二人の少年ハンターが異世界から来るそうですよ?   作:すてぃ~る

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第七話

『神速(カンムル) 電光石火』キルアがそう呟いたのを聞き取ることができたのは十六夜と白夜叉だけだった。同時にキルアが何をしようとしてるのか分かったのもこの二人だけだった

 

 

(へぇ、体に電気を流して身体能力を大幅に上げたか。そして一気に飛び込み突きを当てる…すげぇな、実際にこんなこと出来るやつがいるなんて思わなかったぜ)

 

(良い技だ……が、あの歳で電気を身体中に流すことが出来るとは……おそらく幼少期、または赤ん坊の頃から強力な電気を毎日のように浴び続けるでもしない限り不可能のはず…あの歳でそれを可能にしているということは地獄と表現するには生ぬるい環境に置かれていたのだろう…)

 

 

十六夜は感心し、白夜叉は可哀想に思っていた

 

 

 

 

キルアが雄叫びを上げながらイフリートが操る炎に突っ込む体勢を作ったのに対し、イフリートはそれを焼き尽くさんと自身の前に炎を集中させ、今自分の作れる最高の炎の壁を作っていた。

 

そしてイフリートが炎の壁を作り終わった。実際にそれはキルアが真正面から突っ込むと確実にキルアは燃え尽きるほど高い質の炎だった。 イフリートは勝利を確信したように口元を緩めてキルアを見ると---

 

 

 

 

 

 

 

「---とでも思ったか?」

 

「?……ガッ!?」

 

 

キルアがイフリートに向かって言った直後、『何か』がイフリートの頭の上に当たり、イフリートの頭蓋を割った。イフリートに当たった『何か』の正体は---

 

 

 

 

 

 

 

 

---キルアの手から放たれたヨーヨーだった

 

 

「グッ…ガァ…!」

 

 

イフリートはキルアのヨーヨーの直撃でかなりのダメージを負い、立つのがやっとの状態だった。そしてキルアが近づき-

 

 

「まぁまぁ楽しかったよ」

 

 

-その言葉と共にキルアはイフリートを峰打ちし、見事勝利した

 

 

 

==========================

 

「ふぅ、皆ただいまー」

 

 

そんな気楽な声で皆の元に帰ってきたキルアを問題児達はまだポカーンとしている

 

 

「ん、どうした?」

 

「えっと、あの残像をだす謎のギフトもそうだけど、キルア君って一体何者なの?」

 

 

飛鳥が訳がわからないという顔でキルアに聞いた

 

 

「俺は特殊な職業してるから、そこで覚えた」

 

 

すると今度は十六夜が質問した

 

 

「じゃあお前が電気を纏ったり出来たのはどういうギフトだ?」

 

 

十六夜がそう質問するとキルアははぐらかすように答えた

 

 

「おいおい、俺だけに喋らせるのは少し不公平じゃねえか? ならコミュニティについて皆で話合おうぜ」

 

 

キルアがそう提案すると他の三人も同意した

 

そう話終わると黒ウサギがやっと目を覚ました

 

「う~ん…はっ、キルアさんさっき白夜叉様から出されたギフトゲームは絶対受けたらダメですよ!今のままでは隷属されているとはいえ勝ち目が全くn「ゲームに勝ったぞ」………はい??えと、れ、隷属されてるとはいえ、ま…魔王にギフトゲームで勝った……と?」

 

「ああ」

 

 

な?とキルアが他の皆に聞くと全員頷いた

 

 

「え………えーーーー!!?? 魔王に勝ったんですか!?一体どうやって!?というか不用意にそのようなゲームを受けn「今説明するから黙れ」…はい」

 

 

 

 

~少年説明中~

 

 

 

 

「-それで今ここ」

 

「あり得なさすぎて信じがたいのですがとりあえず理解したのですよ」

 

 

信じられないと思ってはいるがキルアが嘘はついていないと黒ウサギは分かったので少し落ち着いた。そしてここに来た本来の目的を思い出した

 

 

「それはそうと今日は白夜叉様にギフト鑑定を頼みに来たのですが、よろしいでしょうか?」

 

「ゲッ…よ、よりもよってギフト鑑定か。私にとっては専門外だぞ……だがまぁ″主催者″として、試練をクリアしたおんしらには″恩恵″を与えねばならん。ちょいと贅沢な代物だが、コミュニティ復興の前祝いとしては丁度良かろう」

 

 

白夜叉が二回柏手を打つ。すると四人の眼前に光輝く四枚のカードが現れる。

 

 

 

コバルトブルーのカードに逆廻十六夜・ギフトネーム ″正体不明 (コード・アンノウン)″

 

 

ワインレッドのカードに久遠飛鳥・ギフトネーム ″威光 (いこう)″

 

 

パールエメラルドのカードに春日部耀・ギフトネーム ″生命の目録 ゲノム・ツリー″ ″ノーフォーマー″

 

 

アッシュグレーのカードにキルア=ゾルティック・ギフトネーム ″念能力(ねんのうりょく)″ ″手鋭爪(しゅえいそう)″

 

 

 

「ギフトゲーム!

 

「お中元?」

 

「お歳暮?」

 

「お年玉?」

 

「いらね返すわ」

 

「ち、違います! 何で皆さんそんなに息合ってるのです!? キルアさんに関しては失礼すぎます!」

 

「ちなみに返却は受け付けておらんぞ」

 

黒ウサギが驚き怒りとツッコミが混ざったように問題児たちへの説明を続けた

 

 

「そのギフトカードは顕現しているギフトを収納出来る超高価なカードですよ! それに耀さんの《長いからカット入りま~す》

 

 

 

「-つまりギフト限定の四次元ポケットでおけ?」

 

「だからちゃんと話聞いてましたか!?そして四次元ポケットって何ですか!?だからギフトカードとh「おけおけ分かった分かった」だからちゃんと聞いて欲しいのですよぉぉぉ!!」

 

 

「んで白夜叉、俺のギフトはどういうことだ?」

 

 

十六夜は黒ウサギの魂の懇願を見事にスルーして白夜叉に聞いた

 

 

「ん?………いやそんな馬鹿な」

 

 

白夜叉はすぐさま顔色を変えギフトカードを取り上げた

 

 

「(″正体不明(コード・アンノウン)″だと?………どういうことだ?全知である″ラプラスの紙片″が作ったギフトカードなのだぞ?エラーを起こすなどないはず…)」

 

「何にせよ、鑑定は出来なかったんだろ。俺的にはこの方がありがたいしな」

 

 

パシッとギフトカードを白夜叉から取り上げる。だが白夜叉は余り納得していなかった

 

 

(…まさかギフトを無効化した?……いや、それなら″ラプラスの紙片″がエラーを起こした確率の方が高いだろう…まぁ私がいくら考えてもわからんだろう)

 

 

白夜叉は考えるのを止めて無理矢理納得した

 

 

 

 

===========================

 

「今日はありがとう。また遊んでくれると嬉しい」

 

「あら、駄目よ春日部さん。次に挑戦するときは対等な条件で挑むのだもの」

 

「ああ。吐いた唾を飲み込むなんて、格好付かねぇからな。次は渾身の大舞台で挑むぜ」

 

「俺は絶対やらない。死んでも挑まねーわ。自殺行為だし」

 

「ふふ、よかろう。では『四人』とも楽しみにしておけ」

 

 

白夜叉はにやけながらわざと『四人』の部分を強調した。その様子を見てキルアは諦めたようにため息をついた

 

 

「今更だが聞かせてくれ。おんしらは自分達のコミュニティがどういう状況にあるか、よく理解しているか?」

 

 

白夜叉は真剣な顔をして十六夜たちに聞いた

 

 

「ああ、名とか旗とかの話か?それなら聞いたぜ。″魔王″ってやつを倒すんだろ?」

 

「……。では、おんしらは全て承知の上で黒ウサギのコミュニティに加入するのだな?」

 

「そうよ。打倒魔王なんてカッコいいじゃない」

 

「″カッコいい″で済む話ではないのだがの……全く、若さゆえのものなのか。無謀というか、勇敢というか。…はぁ、まぁ元魔王として言うことがあれば…そこの娘二人。おんしらは確実に死ぬぞ」

 

 

予言するように断言した白夜叉に二人は言い返そうと言葉を探したが見つからなかった

 

 

「魔王の前に様々なギフトゲームに挑んで力を付けろ。小僧二人、特にキルアの方は殆ど問題無いがおんしらは二人の力では魔王のゲームに生き残れん」

 

「………ご忠告ありがと。肝に銘じておくわ。次は貴女の本気のゲームに挑みに行くから、覚悟しておきなさい」

 

「ふふ、望むところだ。私は三三四五外門に本拠を構えておる。いつでも遊びに来い。………ただし、黒ウサギをチップに賭けてもらうがの」

 

「嫌です!」

 

 

そうして″四人″は″サウザンドアイズ″を後にした

 

 

 

 

 

 

 

 

-そして白夜叉は黒ウサギたちが見えなくなったことを確認してから、すぐそこの物陰見ながら言った

 

「それで、そこの小僧はなんの用があるのだ?」

 

 

すると物陰から小僧--キルアが出てきた

 

 

「…いや~良くバレなかったな~はっはっは」

 

「…ハァ~、それで、本題を教えてくれんかの??」

 

 

白夜叉はため息をつきながらキルアに聞いた

 

 

「あぁ、まぁ俺の推測が外れてたらただの無駄話なんだけどさ…あの手紙って一枚でも複数人を運べるのか?」

 

 

白夜叉は『そんなこと?』と思ったが、キルアの真剣な顔を見てすぐに只事ではないとわかり詳しく答えた

 

 

「いいや、あの手紙は招待状みたいなものだ。それは不可能。何故なら″個人宛″に送られるのだからの。仮に″複数人宛″があったとしてもそれは滅多に無いだろう」

 

「…やっぱそうか」

 

「おんし、さっきからどうした?意味のわからん質問したと思ったらすぐ黙るし…私でよければ相談乗るぞ?」

 

「……いいのか?」

 

「勿論だとも!」

 

 

白夜叉がそう言うと再び白夜叉の和室に向かった

 

 

 

============================

 

 

「まず、俺とアルカは勿論手紙に召喚されてここに来たんだ。 …だけどよく思い出して見ると俺″は″手紙に召喚されて来た…だがアルカは偶然俺の手紙を一緒に見ただけであって″招待されてはいない″んだ、にも関わらず普通に箱庭で暮らすことが出来る…正直これは異常だと俺は判断してこのことを白夜叉に聞いたんだ……俺は何故あんただけに言ったと思う? 理由はあんたが一番賢い上、この箱庭をよく理解している…だからあんたの意見を聞きたいのさ。流石にフロアマスターならわかると思ってな」

 

 

キルアは恥ずかしいのか、挑発の混じった頼み方をしたのを白夜叉は分かり思わず苦笑した

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