未来改変〜本編開始前から始めるダンまち生活〜   作:と、くめい超かぐや姫ロスにより執筆不可中

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今回は短めにしました。
付け足そうか考えたんですけどこれにしました。




17階層を難なく抜け、俺達は今18階層の森の中にいた。

 

「こんなに短い期間で18階層に来ることになるとは思わなかったな…」

俺が呟きを落とす。

 

「そうですね、私が一番冒険者歴短いですけどかなりびっくりしてます。」

森を見回しながら俺に同意するのはエフィナだ。

 

「2人の成長が速いからだね。」

ライがうんうんと目を閉じながら頷く。

 

「いや、ライがいなかったらもう何回死んだかわかんないですけど!?」

ダンジョンの中で天然を発揮するライに思わず突っ込んでしまう。

 

「そうです!ライ先輩がいなかったらリョウはもう7回は死んでます!」

 

「いや、俺だけ!?」

 

初めての18階層ということもあって、普段のテンションよりもだいぶ高いテンションになってしまう。

 

「二人ともなんだかすごく元気だね、とりあえず食料でも取ってこようか、街は物価がとんでもなく高いから森で果物採取しよう。」

 

ライがこちらを向いて今日の夜ご飯の提案をする。

 

「確かにお昼とか何も食べてませんね、私もうお腹ペコペコです。」

 

三人で果物を取りに行くことに決まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

森の中は静かで水晶が照らす昼の森はそこに居るだけで身体に活気が満ち溢れるかのように幻想的だった。

食料を集め終わった俺たちはライの魔法で火をつけて焚き火を囲んでいた。

 

「これからやっと休めるんですね…」

エフィナが呟く。

 

「一人見張りをして他の二人は寝て体力回復に努めるのはどうかな?。」

ライが提案する。

 

「そうしましょうか。」

 

どうやら決まったようだ。ここは途中寝てた俺が見張りをするか、と思い申し出る。

 

「最初の見張りは俺がやりますよ、途中寝てたので。」

あぐらをかきながら声を上げる。

 

「確かに、じゃあ最初はリョウにお願いしようかな、1時間くらいで交代しようか。」

 

ライが微笑しながら申し出を受け入れる。

 

「じゃあ私とライ先輩は一足先におやすみなさい…」

 

その場で寝転がり、すぐにすやすやと寝息を立て始めた。

 

「僕も、少し疲れたかな…おやすみ、リョウ。」

 

「はい、おやすみなさい」

 

いつも部屋でするように挨拶をしてライも寝転がった。しばらくしてから寝息が聞こえ始めた。

 

それにしてもだいぶ冒険したな、これは帰ったらランクアップとかできるんじゃないか?

なんて妄想に浸る。

 

オラリオに来てから2年年ほどでここまで来るとは思わなかったな…

 

ていうか盾が壊れたから左手がなんだかさみしいな。

帰ったら盾買って剣もメンテナンスに出さないと。

 

そんなことを考えながら静かな森で黄昏ていた。

 

 

 

 

40分ほど経っただろうかその頃にエフィナが起きた。

 

「あれ…ここどこ?」

目をこすりながらキョロキョロと周りを見回す。

 

「ここは18階層、森の中だよ、まだ見張り交代の時間じゃないよ。」

そう伝えると少しずつ意識が覚醒したのか、ああ、そういえば。というふうになっていた。

 

「目が覚めちゃった。なんか話して。」

 

ええ…そんな無茶な…と思っていたが、この見張りをしている間に考えていたことを話し始める。

 

「ある童話の話なんだが、とある少年がいました。その少年は大好きでよく読み込んでいた童話の世界のなかに入ってしまいました。少年はこれから何が起きるか知っています。誰が死んでしまうかも…」

エフィナの方は向かずに話し始める。

 

「そこで彼は死んでしまう人たちを救いたいと思いました。ですが問題がありました。死んでしまう人たちを救ったら、未来は変わってしまいます。少年は未来が変わることを恐れました。未来が良い方向に変わるなら良いのですが、悪い方向に変わってしまったら?バットエンドへ向かってしまうとしたら?そんな考えが少年にはありました。ですがいつか選択の時は来ます。少年は選択の時まで考え、悩み、葛藤するのです。」

そこで話を切った。少しの間静寂が訪れる。

 

「え?終わり?」

 

「ああ、終わりだ。」

顔になんの話?と書かれているエフィナを見てこんな話するんじゃなかったか?と思いながらも質問する。

 

「エフィナは、どうするのがいいと思う?」

今度はエフィナの方を向く。エフィナはしばらく悩んだ素振りを見せた後口を開いた。

 

「助けたほうが良いんじゃないかな。」

 

「どうして?」

理由を聞いてみる。

「だって、もし助けずにあの時ああしていれば、こうしていれば。なんて後悔するかもしれない。助けたとしても、後悔するかもしれない。」

 

「だったら!」

思わず言葉を遮ってしまった俺を無視して話を続ける。

 

「だけど…」

そこでうつむいていた顔をあげて俺の目を見る。その後ニカッと笑ってその言葉を告げる。

 

「やらない後悔より、やる後悔だよ。私のモットーなんだ。」

 

俺の目が見開かれる。

本当ならその笑顔が眩しくて、目を閉じてしまいそうだった。だけど、そんな気持ちとは裏腹に、ずっとこの笑顔を見ていたい、そんな気持ちもあった。

 

「ありがとう。エフィナがこんなに真剣に答えてくれるとは思わなかったよ。」

他意はなく、心から感謝を伝えた。するとエフィナはまだ笑顔を浮かべて衝撃の事実を告げる。

 

「いいんだよ、だって、その童話ってリョウの話でしょ?」

 

「………え?」

 

 




誤字脱字、原作との齟齬があった場合はどうかご指摘お願いします。感想お待ちしております。
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