未来改変〜本編開始前から始めるダンまち生活〜 作:と、くめい超かぐや姫ロスにより執筆不可中
前章
【今日の朝】
「今日は武器の整備があるから一緒に行けないや、ごめんね」
「いえ、全然大丈夫です」
2週間に1回ほどライは武器、そして防具を整備しに行く、その日は一人でダンジョン探索に行っている、別に今日が初めてなわけじゃない。
ソロでダンジョンに潜るのは少し怖いところがあるが、しっかり周りに気をつけていればよほどの
(今日はどこまで潜ろうかな)
ダンジョン1層を歩きながらそんな事を考える、最近ステータスの更新をもう一回している。
ステイタスはほとんどがH、つまり1段階上がっている。そのことに慢心するわけじゃないが今日は6層あたりまで潜ってみようと思う。
【ダンジョン6層にて】
(やっとついた)
一人で新米冒険者がソロで6層に来るのには常に周りを警戒しなければならない。それに加えてモンスターと交戦もするのだ。疲れるのは当たり前と言っていい。
(どこかでルームを見つけて
しばらく歩いているとルームを見つけた、ここにするか、と決めて腰をかける、無論、警戒は緩めていない。
15分くらいはここにいよう、そう決めて少し警戒を緩めようとする、が、誰かの話し声がする。警戒を強める、誰かがルームに入ってきた、一つのパーティーだ、
(ん?あの顔、最近どこかで見たことあるような……)
なんて思い、回想する。
(うーん、あと少しで思い出せそうなんだけど)
なんて考えていると、思い出すより先に向こうがこちらに気づいたようだ。
「あー!
そう言われやっと気づく
「あー!この前ライに助けられてた人たち!」
片方は座りながら、もう片方は立ちながら、互いに驚いた顔で指を差し合う、その様子がどうもおかしくてひとしきり笑ったあとに話し始める。
「今日は
そう質問してきたのは4人組のリーダーと思わしき人物、外見はヒューマンの男、武器は片手剣を持っている、髪型は短く刈った茶髪、年齢は二十歳半ばくらいだろうか、
「ああ、ライは今日武器の整備で探索はお休みだ」
「ってことは、お前さん一人か?それは危なくねぇか?今日だけ俺たちのパーティーに入るか?」
「いや、遠慮しておくよ、別にこれが初めてじゃないからな」
「そうか、じゃあ言い方を変えるぜ、今ちょうど前衛がもう1人欲しかったんだ、一緒に来てくれないか?」
「なるほどな、そういうことなら」
そう言って手を差し出す。向こうも俺の手を取る
「よろしく」
そう挨拶する
「こちらこそよろしく」
「まずは自己紹介だな、まず俺がガルム・エイスだ、よろしくな」
「リア・ルミエル。魔法使いよ、」
リアというのは魔法使いの名前らしい、髪型は薄い金髪のロングで、そしてエルフだ、エルフなだけあってか立派な
「ミリル・フォート。
こちらはヒューマンの女性、黒髪を低い位置で結んでいる。こちらもリア同様
「ドリク・バウル。弓使いだ、よろしく」
そう言って男を指差す、前見た時は気づかなかったがこの人は
全員がこちらを見ている、なんだ?と思ったが俺は自己紹介をしていない。それに気づき、急いで
「俺はアシュトン・リョウ、前衛だ、よろしく」
「リョウだな、覚えたぜ」
「今日は何層あたりまで行くつもりなんだ?俺はここを探索するつもりだったんだが。」
「ちょうどよかった、俺等も今日はここで探索するつもりだ。」
行こうぜ、と、ガルムが声をかけパーティーが陣形を組む。
一番前をガルム、その右斜め後ろを俺、ガルムの後ろをリア、リアの後ろにミリル一番後ろにドリクという
【エンカウント】
「モンスターだ!構えろ!」
ガルムの号令で全員が戦闘態勢に移行する。
モンスターはゴブリンとコボルトがそれぞれ4体、ウォーシャドウが2体だ。
まず一番危険なウォーシャドウを俺とガルムが抑える、ほかのモンスターはドリクが弓で射抜いている。
【風よ、我が呼び声に応えよ──】
リアが詠唱を始める。
【癒しの光よ──】
ミリルも詠唱を始める。
ウォーシャドウから鋭い爪の切り裂く攻撃が繰り出される、それの攻撃を剣で弾き続ける。
(速い!そして重い!これまでのモンスターとはわけが違うな!)
敵の体勢が崩れた、そこを足の裏で押し出すように蹴り飛ばす。
【失われし力を取り戻せ】
『ルーメン・ヒール』
ミリルの魔法、体が薄白い光に包まれ、疲労感と軽い傷が治る。
(追撃はしなくていい、リアの魔法で仕留めてくれる!)
右、上、突き、様々な場所に繰り出される攻撃を受け止め、弾く。
【疾く、鋭く、敵を貫け!】
「撃つわ!」
その声に俺とガルムが通路の左右に走り出す。
『ヴェント・スピア!』
風の渦に絡め取られ、身体は捻じ切られるようにして貫かれた。
「なかなかやるのね、
「どうも」
「あんまり気を悪くしないでくれよ。訳すと、『初めてのパーティーなのに連携できるなんてすごいじゃない!』だぜ」
ガルム少し芝居がかった様子でリアの真似をする。
「そんなこと言ってないし、そんな意味じゃないでしょうが!」
「痛ってぇ!」
「ふふっ」「相変わらず仲の良いこった」
ミリルとドリクも笑っている。つられて俺も笑ってしまった。
「ははははっ!」
そんな調子で数回エンカウントしながらも無事に切り抜けあと一回戦闘したら帰ろうかと話していたところ、ドリクが『何か』を見た。
「ガルム!奴らだ!こっちに向かっている!どうする!逃げるか!?」
ガルムがすぐに視線をドリクが見ている方に向ける、
「またか!?逃げ、いや、前回とは状況が違う、リョウもいるし、数は前回より少なそうだ。迎え撃つぞ!戦闘準備!」
なんの話かさっぱりわからないが戦闘態勢にはいる、
「ここまで来られる前に1発撃つわ!」
【風よ、我が呼び声に応えよ──】
「リョウ!ガルム!リアを守れ!」
ドリクの指示に従う。
モンスターが見えてきた、数はゴブリン8、コボルト10ウォーシャドウ4、そして、人!?2人組がこちらに向かってくる。
(すごい速度だ!って、剣を抜いた!?)
こちらに走ってきた冒険者が斬りかかってくる、守れ、とはモンスターから、という意味も込められていたが一番は冒険者から、という意味だったのだ。
迫りくる攻撃を急いで防ぐも吹き飛ばされる。
「がぁぁぁっ!」
すぐに立ち上がる、斬りかかってきた冒険者達は「じゃあな!」と言って通り過ぎてしまった。
ガルムはこうなることがわかっていたのか攻撃を無事に防ぎリアの前に立っている。
【疾く、鋭く、敵を貫け!】
『ヴェント・スピア!』
モンスターが十数匹灰に変わる。
撃ちもらしたゴブリンとコボルトを俺とガルム、そしてドリクで倒す。
(助かった?)
そう思い、床に座り込むと体が薄白い光に包まれた。疲労感が少し楽になるとドリクが衝撃の事実を告げる。
「クソッ!これで3回目だぞ!!一体どうなっている!!」
そう聞こえた途端、腹部が急に熱くなり意識が暗転した。
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