未来改変〜本編開始前から始めるダンまち生活〜   作:と、くめい超かぐや姫ロスにより執筆不可中

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ダンまち6期制作決定アツい!
Episodeヘイズと時を渡る道化師も!
でも、6期やるならソード・オラトリアのアニメ化欲しいっすねー。
ちょこっとヴァーチェとかアルガナとかレナとか出てくるし、まず本編アニメ勢は穢れた精霊知らないですし。


白髪の人

「んっ、んぅ?」

少しずつ回復してきた体を起こし、まばたきを繰り返す。

辺りはすっかり暗くなっている。

今はライが見張りをしている時間だろう。起き上がって脳を覚醒させているとライと目が合った。

 

「あれ?起こしちゃった?」

ライは少し申し訳なさそうな顔をして質問する。

 

「いや、ただ目が覚めてしまっただけです。」

やっとクリアになってきた脳を使って答える。

 

「そう?ならいいんだ。」

 

「何がしてたんですか?」

起こしちゃった?なんて聞くからには音を立てたりしてしまったのだろう。気になって聞いてみる。

 

「少し鼻歌を歌ってたんだ。」

頭を掻きながら恥ずかしそうに答える。

 

「そうだったんですね。」

どんな大きさで歌っていたかは分からないが、鼻歌と言うからにはそこまで大きいことはないだろう。と、考えているとライが話しかけてきた。

 

「エフィナがこのパーティーに入ってから思ってたんだけどさ…」

どこか不穏さを感じさせる話し出しに少し身構える。

 

「リョウ、そろそろ僕にもエフィナと話す時みたいに話してくれても良いんじゃないかな?」

告げられた言葉は予想外だった。エフィナと同じようにってどういうことだ?

 

「何か違うところがあるんですか?」

 

「それだよ!それ!敬語じゃないか!」

 

大きな声は出していないが身を乗り出して話されると少し圧を感じる。って、え?

 

「ライは俺より早くロキ・ファミリア入ってますし、敬語は使いますよ。っていうか、敬語、やめて良いんですか?」

前半部分は当然のように話しながら、後半部分は驚きを隠さない話し方になってしまった。

 

「そんなことはないって分かってるんだけど、距離を感じちゃうんだよ。だから、敬語、やめにしない?」

今度は声が落ち着きを取り戻している。

まあ、これからずっとパーティーとして冒険していくのに敬語というのも確かにアレか?

そう思い、ライの言葉に返事をする。

 

「うん、分かったよ。これからは敬語、やめにするよ。」

ライは今日一番の笑顔で笑った。

 

 

 

 

 

 

 

エフィナの一件から1日経った。

エフィナには絶対に誰にも言わないでくれ、と、釘を打っておいた。「大丈夫だってー。」なんて本人は言っていたが、本当に大丈夫だろうか…うっかり口を滑らせそうで怖い。

 

 

十分に休息を取った俺達は地上に向かうべく17階層へ向かう連絡路へ向かっていた。

 

「なんか街のほうが騒がしくない?」

森の中にいるが何故か街の方から雄叫びが聞こえてくる。

 

「確かに変だね、いくら荒くれ者の集まりのリヴィラの街の住人と言えど、こんな大きな声で叫んだりはしないはずだよ」

ライも不思議そうに答える。

 

「祭りでもあったんじゃないでしょうか?盛り上がってるだけかもしれませんし。」

エフィナは特別不思議がったりはしていない、だが、ライは何か引っかかるところがあるようだ。

 

「そういう声じゃない気がするんだけど…」

 

「とりあえず、地上を目指そう。」

 

「そうだね、リョウ、それじゃ早く帰ってホームのベットでゆっくり寝ようか。」

 

俺達は止めていた歩みをまた進めだした。

 

 

 

 

 

 

「もうそろそろ連絡路だよ。」

ライがそう伝えると急に歩くのをやめた。そして近くの茂みに身を隠し、手招きをする。

それに応じて俺とエフィナも茂みのなかに入った。

 

「どうしたの?」

 

「…連絡路の前に黒ずくめのフードを被った集団がいる。」

その言葉で俺は忘年会の時のエフィナの話を思い出した。

ライも、そして、エフィナも同じようだ。

 

俺もその姿を視界に収めると、アレは闇派閥(イヴィルス)だ、だけど、どうしてこんなところに?

 

「どうする?戦う?」

ライに指示を仰ぐ。ライはこちらに視線は向けずに告げる。

 

「数が多すぎる、レベル2の眷属も何人いるか、それ以上の可能性もある。」

確かに黒ずくめの集団はざっと30人ほどは居そうだ。

あの中にリーダーらしき人物はいないが、この時代だ、もしかしたら全員がレベル2以上の可能性もある。

 

「じゃあどうしますか?このままじゃ18階層を抜けられません。」

そう話していると黒ずくめの集団が一斉にこっちを向いた。

3人それぞれ危険を察知し連絡路とは真逆の方向に走り出す。

 

「なんでバレた!?絶対に見えない場所にいたはずなのに!」

走りながら小さく叫ぶ。

 

「探知系の魔法を使われたのかもしれない!休息地点まで戻る!」

先頭を走るライが答える。

 

だが、少しずつ距離が詰められている気がする、ライは俺達に走るスピードを合わせているからこれ以上上げることもできるが、俺とエフィナは全力で走っている。

つまり今の俺たちのスピードはレベル1なのだ。追手にレベル2が居れば…いずれ追いつかれる。

 

もう追いつかれる。せっかく18階層にまで来て準備を整えてこれから地上を目指すというのに、こんなところで死んでたまるか!

ライ達も同じ考えなのか全員で顔を合わせ、俺とライは剣を抜き、エフィナは杖を構えた。

 

【この身に宿りし緑の…】

 

【始まりなき…】 

 

走るのをやめ2人同時に詠唱を開始すると同時に、

 

『黒ずくめの集団が吹き飛んだ』

 

ただ1人、そこにいるのは長い白髪を背中に流した、おそらく女性だ。おそらく、と付け加えたのはこちらに背を向けているからだ。

 

黒ずくめの集団を吹き飛ばしたさらなる強敵、その出現に、さらなる未知に、俺達は動きを止めていた。

 

「ライ、どうする?さすがに戦っても勝てないぞ?」

ライもエフィナも、いつの間にか詠唱を止めている。

すると、白髪の人物が振り返る。

 

「助けは不要だったか?兄妹達。」

男らしい話し方のその声は、どこか優しさを感じさせる明るい声だった。声の主の女性は人好きのする笑顔でこちらに問いた。

その質問にはライが答えた。

 

「いや、助けてくれてありがとうございます。カリナさん。」

あの白髪の女性はカリナさんと言うらしい、なんでライが知ってるいるんだ?

 

「ん?お前は、ライか!」

 

………え?2人って、知り合いだったのか?




更新頻度を上げようと思っていたら、やっぱり話が短くなってしまいます。
ライとの敬語はここらへんでやめさせる予定でした。

カリナは白髪ですが、ベルとは全くの無関係です、アルフィアも、メーテリアも。

どこかで1話らへんから大幅に修整を加えたいですね、いつか。
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