六夜じゃねぇからな」
「あら、流石の十六夜君でもそこまで酷い命令はしないと思うけど?」
「なんだ?一晩経って随分と十六夜の印象が変わってるじゃねぇか。 あれか?もしかしt「それは無いわね」…まだ何も言ってねぇんだけど。 つか少しはキョドれよ、つまんねぇ」
「ふふ、でも十六夜君だから別に良いじゃない」
「それとそうだな」
「二人とも、いくら十六夜だからってそこまで言うのは可哀想…だよ? 多分、恐らく、うん。」
「何気に耀の言い方の方が一番ダメージ受けると思うぞ」
「そうね……所で、結局私たちに何を命令するのか教えてくれるかしら?」
雑談が一段落ついたのか、飛鳥が遂にキルアに命令について尋ねた。
「特にないから取り敢えず保留でいいか?」
「保留? まぁ私は思います別にいいけど、春日部さんは?」
「わたしもいいよ」
「それじゃあ、ゲームも終わったところで帰りましょうか。」
「そうだね」
「だな」
そして三人とも帰路にーーー
「ちょっと待ったーーー!!!」
ーーー立とうとしたがジンに遮られた
「あらジン君。どうしたの?」
「『どうしたの?』じゃありませんよ!! なんでガルドを討伐せずに帰ろうとしてるんですか皆さん!!」
「「「………あ」」」
「『あ』じゃありませんよ!『あ』じゃ!! なんでチーム決めだけするだけして帰っちゃうんですか!?」
「…そういやチーム決めだった……よな?」
「何故戦いを提案したあなたが疑問系なんですか!?まさか忘れてたわけじゃあありませんよねぇ!?」
「……ソンナコトネェヨ」
「棒読み!?今度は棒読みですか!? 大体このギフトゲーム自体もガルドに吹っ掛けたのもあなたですよね!?なのに戦う以前に探すことすらせずに帰ろうとするとはどういうことでs「よしじゃあ俺武器探して来るわ」って逃がすかぁ!!待ちやがれえぇぇぇ!!!」
キルアが電光石火を使い飛鳥たちでも目にも捉えられない速さで逃げて行ったが、ジンは自らの直感に従い、正確にキルアが逃げた方向へと走った。
「…これなんてカオス?」
「…さぁ?」