春は曙と言いますけれども、桜に彩られた夜もまた雅です。
「どうも」
「はいはいどーも……今更だけど、別にわざわざ外で待ってる必要無いだろ。勝手に中入っといてくれない?」
「おや、いいのですか? ならば今度からはそうさせてもらいましょう」
前略。黒服が来た。
最早珍しくもなく、毎度の如く中に入れて適当な椅子に座らせる。それからついでにお菓子やお茶もだした。
黒服の対面の席に座り、俺もお茶を一口飲む。今日のお菓子は煎餅なので、よく合うような苦味強めのお茶だ。
「前の時はありがとうな。わざわざ出向いてもらって」
お煎餅を差し出しながらそう言うと、黒服は一瞬頭を捻ったあとすぐに「ああ、ベアトリーチェの時の……」と合点がいった様子を見せた。そして煎餅をバリバリ食べ始める。
「いえいえ、利害が一致していたので当然のことですよ」
「でも、生徒……サオリたちをわざわざ退避させてくれただろ? お前からしたらやんなくてもいいことなのに……だから、素直にありがとうと言わせてもらうよ」
「……そうですか」
何故だか小さな声でそう呟く黒服。ちょっと疑問に思ったが、まあ気にするほどのことじゃ無いだろうと話を続ける。
「にしても、ずいぶんとお前も丸くなったよなあ……あ、嫌味とかそういうのじゃ無いぞ? 生徒に手を出さないどころか、守ってくれて……俺としては嬉しいんだけど、お前はいいの?」
「まあ、無闇に貴方を敵に回したくは無いので。ですから勘違いはしないよう……私はあくまで私の尺度で動いているまでです」
急にツンデレかこいつ?
ちょっと気色悪いな……と思ったが、まあ言っていることは正しい。少し気を許し過ぎてた気はするけど、こいつは過去にホシノをどうこうしようとしていたんだ。あんまり油断してはいけない……
……ん? でもそれを教えてくれたってことはやっぱ信用して良くね? 何だこいつ。
「……まあいいか。で、今日は何用だ?」
「領域展開を見せてください」
直球だぁ……あまりに直球すぎて何故か椅子からずり落ちかけた。
体勢を立て直して、ついでに煎餅を一口。一呼吸の間を置く。
「アレってめっちゃ呪力食うから、できるならあんま使いたくないんだけど」
「防御力が落ちますし、回復に使えるリソースも減りますからね……」
「分かってんじゃん。そういうことで諦めて、次俺が使う機会を待て」
「仕方がないですね……では別件を」
どうやらあんま期待はしてなかったのか、すぐに引いた黒服。改めてこほんと咳払いをすると、姿勢を正して俺を見てきた。
「あなたがベアトリーチェに使った黒い閃光……あれの正体を知りたいのです」
「ごめん分かんない。なんか殴ったら発生しただけなんだよあれ」
「ふむ」
厳かに言った黒服だったが、バッサリと切り捨てた。
だって分かんないもんは分かんないし……俺が知りたいよあれ。
一応黒服に、呪力が爆ぜる感覚があったから多分呪力が関係してるってのと、それからあれを出すとなんか気分が良くなると言うことは話した。
とはいえデータが足りない。黒服が言うにはあの現象(現象なのかも分かんないけど)は観測したことがないらしく、もっと見たいとのことで……そのためにあの時の状況を再現することになった。
まあ、要するに……
「よっしゃいくぞ黒服!」
「手加減はしてくださいね?」
ここ、アリウスのバシリカで黒服をしこたま殴るということだ。
黒服の持つテレポート装置的なものでやって来ましたバシリカ。太陽が出てる時間とはいえ、ここは地下なので雰囲気は前来た時とそう変わらない。
ここに来ると、ベアトリーチェのことを思い出すが……もう終わったことだと、そう言い聞かせた。
場所はそのまんま。殴る対象は一応ベアトリーチェに存在が似ている黒服。殴る強さは再現できないが、呪力は使ってる。
できるなら気温や湿度も再現したかったらしいけど、そこまでやってたらキリがないので今回はこれくらいにしておく。
できる限りあの時に似た条件で、あの黒い閃光が発生するのかどうか……
「じゃあいくぞ……覚悟しろよ」
「どうしてそんなに気合が入っているんですか?」
「いや、一応気持ちもあの時みたいにしといたほうがいいかなって」
俺の言葉に「ああ……」と納得したような声を出す黒服。
つまり隙ありってことだ。おら、渾身の一撃を食らえ!!!
ちゃんと腰を入れて繰り出した正拳突きが、黒服のお腹にクリティカルヒット! 黒服は「ぐはっ……!?」と声を出して後方へ吹っ飛ぶ!
「……あれぇ?」
「か、カケルさん……手加減をしろと、言いましたよ、ね……ぐふ」
「く、黒服ーーー!?」
ちょっとした冗談のつもりだったんだけど、これでも強すぎたらしい。黒服は最期に俺を恨むような視線を向け、逝ってしまった……あいつはいい奴(?)だったよ……
ふざけるのも程々に、黒服に反転術式をかけてシャーレに運ぶ。空を飛んでいくと、意外と早く着いた。アリウス自治区は秘匿されているだけで、距離自体は大したことないんだな。
中に入り、まだぐったりとしている黒服をソファに寝かせた。
流石に悪いことしたな。今度ゲームに付き合ってやるか……と反省していると、自動ドアの開く音が聞こえた。あれ、今日は来客の予定はなかったと思うけどな?
疑問に思いながら、まだ廊下にいるだろう人物に会うため、オフィスを出た。そこにいたのは見覚えしかない顔。
「……あれ、ホシノじゃん。なんか久しぶりな気がするな」
「あ、カケル。言ってもこの前あったばっかりだと思うけど?」
「あれ、そうだったっけ」
カケルもおじさんだねえ、なんて失礼なことを抜かすホシノに軽く手刀を入れる。
それから用件を聞くと、俺に会いたくなったからだそう。自由人にも程がないか?
一応アビドスでやることは終わらせて来たし、後輩たちにも許可は貰ったらしい。本当かなあ……
「……まあいいか。そういうことなら、オフィスに──」
「……うん? どうしたの、急に黙っちゃって」
「………………あーいや、うん」
オフィスに案内しようと考えた俺だが……ここで一つ重大な事実に気づく。
今、オフィスのソファには黒服が寝ている。ホシノは間違いなく黒服をよく思っていないし、会わせたら碌なことにはならないだろう。
つまりオフィスに案内するわけにはいかないな。適当にカフェとかレストランに連れてってお茶を濁そう。
「そろそろお昼だし、外に行こうぜ」
「なんか隠してない?」
「ははっどうしたんだよ急にそんなわけないだろ」
「やっぱりなんか隠してるよね?」
何故か急に勘が鋭くなったホシノ。いったい何故……俺は何もボロを出していないのに。
ともかくこのままだとヤバい。急いで他の言い訳を探すため、頭をフル回転させるが……ホシノは疑惑の顔を俺に向けたあと、横を通ってオフィスに向かって歩き出した。急いで走りホシノの手を掴む。
「カケル、オフィスに行かせて」
「いやちょっと今めっちゃ散らかっててあんま人に見せたくないというか」
「私がそんなこと気にすると思ってるの?」
「実は人が来てて大事な話をしてるんだよね」
「じゃあ最初からそう言えばいいよね」
「ちょっマジで止まってお願い俺を引っ張るな分かった分かったから白状するから止まって!!!」
最終的にホシノに引きずられる形になった俺は、どうにか懇願しまくってホシノの歩みを止めることに成功した。あっぶな……手遅れになるところだった……
「……で、本当は何を隠してるのかな?」
やっぱ手遅れかも。
正座した俺を、鷹のように細めた目で見てくるホシノに「あー、いやぁ……そのぉ……」としどろもどろになることしかできない。ちょっと情けなくなってきた。
「ここで変な言い訳したら……うへえな事になるからね」
「碌な事にならないのは分かった」
観念するしかないだろうな。とはいえ事実を伝えるのもアウトなので、多少隠すべきところは隠して事実を伝える。
「今オフィスには……ホシノには、あんまり会わせたくない人がいて……」
「私に会わせたくないって……カケルの彼女とか?」
「え?」
「……ごめん、何でもない」
一瞬よく分からない空気が流れたが、何事もなかったかのように「で? どういう事?」と続きを促してくる姿には恐れ入る。さっきの言葉の意味を聞き返そうにも聞き返せない。
結局威圧感に屈する形で、説明の続きを始めた。
「まあその、会わせたくない人とホシノが会うと……少なくとも、ホシノはあんまり良い思いをしないというか……そういうわけで、オフィスには行って欲しくないんだけど……ご理解、いただけますでしょうか……?」
「ふーん……?」
ホシノは胡乱げに俺を見てくる。冷や汗ダラッダラな俺はさぞ怪しく見えるだろう。頼むんで納得してくださいお願いします。何でもしますから!
「……まあ、カケルがそこまで言うなら……分かった。外に行こっか」
「ご迷惑をおかけいたします……」
セーフ!!!
頭を深々と下げると、上からやめてよ、とちょっと笑った声が聞こえた。あっぶねぇ……危なかったけど、何とかなったぁ……
「カケルさん、何やら騒がしいですが……おや」
「あ?」
「」
真の最悪の状況に出会うと、言葉が何も出てこなくなる。また一つ賢くなったな。
オフィスの扉からお腹をさすりながら出てきた黒服。その声に反応したホシノは振り向いていて、顔は見えないけど声色が普段より1トーンぐらい低い、昔のものになっていることから感情はお察しだ。
そしてそれを見つめる俺は今間違いなく黒服に「何やってんだお前ぇ!!!」という目線を向けているだろう。いやマジで何してくれてんだお前。
現実逃避のため、今の一瞬を頭の中で整理していた俺。しかし時間というのはいつものことながら無情であり、そんなことを考えている間にも進んでいく。
最初に動いたのはホシノだった。すごい速さで黒服に接近すると、全力で顔面を殴りつけ、床に倒す。そしてどこからか取り出した銃を突きつけた。馬乗りになるような体勢で、黒服を逃す気が微塵も感じ取れない。
止める間もない流れるような美しさだったなぁと現実逃避気味に考えていると、ドスの利いた声が廊下に響いた。
「……カケル、どういうことかな」
「いいい一旦おちお落ち着こう? まだまだあわわわわわわ」
「くっ……お、落ち着くのはあなたですよ、カケルさん……」
「黒服……」
「お前は黙っていろ」
パチン、と痛そうな音が鳴った。見なくても分かる、ホシノが黒服をビンタしたのだろう。
全力でぶん殴られた挙句、さらに無情な追撃を受けた黒服は哀れな事に「ぐふっ……!?」と声を上げ、再び無意識の海に沈んでいった。く、黒服ーーー!!!
1分ぶり2度目の気絶……流石に可哀想すぎる。こいつがなんか悪いことをしたのか!? ……全然してるね。じゃあ自業自得か。
かく言う俺もだいぶ可哀想だけど。心の中で涙を流しながら、ホシノをオフィス内に案内、ついでに黒服をもう一回ソファに放り投げて事情説明を始めた。
結構前から黒服がシャーレを訪れていたこと。その内容は大体研究に関係することだったこと。たまにゲームもしてたこと。今日も研究のためシャーレを訪れ、実験の最中に気絶したからソファに寝かせてたこと……
「以上が本件の大まかな説明となっています……」
「……なるほど、ね」
そう言って口元に手を当て、考え込む仕草を見せるホシノ。普段の可愛い雰囲気などどこにもない、この状況じゃなければ「かっこいいなあ」と素直に思えたホシノは、しかしこの状況下だと何考えてるか分かんなくて恐怖の対象でしかない。
正座しながら下される審判を待つ……くそう黒服めやっぱ許せん。でもあいつも気絶してるしトントンか? いやでもあいつが起きてさえ来なければ「カケル」「はい」
「とりあえず、黒服と関わるのはやめたほうがいいよ。こいつがまともな奴じゃないってことくらい、カケルも知ってるでしょ?」
「はい」
「確かに色々役に立ってたのかもしれないけど、でもなに考えてるかわかんないよ。アビドスの件、忘れたわけじゃないよね」
「もちろんです」
「関わるメリット以上に関わらないメリットの方が大きいんだよ、こいつは」
「………………」
理詰めで詰められ、黙り込むしかない俺。なんか泣きそう。
さてここからどうやって巻き返そうか……というか、ぶっちゃけ巻き返す必要あるか? ここで口約束で会わないって言って、そのあとホシノに秘密で会えばいいじゃんね。
「もう会わない?」
「会いません」
「本当?」
「本当、絶対会わないよ」
というか何で俺は元カノにあってるのがバレたみたいな詰められ方してんだ。いやホシノは彼女じゃないし黒服はそれ以前の問題だけど。マジで何?
それは置いておいて、ホシノは疑いの目で俺を見てきている。前科何犯か忘れたけど、結構約束破ることも多いからな……信用されないのも無理はないか。
「……本っ当に会わない?」
「本当の本当、ぜーったいに会わない」
「じゃあシャーレに監視カメラつけていい?」
「それは違うじゃん」
とんでもない提案が飛んできたぞ。もしかしてこれが目的なんじゃないのこいつ?
黒服と秘密で会っていた事にかこつけて、シャーレを俺公認で監視する。そしてなんか変な奴とかがいたら処理をする……ホシノだったらギリあり得るか……?
内心結構焦って色々と思考を巡らせてたけど、そんな俺の様子を見てホシノがふっと笑い「冗談だよ、流石にそんなことしないってば」と言ってくる。
「何だ冗談かよ……本当に焦ったじゃん」
「本当はカケルにGPSを「ホシノさん?」冗談だから」
なーんだ冗談かあ。と笑って流すのもそろそろキツくなってきたんですけど。そう思ったが口には出せない。
今の俺の立場は裁判における被告人と同じなのだ……としょげていると、ホシノが足をこつこつ床に一定のリズムで打ち付けながら聞いてくる。
「……一つ聞きたいんだけどさ。カケルが黒服を信用する理由って何?」
「それは……うーん……特にない」
「論外だね」
「いや、分かってるんだけど……強いていうなら、黒服の精神性かなあ……ほら、不利益はできるだけ避けて利益を追求する、その性格を信用してるというか」
「でもこいつの性格って人を平気で騙せるタイプだよ?」
「そうなんですけどぉ……いやもう正直に言うと、こいつと接することで得られる知識とか技術の恩恵があるから、これからも関わっていきたいんだよね」
俺が黒服に固執する理由は基本それに尽きる。領域展開も元はあいつに教えられたものだし、術式の進化とかも……俺だけじゃ得られない知識を得られるのは間違いないメリットだ。
「ホシノが俺を心配してるのも分かってる。でも、俺は仮に騙されてたとしてもこいつを殺せる自信があるし、計画とかも破綻させられる自信がある。ということでお願いします」
「………………」
公認してくれるなら、それに尽きる。そう思っての説得だったけど……反応はあんまり芳しくない。頭を大きく下げてるので顔は見えないけど、返事が聞こえない時点でお察しだ。
やっぱりダメか……じゃあ秘密裏に会うしかないな……と思い始めたあたりで。
「……分かったよ。そこまで言うなら、見逃す」
「えっ本当!? マジ!? Really!?」
「やっぱり撤回しようかな」
「ごめんなさい」
一度は上げた頭を再び大きく下げる。また笑った声で冗談だってば、と聞こえてきた。今日俺は何回ホシノの冗談に騙されたんだ? 三回だな。
顔を上げると、ホシノは複雑そうな顔をしながらも、笑っていた。
「でも忘れないでね。そこのそいつは単純に利用されるだけの馬鹿じゃなくて、こっちも利用しようとしている悪い奴だってこと」
「分かってるよ……というか、別に利用はしてないし」
「え?」
「利用ってよりは、協力関係みたいなもん……って、我ながら結構絆されてんな」
気分的には蜂を飼っている感じだな。別に主人として認識されているわけじゃないし、多分機会があったら刺されるけど、でも何となく情が湧く……うん、黒服は蜂だ。
「まあともかく。認めてくれてありがとう……ってことで、改めてなんか一緒にするか」
「……そうだね、元々そのために来たんだし……というか、仕事はいいの?」
「まあまあまあ」
「その反応は絶対やってないよね……全く、カケルはしょうがないなあ。一緒にやるから、さっさと終わらせてお昼寝でもしよ?」
「はーい」
「クックック、仲直りできたようで良かったです」
仕事机に向かっていた足が止まった。ギギギ……と壊れた人形のようにゆっくりと首を回すと、黒服がそこに立っている。
「どうやら認めていただけたようで良かったです」
「勘違いするなよ、黒服。カケルに何かあったらまずお前を殺しにいくし、妙な動きを見せたら四肢をもぐからな」
「素敵な応対ですね。肝に銘じておきましょう……それでカケルさん。結局黒い閃光の件については……」
「あっ」
そういえば完全に忘れてたが、黒服が気絶してたのはそれが理由だった。言われてみれば解明したい気もするし、ちょっと……いやでも仕事……それにホシノ……いやでも、うーん……
頭を捻りまくり、首の動かし方がメトロノームになりかけた頃、俺の結論が出た。ばちばち火花を散らしている二人の注目を集めて、おもむろに言葉にする……
「黒服の研究を優先します」
だって黒い閃光気になるし。未知を探求することの何と素晴らしきかな……ホシノには悪いが、俺の好奇心を抑えることは何人たりとて不可能だ。
俺の言葉に黒服はその口みたいな部分を大きく上げ、まさに満面の笑み状態になる。
「クックック、素晴らしい判断ですよ。そうと決まればすぐにでもアリウス自治区に出発しましょう」
「ああ……ということで、悪いけどホシノはもう少し待ってくれるか? もっと時間欲しいなら、明日とか一日フリーにするけど」
とはいえ流石にホシノに悪いので、明日以降に時間を取ることを提案してみる。
だけど妙な事に、ホシノが全然動かない。下を向いたまま、体が小刻みに震えている。大丈夫かと思って肩に触れてみると、その頭が上げられ、表情が見えた。
一言で言うと、般若がいた。
「カケルって時々、本当にカスだよね」
「えっ」
「今から全力で殺しにかかるけど、頑張って生き延びてね」
「ちょっ」
言葉の意味を問う前に、えげつない量の神秘で強化された拳が振り下ろされた。間一髪で顔を逸らして避けるも、行き場を失った拳はそのまま床に当たって大きなひび割れを作る。あのここシャーレなんですけど!?
「クッ……」
「おい今笑ったよな黒服!? 助けろ!!」
「まあ頑張ってくださいね」
「お前後でワサビ丸ごと口にぶち込んでやるからな!!」
「黒服、お前も殺すつもりだから頑張って逃げなよ」
「!?」
そこにいたのはまさに鬼。右手にビームが出るショットガンを、左手に全てを砕く拳を持つ、目を赤く光らせた(錯覚)鬼……
その瞬間、多分俺と黒服は全く同じ単語を思い浮かべただろう……「死」、と。
その後俺たちがどうなったかは……まあ、うん。反転術式の使いすぎで呪力が空っぽになったとは言っておく。
今週は多分もう投稿できません。なぜなら春休みの宿題が残ってるからです。ヘルプ!!!
小話:翌日以降ちゃんと実験を行なって、黒服とカケルくんは黒閃の諸々を解明しました。なので今後は普通に黒閃の知識が出てきます。