未来改変〜本編開始前から始めるダンまち生活〜 作:と、くめい超かぐや姫ロスにより執筆不可中
(今日来るとは思っていないけど、できるなら今日来てほしいな)
1回目の襲撃はいつかわからないが、2回目から3回目の襲撃の間の期間は2週間ほど、次の襲撃までこのパーティーでダンジョンに潜ることになる。
もちろんこのパーティーは一緒にいて楽しいし、何より戦闘の役割がはっきりしていて探索が楽だ。だが、そもそも俺とガルムは違うファミリア、主神同士も知り合いではないだろう。
何より、このパーティーではライが
付き添ってくれているライのためにも早々に事件の解決を目指したい。
だがそんな俺の思惑など知らんと言わんばかりに時は流れ、そろそろ引き上げる時間となってしまった。
「今日はもう帰りましょうか?アニキ」
後ろに立つライに視線を向けて提案する。
「うーん、じゃあ、あと一回エンカウントしたら帰ろうか」
「わかりました、おし!じゃあ、あと少し気張っていこうぜ!」
片手を挙げてそうパーティーに喝を入れる。それに続き俺含むパーティーメンバーが同じように片手を上げ「おおー!」
と声を上げた。
(全然エンカウントしないな)
かれこれ30分ほど歩いているがモンスター一匹すら見つからない。ほかのメンバーも少し異変を感じているようだ。
まるで今から『何か』が起こると告げる、嵐の前の静けさが。
そう考えていると、地面が揺れた。
「やっと出番?」
ライが笑みを浮かべながら片手剣に手を添える。
「来ました!」
音がするのは前方、そしてその奥に見えるのは無数の怪物の影とそれを先導する人の姿。
「あのサポーターと
片方の男が叫ぶその手にはもうすでに剣が握られている。
「全員下がって」
指示通りに全員がライの後ろに付く。
すると、詠う声が聞こえてきた。
【この身に宿りし緑の炎】 【我が身を焦がすは翠焔の業火】
【その姿は剣となり】 【敵を穿ち、燃やし、灰と化せ】
『ヴェルデ・フランマ』
小声で呟くように紡ぐ
男たちを目前に、ライの上に突如として剣の形をした緑の炎が出現した。そしてライはフードを取った。
それを見た男たちは動きを止めた。顔は驚愕に染まっている。
震えた男の唇から声が漏れた。
「す、
動きを止めた男たちにライは男の腰辺りに右蹴りを繰り出す。それに見事クリーンヒットした男は壁に飛んでいった。
もう一人の男にはその勢いを利用して脇腹に左回し蹴りを叩き込んだ。こちらの男も壁に激突。
そして、こちらに向かう無数のモンスター。数は数え切れない。だがこの通路は横幅5
ライが腕を振り下ろす。頭上に浮く緑の炎で出来た剣の半分ほどがモンスターに向かって飛来する。
それにより、轟音とともに、緑の火柱が上がりモンスターは灰に、だが、攻撃に当たらなかったモンスターがこちらに向かってくる。再び腕を振り下ろす。緑の炎で出来た剣は2本を残してモンスターに飛来、そして、殲滅した。
ライはレベル2、上層のモンスターなど魔法1つで殲滅できるのだ。
通路の横で身を縮めている男二人にライは歩き出し男たちを見たあと頭上に浮く剣に目を向けた。
「や、やめろ、いや、やめてください…」
震える声で男は懇願する。
「も、もうしません、だから!」
もう一人の男もそう醜く懇願する。だが、ライはそんな頼み聞くわけがないと、言わんばかりに腕を振り下ろす。
全員が、ライ以外の全員が、目をつぶった。
何も起きない、体を揺らす振動も耳に響く轟音も。
目をゆっくりと開くと、無様に失禁して泡を吹いた男二人と、こちらに微笑む深い緑の髪の少年がそこにはいた。
バックから縄を取り出し、腕を後ろに持っていき縛る。足も同じように縛る。そして身体に縄を巻きつける。
「持ちます、アニキ」
ガルムが素早く名乗り出る。そして2つの縄を持った。
「行こうか」
バックを背負ったライがこちらを向く。
その言葉で俺たちは歩き出した。
【ギルドにて】
防音室の中にいるのは1
罪人たちは最低限の衣服に着替えさせた。
ロキが口を開いた
「自分らがリョウをぶっ刺したっちゅう奴か?」
「は、はいそうです」
「どうしてそんな事をした?君たちとリョウは面識はないはずだけど?」
フィンが問う
「そ、それは…」
「正直に言ったほうがええ、ウチに嘘はつけん」
「ほ、本当は、そいつを狙うつもりじゃなかったんです。そいつが、そのパーティーと一緒にいて、そいつが前にいたから、通るためにやりました。」
「嘘をつくな、ライからすでに聞いている、今日、
リヴェリアが告げる。
「
ロキがミリルに視線を向け、問う。
「いえ、面識なんてありません」
ミリルが当然、とばかりに答える。
すると、突然男が立ち上がり怒鳴った。
「嘘をつくな!酒場で、話したことがあるだろう!」
「いや、この子は嘘をついとらん」
ロキがすぐに反論する。
「詳しく話を聞かせてもらおうか」
というフィンの言葉にうろたえるも、男は話し始めた。
「酒場で酒を飲んでたんです、そしたらこの女がいて、いい体してたから、俺たちと遊ばないかって言ったんです。そしたらこの女がゴミを見るような目で見てきて、その後に貴方なんかと誰が遊ぶんですか、とか言ってきやがった」
最後は敬語すら忘れて怒りに打ち震えている様子だった。
そこにリヴェリアが追い打ちをかける。
「同感だな、こんなゴミクズと遊ぶなど、死んでも断らせてもらう」
「まさか、たったそれだけで俺たちにあそこまで執着したのか?」
信じられないとばかりにガルムが告げる。
「ああ、そうだ、その男が刺されたのも、お前たちのパーティーが
男は責任を転嫁させる。
「そんなわけないだろう、行動を起こしたのは君たち、すべて君たちの責任だ。こんな子供と話している暇はないんだ、僕たちが要求するのは賠償金、100万ヴァリスだ、応じないならばロキ・ファミリア総出で君たちのファミリアを潰す。
リョウ、ガルム達、謝罪はいるか?」
「いえ、謝罪されたからといって受け入れる気も許す気もありません。」
「俺もリョウに同じです」
「そうか、それで、君たちはどうするんだ?賠償金を渡すか、ファミリアを潰されるか」
先程から顔面蒼白な男たちにどちらを選んでも地獄の悪魔の選択を迫る。
「賠償に、応じます…」
と声を絞り出すように、力なく答えた。
【自室にて】
「まさかあんなに下らない理由だとは思いませんでした。」
「僕もだよ、まあ、まともな理由があるはずないんだけどねそれで、賠償金の半分もらえるって話だったけどなにに使うの?」
首を傾げながら聞かれた。
「40万ヴァリスはリヴェリア様に渡そうかと思ってます。助けてくれたのはリヴェリア様なので。」
「そうだね、それがいいよ、あ、そろそろ時間だ」
「俺とライには先に話しでおくべき事って何でしょう?」
ライに聞いてみる。
「さぁ?行ってみれば分かるよ」
そう言って2人でロキの神室へと向かった。
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