むくろ君は勉強ができない。
アィェェェ!?!?バーオレンジィ!?俺喜びの舞。ランキングに載っててさらに狂喜乱舞。そして爆速でバーがイエローになりました。調子乗ってごめんなさい()
あと13話から15話って圧縮工事したほうがいいのか悩んでます。アンケートはあるから感想で教えてクレメンス。
次の日、私はいつものようにシャーレへと出勤した。
「むくろ君、勉強しよう!」
「仕事終わっていないでしょう?また発狂するつもりですか?」
「それならフォルトゥナにお任せください!むくろ様の分まで終わらせて見せます!」
「……いや、フォルトゥナと俺が手伝っても結構ギリギリで…………」
「何やってるんですか!勉強して下さい!」
何処かで聞いたことのある文言と共に勉強しろと言われる。仕方がないので私は先生に教えてもらう事にした。
「ここはこうで……」
まず解き方を教えてもらい、問題を解く。そして採点を受け、それを修整する。
「これは何処を間違えたのでしょう?」
「ここは…………」
先生と言われるだけあり教えるのはとても上手い。そのおかげがその日はかなり覚えられた。1日で覚えた量としては、それなりの量覚えられたのではなかろうか。
「おつかれ様。よく頑張ったね」
「いえ、先生の教え方が上手いだけですよ」
「勉強はちゃんと本人が頑張らないと行けないものだから…………」
そう言うが、先生がいなければ私は未だに二次方程式に恐怖を覚えていた頃合いだろう。
「……フォルトゥナちゃんとユズキちゃん、そっちはどう?」
「出来ました!」
どうやらフォルトゥナは仕事を終わらせたようだ。とは言え先生がしなければいけない分は残っているため手伝えることは無く私とフォルトゥナとユズキは早めに帰る事になった。
次の日はトリニティでの放課後の補習授業を私も受ける事になった。私は無念達の声を無理矢理抑え込む。うるさい、黙れ。私は聞かなくてはならないのだ。
それでも無念達は鳴り止まない。まるで耳元でアラームを鳴らされ続けているかのような不快感があった。だがそれでも授業に喰らいつく。耳で聞き取れない物は板書で補い発言の予測を立て、遅れない様に必死になる。
そして授業が一時的に休みになれば外に出て、無念達の声を抑えようと努める。
「…………」
だが、アズサも追いかけてきていたようだ。また無念達の声が強まる。だがアズサは幾分かマシだった。
「……どうされました?」
「どうしてここにいるのか、聞きたくなった」
「どうして…………あぁ……」
私はゲマトリアの付き合いでベアトリーチェの元へ行くことがあるが、その時に面識を作ったのだろうか?…………まあいい。
「私はシャーレの補佐官に任命され、それを全うしているだけです」
「…………そうか」
「マダムの様子は?」
「……あぁ、いつも通りだ。そう言えば、お前の事を呼んでいたな」
呼ぶなら電話しろ…………と言うのは野暮だろうか。
「分かりました。いつですか?」
そして私はアズサから待ち合わせの時間を聞き、その日は終わった。
それから何日か過ぎた後来たる日、一次試験が行われた。私も同様の試験を受けた。結果は100点満点中85点。あの短期間にしては上々だろう。
「よく頑張ったね!」
「意外とやるじゃん…………」
「あらあら、フォルトゥナちゃんが馬鹿と言っていたので侮っていましたが、ヤる時はヤる方なのですね」
「あぁ……」
無念達の呻きのせいで意識が薄れかけるが、それをどうにか堪え意識を保つ。一刻も早く抜け出したかったが、楽しそうに話している手前その雰囲気を破壊する行為は厳に慎むべきだろう。因みに他の者の結果は私の知っている通りだった。
そしてその日の夜、私は約束の場所へ向かった。
「…………来たか」
いつものようにサオリが私を迎え、ベアトリーチェの元へ連れて行く。ベアトリーチェと合う時は、彼女の方へ向かう。身元バレを避けておきたいのだろう。
無念達は相変わらず呻く。だがそれは昼よりも幾分か弱く
「お久しぶりです」
「随分忙しいのだな」
「えぇ。最近は何故か勉強させられています」
「……そうか」
「意外と覚えられているのですが…………直に忘れるので意味はないですね」
「意味はない、か」
「貴方は忘れないので、その点はやはり羨ましいですね」
当然忘れないに越したことはないだろう。その点に於いてはやはり羨ましい。
「マダムはやはり相変わらずですか?」
「あぁ」
「はぁ……人を道具として扱うなら、手入れ位怠らないべきだと思います」
私はサオリと下らない会話を交わしている内に、いつもベアトリーチェがいる建物の前についた。
「ここだ。私は中に入らない。行け」
「分かりました」
そして私は聖堂の中へ入った。中の祭壇でベアトリーチェは優雅に座り込んでいた。
「遅いですね」
「忙しいのでお許し下さい。マダム」
「貴方がその呼び方をしないで下さい。気味が悪い」
冗談のつもりで言ったが何故気味が悪いと言うのだろう。何故なのか分からなかったが、ここは流す事にした。
「それで…………一体どのような要件で私を?」
「それは決まっているでしょう?」
「…………あぁ、成る程」
私はベアトリーチェの元を訪れると毎度の如くアリウススクワッドと戦っている。曰く『殺しへの抵抗を薄れさせる為』だそうだが、死なない化け物を殺しても余り意味はないような気がしていた。
だがやって欲しいと言うのなら断る通りはない。と言うより断ると面倒なので受けている。代わりに様々な物(生徒の血や髪の毛)を貰っていることもあり、特に断る気はなかった。
「また訓練ですか」
「えぇ。それにプラスして貴方に依頼したい事があります」
「……何でしょう」
また碌でもない事を頼まれるのか……そう心の中で悪態をついた。
「調印式の日、我々アリウスの味方として戦っていただけませんか?」
「…………」
何故その質問が飛んできたのか分からなかった。そんな物、回答は一つしかないだろう。
「逆にお聞きしますが……どうして私が協力する必要が?」
「当然ですが貴方は戦力として非常に強力です。是非とも私の崇高を実現させるのに協力して欲しい」
「無理です」
食い気味にそう答える。
「私はキヴォトスの防衛装置であり先生の補佐官です。シャーレに仇なす者は全て叩き潰すつもりです」
「そうですか…………残念です」
だがベアトリーチェの目に悔しさはなかった。
「それから前から思っていたのですが……」
「……何でしょう」
「貴方、生徒を一人食べてみませんか?」
「それはどういう」
「生徒の血肉が必要なら一人丸々食べられるのではないでしょうか」
ベアトリーチェは笑みを浮かべる。当然だがこれも断る。私は生徒を食う必要があったとしても喰らいたくはない。
キヴォトスを守る為には、生徒を喰らうなどあってはならない。
「丁度良い出来損ないを抱えているので…………」
「いえ、結構です」
「左様ですか。それでは外へ。戦っていただきますよ」
「…………」
そして私は少し広い、だが幾つか瓦礫のある場所へ案内された。そこではアリウススクワッドが待機しており、周りにはアリウスの生徒がいた。
「またやるの?」
「あぁ。だが向こうも無敵じゃない。勝機はある」
「ほ、本当にやるんですか?……」
「やっても大丈夫だと言われているだろう」
「お久しぶりです」
「来たか。今回も互いに手抜きはナシだ」
「当然です」
手抜きは契約上許されていない。だから私は本気でやり合うつもりだ。幾ら暴れようとも文句が言われない、故に私のストレス発散代わりににもなっている。
だが大抵やり過ぎてボロボロにしてしまい、治療に時間がかかってまた来るのは当分先……と言うのが通例だった。
「皆さん揃っていますね…………それでは早速始めていただきましょう」
ベアトリーチェがそう言うと、アリスクはすぐに瓦礫へと身を隠す。私も答えるように左手の親指付け根辺りを噛み、力を解放する。
「さて……今回はどういう作戦でしょうか……」
楽しみだ、そう口にこそしなかったが心の中ではそう思っていた。
「…………」
「おや……」
姫が姿を現す。どういうつもりか分からないが、姫はこちらの近接を躱される且つサブマシンガン持ちと相性最悪である。
ならばどうするか……答えは決まっている。相性最悪だろうと、私の有利な近接で仕留める。それ以外選択肢がないとか言ってはいけない。
「ふっ!!!!」
私は地面を全力で蹴り、姫にその散弾銃を
ドゴーーーーン!!!!
「っ!!!!」
「いい反応です」
躱されるがこれはジャブ。すぐに振り上げかち上げを狙う。
ギィィィッ!!!!
「っ!」
だが姫はそれを弾いた。こんな芸当どこぞの葦名の化け物が使う技術だろうに…………独学で習得したとなれば凄いの一言では片付けられないだろう。
私は体勢こそ崩されないが、弾かれた事で僅かな隙が出来る。
カチャッ……!
(射撃……足!)
私は姫が銃口を向けたのを見て勘で躱し、姫の側面に回り込むように跳ぶ。足は狙われやすい。私が脅威とされる近接を強要する機動力の根幹なのだから潰すのは当然だ。
(あっ……跳びすぎた)
弾かれた事の驚きか、私は地面を蹴る力の調整を忘れ姫と少し距離が離れてしまう。
ダダダダダダダダダ!!!!
それを姫が見逃すはずもなく、彼女のスコーピオンEV03は火を吹く。私はそのまま全力で地面を蹴りながら彼女を中心に円を描くように回避する。
(ヒヨリが怖いな…………流石に隠れましょうか)
私はすぐ近くの瓦礫に身を隠す。悠長にはしていられない。ミサキが瓦礫の崩落を狙いロケランを突っ込んで来る可能性もある。
タッ!!!!
ドーーーーン!!!!
(やっぱりか……)
私が瓦礫から離れた途端に爆撃され、崩れ落ちていた。
ダダダダダダダダダ!!!!
畳み掛けるように弾丸が飛んでくる。私は次の瓦礫へと跳ぼうとする。
ズガァァァン!!!!!
「っ!」
刹那、私の右足が穿たれる。当然右足は形を保てず膝から下は消え去る。だが私は構わず左足で無理矢理蹴り、瓦礫に身を隠す。
(ヒヨリがノーマークだった!……)
私は足の回復を待ちたかったが許してくれなさそうなので、無理矢理跳び、回避する。
ドーーーン!!!!
ダダダダダダダダダ!!!!
姫とサオリの弾幕を、私は左足と欠けた右足で躱しミサキかヒヨリを探す。
(嫌な感覚…………誘導している?………………成る程、そうか)
私は何となく狙いが分かった気がする。私は近接でやられる前に一息でやるスタイル故、弾幕は躱さざるを得ない。つまるところ、姫が一旦私の猛攻をしのいで距離をとらせつつヒヨリとミサキを隠れさせ、ミサキが瓦礫を破壊して逃げ場をなくさせヒヨリで足を狙い仕留める……と言う算段か。
であれば……私もむざむざやられる訳にも行かないだろう。私は瓦礫に
タッ!!!!
ドーーーーン!!!!
回避が右足が欠損している為か若干逃げ遅れた。私の左腕は瓦礫に巻き込まれてしまった為に、右手のみでの戦闘をせざるを得なかった。
だが僅かでも軽くなった事でどうにかサオリには肉薄出来た。
「結構ボロボロだな!」
「お陰でね!」
私は散弾銃を振る。私はそれを引くと読んで先の方に振る。
「っ!!!!」
「!?」
だがサオリは私に密着するように詰めてきた。普段は左腕で殴り倒している所だが、ない為私は対応が遅れる。
カチン!!!!
(これは…………何かの作動音か!)
そう思った瞬間、私の意識は失われた。
「……倒した?…………」
「いや……こいつはどんな傷だろうと再生する。警戒は怠るな」
意識は朦朧とし、何も感じられない筈……いや、声は聞こえる。これは戦っていた相手の声のはずだ。声が聞こえる……つまり私は左耳……いや頭左半分は再生しているようだ。
私は体がどこまで動かせるか、わずかに動き感覚を試す。どうやら右腕は再生されているが、胸より下は感覚がなく再生されていないらしい。取り敢えず私は声の主を掴む事にした。
ドゴーーーーン!!!!
「えっ!?」
私は何も見えないが、確かに何か掴めているようだ。最初に壊された瓦礫、そこにどさくさに紛れて千切っておいた左腕が役に立った。私の左腕は瓦礫に仕込んでいたのだ。
体が全壊し形がなくなれば、今最も形の残っている部位から再生されるようになっている。先程左腕は瓦礫に巻き込まれていたが、逃げ遅れた事が理由とは言っていない。
(仕込んだ瓦礫の近くで体が全壊されなければ注意を引いて掴むことなんて出来なかっただろうが、存外やれるものだな)
私はまだ胸から上(しかも頭は左半分)しか治っていないが私の膂力で無理矢理瓦礫を飛ばす。
ドガーーーーン!!!!
「っ!」
右手で地面を掴み、掴んでいるのを取り敢えず持ち上げて後ろの方に叩きつける。
「がっ!!!!」
掴んでいたのはサオリだったようだ。推測するに自爆特攻でもしたと見れば、意味不明な怪力に振り回され地面に叩きつけられれば当然気絶するだろう。
「ふん!!!!」
ビュン!!!!!!
「えっ!?ちょ)ゴン!!!!
私はアリスクが混乱しているうちに近くの瓦礫から手頃な石を拾い爆速で投げ、ヒヨリにヘッドショットを決める。
「ちっ……化け物…………!」
「…………」
残り2人、私は腹までは再生が終わっていたので腕だけで走って追いかける。
「キモい!化け物!」
「体を全壊させておいて今更ですよ!」
私は這いずりながら石を拾っては投げ、拾っては投げを繰り返す。客観的に見れば最早B.O.Wなのだろうが、勝てればよいのだ。
それにここまで追い詰められ、人目も何も気にせず暴れ散らかせるのは楽しい。
ゴッ!!!!
「っ!!!!」
そして石はミサキの頭にクリーンヒット。ミサキは気絶してしまった。
残るは姫一人。瓦礫には爆弾が仕込まれている可能性も考慮して一息で仕留める。そう思い、私は腕に力を込める。私は腕力だけで瓦礫を踏んで立体機動をしながら探す。
「!」
私は姫を見つけるが、同時に姫も私の事を見つける。姫は銃口を向けるが私は気分が高揚していたのか、それを躱そうとは思わなかった。
代わりに周囲の空気を思いっ切り吸い込む。
ダダダがぁぁぁぁぁッ!!!!!
スコルピウスEV03の銃声とほぼ同時に咆哮し、空気弾を飛ばす。
「っ!!!!」
正直出来るかは分からなかったが、姫は咆哮に耳を塞いだ事で空気弾に当たり吹き飛ばされる。
「…………ふふっ……」
あぁ……楽しかった。そうは言わなかったが、私は喜びに満ちていた。
「勝負ありました……が…………」
「……どうされました」
「そんな笑みを向けないで下さい…………気味が悪い」
私は頬に触れると頬は大層歪んでおり笑みを浮かべていた。だがそれは是としたくなるほど私の気分は良かった。
「……すみません。ですがここまで気分が高揚しているのは初めてです。ありがとうございます」
「…………いいです。早く帰ってください」
「分かりました」
全力で戦えるこの愉しさは、ここでしか味わえない。また来よう。私は爆殺された場所にあったシャツとズボンを回収し、置いてあったスーツと共に着替え直す。
さて……私は…………帰らなければ行けない場所があるはずだが……駄目だ…………どうだったのか思い出せない。思い出という思い出は思い出す事が出来なかった。
それでも私は家へと戻った。記憶が危ういにも関わらず家の場所だけは覚えているようだった。
「おかえりなさいませ!むくろ様!」
「あれだけ壊滅状態だったのに赤点回避したんでしょ!やるじゃん!」
「…………?」
私は何があったのか分からなかった為にキョトンとしてしまう。と言うか、この子達は誰なのだろう?忘れた記憶の中で招き入れたのだろうか?……
一旦は知ったように振る舞っておこう。そう思って喋ろうとした瞬間、黒髪の少女は一瞬悲しい表情を浮かべ、すぐに怒った様子でこう言った。
「まさか……また忘れたんですか!?!?」
こんな早さでバレるとは思わなかったが、説明する手間が省けそうなので無言で頷いた。
「はぁ……マジサイテー」
「ぐっ!」
銀髪の方のその言葉はどう言う訳か私の精神に深々と刺さった。
「まあいいです。私達は貴方の雇われですよ」
「雇われ……?」
「ほら、これ!」
そう言って銀髪の子は何処からともなく契約書を取り出す。読んでみれば確かに私が書いた若干汚い文字で書かれており、彼女らとはきちんと契約を交わしたようだ。
「本当は義務教育が壊滅的だったむくろ様の勉学成就を祝ってパーティーの予定でしたが…………」
「…………申し訳ありません」
「いいんだよ。無事で帰ってきたんだし。それに美味しいものをいっぱい食べるのは何時でも嬉しいからねっ!」
「はい!その通りです!」
「そうですか…………なら、食べましょう」
私はどうしてか見慣れた光景のように、家の中に入って行く。この楽しい時間が続いたらいいと、何故かは私はそう思えた。
そして私はパーティーを楽しんだ後に眠ってしまった。
いつまで幸せが続くんでしょうね()
むくろ君意外と飲み込みは早いです。地頭はいいってやつですがすぐ忘れるので結局バカです。
フォルトゥナのビジュ!描くのだるい!あと女子描くの苦手!
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