結局、買い物は別のスーパーで行った。
ただ、それなりに強力な悪魔が出てきた以上は後始末も必要であり、それは戸籍復旧によって正式に『新人デビルハンター、種ヶ島譲司』となった俺が片づけた。
新人ったら新人です。
まあ火山の悪魔については死体が全部弾薬になっているので証明できなかったが、樹海の悪魔については正式に申請し、恐らくは受理される事だろう。
そして指定した口座に報奨金が振り込まれる事だろう。
俺からすれば割と鎧袖一触って感じだったが、世間一般の水準では公安案件の結構強い悪魔だったし、私立大学の学費ぐらいは出るんじゃなかろうか。
結局そのあたりの始末の為に拘束されて予定が後ろ倒しになってしまったが、それ以外は概ね予定通りに進行した。
◆◇◆◇
5人でカレーを食べながら話すのはやはり先ほどの悪魔たちについてである。
「ジョージ君、あの時絶対にサボってたよね?」
違った、俺のサボタージュについての断罪だった。
実際のところ滅茶苦茶に手を抜き散らかしていたのは間違いないので、ぐうの音も出ない。
単純に『デンジとレゼと一緒に戦う』という構図が楽し過ぎた。
まあ機動力の都合でデンジとレゼはほぼ別の戦場だったが、それはそれでゲームメイクが楽しい。
そんなわけで、出来るだけ長く続けていたかったという側面が無いといったら嘘になる。
が、流石にそんな本音を言ったら怒られるだろう。
何とかして誤魔化さなければ。
「……何のことやら」
「いや無理だから。
「まあそれはそうか」
実際、マキマに対しては拳銃なんて大して使ってなかったしな。
基本的には銃の悪魔の能力である『銃撃の創造』だったし、実弾を使うならちゃんと大物を取り出していた。
現実問題、銃の威力は放つ弾薬に依存する。
銃とはどこまで行っても弾薬を発射するための筒でしかなく、それそのものに大した価値は無い。
だからこそ、そのあたりの制約を全て無視できる『銃撃の創造』が便利で強いわけで、銃を生み出して使用するバリューなんてものはぶっちゃけ何も無い。
じゃあなんでやってたのかと言うと。
銃の悪魔の能力がどれだけ便利か知らないが、俺に言わせりゃあ……ロマンに欠けるな。
よし、これで行くか。
それなりに本音入ってるし、多分説得力があるだろ。
「確かにあの状況なら一撃で全てを片づけることは出来たが……俺に言わせりゃあ、ロマンに欠けるな」
「いや、生き死にの鉄火場でロマンに走らないでくれない?」
「……ぐうの音でも出ないッ!」
「あ、論破された」
「そんなに全力で言う事かよ」
でも大切だと思うんだよなァ、ロマン。
結局デビルハンターなんてものは毎日が生き死にの博打みたいなものだ。
それも一撃で人生アガりってほどの金が手に入る訳でもない、リスクリターンが釣り合わない博打。
俺は幸運にもそれなりの戦力を持っているからそうでもないが、それでもうっかり根源的恐怖の悪魔とかにエンカウントして死ぬ可能性はある。
まともに向き合ったら発狂してしまう様なこのストレスを若干でも中和しようと思ったら、仕事の外で散財するか、仕事の中に楽しみを入れていくぐらいしかない。
それは殺し合いの中で擦り減った人間性を補充する大切な儀式だ。
少なくとも、俺はそう思っている。
まあ『真面目にやれ』という意味では何の反論もできないのはそうなんだけど、世の中には真面目なおふざけというものがあるんです。
これだけはハッキリと真実を伝えたかった。
「てかジョージが本気出してたらあの黒い玉が出てくる前に終わったって事か?」
「黒い玉……あぁ、アレな。そうなんじゃね?」
「えっじゃあ私、いよいよ無駄に一回死んだってことになるじゃん」
「いやその……えーっと……」
力強くサムズアップして。
「領域対策を持ってないお前が悪い」
「開き直った」
「責任転嫁した」
「この泥棒猫!」
「そう言われると実際弱いけどさぁ……」
ナユタよ、泥棒猫とは何も考えずに使うタイプの罵倒ではないぞよ。
エゴイスティックな話をするなら、俺の能力をどのように使おうと俺の自由。その自由を行使して何が悪いという話だ。
一回死んだことを不服に思うなら、死なないように力を付けろ。死んでしまったお前が悪い。
とまぁ、そういう論法である。
ちょっと嫌な奴になってしまうからあんまり使いたくないんだけど、正直デンレゼの俺に対する好感度って『家にきたらまあ歓迎はするし話も聞くけど自分の方から話しかけようとは思わない』ぐらいがちょうどいいと思うんだよね。
「……そもそもの話なんだけど、あれって対策とかあるの? 主観的には気が付いたら死んでた、ぐらいだったんですけどぉ?」
「悪魔って異空間生み出す奴いるだろ? 永遠の悪魔とか」
「あぁ、アイツか」
流石に一度戦ったことのあるデンジは理解が早かった。
あの時は『死にたくなるまで殺し続ける』というノーベル賞ものの大発明で撃破したわけだが、なかなかに厄介な悪魔だったと記憶に残っているのだろう。
「樹海の悪魔が使ってきたのは、その応用発展技って所かな。悪魔には標準搭載されている機能を下敷きにしてるから、一応はどの悪魔にも使えるかもしれない技術だ。俺はこれを『領域展開』と呼んでいる」
「ふーん。で、対策は?」
「こっちも領域展開するのが一番丸い」
「何の対策にもなっていない」
「それができるなら苦労しないよ」
「よくそんなドヤ顔ができたね」
「この泥棒猫!」
「よくわからないからって、とりあえずで罵倒するんじゃありません」
全く、どこでそんな言葉を覚えたんだか……俺か。
ぶっちゃけ領域展開返し以外のまともな対抗策がないんだよな。
本当に何もかも元ネタと同じというなら色々考えようもあるが、これはあくまでも結果に対する便宜上の呼び名であって、その内実は全く違う。
故に、元ネタに存在していた領域対策がほぼ使用不能なのだ。
まあ一個だけ使えそうなのがあるから、やってみてはいるが……あまり芳しくない。
「だからまあ、現実的な対策としては単独行動をせずに、相互の蘇生に備えておくこと、としか言えんわな」
「使われたら終わりって事か。ンな事あるかぁ~?」
「永遠の悪魔で考えてみろ。アイツがチェンソーの届く場所に出てきてくれたら殺せるだろうが、そのままずっと干上がるなり発狂するなりを待たれてたら勝ち目ねえだろ?」
「なるほどな……ん?」
ここでデンジが違和感に気付く。
「なんで永遠の悪魔のこと知ってんだ?」
「確かに。しかもなんか、共通認識って感じだったよね。それって2人とも永遠の悪魔を知ってる前提じゃないと出て来なくない?」
「デンジがやったのは岸部さんから薄ぼんやりと聞いた」
嘘である。
「で、俺が知ってる理由は俺もやったからだな」
「アイツ死んでなかったのか」
「いや、バッチリ死んでたと思うぜ。だがその後に転生したんだろ。死ぬ度に現世と地獄を行ったり来たりするもんだからな」
「へー、そうなんだ」
この辺の悪魔絡みの知識ってどの辺まで言っていいんだろ……まあ良いか。
「どうやって勝った?」
「領域展開して異空間壊して本体引きずり出した」
「それ出来るんだ……」
「便利そうだなァ~、俺にも教えてくれよ」
「……多分碌なことにならないから却下」
「えぇ~!?」
デンジが領域展開を習得するって事は、アレだろ?
チェンソーマンの『存在を消す力』が必中化するって事だろ?
そんなのもうこの世の終わりじゃねえか。
なんだ、あらゆる概念をちゃんぽんにして胃袋の中で新世界でも作るつもりかテメーは。
この力で僕は新世界の神になるってやかましいわ。
「じゃあ私は?」
「お前経由してデンジに流れるだけだろ」
「私もダメ?」
「お前はまずヨルとのコミュからな」
「私は?」
「今日はもう
ちなみに、指は既に再生している。
我ながら便利な体をしているもんだ。
「んだよケチ~」
「そう言うなって。俺だって好き好んで世界を滅ぼしたくは無いぞ」
必要に応じてならまあ別にやるけども。
「世界ィ~? なんでそういう話になんだ」
「あ? あー……そっか、お前チェンソーマンの能力知らねえのか。心臓持ってるくせに」
「え、知ってんの?」
「一部界隈では結構有名だぞ?」
「マジかよ……」
なお前世を含むものとする。
「まあ一応国家機密クラスの話だから、知らないのも無理はあるまい」
「国家機密クラスの話が結構有名な界隈とは一体……?」
「レゼは知ってるんだっけ?」
「知らない。まあ、ソ連なんて超大国がわざわざ工作員を派遣するぐらいだし、なんかあるんだろうなとは思ってるけど」
「アサは?」
「なんかヨルがチェンソーマンに拘ってるのは知ってるけど、能力は知らない」
まあ、そんなもんか。
「ナユタは?」
「この泥棒猫!」
「それ止めな?」
そもそも誰宛てに言ってんだ。
「んー、これ言って良いのかな」
「別に良いでしょ。本当の意味で当事者なのってデンジ君だけなんだし、デンジ君以外だけ盛り上がってもしょうがないでしょ」
「そりゃそうだな。まあ言った所で多分ピンと来ないと思うし、良いか」
さてどうやって説明したものか……これ過去まで含めて改変されてるから、認識するのが難しいんだよな。
常時CKクラス-再構築シナリオな訳だし。
ここはマキマに倣おうか。
「レゼはさあ、ナチスがユダヤ人に何をしたか覚えてるか?」
「なに? 急に……なちす? 初めて聞いたけど」
「ナチス、アーノロン症候群、第二次世界大戦、粗唖、エイズ、核兵器、比尾山大噴火」
どれも聞いたことのない単語なのだろう。
全員が首をかしげて、頭の上に疑問符を浮かべている。
「人なら誰しもが持っていた第六感、子供の精神を壊す星の光、寿命を迎えると死の他にあった4つの結末……」
「……なんの話?」
「それらすべてに、それを冠する悪魔がいたが……いずれも消え去り、もはや思い出すこともできない。チェンソーマンが食べてしまったから」
「あ? どーいうこった?」
「つまりチェンソーマンの能力は、悪魔を捕食する事で、その悪魔が冠する概念を世界から消去する能力だ」
「何言ってんだよ、チェンソーは木ぃ切る道具だろうが」
「信じるか信じないかは、あなた次第!」
「一気に信憑性が落ちたな」
まあこんなもん、話半分で聞き流す深夜のラジオみたいな扱いで十分だ。
この能力を使うためには黒のチェンソーマンでなければならない。
黒のチェンソーマンになるためには、現在の生活が崩壊する必要がある。より厳密には、デンジが普通の暮らしを諦める必要がある。
この現象の根幹は、デンジとポチタの間で結ばれた契約だ。
デンジは『ポチタに語った夢を実現させる』、ポチタは『デンジがその実現に徹する限り心臓であり続ける』。
別にコンスタントに実現し続ける必要は無い。実現を目指し、希望を持って生きている限りはそれでいいのだ。
ポチタはデンジの事が大好きなので、この契約についてはかなり恣意的な解釈で継続される傾向にある。
典型的なのが『次に見る夢は?』なんておねだりだ。
一見すると悪魔らしい残酷さにも見えるが、契約続行の為の助言という側面もあるのだろう。
だが何らかの劇的な衝撃でデンジが絶望して『夢を実現させようとする前向きさ』が言い訳出来ない程になくなった時、この契約は不履行という事になる。
よってポチタも心臓のままでいる契約が破棄され、黒のチェンソーマンに
とまあ、これが黒のチェンソーマンが出現する、ざっくりとしたメカニズムな訳だが。
では、現在のデンジがその様な状態になる可能性はあるだろうか。
結論から言えば、ぶっちゃけ限りなく0に近い。
第1に、デンジが絶望する理由が無い。
今デンジの側にいるのは不死身の武器人間であるレゼだ。たとえ首だけになって回転寿司のレーンを流れてきても、血を含ませてピンを抜けば復活する。
パッと思いつくのはレゼが別の男に
第2に、黒のチェンソーマンを望む存在がいない。
マキマとバルエムは既に殺しているし、公安上層部は俺が監視できる。老いの悪魔は流石に対処不可能だが、老いの悪魔自体はそこまで積極的に行動をする訳ではない。人間側を抑えておけば十分だろう。
第3に、デンジが絶望する可能性は大体全部俺が潰す。
第2にも若干被るのだが、絶望する理由がどこかにあるなら、それを先回りして潰してしまえばいいのだ。
これら3つの理由から、黒のチェンソーマンが出てくる可能性は0に近い。
黒のチェンソーマンが出てこない以上は、チェンソーマンの能力が発揮される機会が無い。
そして、観測されない事象など存在しないのと同じこと。
存在を消す能力なんざ、ムー大陸と同レベルのとんでもオカルト話で十分という訳だ。
「そもそも、本当に消えてるんならなんでジョージはその辺の単語知ってるのって話だしね」
「……それは、そうかもね」
おや? レゼは少し歯切れが悪いな。
まあ軍事超大国のソ連が望む理由としては、そこそこ説得力があったのだろう。
◆◇◆◇
やがて皆が食べ終わり、夜も更ける。
アサがナユタをお風呂に入れ、デンジがトイレに立ったその時、レゼが静かに口を開く。
「……さっきのアレ、本当なんでしょ?」
「……なぜそう思う?」
明確な言葉にはしない。
それでもなんとなくチェンソーマンのことだろうと、その真剣な声色から分かった。
「きっかけはアサちゃん。なんでジョージ君が単語知ってるのかって部分」
「あぁ、確かにアレは全く持ってその通りだよな。急ごしらえのハッタリではやはり穴が多い」
「そう、本当にその通りだと思う……にしては、さ。ジョージ君、全然言い淀んだりしなかったよね?」
「……」
「まるで本当にそういう単語を知ってるみたいに、滑舌は滑らかで発音も安定してた……本当にただの嘘だったら、そんな所練りこんだりしないよ」
「まあ、もっとわかりやすい論理破綻があるもんな。まずはそこを潰せって話だわ」
「だから、ジョージ君の話は本当なんだと思う。そんな理屈を超えたのが、悪魔の力だから」
破綻しているからこそ通る筋、か。
流石にハニトラ要員として送り込まれてきただけの事はある。人心掌握の基本である観察の精度は俺の想像を超えているな。
「100点だ。花丸を上げよう」
「どうも」
「おかげで、なんでチェンソーの心臓がここまで求められるのか分かっただろう?」
「まあね。私みたいなのでも、ちょっと考えるだけでいくらでも使い道が思い浮かぶよ。でも悪魔はなんで?」
「悪魔の力は、その悪魔が冠する名前が如何に恐怖されているかで決まるってのは知ってるな?」
「うん」
「ここでいう恐怖って、実は人間以外から供給される物でも別に良いんだ」
「え、そうなの?」
「意外と盲点だろう? 虫や獣、植物……勿論悪魔の恐怖も、悪魔の糧になる」
「あ、それで『チェンソーマンを倒した悪魔』になりたいって事?」
「後は単純に、強力な悪魔の心臓を喰えば強くなるってのもある」
別に心臓である必要は無いのだが、やはり吸収効率が劇的に違うし、肉片の場合は供給源が悪意を持っている場合は生殺与奪を握られる可能性もある。
そのため相手が強力であればあるほど、心臓を狙った方が良い。
「実際、全盛期のチェンソーマンに比べれば、今のデンジは悲しいほど弱体化しているからな。積年の恨みつらみもあるんだろうさ」
「なるほど、それで……」
「お前もなかなか厄介な男を選んだな」
からかうようにそう言ってみれば。
「かもね。でも、まあ……それもデンジ君だし」
小さく頬を染めて、レゼはそう返した。
努めて冷静を装おうとしている様だが、声色や顔色に漏れ出ているぞ。
お前それでもハニトラ要員か?
「フッ、愚問だったようだな」
俺も努めて冷静にそう返して―――
◆◇◆◇
「はーいい湯でしたレゼ先ぱォオワアアアアア!?」
ナユタを伴って風呂から上がって来たアサが目撃したのは、血だまりの中に沈むジョージ。
そしてその隣で呆然と佇むレゼの姿であった。
床には当然の様にダイイングメッセージで『デンレゼ』とだけ書かれており、恐らくは何かの略語なのだろうが、その意味は推理・推測していくしか無いだろう。
レゼが言い訳の様に口を開く。
「な、何もしてないのに壊れた……」
「そんな家電みたいな!」
「この泥棒猫!」
家電だって何もしなければ壊れたりしないが、それはさておき。
「こ、これ、何があったんですか……?」
「いや、なんていうか……雑談してたら急にこうなったから……」
「雑談……? どんな……?」
あるとしたらもう、口に出したら死ぬみたいな禁句の怪談で百物語でもしてたぐらいしかないが。
よっぽどこじつけてもそれぐらいだが、一体何を話していたらそうなるというのか。
「いやぁ、何と言うか……ちょっと言いにくいかな……」
レゼとしては、チェンソーマンの能力なんてアサが知る必要は無いと思う。
デンジは当事者である以上はどこかしらで知るべきだとは思うが、アサは本当にただの部外者。こんな国家機密レベルの話なんて、陰謀論と同レベルで流すぐらいでちょうどいい。
だからこそ、その真偽を争っていた『雑談』の内容を話そうとは思わなかったのだが。
その気づかいこそが、アサの誤解を招いた。
「ま、まさか……
「えっなんでそうなるの?」
「それで強引な口説き文句に耐えられなくなってとうとう……」
「私って口説かれたぐらいで殺人を選択肢に入れる人だと思われてたの?」
そりゃまあ、半分悪魔でソ連の工作員なんだから、多少は説得力のありそうな説だけども。
なんてことを想いながらも、どこか釈然としない思いを抱えたレゼの元に、トイレから帰還したデンジが戻って来た。
「おぉい、さっきから何の騒ぎゃああああああああ!?」
さもありなん。
熱い真夏の夜、加熱された混乱はついに危険な領域へと突入する。
「ジョージィ!! なんでお前が死んでるんだァ!? 誰にやられたぁ!?」
「落ち着いて! ジョージは蘇生できるから! 尋問はその後!」
「よぉし俺の血を飲めェ!!」
「この泥棒猫!」
ダバダバダバダバ……ジャキン。
「元気100倍! ジョージ・スマイルズ!」
「まず『ありがとう』じゃない?」
「そこ?」
唯一冷静なレゼがツッコミを入れるが、場の熱量に押し負けていた。
「ありがとうデンジ。で、一体何が?」
「お前が知らなかったら誰が知ってるんだよ」
「レゼは一部始終見てただろ?」
「レゼは『何もしてないのに壊れた』って言ってるぞ」
「んな家電みたいな」
家電だって何もしなければ壊れたりしないが、それはさておき。
「強いて挙げるなら、レゼの頸動脈から噴き出したI LOVE YOUに俺が溺れ死んだって所かな」
「その表現たまに使うけどお気に入りなの?」
「割と」
最近気づいたけど、文字数ありき+ノープロット+見切り発車で書いてるからオチが弱い