呪われ男の先生代行譚   作:一般人参

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臨戦リオと臨戦ヒマリと臨戦アリスとケイだーーー!!!復刻で臨戦ホシノとクロコだーーー!!!やったーーー!!!テンション上がってきたあ!!

石がないんだが?うるせえ雑魚の思考だ!今の俺は漫画脳だぞ!全員十連で引いたるわ!

なおテンションに反し今回のお話は短めの模様。明日一万字超え投稿するからユルシテ……ユルシテ……

ちなみにこの中だとホシノとケイが最推し(矛盾)。絶対引くからな。




そういえばデカグラマトン編どうしよ……


21. 微かな兆し

さて、二日目の朝が来た。ちなみに徹夜した。脳に反転かけるの最高すぎる。

 

今日は模擬試験をやってみることにした。前回の試験を考えて……ちょっとだけ難易度を高くしたもの。ナギサなら難易度をガッツリ上げてきそうだなとの予測に基づくものだ。

 

なお、試験範囲がガッツリ変えられる可能性もあるが……それはされたらお終い、というか後手に回らざるを得ないので一度考えないものとする。

 

教室に入ると、すでにみんな揃っていた。なんかお風呂の話をしている。アズサとコハルが洗いっこしたらしい。仲が良くて何よりだ。

 

……ん。

 

「ヒフミ。髪跳ねてるよ」

 

持参した櫛でヒフミの寝癖を直す。

 

「あ、ありがとうございます。少し寝坊してしまいまして……」

 

「これからはもう少し早く寝ような」

 

よし、直ったな。

 

「おお……見事な手際だ。先生は美容師でもしていたのか?」

 

「いや、別に。ただ大抵のことがそれなりにやれるだけだよ」

 

「そうなのか……なかなか手強そうだな」

 

「俺を仮想敵として見ないで?」

 

さて、そろそろ本題に入ろうか。

 

「全員注目してくれ。これからのことについて説明する」

 

パン!と手を叩き、みんなの視線をこちらに向ける。

 

「改めて、次の目標は一週間後の二次試験に受かることだ。ただ、前回の結果から見るに、次受かる可能性は高いとは言えないだろう」

 

俺の言葉に、落ち込んだ様子を見せるみんな……ハナコだけは、普段と変わらないな。

 

「そういうわけで、今から模擬試験を行う。これで各自の得意不得意を把握して、それに沿った勉強を行う。使うのは、昨年トリニティで行われた試験問題だ。ちなみに集めてくれたのはヒフミなので、みんな感謝しよう」

 

そう言うと、みんなヒフミにありがとうと言う。ヒフミは「そ、そんな……大したことでは……」と頭を掻いている。

 

「さて、それじゃあ早速始めよう。全員席についてくれ」

 

ということで、模擬試験を始めた。

 

その様子は相変わらずだ。ヒフミとアズサが比較的スラスラと解いて、コハルは頭を悩ませている。そしてハナコはまたしてもその手を止めている。

 

試験も終わり、採点をする。ふむふむなるほど。結果発表だ。

 

ヒフミ68点、アズサ33点、コハル15点、ハナコ4点……

 

前回と大して変わらない結果だが、ここからだ。この試験を元にこれから頑張っていく。

 

まず、アズサとコハルは純粋に勉強ができていないので、俺、ヒフミ、そしてハナコで勉強を見る。

 

ハナコに関しては……実は、彼女の一年時のテスト結果を見つけている。その全てで100点を取っており、彼女の頭がいいことは明白だった。

その彼女が何故こんなことになっているのか……それは分からないが、そこは俺とヒフミでどうにかするということでまとまっている。

 

「きっと頑張れば、みんなで合格できるはずです……!」

 

そうみんなを励ますヒフミ。本当にヒフミはいい子だなあ。

 

みんなも肯定的な意見を示す。いい雰囲気だ。

 

「ヒフミちゃん……すごいですね。昨晩だけでこんなに準備を……」

 

「あ、いえいえ、先生が主導してくれたので……」

 

「でもこれは全部ヒフミのおかげだけどね。すごい行動力だよ、本当」

 

行動力という一点では、キヴォトス一かもしれないな。

 

しかも、試験に受かった時のご褒美まで用意したらしい。俺は全く知らなかったから、これはヒフミが準備したものということだ。一体どんなものを……

 

「こちらです!良い成績を出せた方には、この「モモフレンズ」のグッズをプレゼントしちゃいます!」

 

なんか空気変わったな?

 

そうだった。すっかり忘れてたがヒフミは重度のモモフレンズ狂人だった。これってもしかして天与呪縛?

 

みんなはモモフレンズを知らなかったらしく、全体的に微妙な反応である。

 

「み、みなさんモモフレンズを知らないんですか……!?先生の仮面も、モモフレンズの一番星、ペロロ様なのに……!?」

 

「あ、その変な豚みたいな「コハルちゃん、ペロロ様です」──ヒエッ」

 

一瞬で目の前に現れたヒフミに怯えた声を上げるコハル。

 

すごい。コハルに近づくまでの動きが俺も認識できなかったぞ。認識したくなかっただけとも言う。

 

「ぺ、ペロロって「ペロロ様」──ペロロ様、は……その……どういう、人、なんですか……?」

 

コハルが敬語になってしまった。可哀想すぎる。涙目だし……

 

「よくぞ聞いてくれましたそれではペロロ様について語らせてもらいますねまず最初にペロロ様が登場したのはモモフレンズ創設と同時期でしてつまりペロロ様は初期メンバーというわけなんですねペロロ様は最初からその可愛さで全ての人々を「ヒフミ。一旦止めよう。今はその話の時間じゃない」

 

ほらコハルがプルプル震えてるよ。何してるの本当に……

 

「はっ……すみません、先生。コハルちゃんも、ごめんなさい」

 

「なんなのこの人ぉ!?怖いよお!!……うぅ……アズサは急に脱がせてくるし、ハナコもエッチなことを言うし……もう信じられるのは、本当に嫌だけど先生しか……」

 

「俺なんかした?」

 

うわーんと寄ってくるコハルを撫でて宥めつつ、ヒフミに注意する。

 

「ヒフミ。愛があるのは良いことだけど……あんまり、その愛を人に押し付けちゃダメだぞ」

 

「あ、あうぅ……本当にごめんなさい。私、モモフレンズのことになると人が変わったようになるって言われてて……」

 

怖ぁ……

 

「その、コハルちゃん。本当にごめんなさい……」

 

「うぅ……私は、それいらない……」

 

コハルから明確な拒絶が出た。ヒフミがショックを受けてるが、ギリギリ自業自得だと思う。

 

その一方で、ハナコは後方から傍観し、そしてアズサは……

 

「……か、可愛い……!!!」

 

「!!?」

 

おお、ヒフミがまたとんでもない動きでアズサの目の前に移動した。

 

「か、可愛すぎる……!何だこれは、この丸くてフワフワした生物は……!!」

 

「あ、アズサちゃん……!!」

 

「この目、表情が読めない……何を考えているのか全く分からない……!」

 

それ褒めてるのか?

 

「流石はアズサちゃん、ペロロ様の可愛さに気づいてくれたんですね!それ以外にも、この愛らしい──」

 

「ヒフミ」

 

「っぐっ……くっ…………ぐぅ………………と、とにかく、可愛いですよね!」

 

危ない。貴重なモモフレンズファンがこの世から失われるかもしれないところだった……

というか欲を制御するのに時間がかかりすぎでは?しかもヒフミの下唇から血が出てるし……そんなに抑えるのに力がいるのか。

 

それから、興味津々のアズサによる質問会が行われる。ヒフミも嬉しそうに答えていて、あそこだけ見ればいい雰囲気だ。

 

ちなみにコハルは理解できないものを見る目をしてるし、ハナコは特に何も言わないが、困ったような顔をしている。

 

「……というか、先生も、その……ペロロ様、のグッズをつけてるってことは、あっち側じゃないの?」

 

「いや、これは適当に選んだやつなんだよね。だから俺はモモフレンズのファンでは「先生?」あります。すっごいモモフレンズのファンだよ」

 

「……先生も大変なんだ……」

 

一瞬ヒフミの首が180度回転した気がするがまさかそんなことはないだろう。

 

まあ、何はともあれアズサがめちゃくちゃやる気になったのでよしとする。ヒフミも仲間を得られてるし、まさにWin-Winだな。

 

ということでして。それから勉強が始まった。

 

特筆すべきことは……特にない。ただ本当に勉強してただけだったし。強いて言うなら教え合いっこを結構やってたので、みんなの仲が深まったことぐらいか?

 

そんなこんなで時間はあっという間に過ぎていき。気がつけば日が暮れ始めていた。

 

おや、アズサとコハルがまた教え合いをしている。この二人は裸の付き合い(ハナコ談)をしたから、仲がいいらしい。よかったね。

 

アズサが質問をして、コハルがそれに答える。そのうちわからない問題が出てきたのか、コハルは鞄の中から参考書を…………???

 

出てきたのは……えー、その。18禁(エッチな本)だった。うん。このキヴォトスで読めるやつはいないと噂されているそれだ。俺(17)も読めないし。

 

瞬間、全員の反応を確認する。ヒフミは赤面、ハナコはあらあらという感じで、アズサは……わかってないなアレ!絶対に見せちゃいけない!

 

「この参考書に乗ってるのか?」

 

「うん、この参考──」

 

「コハル!今すぐそれをしまって!」

 

「えっ?何、で……」

 

「エッチな本ですねぇ」

 

自分のしでかしたことに気づいたコハルは、目が猫のようになると……叫んだ。

 

「うわあぁぁぁっ!?な、なんでっ!?」

 

「没収です」

 

コハルの手からそれを取り上げる。

 

そのままタイトルを……うわ、え、うわあ……かなりアレなやつだこれ……結構詳細に……やめておこう。これ以上はいけない。

 

この時を待ってたんだとばかりに猥談大好きハナコさんが騒いでいる。楽しそう。なおコハルの感情。

 

散々言われて追い詰められてしまったコハルはまたしても涙目になっている。可哀想。

 

「うぅ、うぅぅっ……」

 

鼻を啜る音も聞こえる。ヤバいこれガチ泣きだ。でもちょっと触れづらいよこれ……

 

「……その、何だ。正義実現委員会の活動で押収したものを、間違えて持ってきただけなんだよね?」

 

「……うん。私、押収品の管理とか、してたから……これは、本当にその時のやつで……」

 

……「これは」かぁ……そっかぁ……

 

「というか、そういうのって持ってたままでいいの?」

 

「た、確かに……ずっと忘れてたけど……」

 

「数が合わなくて騒ぎになる前に、返しに行った方が良いかもしれませんね……」

 

「今のうちにこっそり行って、バレないように正義実現委員会のところに戻してくれば大丈夫じゃないですか?」

 

「え、今?」

 

「じゃあ……コハル、俺と一緒に行くか?」

 

万が一誰かに見つかったとしても、俺がいれば何かしら言い訳できるだろうしな。後、そろそろ夜だし一人で行かせたくない。

 

ということで、俺同伴で正実の部室に向かうことになった。

 

一緒に並んで歩く。何か話そうかと思ったけど、今下手に話すとそれはそれで傷を抉りそうだから黙ることにした。

 

夕焼けが綺麗だなあ……

 

「……その、い、言っておくけど、こればっかりは本当に間違いだから!」

 

「ん……?ああ、分かってるよ」

 

「そう、いつものはちゃんと隠……じゃなくて、あんまり持ち歩いたりしないし……」

 

墓穴掘りすぎだろ……

 

「……そうだな。もうバレないようにね」

 

「!?!?な、何言ってるの!?それ、バレなきゃ持ってても良いって言ってるのと同じじゃん!?」

 

……うーん。そこのところどうなんだろう。あんまルールに縛られるのもダメだけど……まあ、人に迷惑かけてないし、個人で楽しむ分にはお咎めなしでいい気もするな。

 

「せ、先生なんでしょ!?何考えてるの!?エッチなのはダメ!死刑!!」

 

「あれ、それだとコハルも死刑になるような」

 

「え、や、ちがっ」

 

慌てふためいてしまうコハル。かわいいなこの子。

 

「冗談だよ。今回は間違いだからノーカン、な?」

 

「なっ……っ〜!エッチなのはダメ!死刑!!!」

 

「何で???」

 

「そんな声でそんなこと言うとか、エッチすぎる!!!」

 

「えぇ……」

 

一体どんな声してたんだよ俺……

 

「まあ、さっきのバレなきゃいいのかって言う質問に対する答えだけどさ。いけないことではあるけど……人に迷惑かけない分には、やっていいと思うよ」

 

「え……?」

 

「それもまた、コハルらしさの一つだと思うし。無理して我慢する必要はないと思う」

 

「……分かったような、分からないような」

 

「無理に理解しないでもいいよ。大人らしく、回りくどく伝えてるだけだし」

 

「うん、でも……先生が私のこと考えてくれてるってことは、少しだけ分かった……」

 

なんかそれ聞いたことあるな。セリカの時だったか。もはやあれも懐かしい。あの時も、こんな感じにやっちゃいけないことについて語ってたっけな。

 

思い出に浸っていると、何やらコハルが秘密を教えてあげると言ってくる。

 

曰く、コハルはハスミに任命された、補習授業部が上手く回ってるかを監視するためのスパイらしい。だから自分は正実のエリートなんだと。

 

「へえ、そうなんだ」

 

「し、信じてないでしょ!本当なんだから!」

 

「ははは」

 

「棒読みすぎっ!」

 

こっちとしては急に裏切り者が出てきたかと思ってびっくりしたんだよ。ちょっとした嫌がらせを食らえ。

 

そんなこともありつつ、正実の部室に到着した。コハルが押収品を置きに行って、そして帰ってきた。

 

それじゃああとは帰るだけだなーと考えていると、部室の扉が開いてハスミが入ってきた。

 

「……コハル?」

 

「は、ハスミ先輩!?」

 

「それに、先生まで……?たしか合宿で別館にいると聞いたのですが、どうかしましたか?成績が良くなるまで、ここへは出入り禁止になっているはずですが……」

 

「あー、実はさ。どうしても見たい資料が正実の部室にあるって聞いて。でも行き方が分からなかったからコハルに案内をお願いしたんだよね」

 

「なるほど……」

 

あっぶねー。焦ったー。

 

そう言えばコハル正実出禁になってたなあ。忘れてた……と反省してると、ハスミが何やらコハルに伝えたいことがあると言った。しかも俺には席を外して欲しいとのこと。俺に聞かせられない……というよりは聞かせたくないこと、かな。正実としての話らしい。

 

まあ、そう言われたならしょうがないし、俺は一度退室することにする。

 

そのまま適当な場所をぶらつく。

しかしトリニティは綺麗な場所だな。ゲヘナは混沌、ミレニアムは近未来で……ここは神聖さ、とか規律、という言葉が似合うな。

 

同じキヴォトスでも、ずいぶん違うもんだ……

 

そうやってブラついてると、そのうちコハルが出てきたのが見えた。

 

「終わった?」

 

「あ、先生。お待たせ。終わったよー」

 

「よし、じゃあ帰ろっか」

 

そういうことで、合宿所に帰った。

 

帰った後も、ちょっと勉強して。それで二日目は終わった。

 

一日が終われば、基本俺は自室に篭る。俺がいてもあんまり楽しくはないだろうし、それに明日の準備がいっぱいあるしね。

 

さて、しばらくすると今日もヒフミがやってきた。今日最初の話題は……ハナコに関して。

 

今日もまた過去問を集めていたヒフミだったが、その最中たまたまハナコの試験結果を見てしまったのだという。

 

一年生で、トリニティに存在する()()()()()で満点を取った、トリニティ史上最高級の秀才……それがハナコだった。

 

一年のテストが全部満点なら、まだ分かった。だが三年の試験も満点を取れている以上、ハナコが現在手を抜いているのは確実なものになった。

 

どうして、そんなことをしているのかは分からないが……まあ、本人に聞けばいいだけの話だ。

とはいえ、夜遅くに起こすわけにもいかないので、それは明日するとして、今日はまた模擬試験作成に尽力した。




みんなはブルアカふぇす行ったかな?実は俺は行ってないよ。
というわけで何の関係もない雑談します。

知人がエジプトに行ってて、そのお土産に栞を貰いました。
ホルス神が描かれてるやつで、また何とも面白いことがあるものだと驚きました。

ちなみにカケルくんのモチーフは(黒服の呼び方から分かると思うけど)ソペドという神。詳細は分からないけど、曰く戦神だとか、曰くホルスと同一の存在だとか。

実はカケルくんの設定を決めるに当たって、「一応エジプト神話にいい感じの神がいるか探しとくかあ……」と探して見つけた神様なので、この神様を原形としてカケルくんができたんじゃなくて、カケルくんの設定の補強(裏付け)にこの神様が使われたんですよね。

マジで何も想定してなかっただけに、ここまでピッタリの神様を見つけた時は「……マジか」状態でした。
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