二人の少年ハンターが異世界から来るそうですよ? 作:すてぃ~る
「にしても案内役がいねぇとはどういうことだ?」
「確かに。このまま落ち着いて待つなんてことは無いんじゃないかしら」
「...この場合で落ちついていられるのもどうかと思うけど」
「それあんたがいうか? ほらアルカ寒くないか?お兄ちゃんの上着着るか?」
「ん、大丈夫だよお兄ちゃん♪」
アルカはキルアにそう返事をしていたがキルアの心中では別の疑問が存在していた。
(なぜだ?今のアルカには普通の女の子とした雰囲気しか感じられない?...!!)
「アルカ!今ナニカを出すことは出来るか!?」
「え?ちょっと待ってね...あれ?何で?ナニカ...が出て来れない...?」
(やはりそうか!だとしたらなぜナニカが出て来れないんだ...アルカに普通の女の子だか、ナニカはアルカとは別人格?としてアルカの中に存在している。アルカとただ入れ替わるだけでいいはずだがなぜ?...取り敢えずこのことについてはあそこで見てる案内役らしき奴に聞くとするか)
「取り敢えずそこから見てる奴にでも聞くか」
「!」
すると草むらに隠れていたウサ耳がピクンと反応した
「あら、あなたも気づいてたの?」
「当然だろ、かくれんぼじゃ負けなしだぜ。そっちの猫抱いてるお嬢さんと白髪のガキも気づいてたろ?」
「風上に立たれたら嫌でも分かる」
「ガキって言うな、俺はキルアだ。まぁもちろん気づいてだけど」
「へぇ、面白いなお前ら...」
そして降参のポーズを取りながら草むらから出てきた黒ウサギ
「や、やだなあ御四人様。そんな狼みたいに恐い顔で見られると黒ウサギは死んじゃいますよ? ええ、ええ、古来より孤独と狼はウサギの天敵でございます。そんな黒ウサギの脆弱ぜいじゃくな心臓に免じて、ここは一つ穏便に御話を聞いていただけたら嬉しいのでございますヨ?」
「断る」
「却下」
「お断りします」
「んで、何の話だっけ?」
「ウサギは死ぬって話だよ♪」
「アッハ♪とりつく島ないですね、って違います!話を聞いてください!」
そういう黒ウサギであったがその目は5人を値踏みしていた
(肝っ玉は及第点。この状況でNOと言える勝ち気は買いです。まあ、扱いにくいのは難点ですけども。でも呼んだのは四人のはずですが何故でしょう?)
黒ウサギがそのようなことを考えているがキルアは黒ウサギが値踏みしていることを簡単に見抜いていた
(チッ、なに気にこっちのこと値踏みすんなよ、って後ろ後ろ気づいてねぇのか?)
「えい」
「フギャ!」
すると春日部耀が躊躇なく黒ウサギのウサ耳を力いっぱい引っ張っていた
「ちょっ、まさか初対面でいきなり黒ウサギの素敵な耳を引きに掛かるとは、どういう旅券ですか!?」
「好奇心の為せる技」
「自由過ぎます!」
自分のウサ耳を引っ張られながら叫ぶ黒ウサギの反応に対し問題児たちは-
「へぇ?このウサ耳は本物なのか?」
-一切のの遠慮なく耀とは反対側のウサ耳を引っ張るのであった
「...じゃあ私も」
「ちょ、ちょっと待-」
飛鳥も混ざり、最後の希望としてキルアとアルカにSOSの視線を送るが-
「お兄ちゃん!次は高い高ーいして♪」
「いいよー、それっ高い高ーい」
「あははは高ーい♪」
-すでに兄妹だけの世界に入っていた。