おはよう或いはこんばんは。これがもし届いていたなら早急に対応を願いたい。こちら黄昏本日9時27分オペレーション【梟】でのヨル・ブライア、アーニャ・フォージャーとの団欒中原因不明の光が発生。瞬時にその場から離れようとしたが間に合わず視界がブラックアウト。次に目を空けたら高度育成高等学校 別紙記入 なる日本の首都東京にそびえ立つ国立の学校にヨル・ブライア、アーニャ・フォージャーと共に校門前に立っていた。この時の外見の変化、服装の変化についても 別紙記入 …これは冗句ではない。オペレーション【梟】の相続の危機だと思ってほしい。それでは切に対応を願う。
ふぅ…取り敢えずこれで打てる対策は打った。…しかし学校でスマホを配られたのは僥倖だったな。国管理のものだからかそれても時代が違うからなのかしっかりとしたセキュリティだったな。それでも制御システムを乗っ取るのは造作もなかったがな
…さて。次はこの世界…ひいてはこの学校についてわかったことを纏めるか。まずこの世界では1990年東西統一が成されているということ。これは正直一番驚いた。俺が知っている主要な人物が軒並み違う人物として歴史に名を刻んでいるのだ。確かに政治家や著名な人物は都合が良いように改ざんされて後世に残すことはあるがこうも軒並み知らん人物として名を刻むのは些か奇妙だろう。正直この時点で俺はここが俺の常識とは異なる場所だと仮定した。そしてこの高度育成高等学校という場所。かなり国際的に大事な学校らしい!毎年100億ほど原因不明な国家予算があった。調べてみると全てこの学校に使われていたのでそしてこの学校の卒業生はみな国を代表する存在となっている。ある者は政治家に、ある者はスポーツ選手に、ある者は大手企業の重役に…そしてそれら全ての卒業生はAクラスで卒業している。…この学校は3年間学校の敷地内だけで過ごさなければならない、卒業したら進路がどこにでも行くことができる、そして今日のガイダンスで説明された10万ポイント…1ポイント1円換算なので10万円と入学したての学生に渡す額ではない。そもそんなことをしたら3学年×4クラス×40人×100000円で1年で5億円以上だ。100億ほどの予算があるとはいえこの学校の設備だけでかなりの額飛んで行くはずだ。寮も水道、電気代、光熱費無料だしな。そうなれば明らかに可笑しいことくらい誰でも分かるだろう。まぁ俺はデータベースを盗み見てこの学校の全てを知ったがな、しかしまさかアーニャと俺が双子の兄妹という設定とはな…意味が分からんが上手く改ざんされているということだろう。
注:ここまで1秒もかかっていない
「さて、入学式まで大分時間もありますし自己紹介でもして時間を交友関係を深めないでしょうか。」
「あぁ、俺も賛成だ。」
「ふふっ私も賛成です」
「まずは言い出しっぺの僕から。名前はロイド・フォージャーです!ドイツからの留学生なのでまだ日本について造詣が深くありません。長らく日本を過ごし、故郷としてきた皆さんたちは日本の常識というものがよく分かっていらっしゃると思います。宜しければ教えていただければ幸いです。」
「えー!ドイツから来たのに日本語めっちゃうまくない?!」
「本当ですか!ありがとうございます!来日する前から日本という国は好きだったので学ばさせていただいた甲斐があるというものです!」
「すごーい!てかこんなにイケメンなら彼女とかやっぱり居るのかな?!」
「えぇ、妻が」
「え?え?えぇぇぇぇ?!!」
「なに!なに?!妻って!この年でそれとか外国進みすぎでしょ!」
「確かに凄いが!この年で家庭を持つとは…外国とはそういうものなのだろうか…?」
「絶対違いますよ!葛城さん!あの男遊んでそうですし不貞を働いたに違いありません!葛城のように硬派な男の方が!」
「やめろ。戸塚見苦しいぞ」
「ふふっ勧誘しようと思っていたのですがこの調子だと厳しそうですね、まぁいいです。圧倒的な強者を捻じ伏せてこそ才能というものは生かされるものなのです。手始めにチェスでもしてその才能を推し量ってあげましょう」
Cクラスにて
あわわ、どうしましょう!皆さん不良さんのような人たちで仲良くできそうにありません…!カミラさんのように優しい方がいらっしゃれば良いのですが…あと血の気の多そうな方たちなので襲い掛かられたらどうしましょう?ここで誤った力加減で殺してしまったらぁぁぁ!ロイドさんやアーニャさんに失望されてしまってフォージャー家が終わってしまいます…!
「ねぇあんた。さっきから行動うるさいんだけど。私の見えないとこでしてくれない?」
「あぁぁごめんなさい!ごめんなさい!私、力加減を覚えないと夫と娘に失望されてしまうんです!」
「…は?夫?娘?なに言ってんのあんた。やばい薬でも決めてる?」
「いえ!誓ってそのようなお薬には手を出すことはないです!ロイドさんやアーニャさんに迷惑がかかりますし!」
「はぁそう。そのロイドやらアーニャやらが夫と娘?」
「っそうなのです!ロイドさんは優しくてカッコよくて私なんかより家事が上手くていっぱい私を気遣ってくれますし、アーニャさんはいんぺりあるすからー?になるために一生懸命な頑張り屋さんですし!それから、それから!」
「あー!もうわかったから!もういい!」
「あ、すいません…!一人で喋っちゃって。私いっつもそうなんです。一人善がりで自己満ばかりで…ほんとロイドさんには迷惑かけてばかりなんです…」
「はぁ、なんで私がこんなことしなきゃいけないの…ねぇ、あんた、そんなウジウジすんな、卑屈になるな。あんたが良いって選んだそのロイドってやつに失礼だろ。前向けよ。」
「っち、らしくないこと言った。忘れて」
「…いえ!本当にその通りだと思います!私が卑屈になったらえと、その選んでいただいたロイドさんに失礼なので!私頑張ります!ロイドさんのお役に立てるように!」
「…あっそ。じゃあね。私は帰る」
「あ!ちょっと待ってくださーい!名前を名前だけでもー!」
ロイドの内面書いてるとまじで止まらなくなる。原作でも会話の途中でアホほど思考を巡らしてるから止め時がわからない。おれの中のロイドがまだ思考を止めるなと言ってくる、止めた。