Q.最も優れた魔法とはなにか。   作:高田鷹VT

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各話で出た専門用語(造語)はあとがきにマキナの研究資料と称して書いておこうと思う。


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「マキナ=エンジィ……死に晒せぇ!黒蛇の煙 導の流星 彼岸へ渡るは骸の姿! 魔唱の56 『燐彗(りんすい)』!」

 

ジジイの遺産相続ゲームの詳細説明の会場になっている大広間に通された瞬間に、魔唱系戦術級魔術(魔唱の56『燐彗』)を屋内で発動するどうしようもない馬鹿に絡まれてしまった。

 

「次元術理 『(もう)』」

 

一先ずこの場のどこかに着弾させた時点で巻き込まれで俺までお縄につかされそうなので、馬鹿の撃ってきた高圧縮された炎弾(燐彗)を自分のローブに刻まれた法陣魔術(術理)を起動させる。

俺の眼前の空間は裂き、その中に炎弾を吸い込ませて消滅させたが完全詠唱だったわりに俺の術理への影響が低いな……?

詠唱が必要な魔唱はその隙のデカさの代わりに出力が高いはずだから、術理側が出力負けすることもあるはずだが、この馬鹿の練度不足か。

術理は安定性と制御の易さ、前準備さえしておけば発動も早いが、魔唱の爆発力には勝てんのが通例なんだが。

まあ、いいか。この馬鹿を動けなくしておこう。

 

「魔唱の2 『(せん)』」

 

「ッチィ!小賢しい真似をしやがって!」

 

外魔力(マナ)と俺の内魔力(オド)を混ぜる事で馬鹿からの干渉をしずらくした後、馬鹿の内魔力(オド)出力箇所をいくつか混ぜた魔力で栓をする。

こうすると上手く自身の内魔力で栓を解除しないと、魔法が暴発し、自傷となるわけだな。

実戦で使う魔唱はやっぱり詠唱破棄で撃つくらいできないと個人の魔法戦では使い道が限定される、小手先の類だけど必要か。

 

「お前うるせぇよ。もうすぐ国王が来るんだ大人しくしてろ3流馬鹿」

 

栓を解除しようと内魔力(オド)の操作に集中しだす馬鹿に近づき、シンプルに顎を殴打。

実戦で魔法が使えなくなったら手を出す。はジジイの弟子なら誰しも最初に教わってるはずだが、こいつホントに俺の兄弟弟子か?ここにいるってコトはそうなんだろうけども。

頭蓋を揺らされたこの馬鹿は地面に倒れたので椅子代わりにしつつ、近衛騎士達が何事かと騒いでこちらに来てるのを手で制する。

 

「ようクソボケバカ野郎。なんでいきなり魔唱撃ってきたやがった。つか誰だよお前」

 

「あぁ!?忘れたとは言わせねぇぞ!7年前にテメェにコケにされたせいでこちとら符術閥から除名されてんだよ!」

 

「……うん?誰か知らんが悪かったな?もっと研鑽した方がいいぞ」

 

「忘れてんじゃねぇか!アーガスタ=竹村だよボケ!つか言われなくても毎日研鑽しとるわカスが!」

 

「ボケだのカスだのうるせぇんだよボウフラ。

屋内で、それも他に人がいてもうすぐ国王が来るらしい王城で、戦術級魔術撃ったお前はなんだダボハゼ野郎。

テロリストってことにしてやってもいいんだぞ?テメェの故郷で一族郎党晒し首にでもなるんじゃねぇか?なんせここ王城だしな」

 

「……この場では見逃してやるクソカスが」

 

「見逃してやってんのは俺だ。実力差もわからねぇ、魔法が使えなくなったら棒立ち。そんなお前に実戦は早いよ。大好きなお勉強でもしてろよ落ちこぼれ」

 

怒りと悔しさで食いしばっていたが、少なくともこの場での戦意が折れたのを確認してクソ馬鹿、もといアーガスタの上から退く。

話が済んだのを察した騎士が、アーガスタにガチめの説教をしながら怪我がないかを見ていた。

ざまあみろと内心笑ってれば、別の騎士に肩をたたかれる。

 

「上手いこと場を収めてくれて感謝するぞマキナ殿。彼は知り合いかい?」

 

「昔1回会ったことがあるらしいんですが、覚えては無いですよ。

話を聞くに過去に俺が符術閥の術理の見取りをしに行った時に、キャリアが1度折れた腹いせと言ったとこでしょうね。

ジジイのリストにもあったんじゃないですか?優秀な弟子の1人だが攻撃性が高い、心が弱い、権威主義みたいな但し書きが」

 

「確かにあったね。キリエスト卿の慧眼は老いてなお健在だったわけだ」

 

「隣国との堺辺りまで迎えが来る位には良く見えてるらしいですよ。ああ、そうだ。一個分かったら教えて欲しいんですが」

 

「なにかな」

 

「ジジイの最新の弟子ってどれですか?面白いやつとだけ聞いてるんですが」

 

「あの!」

 

騎士と話していれば、後ろからローブの裾をグイと引かれながら声がかかった。

小さい犬が吠えてくるような、そんな小動物チックな雰囲気の少女だった。

橙色のボブカット、焦茶の右眼と眼帯の左眼、ローブは太腿までの動きやすさ重視で手袋は耐魔性で腰に差す杖は硬質かつ鋭利で鍔が付いているエストックや、レイピアに近い形状だし、しっかり手入れはしてあるんだろうが──生体、おそらく魔獣の──血がしみ込んでいる痕がある。おそらくフィールドワークにも出てるんだろう。

総括して、雰囲気とは裏腹に『実践的な魔法使い』そのお手本の様な装備の魔女だった。顔立ちも残念なことに悪くないし権威主義の連中から舐められることも多いだろう。この子もまたジジイの弟子か?外見年齢的には妹弟子にあたるんだろうが。

 

「なんか用か?」

 

「さっきの魔法戦すごかったです!術理と魔唱の両方を修めてるんですか?」

 

「語弊を恐れないで言えばそうともいえるな。で、誰だよ君」

 

「わわ!申し遅れました!私キリエスト=ルーラ・パンドラ師匠から薫陶を賜りました!最新の弟子『黎明(れいめい)』のアステラ=パンドラです!」

 

「そうか、君が最新か。ジジイから面白いとだけは聞いている。なら俺も名乗ろうか、魔導卿キリエスト=ルーラ・パンドラから薫陶を受けた、『万華(ばんか)』のマキナ=エンジだ。」

 

こちらから手を差し出せば、アステラはブンブンと腕がもげる勢いで握り返してくる。

見た目と仕草は小動物を彷彿とさせるが、あの魔導卿(クソジジイ)が面白いと称して俺とどちらが優れてるかを比べるという位だ。

さぞや良いモノ()を持っているんだろう。

 

「ところで!魔唱と術理は全く別の閥ですが、どうやって2つ修めたんですか?私もちょっと師匠から色んな魔に触れろと言われてるんですが、中々閥の壁が乗り越えられなくて……」

 

「ふぅん?俺が教えてやってもいいけど、アステラのキャリアを考えれば俺から教わるのはやめた方がいいだろうしな、ちなみに学びたい閥はどれだ」

 

「はい!普段は術理閥に居るんですが、魔唱閥と奇蹟閥、符術閥に魔具宗と傀儡閥に興味があります!」

 

詠唱型魔術(魔唱閥)神性型魔術(奇蹟閥)刻印型魔術(符術閥)道具型魔術(魔具宗)感応型魔術(傀儡閥)、本人が法陣型魔術(術理閥)に所属していることを鑑みて、凡そ総てのジャンルのトップ層の閥に興味があると。

奇蹟閥だけは俺は出禁食らってるから無理だとして、他の閥ならやりようがあるか。

他の閥に出入りしようってやつは珍しいし、ジジイのお気に入りなら馬鹿じゃねえだろうし、妹弟子な訳だし助けてやろう。

アステラが新しい魔を拓いてくれれば、儲けもんだしある意味投資だな。

 

「奇蹟閥以外なら紹介状を書いてやろうか?全員感覚的な教えしかしてくれねぇと思うから、アステラがどれだけ飲み込めるか次第だろうけどな」

 

「ええ!紹介状なんて書けるんですか!?でも基本的に閥内の一級以上の資格がないと認められないんじゃ……?」

 

「今アステラが言った閥なら奇蹟閥以外全部一級に類する立ち位置は持ってる。全部末席だけどな」

 

「おお!そんなに凄い人だったんですね!ぜひお願いします!これで私の『理論』が完成に近づきますよ!」

 

フンスフンスと鼻息を荒くしながら目を輝かせてズイと顔を近づけてくる、そんなアステラの頭を上から押し退けながら感心した。

アステラは『理論』といった、つまりそこらの感覚派の馬鹿どもと違う。世の中の馬鹿には分からんかもしれんが、魔導卿が面白いといった奴の『魔の理論』実に見たい。

一番に俺が見て、一番に俺がモノにして、一番に俺が改良したい。天才にまた一人、凡人()が追い付き追い越したい。

 

「じゃあ、その理論が完成したら、俺に一番に見せてくれるか?それだけが唯一の条件だ」

 

きっと俺は悪い顔をしてるんだろうが、アステラはそんなことも気にせず頷いた。

そんな契約が締結されれば、大広間の奥の扉が開く。騎士たちが先んじて道を開き、場を静かにさせる。

最後尾に移動式玉座で担がれながら入ってくるのは今代の国王様だった。

 

「余こそが今代の国王ヴァイク4世じゃ。

魔導卿のキリエストが死んでなお余に全てを差し出さんので、お前たちには『年に一度開かれる魔導血戦を三連覇し、魔導卿になってもらう』

成れんかったらお前らの研究予算とかもろもろやっとる『魔導省は解体じゃ』使えんものにいつまでも予算は出せんからのぅ。

余に逆らうやつは国賊!一族郎党処刑するからそのつもりでの。ホッホッホ!」

 

この国王(デブ)殺してやろうかな。 この場に集められた魔法使いの9割以上はそう思ったんじゃなかろうか。

魔導血戦は年に一度、魔導卿はそれを三連覇しないといけない。そして前年度と前々年度の優勝者は隣国の精霊教会にいる聖人魔導師。

そして魔導血戦に出れるのはここ100年は国から一人だけ。

つまり、この場に集められたおおよそ300人の中から一人の最強を決めた後、魔導血戦のためにそいつ一人を全力支援。それが最適解ということになるわけだが、魔法使いなんて云うのはどいつもこいつもプライドが高く、どうしようもなく傲慢で、救えないほどに我儘なので他人の全力支援(そんなこと)なんて出来るはずもない。

そういう無茶難題を、この贅肉を携えて自身で歩くことすらしなくなった怠惰の化身ことバルト=レジスター・ドラゴニア・ヴァイク4世国王様はおっしゃっているわけだ。

しかもムダ金が出せないというのは建前で、本音はその金で私腹を肥やしたいとかそんなところだろう。

 

『魔』に限らず人類のあらゆる技術は積み重ねだ。それを理解せず自分の快楽に金をつぎ込みたいがために積み重ねの中枢たる魔導省の解体とは。

国王様は自国の軍事力が魔導卿が率いた魔法使いたちありきだ、ということもすっかり忘れてしまっているらしい。

それも、魔導卿の遺したモノ全てにまるで所有権があったはずだみたいな言いぐさだ。ジジイの事は好きじゃねえが、少なくとも何もわからん凡愚(国王)にここまで舐めた口利かれる筋合いはねえな。この場で暗殺でもしてやろうか。

 

それにこの国で魔導血戦にエントリー出来るのは、この場にいる魔導卿の弟子たち以外にもいるというのも問題だ。

つまりこれから先ここにいる俺達が、これまで通り『魔』の研鑽を積むためにとれる手段は大きく3つ。

 

①最強になって国内も含む魔法使い全員ぶっ倒して3連覇。

②最低限意思疎通が図れる閥のメンバーで結託してチームで個人を優勝させる。

③このイカレた馬鹿国王様を先代と再会していただけるよう取り計らう。

 

特に③が俺の中では実行難易度が低そうだな。うん、今なら騎士も少ないっちゃ少ないし。

 

魔法使いが多すぎて今なら俺が殺したってバレねぇだろうしな。うん、やるか。

ローブに刻んである術理の一つを起動する。音がなく、痕跡が残らず、発動までのラグが少なく、殺傷性が高いものになるなら『衆氣(しゅうき)』だな。

棒立ちのまま、体一つ動かさずにただ静かに馬鹿を殺す。国王の口腔空間を対象に外魔力(マナ)内魔力(オド)を侵食する性質に変容させる。

魔法使いなら自身の多量の内魔力(オド)でレジストされたり純粋な耐魔で効かないだろうが、あのデブはそこまでの腕はないだろう。

 

「マキナさん!」

 

弾けるような声でアステラがローブの裾を引っ張ってくる。法陣が捕まれたことで術理が歪み、国家転覆は不発に終わった。

コイツのいいことを聞いたとばかりの顔を見るに、俺の邪魔する意図はなかったんだろうが……。

 

「……なんだよ護国のアステラ様」

 

「護国?私は黎明ですけど……?いや、そうじゃなくて!私、魔導卿になりたいです!」

 

「ああそう?それはたぶん皆そうだと思うけど、それはなに、君が魔導卿になるのに協力しろってことか?」

 

「マキナさんには閥への紹介状は書いていただきたいですけど、私、この場の全員ぶっ倒して魔導卿になりたいです!」

 

「へぇ?」

 

「だから魔導血戦に出る前の国内戦で、マキナさんにも正々堂々勝ちますよっていう挑戦状?宣戦布告?みたいな感じです!」

 

よく通る声なのも相まって、この場の全員の目を引く。 そんな外野なんて眼中にないようで、興奮したように声がどんどんデカくなる。

 

「だってキリエスト師匠はいつも言ってました!

魔導卿(最強)になってからずっと気分がいいが、惜しむらくは遊び相手が居ないことだって!」

 

確かに、ジジイはいつだって退屈そうにしてた。俺達弟子は最初はその背を掴むことを夢見てる奴も多かった。

 

「キリエスト師匠は死んじゃいましたけど、私たちが弟子が全員死んでしまったときに誰も魔導卿になってなかったら、あの世で師匠に合わせる顔もないです!」

 

確かに、ジジイが居ない時代で取っても意味はないが、ジジイが居ない時代にすら取れないのは言い訳のしようがない。

 

「私たちは魔導省がどうだこうだとかも大事かもですけど、全力で楽しみながら苦しみぬいて魔導卿を目指すべきですよ!」

 

確かに、ジジイはいつだって言っていた。最強への近道は苦悩と快楽のブレンドを維持することだと。

 

「私は自分の『理論()』は魔導卿(最強)に至る自信があります!マキナさんだってそうでしょう?」

 

純粋だ、眩しいほどに。

最年少(最新)の弟子がこう言ってるのに、ここで狡いこと(政治)だとかちゃぶ台返し(国王暗殺)をするのは、流石に魔導卿(最強)の弟子として恥ずかしすぎるし、アステラのせいで少なくともここにいる全員は魔法使いに似合わない正々堂々というフィールドに上げられてしまった。

 

まぁ実際魔法使いなら誰しもが思っていることなのだ。

感覚派の連中も俺みたいな理論派も、己の『魔』は世界最強に届き得るはずだと。

あの魔導卿(クソジジイ)に弟子入りした奴なんて多かれ少なかれ戦闘狂の気があるし、どの道最後には小細工なしのガチンコ魔法戦になるのだから遅いか早いかの差だわな。

 

「ハハ!いいなアステラ、俺が悪かったよ。

あのデブ、じゃなかった、国王様をどうにかしたり、閥で結束したり、政治で蹴落としたりなんてして魔導卿に至る。

そう考えてる時点で雑魚だし自分の『魔』に自信がない証拠だな。

俺もいろんなヤツとやり合いたい。いろんな『魔』を吸収して、俺の『理論』はおまえたち天才どもから新たな華を咲かせよう。

 

次の魔導卿(最強)になるのは俺だ。そのためにお前が強くなれるように閥の紹介だってしてやるよ」

 

「よかったです!たくさん呪って、たくさん戦って、たくさん学び合いましょう!」

 

「ホッホッホ!その小娘は良いことを言うものじゃ。貴様が魔導卿になったら余の伽を」

 

「魔唱の7『(ゆう)』」

 

いい雰囲気になったのに台無しにしようとした国王(デブ)の口を不可視の力場を下から発生させて無理やり閉ざす。

辺りの騎士が慌てたように国王に駆け寄り、魔の発動元を辿ろうと慌てているが変に犯人探しが始まる前に場を締めとくか。

 

柏手を一つ、場の全員の注目を集めて、静かにさせる。

 

「さて!俺たちの中で最年少がこうも啖呵を切ってくれた。

俺たちがそれに乗らんわけにもいくまいし、一先ず半年後の魔導血戦目指して各自研鑽を積んどけよ。

あと、魔唱閥、巫術閥、魔具宗に傀儡閥の連中はこの後時間あったら俺のところに来てくれ。

『万華』から各閥の長に渡してほしいもんがある。以上、解散!」

 




マキナ=エンジの研究手記

世の中の『魔』にはいくつかジャンルがあるが大きく6ジャンルある。
要は結果を起こすための過程の違いだ。

・法陣型魔術
術理閥の連中が主に使う。いわゆる魔法陣とかを書いたりして魔法を使う。
事前に書いとけば発動も早いし、制御がしやすく、精度が高くて基礎レベルであれば習得難易度は低いが、上位の術理は法陣が複雑で書くのも発動するのも難易度が高い。
基本の基なので人数が最も多い。


・詠唱型魔術
魔唱閥の連中が主に使う。
基本的に長ったらしい詠唱の後に魔法が発動するので、詠唱の長さと魔法の効果の高さや出力の高さは比例する。
詠唱破棄も熟練になれば可能だが、効果が弱まる等出力が安定しなくなったり、代わりに使う魔力が増えたりと一長一短。

・神性型魔術
奇蹟閥の連中だけが使うことを許されてる魔法。
主に神や、精霊、殉教した聖人に祈りをもって力を借り受ける魔法。
性質として回復や現実干渉、身体変化など、いわゆる『在り得ない』を起こすことが出来るが、規模や出力、魔法効果のの方向性など全てが祈り先に依存するため、ムラと無駄が一番デカい。だが、稀に災害や戦争すらはねのける出力を出せるのでイカレている。
一番計算に組み込みにくいので理論派の敵ともいえる。

・刻印型魔術
符術閥の連中が使うことが多い魔法。
紙や武器、防具や道具にあらかじめ発動できる魔法を決めて埋め込む魔法。
罠に使われたり、魔法の発動の速さであれば最速だが、その性質上、あまり大規模な魔法は組み込めない。
有名どころでは呪符やルーンがある。
便利だが、単体では強力な運用ができないのが欠点


・道具型魔術
魔具宗の連中がよく使う。というより魔具宗しか使ってない魔法。
いわゆるマジックアイテムの作成で、魔法を任意のタイミングで使う符術とは違い、常時魔法が発動している道具を作る魔法。
アイテムポーチや消えぬ松明、王都の無限に水の湧く噴水などが代表例。

・感応型魔術
傀儡閥の連中がよく使う魔法。
声でかける催眠、マーキングしたモノの遠隔操作や、記憶の読み取りや他人の魔法への介入など、多岐にわたるが、神髄は自身のオドとマナ、あるいは対象のオドの同調により対象に影響を及ぼすこと。
こいつらは研究気質と言えば聞こえがいいが、変態も多いので注意。
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