ダグバになっちゃった。   作:アゴン

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今回、余り話の進展無いかも。

そんな訳で初投稿です。


Episode03

 

 

 

 月の光に照らされるその姿は、まるで洗練された彫像の様。白い肌、金の装飾、その体の節々からは言葉では言い表せない程の冷たさがあった。

 

「────ダグバ」

 

 誰かが言った。後ろの三人か、それとも女戦闘員か、はたまた自分自身か。

 

 東島丹三郎は仮面ライダーに憧れている。その仮面ライダーに対する情熱()は周囲の人間、怪人にさえも仮面ライダーと誤認させてしまう程。

 

 仮面ライダーに対する気持ち()なら誰にも負けない自信がある。だが………そんな東島をして目の前の存在はあまりにも現実離れしていた。

 

「どうした、さっさと立て。それとももう終わりか? 流石にそれは笑えんぞ(・・・・)

 

 自分達を圧倒していた蜘蛛怪人────ショッカーの怪人が、ヨロヨロと脇腹を抑えて立ち上がる。

 

 抑えた所から血が流れている。恐ろしい蜘蛛の形をした口からも血が滴り落ち、先程までの恐ろしい怪人が、まるで脅えた子供の様に震えている。

 

 だが、それを指摘し、嘲笑う者はこの場にはいなかった。笑える訳がなかった。

 

 何故なら、彼等もまた思い知っているからだ。怪人と対峙する怪人────ダグバただ一体(一人)に。

 

「な……」

 

「ん?」

 

「何なんだ、お前は?」

 

 蜘蛛怪人────否、蜘蛛男の口から溢れるのは戸惑いの一言。それは本心からの言葉、目の前の【白き闇】に対する純然な疑問の言葉だった。

 

「………まだ惚ける気か。その忠誠心は大したもんだ」

 

「…………」

 

 しかし、そんな蜘蛛怪人の命乞いにも似た台詞をダグバ(白銀白斗)は一蹴。相手は推定年単位で日本の表社会に浸透しつつある危険組織、ショッカー軍団の改造怪人。

 

 洗脳教育なんてお手の物だろうし、万が一に対しての対応策なんかもしているのだろう。

 

 例えば裏切ろうとしたり、ショッカーの秘密を外部に漏らそうとしたら、身体の内側に仕掛けられた爆弾が爆発するとか。

 

「お前達が何を目的として暗躍しているかは知らないが、お前達は必ず倒す。そして………」

 

 何がなんでも、俺の体を元に戻して貰う。

 

 其処まで言葉が出掛けた時。

 

「V3ィィィ回転ンンンンキィィィックッ!!!」

 

 ドンッと、背中に衝撃が伝わってくる。何だと思い振り向くと、ライダージャケットにスカーフを首に巻いた男性が、尻餅付いて凄い顔して此方を見上げていた。

 

 え、なにその顔? ショック受けてんの? 何に?

 

 後ろの方では尻餅お兄さんに「兄さん!」と叫んでいる人がいるから、この二人は兄弟なのだろう。いいな、俺一人っ子だから兄弟のいるご家庭はちょっぴり憧れる。

 

 と、いかん。ほんわかしている場合ではない。

 

「すみません、危ないんで下がってて貰えます?」

 

 一応目上の人っぽいから可能な限り丁寧な口調を務めるが………スカーフの人の顔はより凄い事になっていた。

 

 突然の乱入に張り詰めた空気が弛緩していく。ダグバ()の意識が戦闘員から逸れた事を隙と見えたのか、蜘蛛怪人は口を大きく開き、奥からキラリと光るものが見える。

 

「プッ!」

 

「───チッ」

 

「ッ!?」

 

 蜘蛛怪人の口から飛び出してきたソレを人差し指と中指の二本で挟むと、毒々しい針があった。

 

 毒針だ。それも物質を融解させる程の猛毒、道理で恐怖に震えながらも抵抗する意志がある訳だ。奴にとって、この猛毒の針は不意討ちの切り札だったのだろう。

 

 見るからに狼狽している蜘蛛怪人にダグバが近付く。

 

「お前達ショッカーの目的は何だ?」

 

「………………」

 

「答えない、か。やっぱ………世界征服辺りかな」

 

「「「「「ッ!?!?」」」」」

 

 何だろう、後ろの方から凄いざわつきが起きている気がする。

 

「お……」

 

「ん?」

 

「お前は、必ず殺す。殺さねばならない」

 

 口と脇腹から血を流し、恐怖を抱きながら、その三つの複眼には未だ闘争心が燃えている。

 

 怪人としての本能か、いずれにせよダグバ()の選択は一つしかない。

 

「殺すつもりだったんだ。なら、殺されても文句はないだろ?」

 

 初めて、ダグバ(白斗)は怪人に対して殺意を抱く。それが滲み出たのか、蜘蛛怪人の顔がより悪くなった気がする。

 

「クッ!」

 

 咄嗟に取り出した丸い物体、ここへ来て隠し球かとダグバが警戒し、僅かに動きを鈍らせてしまい、蜘蛛怪人は見事その隙を突いて見せた。

 

 丸い物体を地面に叩き付けた瞬間、吹き出てきたのは灰色の煙。

 

 毒ガスではない、それはたまたま蜘蛛怪人が手に入れていた視界を防ぐ為の代物。

 

 即ち、煙幕。

 

「怪人が煙幕だと!? チぃッ!」

 

 蜘蛛怪人の突然の行動に瞠目するのも束の間、煙の奥から無数の毒針が飛来してくるのを認識したダグバは、両腕での防御の姿勢に入る。

 

 しかし、飛来する毒針はダグバ向けて放たれたモノではなく、既に倒れているショッカー戦闘員に突き刺さる。

 

 瞬間、毒が体内を侵食し、泡となって消えていく戦闘員達。蜘蛛怪人の目的が証拠の隠滅だと察したダグバは、苛立ちと共に腕を横に凪払う。

 

「しゃらくさい!!」

 

 ゴウッ!! 腕を横に凪払うと、暴風となって煙幕を吹き飛ばす。視界が晴れるが、既に其処には蜘蛛怪人の姿はなかった。

 

 辺りを見渡しても蜘蛛怪人の姿はない。みすみす逃がした事実に、ダグバは握り締めた拳を悔しさで震わせる。

 

(クソッ! ダグバのスペックでゴリ押せると思ったらとんだヘマをしちまった!)

 

 自分のミスで怪人を逃した事に憤慨するダグバだが、状況はそれを許しはしない。

 

「ねぇ、アレなに? コスプレ?」

 

「クオリティ高ェー、これはバズるぞっ!」

 

 騒ぎを聞き付けた野次馬が次々と携帯を取り出している。このままでは不味い、テレビや映画で正体バレの厄介さを知るダグバは、振り返る事なくダッシュ。

 

「あ、ま、待ってくれ!!」

 

 後ろからオッサンの声が聞こえてきた気が、構わずダグバは走る。人外の脚力は瞬く間に人々の喧騒から離れ………。

 

 【白き闇】ダグバは、夜の帳へと消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ────翌日、自室にて。

 

「はぁぁぁ、昨日は惜しい事をしたなぁ。まさか怪人が煙幕を使うとか、流石に予想出来ないって」

 

 大学もバイトも終え、自宅へと戻ってきた白斗は昨夜の出来事を思い出し、改めて悔しさを顕にする。

 

「しかも、あの毒針で戦闘員を消して証拠を残さない徹底ぶり。あの様子だと本当にショッカーは人間社会に深々と根付いているんじゃないか?」

 

 口振りとは逆に、白斗は半ば確信している。ショッカーは常日頃から人間社会に溶け込み、この国を少しずつ、そして確実に支配しようとしている。

 

 携帯でネット検索を掛けても、昨夜の出来事は微塵も出てこない。精々変なコスプレをした五人と、矢鱈とクオリティの高い怪人が少し話題になっているだけ。

 

 と言うか、クオリティ高い怪人って俺の事か。結構大きめの記事に写真付きで掲載され、既にその界隈ではダグバのコスプレに関するレビューが出てきたりしている。

 

 と、そんな話はおいておいて。

 

「人間社会に溶け込んでいると仮定するなら、警察とかも駄目なのか? 原作(テレビ)ではクウガと警察が協力しあってグロンギに立ち向かうけど、俺の場合一人で相手しなくちゃ行けないのか……」

 

 社会を味方に付けるショッカーなんて聞いた事がない。事の重大さに頭が痛くなり始める白斗だが、時間は既に夜の時刻を指しており、そして更に悪いことに昨日の今日で白銀白斗は本日の夕飯の買い出しを忘れていた。

 

「────仕方ない、今日は外食にするか」

 

 立ち上がり、今日の晩飯を食べに外に向かう。ダグバになっても空腹を覚える自分に、ちょっぴり安堵する白斗だった。

 

 そして。

 

「あ、いた」

 

 とあるファミレスに向かうと、昨日のあの場にいたオッサンと遭遇。白銀白斗は逃走を試みるが……。

 

「少し、話を聞かせて貰えないだろうか」

 

 そのオッサンは無駄に素早く、肩を掴まれた白斗は頷く他なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「「狡いぞ!!」」

 

「はぁ?」

 

 白斗が連れてこられたファミレスで最初に浴びたのは、嫉妬と僻みに満ちた怒声だった。

 

「何でお前が怪人なんだ!? いつ改造した!? 何処で改造された!? 教えて下さいコンチクショウ!!」

 

「頼む! 教えてくれたら俺の秘蔵コレクションを………あ、もう売ったんだった」

 

 怒りたいのか縋りたいのか、情緒の激しい二人に圧倒される。他の三名は他人のフリに徹したいみたいだけど………同じテーブルに座っている時点で同類だからね?

 

「まぁまぁ兄さん、東島さんも、先ずはこの人の話を聞いてからにしましょうよ。それで、えっと………」

 

「白銀です。白銀白斗。○○大学の学生をしています」

 

 喚き散らすオッサン二人より遥かに話が通じそうなお兄さんに安堵する。この人がこの集まりのまとめ役かな?

 

「白銀君だね。僕は島村三葉、そして此方が……」

 

「ユカリスでーす。花のJKでーす。ミツバとは夫婦なんで、気軽に声掛けないで下さーい」

 

 お兄さんの隣に座るツインテールの女の子、ユカリスと名乗るその子はミツバさんの妻だと言う。

 

 うん、なんかもう既にお腹一杯だわ。注文すら取らずに客を満腹させるとは、不思議なファミレスもあったもんだ。

 

 なんて、アホな事を言ってる場合ではなく、取り敢えず此方も一つの質問を投げ掛ける。

 

「えっと、まず二つ程此方からも質問いいッスか? これ、なんていう集まりなんです? あとそちらの女性(ヒト)、バイト先の常連さんですよね?」

 

 今まで俯き、黙っていたスーツ姿の女性に質問を投げ掛ける。そう、この人は俺のバイト先である【喫茶ポレポレ】に良くやって来てはカレーやナポリタンを頼んでいく常連さんなのだ。

 

 眼鏡を掛け、とても知的な人が何故この集いに参加しているのか。不思議に思った俺が質問すると……。

 

「え、俺達はショッカーと戦う仮面ライダーだが?」

 

 なんかライダージャケットの尻餅兄さんが唐突に話に割って入ってきた。

 

 ショッカーと戦う仮面ライダー?

 

 確かにショッカーと戦うのは仮面ライダーだが……いや待て、何を納得しそうになってるんだ俺。

 

「えっと………これ、笑う所?」

 

「ん? どこか笑える所………あったか?」

 

「いや、最近のお笑いとか良く分からん」

 

「マジか」

 

 いやマジだ。この人、少なくとも尻餅兄さんと仮面ライダーのオッサン───東島さんだっけ?───は、本気でショッカーと戦おうとしている。

 

 いい歳したオッサンが、仮面ライダーとして戦おうとしている。

 

 何だろう、色々とツッコミたい所は多々あるのに、何故かスゲェと感じる俺がいる。

 

 それは、俺がダグバ(怪人)だからか?

 

「いや、普通にこの人に任せたら良いじゃない。怪人になったこの人メチャクチャ強いし、任せたら良いじゃん。何でワザワザ危ない橋を渡ろうとしてんの?」

 

「「「「えッ!?」」」」

 

 ユカリスさんの一言に場の空気が固まる。てか、スーツのお姉さんもそっち側なんかい。

 

「ミツバも昨日見たでしょ? この人、凄い強いじゃん。蜘蛛男を一方的に殴り飛ばしちゃってさ。私達の出る幕じゃないって」

 

「えぇ……」

 

 堂々と他人に面倒ごとを押し付けようとしている辺り、この娘も相当強かだ。いや、花の女子高生………それもその若さで結婚という選択を取る程好きな男性(ヒト)がいるのだ。夫を危険な目に遭わせたくないと思えば、彼女の言い分も至極全うな事だろう。

 

 元々、俺一人でショッカーとはやり合うつもりではあった。見た感じ彼等は一般市民、今のうち引き返せるのなら、そうした方が良いのだろう。

 

 けれど、俺やユカリスさんの思惑と他の四人は違うようで……。

 

「う、うぅ……」

 

((え、えぇぇぇぇッ!?))

 

 東島さん、号泣。いい歳した大人が、ショッカーと戦うのは辞めろと言われてマジ泣きしている。まるで楽しみにしていたオモチャを取り上げられた子供のように、恥も外聞もなくガチ泣きしている。

 

「い、イヤだッ。イヤだッ!!

 

「い、イヤだ?」

 

「俺は、仮面ライダーなんだ! 仮面ライダーで、ショッカーと戦うんだ!!」

 

 それは何の理屈も伴わない子供の叫びだった。待ちわびていた特別な日に、大人の事情で取り上げられた子供のように、イヤだイヤだと駄々を捏ねるその姿は予想以上にキツく、また虚しかった。

 

 これで更に追い詰めるような事を言えば、東島さんの人格が壊れてしまいそうな気がして………。

 

「で、でも東島さん達って昨日ショッカー相手に大立ち回りしたんでしょ? だったら、連中に狙われてもおかしくないんじゃないかな?」

 

 つい、そんな事を口に出してしまう。

 

「そ、そうかな! ショッカーに狙われちゃうかな!」

 

 ………なんでこの人命狙われていると言われて喜んでるんだろう。他の三人も同じく嬉しそうに頷いているし、なんなんこれ?

 

「元より、俺達はショッカーとは決着を付けるつもりだ。たとえ命が狙われるとしても、退く訳にはいかない」

 

「そうね、その通りだわ」

 

 尻餅さんもスーツのお姉さんもすっかりその気だ。え、この人達なんか特別な力を持った人達なの? 俺みたいに変身できるの?

 

「いや、私達怪人相手に束になっても敵わなかったじゃない。どうすんのよそこは」

 

 ユカリスさんから再び告げられる至極当たり前な正論。………いや正論かコレ?

 

 しかし、そんなユカリスさんの正論も尻餅さんはフッと笑みを浮かべる。

 

「おい仮面ライダー、お前は目の前に今のままでは勝てない相手が出てきた時、どうする?」

 

「っ! それは勿論特訓だ」

 

「そう、特訓だ。俺達仮面ライダーは相手が出てきた時、ひたすらに己を鍛え直すのだ」

 

 ドヤ顔でそう語る二人だが、ユカリスさんはただただ引いていた。俺? ………まぁ、強い敵が出てきた時は五代さんも特訓してきたから、間違ってはいないんじゃないかな。

 

 実際、怪人と本気で戦うつもりなら強くならなきゃいけないわけだし。

 

「10日後だ」

 

「ん?」

 

「いいか、それぞれが10日間特訓の後……この中で一番強い奴を決める」

 

「─────は?」

 

 唐突に出てくる尻餅さんからの言葉に呆気に取られてしまう。

 

 え? 一番強い奴を決める? 何で?

 

 え? この人達って仲間じゃないの?

 

「いいだろう」

 

「いいわよ」

 

「なんでやる気になれんだよ、なに言ってんだアンタ等」

 

 何で特訓=戦うみたいな流れになってんだ。見ろ、ユカリスさんだって「なに言ってんだコイツ」みたいな顔してんぞ。

 

「なに言ってんだコイツ」

 

「言っちゃった」

 

「て言うか、俺も参加なんです?」

 

「当然だ」

 

「俺、一応ダグバになれるんですけど」

 

「だからなんだ」

 

「変身、しない方が良いですか? でないと多分……加減出来ないし」

 

「バカヤロウ、舐めるなよ、お前俺は勝つぞお前」

 

 どうやらダグバ()も強制参加らしい。その日は大学休みだけど………後でおやっさんに休みの報せ入れないと。

 

「あの……その前に一つ私から白銀君に聞きたいことがあるんだけど」

 

「あ、はい。何でしょうスーツ姉さん」

 

「私は岡田ユリ子。それで質問なんだけど………そもそも、どうしてあなたはダグバになれるの?

 

「つーか、何で怪人がショッカーと戦ってるの?」

 

 漸く振られた自分への質問。何だかここまで矢鱈と時間が掛かった気がしたが、改めて俺は自己紹介から話を始めた。

 

 ショッカーと蜘蛛男を目撃し殺され掛けた事、気付けばダグバになっていて、目的が自分をダグバに改造したであろうショッカーに普通の人間に戻して貰う為に戦う事など、自分なりに要点を纏めて説明した。

 

 意外にも俺の話にみんな静かに聞きいてくれて、話は恙無く終了した。

 

 そんな、自分の話を最後まで聞いてくれたユリ子さん、三葉さん、ユカリスさんは大変だったなとか、洗脳されていない怪人ヤバーとか、色々と反応はあったが。

 

「狡いぞー!!」

 

「狡ーい!!」

 

 目の前のバカ二人は終始こんな感じだった。

 

 そんなこんなで、自分はいつの間にかこの人達の仲間となり、10日後尻餅さんの住みかで特訓という名の果たし合いをする事になった。

 

 そして、解散時。

 

「ねぇミツバ、私クウガってそこまで詳しくないんだけど?」

 

「帰ったら一緒に見よう、説明するから。………ただ」

 

「ただ?」

 

「トラウマにならないよう気を付けてね」

 

「そんなヤバい特撮なの!?」

 

「個人的に15話がヤバイ。今も時々夢で見る」

 

「怖いんだけど!?」

 

(分かるわー、俺も未だにトラックの後ろに立てないもん)

 

 三葉さんとユカリスさん夫婦は、この後帰ったらクウガを見直すつもりなんだろう。これでまたトラック恐怖症がまた一人増える事になるな、フフフ愉悦。

 

「それじゃあ、俺はここで」

 

「あら、白銀君ってば車で来てるの?」

 

「いえ、バイクです」

 

「「え?」」

 

 何やら間の抜けた顔を晒している二人だが、俺は構わず駐車場に停めてあるバイクに鍵を差し込む。掛かるエンジン、今日もいい調子だなとヘルメットを被った俺は改めてみんなに向き直る。

 

「それじゃあ10日後」

 

 俺の愛車であるパンペーラ250。高校時代から続けていたバイト代で漸く中古で手に入れた俺の愛車。

 

「「ず、ず、ず、」」

 

 エンジンを吹かし、それでは頭を下げて夜の街を風を切る。

 

「「狡いぞー!!」」

 

 そんな俺の背中に、野郎二人からの野次が飛ばされるのだった。

 

 ……いや、仮面ライダーを名乗るのなら免許とバイクくらい持っとけよ。

 

 

 

Episode03【狡い!!】

 





Q.ユリカスちゃんはクウガを学べたの?
A.愛する人と一緒に視聴した為、無事に完走しました。
お陰で15話と34話にトラウマを抱え、ダグバのヤバさも痛感。

次回から主人公をヤバイ奴と誤認してしまう。

Q.尻餅さんって?
A.ブイスリャァー

Q.主人公から見た東島さん達は?
A.悪人ではないだろうけど変な人。

Q.二人から見た主人公は?
A.改造手術を受けたり、バイクを持ってたり、言いたくないけどつい嫉妬の言葉を口にしてしまう。
全て、仮面ライダーを愛しているがゆえに。

尚、主人公は本作のツッコミ要員になる予定。


次回【蹂躙】

ラスボスの脅威、とくと知るがいい。




自分が最初に召喚した星5鯖は三蔵ちゃんでした。

初めて宝具5にしたのはククルカン。

多くの出会いと別れ、笑いと涙、爆死という悲劇を含めて、この旅は非常に満足したものだった。


ありがとうFGO。
今はただ、このゲームと出会えた事に感謝を。

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